本日は、中国のBPO政策の2点に触れます。


1.BPO基地都市の認定

たしかに、11次5ヵ年計画の中で、アモイの駆け込みを含めて、21の都市が認定されています。

そんなに認定し、仕事(業務)があるのかという疑問が沸きます。


2.優遇政策

もともと、技術先進型企業に免税の優遇政策がありましたが、今年の国務院の通達で、オフショアBPOを行っているすべての企業にその適用範囲を拡大しました。


上記の2点からみますと、


中国政府自身が意識的に、「戦国時代」を作り出そうとしているように思います。

戦国時代というのは、自由経済の原理に従っているかもしれませんが。


よいと思った政策を試験的に導入し、その後、対象を一気に拡大(フラット化)させることで、自由競争を生み、国自体の競争力を高めようとしているように思います。


まだまだ、製造業からサービス業(BPO)に重心を移ったばかりの中国ですが、今後の展開が楽しみです。


われわれは100%の日系企業ですが、そんなこともお構いなく、この競争の波/成長のWAVEに乗りたいと考えています。