昨日に経理人会があり、普段、なかなか会えない多くの企業の総経理友人と会えて、同窓会的な雰囲気で楽しかった。


そこでの1つの話題は、

大連の旅順南路に広がるソフトウェア地帯の不動産の話でした。


ソフトウェアパーク1期は、10年くらい前に億達グループの孫さんとNEUSOFTの劉さんが手を組み、養鶏場を立派な産業オフィスビル群にした。

いまや、このソフトウェアパークが評価され、武漢など他の都市にも展開している成功モデルです。


昨年から、市は「築巣引鳳から引鳳築巣」というスローガンを打ち出し、今まではビルを作り、企業に入ってもらったが、これからは、企業を誘致してビルを作ってもらうということだ。

中国語的に非常に韻を踏んだスローガンでいい感じもするが、こういう風に日本語に訳してみると、「すべての企業が不動産に手を出すことを激励」しているように読み取れます。


大きな声で言えませんが、多くの企業がソフトウェアパーク2期に移転して、1期のほうの空きが非常に多くなっている事実に多くの人は目をつぶってみようとしていませんが、空洞化は確実に進行していると思います。


これから、多くの企業は競い合ってソフトウェアパーク2期周辺に土地を借り、ビルを建てるとしたら、事業規模の拡大は追いつくのだろうか。

追いつかなければ、大きな大きな政府主導のバブルが始まります。


コンクリート(不動産税)でGDP8%を保とうとしても、列島改造の終焉と同様な結末を迎えるのではないでしょうか。

中国人社員と接していると、最近は、彼らも72変化あるように感じてきた(笑。

時と場合と人に応じて、同じ事実でも違うように言う。

西遊記の中の孫悟空を思い出して、思わず笑ってしまう。


社員は孫悟空でしたら、管理者はどうすべきか?

西遊記にその答えがあります。


孫悟空はいくら変化しても、不死身であっても、

「如来の手のひらから飛び出せなかった」


その如来の手を持つことが、中国人の管理において、極めて大事!




システムインテグレーション(SI)事業の富士通ビー・エス・シー(富士通BSC、兼子孝夫社長)は、中国市場での新事業として、コールセンター業務の代行サービスを2011年初頭に開始するとのニュース が発表されました。


昨年から、日本の各大手BPO会社が中国への進出を検討されており、その中で、なかなか富士通さんの姿が見えなくて、なぜと思っていたところです。


富士通BSCは当面、コールセンターのサービスを開始する模様です。

ニアショア(沖縄や北海道など)におけるコールセンターの展開ビジネス環境は決して、中国に劣っていない認識です。

それに加えて、コールセンターは富士通BSCの強みでもないようです。

切り口として、なぜ今頃コールセンターから始めるのかと疑問に思う部分も多いです。

しかしながら、中国・日本市場を問わないという意気込みが非常によいと考えています。前途多難かもしれませんが、頑張ってほしいと思います。


昨日、光栄なことに大連プロジェクト管理協会の新年会に招待され、参加してきました。解放広場の近くの昱苑国際ホテルの26Fで、総勢200名を超えるPMI会員が出席していました。


大連プロジェクト管理協会(DPMA)は2003年に設立され、PMPの認証講座も27期まで終了しています。

PMP認証は世界での合格率は30%程度ですが、中国での合格率は70%となっており、さらに大連での合格率は協会(DPMA)が設立されてからの平均地は92%となっています。これは率が高いのだけではなく、大連での受験者数も他地域に比べて比較的に多い!


このように世界に通用する認証をいち早く取り組んでいるのもこの小さな地方都市が発展してきた理由でしょう。


さらに、ハード面(オフィスビルや設備等)で充実はお金があれば、すぐにできますが、人材の育成は長い時間がかかります。BPO基地都市が林立する今、人材が大きな差別要素になってくることは間違いないでしょう!


本日は、中国のBPO政策の2点に触れます。


1.BPO基地都市の認定

たしかに、11次5ヵ年計画の中で、アモイの駆け込みを含めて、21の都市が認定されています。

そんなに認定し、仕事(業務)があるのかという疑問が沸きます。


2.優遇政策

もともと、技術先進型企業に免税の優遇政策がありましたが、今年の国務院の通達で、オフショアBPOを行っているすべての企業にその適用範囲を拡大しました。


上記の2点からみますと、


中国政府自身が意識的に、「戦国時代」を作り出そうとしているように思います。

戦国時代というのは、自由経済の原理に従っているかもしれませんが。


よいと思った政策を試験的に導入し、その後、対象を一気に拡大(フラット化)させることで、自由競争を生み、国自体の競争力を高めようとしているように思います。


まだまだ、製造業からサービス業(BPO)に重心を移ったばかりの中国ですが、今後の展開が楽しみです。


われわれは100%の日系企業ですが、そんなこともお構いなく、この競争の波/成長のWAVEに乗りたいと考えています。





何年か前から、SEO(検索エンジンの最適化)を耳にしたことがあります。そのときは、特に気にしていませんでしたが、今は改めてその市場の可能性を感じており、私自らもこの分野に進出を決めました。


SEOとはなにか、こちら にその簡単な紹介があります。

要するに、ある特定の検索エンジン(多くの場合はgoogleとyahoo)において、あるキーワード検索時に、検索結果の上位に表示されるようにするための技術のことです。

ただし、SEOの本来の目的は、検索結果上位表示ではなく、その先にあるコンバージョン=「サイト訪問者を取り引き(購買や資料請求、会員登録)に結びつけること」であると言われます。

それでは、どのように適切に上位化できるのか?


まず、方法として2種類があります:

1.内部要因(サイト内の内容と構造)
2.外部要因(他サイトからのバックリンク
の質と量)

1の内部要因は主に、キーワードとページ内容の親和性です。

SEO業者が優位に進めているのは2となります。なお、外部要因を定量的に表したのはページランクです。


ページランクを構成する評価項目は以下です。

○バックリンクの数


「多数のページからリンクされたページは良いページ」という考え方に基づいた評価です。

○バックリンク元サイトの質


ページランクの高いページからリンクされたページは良いページ」という考え方に基づいた評価です。


○バックリンクのテキストマッチング


バックリンクアンカーテキストリンク先ページのテーマキーワード)の関連性が高ければ良いリンク」という考え方に基づいた評価です。

○バックリンクのページテーママッチング


リンク元とリンク先のページテーマキーワード)の関連性が高ければ良いリンク」という考え方に基づいた評価です。

上記の内容は基本的なものですので、もっと詳しく知りたい方は、SEOの基本  までアクセス!

久々東京に帰って検診を受けたら、尿酸値が高すぎで至急、再検査するようにといわれて、大連に戻ってきました。最近、いろいろと調子が悪いこともあり、本日、医大二院(大連大学付属第二病院)に言ってきました。


予測通り、「痛風」です (泣


年明けに弊社のマネージャが痛風になってしまったのはまだ記憶新しいのですが、ま・さ・か 俺も?という感じです。一応、薬をもらってきて、まず、1カ月間は禁酒!禁肉類!禁海鮮!禁豆類!なんだか、年を感じてしまいます!


どんな病気かはこちら をご覧ください!

痛風の根本的な原因は、プリン体の摂取にあるようですが、確かに、中国に着てから、飲み物がやたら、甘い、というのがあります。


そこで、食事される際の参考として、プリン体が含まれている割合を以下に紹介します。


プリン体の多い食品と少ない食品について


■プリン体が極めて多い(300mg~)

鶏レバー、マイワシ干物、イサキ白子、あんこう肝酒蒸し、かつお節、ニボシ、干し椎茸


■プリン体が多い(200mg~300mg)

豚レバー、牛レバー、カツオ、マイワシ、大正エビ、マアジ干物、サンマ干物


■プリン体が少ない(50mg~100mg)

鰻、ワカサギ、豚ロース、豚バラ、牛肩ロース、牛肩バラ、牛タン、マトン、ボンレスハム、プレスハム、ベーコン、ツミレ、ほうれんそう、カリフラワー


■プリン体が極めて少ない(~50mg)

コンビーフ、魚肉ソーセージ、かまぼこ、焼きちくわ、さつま揚げ、数の子、スジコ、
ウインナーソーセージ、豆腐、牛乳、チーズ、バター、鶏卵、とうもろこし、じゃがいも、
さつまいも、米飯、パン、うどん、そば、果物、キャベツ、トマト、にんじん、大根、白菜、
ひじき、わかめ、こんぶ


やはり、野菜を多く取らないようにしなければなりません!





中国への業務アウトソーシングの検討にあたり、多くのお客様は多くの懸念点を持っております。未知なものに対する慎重さは誰しもあります。

結論から言いますと、大連でのBPO業界の成長はもう10年経っております。業界の環境からしますと、いくつかの苦難を乗り越えてきていますので、解決できない課題はないと考えています。


懸念点の中で、よく取り上げられるのはセキュリティの問題です。

大連には、Pマークに準ずる認証PIPAがあります。

http://www.pipa.gov.cn/japan/NewsDetail.asp?ID=585

各種の個人情報の管理は日本の基準に従って行われます。日本のお客様の業務環境よりも弊社の社内の環境はよりセキュリティが高い自負があります。

これもアウトソーサー企業として当然のことですが。


そして、もう1つ、当然のことでありながら、心配されることがあります。

業務の品質と納期は大丈夫なのかということです。

これもアウトソーサー企業として、日中問わず、守るべきことであり、外国(中国)だから守れないとしたら、そもそも企業としての存在価値が疑われてしまいます。


そのほかにも、多く心配することがあります。

例えば、BCPの問題で、SARSのようなウィルス感染症が広がったらどうするかという質問があります。質問をそのまま質問者に返しますが、日本でも大型の感染症が広がったら、どのように対処するのでしょうか?

これは、もうそもそも中国だから起きるカントリーリスクではなく、どの国にも起こりうるリスクです。


事実として、上記のような懸念点を乗り越えて、大連のBPOが発展してきています。

そして、未だに、多くの懸念点があるのは、心理的な抵抗でしかありません。

この心理的な抵抗に勝つことで、大きな一歩を踏み出すことになると思います。

中国への業務アウトソーシングといったときに、よくコスト削減効果が取り上げられますが、それに加えて以下の多くのメリットも考えられます。


1.コスト削減

中国の人件費の向上はよく取り上げられる話になっていますが、日本のレベルに追いつくにはまだまだ時間がかかります。そして、何と言ってもオフィス等のインフラコストが安いです。大連のオフィスコストは日本の1/4程度です。


2.人材不足への対応

日本が高齢化社会に向かっており、労働人口層が減っているのは紛れもない事実です。各企業における人材の確保も難しくなり、派遣社員か外部委託をするしかありません。


3.人材の有効活用

各企業では、優秀な人材に多くの仕事(雑務を含め)が集まる傾向にあります。その人の仕事の中身をみてみますと、7-8割程度が雑務になっているのは多々ある減少です。そういう優秀な人材から雑務をはがし、より付加価値の高い仕事をしてもらうことが必須で、本人たちのモチベーション向上にもつながります。


4.顧客サービスの向上

いままで高コスト体質で提供できなかったサービスも提供できるようになります。


5.組織変革

中国人という価値観の異なる人たちと仕事をすることで、自分自身の仕事のスタイルや仕方などが客観的に見えるようになりますので、組織の変革につながり、企業のグローバル化にも寄与します。


6.中国進出の基盤づくり

アジアの事務センターとして基盤を固めつつ、中国におけるプレゼンス強化にもつながります。


私が接してきたお客様の多くは上記のような狙いで中国BPOの検討/実施をしています。





2007年頃にNHKで「人事も経理も中国へ」の特集※1があったり、日テレでも観月ありさの「OLにっぽん」※2があったりして、私たちがビジネスを始めた頃(2006年末)より、中国BPOに対する認識度は近年、かなり高くなってきたと感じています。

※1 プロジェクトリーダーの田中専務ともその後、お会いして当時の裏話を少しだけ教えていただきました。

※2 こちらの脚本の一部を私にレビュー依頼があって、少し手を加えたことを覚えています。


今年、日本IBM、ヤマト運輸、ソニー、花王など大手企業も、大規模で中国の大連の委託先に業務を出しています。特にリーマンショック以降の大手企業の動きが顕著になってきています。しかしながら、10社が検討して1社くらいしか決断できていないのが現状です。スピードが経営にとって最も重要なことでありながらも、多くの日本企業はのろのろとしすぎているように思います。


私たちの協力会社でも300人体制で運営していますが、何も大きな心配はありません。ミス率0%を目指しますが、人間である限り、無理な話です。ただし、ミスに対する姿勢や態度が私たちをお客様ともっと引き付けているように思います。信頼もこういうところから生まれます。


そして、なぜ中国へ業務をアウトソーシングするのか?その意味は?