少し前の話ですが、
英雑誌エコノミスト(The Economist)に
アイヌ問題が取り上げられていたことがありました。
北海道には、NO BORDERSのメンバーにも何人もいて
英語漬けアクティビティでも行ったことがある、
大好きなところです
食事が安くてウマー!
なのが最高です
NO BORDERSの方とさっぽろ雪まつりに行った時の写真。
なので、アイヌの記事も
気になって読んでみました。
ネットでは記事全文は読めないけど、こんな感じ。
(2021年6月26日号)
↓
Japan’s Ainu people have a new museum. Many feel it omits a lot
(日本のアイヌ博物館ができた。省かれている真実があると多くの人は感じている)
へ〜、「ウポポイ」って
「大人数で一緒に歌う」って意味なのか〜。
なんて思いながら読んでたのですが、
だんだんと、日本に批判的な論調に。
内容は、ざっとこんな感じでした。
・日本政府は、過去の過ちについてアイヌ民族に謝罪していない。
・アイヌの人は就職や結婚で差別され、収入が低い傾向。
・日本人はアイヌのことを何も学校で教わらない。
・漫画『ゴールデンカムイ』のヒットでアイヌが以前より知られるようになった。
・ウポポイ民族博物館には差別に関する展示がない。
・アイヌの人でも、民族博物館に1億8000万ドル(200億円)もかける必要があったのかと疑問に思ってる人は少なくない。
結構辛辣だな〜と思ったのは、この部分。
日本の保守派は、日本が単一民族国家であることを誇っているけど、
アイヌの存在を認めてしまうと、それが崩れてしまう。
日本政府がアイヌ民族に謝罪してしまったら、
パンドラの箱が開いて、朝鮮民族への対応とか
不都合な歴史問題がいろいろ出てくる(から日本政府は謝罪しない)。
まあ、私も上で書かれてるように、
アイヌのことは何も知らないので
アレなんですけど・・・
記事には「植民地時代」っていう言葉が出てくるんですが、
日本とアイヌの関係って、
スペインと南米とか、アメリカ(ヨーロッパから来た白人)と
ネイティブ・アメリカンとかとは
全然違う気がするんですが・・・
北海道と本州なんてすぐ近くなんだから、
ずっと昔から人の行き来や移住もあったと思います。
北海道にはアイヌ民族もいたし、「和人」もいたし、
明治時代より前からずっと共存してきて、
強い日本になるために、アイヌも一緒に近代化する道を
選択したんではないでしょうか??
(もちろん、その過程でいろいろ問題はあっただろうし、
蝦夷征伐もあったし、差別もあるのだろうけど)
何が正解かは全然わかりませんが、
北海道が日本の一部になっていなければ、
もしかしたら、今頃北海道は
ロシアの一部になってたかもしれません。
なんか、最近の世界的な流行ですが
こうやって二項対立を煽って、
共同体の団結を壊して弱体化させようとする構図が多いですよね。
アメリカのBLM運動もそうだし、
行き過ぎたポリティカル・コレクトネスもそうです。
最近では、アメリカで
critical race theory(批判的人種理論?)という
白人を悪魔化して、アメリカの建国の歴史を否定しようという
動きが盛んになっているとも、よく聞きます。
マイノリティを保護すべきだ!
多様性を尊重すべきだ!
差別はなくすべきだ!
と言えば、正論すぎて誰も反論できないし。
だから、お金も動かしやすいし。
(実際、200億円も出たわけですし)
アイヌ問題、やたら最近
ゴリ押しが過ぎる気がするのは、
私だけでしょうか。
私には、
アイヌ文化を保護したい、
アイヌの方への差別をなくしたい、という
純粋な意図だけだとは、どうしても思えません。
アイヌ差別問題を盛り上げて、
日本国民の分断を促して、
本当の意味で得するのは一体誰なんでしょう??
北海道の土地がたくさん
外国に買われているのは、有名な話です。
アイヌ保護区、アイヌ自治区ができて
最終的に、アイヌ独立運動・・・とかが起こったり
しないとは言い切れません。
そうなったとしたら、
裏で糸を引いているのは・・・
沖縄についても、同じようなこと書きましたが。
↓
私も外国についての記事を読む時、
その国について知識がなければ、
普通にそのままエコノミストに書いてあることを
信じてしまいそうになります。
この記事も、多くの外国人にとっては同じかも。
改めて、
自国のことも、世界のことも、
もっともっと勉強しないとな!と思いました。
(小学生並みの感想ですが)
ちなみに、
せっかくだから英雑誌読んでみたいけど、
いきなりEconomistの購読はちょっと・・・
って思う場合は、TIMEのオンライン購読がお勧めです!
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これ、ほんとにすごいので。
「TIMEはまだ難しすぎてちょっと・・・」って人は、
お料理、ファッション、インテリアとかの英雑誌も読めるので
まずはそれをパラパラと眺めるのも良いです。
1週間に1記事でも、
読みはじめてみませんか?
最初は難しくても、だんだん慣れてきますから。
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