よく、アメリカ英語とイギリス英語の違いや
違いが聞き取れないといったご相談をいただきます。
たとえば、先日いただいたのは
「私はイギリス英語が聞き取りにくいのですが、
アメリカ人はイギリス人の英語を
問題なく聞き取れるのですか?」
というご質問でした。
まず、ご存じない方のために
アメリカ英語とイギリス英語の違いについて
簡単にご説明しますね。
単語は、アメリカとイギリスで
少しスペルや発音が違ったりするものがあります。
アメリカ英語とイギリス英語でスペルが違う例:
center - centre
labor - labour
アメリカ英語とイギリス英語で発音が違う例:
schedule:
スケジュール - シェジュール
また、文法については、
たとえば完了した出来事について
「アメリカ英語ではどちらかというと過去形、
イギリス英語ではどちらかというと現在完了形が好まれる」
といった違いがあったりします。
でも、どちらも同じ「英語」ですから、
文法のルールが全然違うとかいったことはありません。
一方、アメリカ英語とイギリス英語の大きな違いは
それぞれの単語の発音です。
たとえば、「er」とか「a」とかの発音が結構違います。
アメリカ英語、イギリス英語の両方で
単語の音声を聞けるオンライン辞書で
試しに「teacher」という単語を調べてみてください。
Longman Dictionaryの"teacher"のページ↓
「チャー」のところがちょっと違いますよね。
イギリス英語の「チャー」は口を開いた音で
rを発音していませんが、
アメリカ英語の「チャー」はこもっていて
rを発音しています。(いわゆる巻き舌)
米語と英語の単語の発音の違いが知りたい場合は
こういう辞書を使って調べてみるといいですよ。
そして、もちろんアメリカとイギリスだけでなく
「オーストラリア英語」というのもあります。
私が好きな動画をご紹介させてください。
オーストラリア英語の特徴がよく分かると思います。
さて、冒頭の
「アメリカ人は、イギリス人の英語を
問題なく聞き取れるのか?」
という質問の答えは、Yesです。
もちろん、めちゃくちゃ訛りのきつい人だったら
聞き取れないこともありますが。
(これは次回話します)
で、アメリカ人だけでなく私たち日本人が
こういった英語のアクセントの違いが
聞き取れるようになるには、
どれほどの英語力がないといけないのでしょうか?
私の場合は、
アクセントを聞き分けられるようになったのは
TOEIC900点台になってからだと思います。
で、英語が堪能な人の英語を聞いて
「あ、この人、すごく上手だけどネイティブじゃないな」
と分かるようになり、
その人がドイツ人だとかロシア人だとか
アクセントからある程度推測できるようになったのは、
それよりずっと後です。
ただ、ほとんどの日本人は
英語のアクセントを聞き分ける必要はないはずなので、
「聞き分けられるようになるためには、どう勉強したらいい?」
なんて考えなくていいですよ。
たくさんの英語に触れていれば
自然にそのうち分かるようになるさ、と
気楽に考えてくださいね〜。
私とマイクのやっている
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