こんばんは!

このたび、大阪に戻ってきました。ブログを再開します。


大阪をベースに、中国とかかわり、楽しい仕事仲間ができればと考えています。


よろしくお願いします。



今年の7月より、中国の新「社会保険法」が施行され、在中の日本人も保険料を納付しなければならないことになりました。


日本側負担は、最大580億円 、のようです。


経団連の米倉会長も日中社会保障協定の締結を急ぐよう要請 していますが、現状では成果が現れていません。

政府側から、弊社に2度にわたり、納付の催促がきていますが、社会保障協定が結ばれれば、納付が不要となり、今までの分は掛け捨てになってしまうので、納付自身には前向きではない。


しかしながら、このような問題は、各国において存在しており、日本も多くの国と社会保障協定を結んできていますが何ゆえ、中国とはまだ締結していないのかが不思議。


それにしても、いち早く、締結するように、政府に動いてもらいたいところです。





この数年、私はずっと中国BPOの分野(こちらは本業)に身を置いています。

振り返ってみると、中国BPO産業は少しずつ成長し、形成されている実感があります。これも市場の原理かもしれませんが。


利益率が5%,6%の日本市場の中で声高にBPRや効率化を謳歌しても、オフショアに持っていくだけで、30%のコスト削減ができるのであれば、もって行かない理由はどこにあるのでしょうか?


私がいままでお手伝いしてきた会社様の中で、1社のみ日本に撤退しましたが、その他、皆様が収益体質を改善し、大連に業務を展開しております。

「攻め」が最大の「守り」であることは、何千年の戦国の歴史の中で証明されています。


今後の中国の人件費の上昇を懸念して、反対する方も多くいますが、今の上昇率で行きますと、大連は10年後に日本のレベルに達します。

ただし、10年後の人件費の上昇を心配しているよりも、このままでは、5年後に自分の会社がなくなってしまうかもしれない危機感はあるのでしょうか。


強引にでも、BPO産業を作ってしまう中国をみて、日本のアグレッシブの無さに落胆してしまいます。


大連での駐在が長くなるのにつれて、日本のニュースもインターネットで見ることが多くなった。その中で、やはり、中国に関する報道や言論が気になる。


最近、1つ気づいたのは、日本のメディアで、中国を褒める、または中国に学ぶ、といったスタンスの言論が非常に少なく、どちらかというと、否定的なものが多いように感じています。


例えば、「中華文明は一度滅んでいたのだ 」、日経ビジネスの「中国再考 」の各記事などなどにおいても、中国を否定する論調が非常に濃く感じています。


中国再考において、多くの中国の今の社会現象を取り上げ、否定しているように思いますが、中国の「今」は通らなければならない通過点であり、日本の高度経済成長期とも似ているように思います。

「否定」から何も積極的なものが生まれないことが、大の大人として分かっているはずです。まずは「足元をみよう」ではないか。

「今の日本」、「これからの日本」のために、何をすればよいのかを少しでも考えているのでしょうか。他者を否定しても、自分が立派になるわけがありません。


さらに、日本経済新聞で、大連の水産業者が国後島でのなまこ養殖について、

「第三国の企業による北方領土進出で、領土問題を巡る日ロ交渉は一段と困難になる」と述べている。なんだか、中国が日本の北方領土問題にも巻き込まれているようです。


このような種種の報道をみて、本当に残念で仕方がありません。

上記の報道は事実ではないことではないのですが、みる視点が非常に偏っているように感じています。





仕事(SEO&SEM)と興味の両方に動かされ、10日くらい前に、つい、ECショップに手を出してしまいました。

手探り的な部分が多いのですが、そして、つい、昨日に、1個目の商品が売れました。正直に、うれしいですね!収益にしてまだ赤字ですが、なにより収穫はこんなに早いとは自分でもびっくりしています。


前の日記でも触れていましたが、SEO市場には2年前くらいに話を聞いたくらいで、自分で「0」からスタートするのはもう遅いと思っていましたが、2年後の今でも遅くないと、いまさらかもしれないのですが、気がつきました。


イノベーションには持続的と破壊的の2種類があるとクリステンセン(著書『The Innovator's Dilemma』(1997年)が言っていましたが、破壊的なものは格好良く、多くの人たち、特に頭が良いとされる人たちが追い求めようとしていますが、この世界を確実に一歩づつ前進させているのは、むしろ後者のほうです。


上記SEO&SEMの話もそうですが、市場はすでに成熟期に入っていると思いますが、持続的なイノベーションはないわけでもなく、それさえ掴んでいれば、ビジネスのチャンスが生まれてきます。特に、製造業などと比べると、インターネットビジネスは、参入バリア非常に低いです。


私の座右の銘に、「昨日の我は今日にあらず」とあります。

日々、少しでもいいのですが、前進することが大事です。

ビジネスにおいても、同じだと考えています。


昨年に引き続き、今年の春節(旧暦のお正月)も大連で過ごしました。

昨年はマンションの最上階に住んでいたこともあり、町中のあちこっちの花火が北京オリンピックのときにように、絵になっていました。

今年は引っ越しましたが、それにしても、昨夜の爆竹の音はすごかった。


皆様、春節快楽♪


昨年はほとんど大連で過ごしており、社員との交流が緊密になったせいか、昨夜の「拝年(新年の挨拶)」のメールで携帯が鳴り響いてやまなかった。

経営者として、毎年、株主への責任(利益還元)は必須と考えていますが、こういうふうに社員に囲まれていること、彼らに自己価値の実現の場を提供できていることに、私のなりよりのモチベーションになっています。


今朝、PCを開いたときに、お客様からも、「春節快楽♪」のメールが入っており、何よりも心が温まれました。


すばらしい社員と、尊敬できるお客様に囲まれて何より幸せです。


そして、2011も、大展宏兎!!

私の身の回りのすべての人たちに、幸あれ!!!



私たちは、日本の企業様の中国への進出をメインにビジネスを展開してきましたが、2011年は、それに加えて、中国現地法人の経営支援サービスをご提供します。


その背景として、

今まで、在中国の日系企業のトップの方とよくお話をしますが、

大手企業様のほうは、管理の仕組みも資金的な余裕も、現地政府にも面子があり、現地法人の運営に大きな問題は抱えていないようです。スリムな運営ができているかどうかは別として

中小企業で、うまく行っている会社様は非常に少ないのではないのでしょうか。

このような会社様をご支援しようというのが目的です。


今の中国において、外資企業だけに提供される優遇政策はないと断言していいと思います。しかしながら、異国の地での経営に関しては、日系企業にとってあまりにも不慣れな部分が多いように思います。


私たちは日本でも中国でも会社の経営に携わっており、お役に立てることも多いと考え、本サービスを提供することにしました。


何卒よろしくお願いします。



ITコンサルタントをしていたごろは、徹夜や2,3時間の睡眠しか取れない日々が多かったのですが、現職になって、家庭を持つようになってから、睡眠時間もかなり長くなってきました。いまは、6,7時間/日くらい寝ています。


昼間は会社で雑務のような緊急対応が多く、あまり自分のしたいことができないのですが、帰宅しても、なかなか勉学に取り組めていない。


このような状況だとしますと、確実に人間は衰退してしまうという危機感に言われています。


そこで、世の中の社長の睡眠時間をGoogleしてみることに、


ワタミ株式会社 渡邉 美樹社長
平均睡眠時間 4時間

DeNA 南場 智子社長
平均睡眠時間 5時間

タリーズコーヒー 松田公太社長
4時間半

マネックス 松本大社長
睡眠時間は3時間か4時間半


だいたい、4,5時間の方が多いようですね。


睡眠時間の長短が本質的な問題ではないのですが、

時間の質を高められない環境にいるのであれば、

睡眠時間を減らすしかないということですね。


いずれは人間は寝ます。寝ることを惜しむ必要はないのかもしれません。

近日、東京や北京から訪ねてくる友人が多くなっています。


みなさんはビジネスの最前線で活躍されており、

時が金なりで非常に忙しい日常を送っています。

「なにかビジネスの話をしましょう」といって、大連にきますが、

実は、何もお金になるような話はしていません。

ただ、お互いに会いたいと心の奥底で思って、会いにきているだけです。


話は世界の政治や経済にわたり、

非常に楽しい、充実した時間になっています。


特に、最近ですが、こういうふうに具体的なビジネスの話がなくても、

会いたくなる友人が多くなってきています。

一緒にいて話をすると、非常に勉強になります。


「お金にならない話しじゃダメなんでしょうか」


日々、ビジネスの世界に生き、コストや売上等の数字に囲まれ、

キャッシュフローなどにうるさくなっていますが、

そうでない世界で、人間が成長している部分が多いように思います。


「お金にならない話」だけど、互いに尊重できているのは、

決して、会社の売上の数字ではなく、その人の人間性そのものです。