【夕顔306-2】偏差値50レベル☆「や」の識別☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【夕顔306-2】偏差値50レベル☆「や」の識別☆

センター試験まであと73日☆

このイラスト解釈では、毎回1問ずつ、

古文の問題を載せています。チャレンジしてみてねっ!

源氏物語イラスト解釈ラブラブ

 

【これまでのあらすじ】

天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を名のり、左大臣の娘(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬…。光源氏は尽きせぬ恋を重ねていくのでした。

ただ今、「4.夕顔」の巻です。17歳の光源氏は、五条にひっそり住まう夕顔の君に恋をし、彼女を廃院に誘いますが、夕顔は急死してしまいます。部下の惟光(これみつ)に後始末を命じ、光源氏は憔悴しきって内裏にも出仕できず、惟光と共に夕顔の葬儀へと出向きます。

 

【今回の源氏物語】

「…とあるもかかるも、同じ命の限りあるものになむある。思ひ慰めて、我を頼め」と、のたまひこしらへて、「かく言ふ我が身こそは、生きとまるまじき心地すれ」

とのたまふも、頼もしげなしや。

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夕顔306イラスト訳はこちら

 

「夕顔」の巻 をはじめから読む⇒

『源氏物語』の登場人物はこちら⇒

『源氏物語』の目次一覧はこちら⇒

 

 

 

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 ☆ 「や」の識別~偏差値50レベル~ ☆

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「…とあるもかかるも、同じ命の限りあるものになむある。思ひ慰めて、我を頼め」と、のたまひこしらへて、「かく言ふ我が身こそは、生きとまるまじき心地すれ」

とのたまふも、頼もしげなし

 

問)傍線部「や」の文法説明として適当なものを、次の中からそれぞれ選びなさい。

 

ア.呼びかけの終助詞

イ.詠嘆の間投助詞

ウ.反語の係助詞

エ.疑問の係助詞

オ.並立の格助詞

 

照れ  チュー  びっくり

 

「や」でよく問題になるのは、

疑問/反語の識別です。

ゲローゲローゲロー

 

 

疑問・反語の識別はこちら

 

 

ただ、助詞「や」には、

「~や…や」という、並列助詞の用法もあるし、

 

 

上のような、詠嘆の助詞の場合もあります。

笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

【や

【感動詞】

①(驚いた時)あっ。あれ

②(呼びかけ)おい。やあ

③(応答)おう。はい

【係助詞】

①(疑問を表す)~か。

②(反語を表す)~か、いや~ない。

【間投助詞】

①(詠嘆)~なあ

②(呼びかけ)~や。~よ

 

  ※『全訳古語例解辞典(小学館)』より

 

 

 

このブログでは、

明日更新予定の【重要古語】カテゴリで、

今回でてきた源氏物語の古文の一語一語を

文法的に解説しておりますので、

 

 

【イラスト訳】を見てもわからかった語を覚えておいて、

次の日の【重要古語】の記事を読んで

確認していきましょう!

(*^_^*)ノノ

 

 

 

 

 

 

 

【解答】 イ
 

 

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 →今回の重要古語はこちら