ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい -61ページ目

ボールスピード 反応スピード

U15GK達が夏休みに入りました。


仕事の関係で僕がしっかり観られない分を、今夏は早朝トレで補うこと
にしています。

今夏中の達成テーマは3つ
 ・FP技術(止める、蹴る)
 ・踏み切るダイビング
 ・1vs1


毎回
 ・FP技術とダイビング
 ・FP技術と1vs1
を交互に行なっています。

特に「FP技術」に関して、今年入ってきたU13GKは「蹴る量」が
不足しています。
筋力がなくても、全身のコーディネーションで「蹴れる」フォームを作って
もらいたいと考えています。

JFAGKプロジェクトでは、U12GKで利き脚:40m以上 非利き脚:30m以上
を目標としています。
まず、この「蹴る」という部分を今夏で成長してもらいたいと考えていま
す。

テーマ以外に毎回「素手キャッチング」は必ず入れています。

自分もGKとしてキャッチングトレーニングに入っていますが、GKトレ
の中で配球スピードはとても大切な要素だなぁと思います。

キャッチングできるスピードを上げていくと、最終的には「弾く」という
現象が現れます。
不思議なモノでトレーニングにしていると、ボールスピードが上がってつ
かめなくなってきても「弾こう」とは思いません。
「なんとかつかもう」としてきます。
そうすると、集中力が上がってきます。

集中力が上がると、反応スピードも上がってきます。

そして、つかむためにどうすればいいか・・・頭はフル回転しだします。

構えの手の位置や手のひらの向き
手と腕を速く動かすためのカラダの使い方
ボールがインパクトされる瞬間を観ようとする動体視力

などなど

こうなってくると「正面に向かってくるコーチの配球をキャッチ」という
すごく単純な反復トレーニングもGKが上手くなる要素をたくさん含んだ
モノになってくると思います。

だからといって、キャッチングの基礎的な部分ができていないのに速い配球
を受けさせても上手くはならないと思っています。
速い配球でミスが続いたら、少しスピードを落としてキャッチングの基礎を
確認する。
そして、また配球スピードを上げる。

勉強にいかせていただいている熊本県立大津高校のGKトレ。
ミスや失点が起こると

「学べよ!」

という声がGKコーチや周囲のGK達から発せられます。

厳しさと温かさのあるこの言葉が僕は好きで、AGKの現場でも使わせて
いただいています。
自分に言い聞かせる意味の方が強いかもしれません。

過信せず、落胆せず、僕もGK達もいつも学ぶ姿勢を持ちたい。(^0^)

U18ガーナvs環太平洋大学

8月2日、U18ガーナ選抜vs環太平洋大学の親善ゲームをU15GK達と
観戦。

今回の目的は環太平洋大学サッカー部GKコーチ:清水健太先生のコーチン
グと大学GK・ガーナGKのテクニックを学ぶこと。

やはりW-UPから観たいということで、早朝に出発。
ナビもなく山道を迷いながら、なんとか到着。(^^;

早く到着したので、GKトレを行なうつもりでいると・・・
環太平洋大学サッカー部監督:桂先生がチームより先に会場にみえられてい
ました。
フリューゲルス在籍時のキレ&スピードのあるドリブルを想い描きながら
ご挨拶。(^0^)

GKトレを始めて、しばらくたつとGKコーチ:清水先生が選手をバスで
引率されてみえられました。
清水先生はいつも笑顔で応対してくださいますが、以前お会いした時より
充実感溢れているように感じました。
GKコーチとして情熱的な日々をおくられているからなんでしょうね。(^0^)

前日にトレーニング映像を撮らせていただく許可をいただいていたので、
早々にGKトレーニングを切り上げ、ゲーム前のW-UPから撮影。
ゲームに向けて基礎を確かめるようなW-UPでしたので、とても勉強にな
りました。(^0^)

U18ガーナGKはGKコーチが付かず、GKだけW-UP。
大学GKのアップと比較すると、軽くカラダを動かす程度で終わってしまっ
て少し残念。

トレーニングマッチは非常に見応えのあるゲームでした。

前線をうかがうボールポゼッションは両チームとも同じ。
確実なボールコントロールから正確なキック。
ブロックで守備、拡がって攻撃という組織的、戦術的な面でいうと大学の
クオリティーが高く感じました。

異なっていたのは、守備的なボールポゼッションから一本ボールが縦に入っ
た後のリズム。
大学を16ビートミディアムテンポとすると、ガーナは16ビートハイテン
ポ、といった感じ。
後半に入ると大学もガーナに慣れて、攻撃をハイテンポに。
この時に得点していました。(^0^)

止める・蹴る・運ぶ・・・ひとつひとつの個人技術・精度の面は大学が上手
いなぁと感じてました。

ガーナの優れた点は
・日本だと「アバウト」と感じるパスをスピードで確実に自分のボールに
 できてしまう点、
・日本だと「ミス」と感じるプレーをアジリティでリカバリーしてしまう点
 でした。

あきらかに「ミス」なんだけど、結果として「ミス」にならないガーナの
サッカーは、「上手い」と思うより「ハァッ~!それやっちゃいますか!」
という感じ。(^^;

GKについては僕・U15GK共、大学GKのプレーがとても勉強になりま
した。

特にDFライン裏側のスペースを考えた前後のポジショニング。
DFライン背後に入れる速いクロス、スルーパスにスピードに乗って入って
くるガーナ、ここをシュートの前ギリギリにブレイクアウェイするプレーが
素晴らしかった。
一瞬の判断、スタートをしくじると、失点していただろう場面がいくつもあ
りました。

また、弾くか、つかむかの判断、そして2ndシュートにつながらないよう
両手を使って強くワイドに弾くプレーはとても参考になりました。(^0^)

環太平洋大学サッカー部の皆さんに感謝します。m(..)m
勉強させていただき、ありがとうございました!m(..)m

清水先生!また、現場で勉強させてください。m(..)m

異なる世界

毎年恒例になった他県でのGK合宿にU15GKを参加させました。

他地域の同じカテゴリーのGK達と切磋琢磨できる環境。
そして、さまざまなタイプのGKコーチの指導を受けられる環境。

他県のGK合宿に行くと、GK達は「己」を知って帰ってきます。

他地域トレセンGKやナショナルトレセンGKと共にトレーニングすること
で自分が今までやってきたことを再確認し、これからの目標と夢、やらなけ
ればならないこと、やりたいこと・・・いろいろなモノを持ち帰ります。

今回彼らの最も印象に残ったのは座学。
その中でも「スペインのGK育成」だったそうです。

バルセロナ 9歳GKの技術は、すでに今回参加した地域のU13レベル
以上のパフォーマンスに達していると感じたそうです。

「もっとやらないと・・・もっとやれる!」

これがU15GK達が持ち帰った大きなお土産でした。(^0^)

異なる世界を学ぶことは、大きな成長につながる。(^0^)

ドンドン外へ出して学ばせてやりたい。

AGK コラプシング

◆おことわり◆
コラプシングについて、僕はJFAでのコーチングを知りません。
JFAから発刊されているGKコーチング映像(DVD)にも掲載されていませ
んでした。
今回のトレーニングは、勉強させていただいた現場や先日のU21フランス
代表GKコーチ:フランク・ラビオ先生のコーチングを参考に僕なりに行な
っているトレーニングです。


コラプシングは
「足元直近を通るシュートにカラダ正面を運べない場合にシュートストッ
プ側の脚をはらって倒れ、シュートストップする技術」

というように僕は理解しています。

ちなみに「collapse」は、「倒れる」「折りたたむ」「崩れる」などの意味
があるそうですが、GK用語としては「collapse」=「倒れる」という使い
方なんだろう。

ローリングダウン・ダイビングは
シュートコースへの最短距離=斜め前プレー方向
を行なうために、踏切脚が斜め一歩前がキーファクターのひとつでした。

コラプシングの場合は「踏込む」時間はないので、「脚をはらう(抜く)」
という別の動作が必要になります。

◆キーファクター
 ・姿勢(構え&重心の位置)
 ・反応スピード
 ・動作のクイックネス


「脚をはらう角度」は基本的に以下のような範囲になると思います。


コラプシングで脚をはらう角度

※図のケースで、左脚後方に右脚をはらって、右側のボールに

 反応するGKもおられます。(フランク・ラビオ先生談)

 軸足の後方にシュートストップ側の脚をはらうことができれば

 斜め前方へのプレー方向が実現しますが、カラダの使い方と

 しては難しい対応ではないかと思います。

脚をはらう角度が0°に近ければ近いほど、ボール・手・カラダという順番
になりシュートストップの安全性は高くなります。
もし、つかめず弾いたとしても、ゴールインする可能性は低くなります。

0度に近いコラプシング

角度90°に近づくにつれて、カラダは後方に倒れていきます。
つかめず弾いた場合はゴールインする可能性が高くなります。

90度に近いコラプシング

可能な限り、脚をはらう角度が0°に近いようにするために、無駄な動作を
省く必要があります。

U12・U15で、どちらもカラダが「ストン!」と落とせないケースが目
立ちます。
ローリングダウンのように地面に近いカラダの部分から順番に着地していて
はシュートに間に合わず、地面とカラダの間をボールが抜けてしまう。

ダイビング同様、まず、上半身の使い方からトレーニングを始めました。
上半身の使い方でも着地までの動作(クイックネス)が問題になります。
動作がうまくいかず、腕を先に地面につけようとして、ヒジを地面で打って
しまう。

※正しいフォームでコラプシングを行なえば、シュートストップ側の手はシ
 ュートコースを飛ぶボールの中心を遮るため、ヒジを地面で打つことは
 ないと思います。


そこで、最初は

手の位置を低くして、ヒジも体側から少し前に出す、そして両膝立ちから
コラプシング


低い手の位置から

実際は、手の位置を下げてもヒジの高さはあまり変わらないのですが
「手の位置が低いから」という心理が働いているようで、焦ってヒジを地面
に落とさなくなります。

次に手の位置を通常の状態にして両膝立ちからコラプシング

両膝立ち

最後に基本姿勢からコラプシング

今回はコラプシングの動作を段階的に学ぶために手の位置を低くした構え
からドリルトレーニングを始めましたが、ボールとの距離が5m以上ある
場合に、低い位置で手を構えていると頭上を狙われた時に対応できなくな
ります。

この点はGKには理解してもらっておく必要があると思います。

U15GKから1名、県外の高校にトライさせることにしました。
中学での教育プログラムも異なるので夏休み中に親御さんと転居していた
だくことに。
他県で新たな生活が始まります。
ズッと夢みた高校サッカーを目標に変え、GK力、学力、人間力を鍛えて

きました。
おかげで僕の英文法力まで学生時代より上がりました。(*^^*ゞ

素直さ、真面目さなら日本中のどこにいっても認めてもらえる男に成長し
てきたと思います。

あしかけ四年間、この男と真っ直ぐに向き合ってきた時間は僕自身にとって
も大切で貴重な時間、純粋でいられる時間でした。
心の力をぶつけると、それ以上の心の力が返ってきました。
この男に出逢えてよかった。心からそう思います。

本当にありがとうございました!m(..)m

これからも夢をみて、夢を目標に変えて進んでください。
俺はズッと応援してるから。

しかし正直・・・


寂しいぞぉぉぉぉぉ!! 

クソォ!!(T_T)

AGK ダイビング プレー方向

随分空いてしまいました。m(..)m
ご心配いただき御問い合わせまでいただいた方々には深く感謝して
おります。m(..)m

ワケあって、新たな仕事(といっても無給のお手伝いですが)が入り
四苦八苦しています。

初体験の仕事で強烈なストレスにさらされてます。

「考えたら、わかんだろ?!ボケ!」
(イヤイヤ考えてもわからないんで尋ねているワケで・・・(^^;)

「さっき教えてやっただろ?いい加減覚えろよ!」
(教えてもらったことをやってる最中なんですけど・・・
 やり終わるまで見届けていただければありがたいんですが・・・(^^;)


情で始めたお手伝いですが、ここまで言われると仕事の目的を見失い
不要な「この野郎!(▼▼)」的ファイティングスピリッツが心を支配し
始めます。
「やり終えて当たり前」という時間が過ぎるだけで、達成感など皆無。
心が折れないように鎧を着け、可能な限り「当たらず障らず」になって
いきます。
感謝しあうこともなく、思いやることもない現場で、やはり「当たらず障ら
ず」な若いニイチャン達を観ていると、すごく虚しく、寂しくなります。
「チームのために」という心はどこにも見当たりません。

ふと思いました。
GKを始めたばかりの子供達に、僕は同じような理不尽を言っていないだろ
うか?
サッカーとは異なる現場で、あらためてコーチの役割を自問する機会を得ま
した。これも大きな経験です。

さて、AGKはU12 U15共
テーマ:ダイビング
トピック:プレー方向

ダイビングのプレー方向=シュートコースへの最短距離=斜め前
が基本理論だと思います。

理想的なプレー方向

僕の現場で最も多い修正ポイントは
「踏切脚は斜め前、でもボールへの到達は斜め後方」
というケース。

プレー方向が斜め後方

どのように修正するトレーニングを行えばいいのか・・・
試行錯誤しつつ、悩んでました。
先日の静岡県磐田でのAGA GKクリニックで、池田先生@島田トレセン
に御相談しました。

池田先生、曰く
「踏切脚が斜め前に出てるということは、意識として斜め前にプレーしよう
 としていますよね。
 問題はシュートコースのボールをとらえる視線と上半身の動きじゃないで
 しょうか。
 両膝を立てて、脚が動かない状態にして、ボールへの視線を気にしながら
 トレーニングさせてみてはいかがですか?」

なるほど!(^0^)

ってことで、両膝立ちでダイビング。

両膝立ちからダイビング



両膝立ちからダイビング

ここでのポイントは

・ボールを止める位置は膝前に置いたマーカーより斜め前で

これを実現させるために
飛んでくるボールの中心に、額をもっていくつもりで視線をあわせていくこと
としました。

ボールの中心に額をもっていくつもりでダイビングしつつ、ボールが顔に当
たらないように両手をもっていけば、ボール・手・顔(カラダ)の順番でシ
ュートコースを遮ることができます。

両膝立ちからダイビング

両手がとどくギリギリのコースであったとしても、ボールの中心に額をもっ
ていくつもりで視線を合わせれば(実際は、額はとどきませんが)、おのず

と斜め前へのプレー方向になってきます。

U15GKでは、それまで片手で弾いていたコースを、両手でつかめるGK
が出てきました。

修正のある部分に限定してトレーニングして、全体に調和させていくことは
短時間で効果が上がる(テクニックを習得する)ことにつながりますね。

池田先生、すばらしい御提案ありがとうございました。m(..)m