週末、松本道弘先生の映画道場で
通訳&講師してきました!
東京にまた緊急事態宣言が出てしまって
NO BORDERSからせっかく申し込んでくれていたのに
やむなくキャンセルになってしまった方もいましたが、
新しいNO BORDERSの方ともお会いできました!
来てくださった方、ありがとうございます
今回の映画道場で取り上げたのは、
リチャード・ギア主演の『Hachi』
(ハチ公物語のハリウッド版)。
もうね〜。
Hachiがめちゃくちゃかわいいんですよ。
そしてリチャード・ギアもかっこ良すぎて。
号泣する映画です。
映画道場では、私はサブ講師もさせていただいて、
英語らしいネイティブ表現をたくさん取り上げて
松本先生の解説とともにご紹介しました。
たとえば、
この写真にある「運命だな」。
リチャード・ギア演じる
「パーカー」(後にハチの飼い主となる)と
ハチが出会ったのは、運命だな。
だから、パーカーがハチを引き取るべきなんだよ。
と、友人がパーカーに言っているシーンです。
「運命」って聞いて、
日本人の英語学習者はとっさに
destiny
っていう英語を思い浮かべてしまうと思いますが、
日常会話や映画では、destinyって
そんなに頻繁に使う単語ではないんですよ。
ここの英語は、
It's meant to be.
です。
We're meant to be with eath other.
なんていう言い方をよくしたりしますが、
これは「私たち二人は一緒になる運命なのよ」
っていう意味です。
こういったネイティブ表現を
バンバン出して、松本先生に解説していただきました!
そして、マイクのコーナーでは
日米のハチ公物語の比較をしたり、
アメリカの忠犬物語を紹介したりしました。
私は、逐次通訳をしています。
マイクは、犬の映画を見ると
秒殺で号泣してしまう人なのですが、
このプレゼンをしてる時も、
映画のあらすじを話すだけで
涙をこらえきれず泣いていました
マイクは、日本版(オリジナル)の
ハチ公物語も見たのですが、
(1987年公開の、仲代達矢主演の映画)
いかにハリウッド版より日本版の
ハチ公物語の方が良いかを熱く語っていました。
ハリウッド版は、
・本筋に関係ない話はカット
・全体的に都合がいい
・脇役のストーリーは無視
なのに対し、
日本版は
・脇役のストーリーもしっかり描いている
・細部や整合性にこだわる
という特徴があるそうですよ。
(マイクによれば)
確かに、ハリウッド映画って
いい意味でも悪い意味でも、
「無駄なシーン」がないんですよね。
そのせいで、
リアルさや感情の表現が
犠牲になっている場合もあるのかも。
ちなみに、"Shall we dance?"も
日本の映画がハリウッドでリメイクされましたが、
これも、マイクの意見では
日本版の方がずっといいそうですよ。
↓オリジナル(役所広司、草刈民代主演)
↓リメイク(リチャード・ギア、ジェニファー・ロペス主演)
※このリメイクも、リチャード・ギアなんですね〜。
映画道場の参加者さんには
映画に出てきた数々の「斬れる英語表現」集を
持って帰っていただいています。
これ、毎回私が作成させていただいていますが、
本当にこれだけでも有料級。
松本先生が
日本にいながら英語をマスターした理由の一つは
「映画を見まくったこと」です。
今みたいに気軽に映画が見られなかった
松本先生の若かりし頃、
先生は、映画館に「押忍!」と言って入り
映画に真剣勝負を挑み、
真っ暗な中で必死に聞こえた英語をメモしていたそうです。
そうやって、映画を見るたびに
「ネイティブらしい、斬れる英語表現」を見つけ出し、
それを松本先生は日記に書いたり、
あるいは本に著したりしてこられました。
私も、以前はそんなに
映画やドラマを見るのが好きではなかったんですが、
松本先生の影響を受けて、たくさん見るようにしています。
今では、普通に海外ドラマとかを見ながら
「うわ〜、これは斬れる表現!」
「松本先生がこの表現好きそう!」
とか自然と思っています
映画や海外ドラマは
生きた英語表現の宝庫なので、
英語学習にはしっかり取り入れていきましょう〜!
映画や海外ドラマで英語を学ぶなら、
Netflixが最強。
(Netflixで日米のハチ公物語も見られるよ!)