時間が有限である限り、事前準備が本番の成果の約8割を決める。



事前準備と言ってもいろいろな準備がありますが、今回は、下調べについて少し実感したことを先日から2回ほど、とある中小企業の戦略策定のお手伝いの記事を書いてきましたので、その続きという形でご紹介します。


で、その戦略策定ミーティングの本番が先週の金曜日から土曜日の2日間にあったのですが、正直想定していたゴールまで至らずにタイムアップを迎えてしまいましたので、私としては失敗に終わりました(その会社的には数歩進みましたので、失敗という結果ではありません)。



まず、想定していたゴールは、新しい中期ビジョンを設定し、その中期ビジョンから来期の戦略を作ること。
来期の戦略は、BSC(バランススコアカード)のフレームワークを活用し、「財務視点」「顧客視点」「業務プロセスの視点」「学習と成長の視点」の4つの視点から、利益目標の設定、ターゲットの選択とリソースの集中、業務改善、人材育成の方向性を決定することでした。



しかしながら結果はというと、現状の問題提起をして、その問題についての改善ポイントの方向性が決まっただけになってしまいました。


まあ、結果だけをかなり簡単に書いていますので(詳しく書けない部分もありますし^^)、誤解を与えるかもしれませんが、大きくはこんな感じなので、ぼんやり感があることはご了承下さい。




「事前準備はすごく大切なこと」とタイトルでもいいましたが、失敗の要因は、まさに事前準備が足りなかった事だと思っています。



 1.企業文化(歴史)をしっかり理解していなかった。

これまで、この会社ではどのような経緯で経営計画などの策定が行われていたのか、またその決定までのプロセスがどのようになっているのかや、この会社の文化(会社へ対する個人の感情など)はどうなのかの情報が少なく、ゴール設定とゴールまでのプロセスを若干誤った。



 2.事前の根回し

根回しって言葉は嫌いですが、あえて使いました。
各役員に対して、当日のミーティングまでに十分な理解を得ていなかった。
結果的な話ではありますが、ゴールはどこで、どのようなやり方で、どういう意図をもってやるのかを前もってしっかりと話ができていなかったんだと思います。




もちろん、2つとも怠っていたわけではありませんが、十分ではなかったのです。

限りある時間の中で、十分な結果を残そうとなると、その何倍もの準備が大切だと改めて思い知らされました。



「準備」



「準備」



「準備」




なんども、自分自身に問いかけていきます。

最近、『デザイン・シンキング』という言葉をよく目にします。

デザインというものに敏感になっているからなのかもしれませんが、新聞でもチラホラ見かけるのです。



『デザイン・シンキング』という言葉は、2008年にIDEOのティム・バートンがハーバード・ビジネスレビューで使ってから一気に広がったのではないのでしょうか(間違っていたらごめんなさい)。



『デザイン・シンキング』とは、イノベーションを起こすための考え方になるのですが、一般的なアプローチとして「問題点の理解」「調査」「ユーザーのニーズの把握」「プロトタイプの作成」「ユーザーテスト」「プロダクトの改良」などに大別されます。

しかし、本質は、観察でも、プロトタイピングでもなく、方法の本質とは、『仕事を社会のためのものととらえ、複数人が身体を使って行う仕事によって創造を成し遂げようとする、そのスタイル』になるのではないでしょうか。




つまり、『重要なのは、チームプレイでいかに創造的発想を行い、それを形にしていくかということ』なのです。







現場を知り、何度も何度も試行錯誤をし、本当に価値あるものが産み出せる。


イノベーションとは、天才がひらめきで創りだすものではなく、チームで知恵を出し合い、創造していくものであるとの意味が『デザイン・シンキング』には込められているのかもしれませんね。

ある中小企業が中期経営計画を策定する役員合宿を行います。



そこで先ず使うのは、「SWOT分析」


今回は、時間を掛けて自社サービスの強みと弱みを徹底的に掘り下げます。
SWOT分析はよく知られた手法ですが、あまり有効に活用されていない場合も多いと思われます。
SWOT分析をより有効にするには、深く深く深く掘り下げることです。

例えば、「技術力が高い」のが強みであるという意見が出た場合、「技術力」といってもぼんやりとしすぎているので、もっと絞り込みます。

弱みについても同様に絞り込んでいきます。


そして、環境変化がもたらす脅威と機会を洗い出します。






その結果、強みを活かして機会をモノにするのか、脅威を回避するのか、弱みを克服して機会をモノにするのかなどから自社の方向性を導きだします。

導きだされたものが「ビジョン」になります。


しかも中期的なビジョンです。




もちろん経営理念などから社会的貢献を目指したビジョンを策定するのは大切ですが、停滞している事業を今後どうしていくかを考えるときには、SWOT分析から考えた方がより納得しやすいのです。


また、従業員への理解も得やすくなります。




今は、会社の全員が具体的にイメージできるゴールを設定し、そのゴールに向かって全員でコミットするチーム力が生き残るには必要なんじゃないでしょうか。
『日本に鞄はいくつあるでしょうか?』


1月28日の朝カフェ勉強会で考えていた問題です。
僕の考え方を簡単にご紹介します。


★じあたまホームページでも解説しています。http://afrobongo.jimdo.com/


日本にある鞄を推定するのですから、先ずは、日本人ひとりあたりの鞄の保有数を推定する必要があります。さらに、鞄があるところといえば、ショップや倉庫なども考えられますので、その要素も推定する事にしました。


で、日本人ひとりが保有している鞄の数ですが、確実に男性よりも女性の方が多く鞄を持っていると思われます(なんで、女性はあんなに鞄が好きなんだろう?)。


とすると、日本の人口(1億3000万人)を男女比率(5:5)として、6500万人ずつになります。そして、さらに女性を、「老人・子供」グループと「若者(10代後半~40代を設定」のグループに分け「老人・子供」:「若者」の比率も(5:5)とします。



  男性        6500万人

  女性(老人・子供) 3250万人

  女性(若者)    3250万人



では、続いて一人当たりの鞄の保有数ですが、この値を推定するのは身近な感覚に頼りました(申し訳ないです)。


  男性        5個

  女性(老人・子供) 5個

  女性(若者)    10個



これを上記人数と掛けます。



  男性        6500万人 × 5個  = 3億2500万個

  女性(老人・子供) 3250万人 × 5個  = 1億6250万個

  女性(若者)    3250万人 × 10個  = 3億2500万個



  合計 8億1250万個


次に、ショップや倉庫にある鞄の数ですが、1年間に一人が鞄を購入する頻度は、1回程度だと思います。つまり、市場ニーズに答えるならば、最低でも日本の人口分の鞄が必要になりますので、ショップや倉庫にストックされている鞄は1億3000万個あることになります。


先の答えと合わせると、9億4250万個と推定できます。



如何でしょうか。
正直、これは検証できませんでしたので、推定した個数が正確なのかどうなのかわかりません。
参考になるか疑問ですが、2009年度の鞄市場は、9352億円だそうです。

中小企業の多くは、大なり小なりワンマン経営だと思います。
ワンマン経営がダメなわけではないのですが、ワンマン経営が成り立つ条件には、少なくとも代表者が最前線で積極的に情報収集し、元気に現場を仕切っていることが必要です。

しかし、ある程度成功し、高齢になると徐々に一線から遠のいてしまう時があります。この現場から遠のく理由としては、経営者ならではの付き合いが多くなり、そちらに時間を多く割かれてしまうことや徐々に同年代がいなくなり世代のギャップが大きくなるなどが上げられますが、この時に不況や環境変化等による現状の事業の行き詰まりが見えてきて、経営を転換しなければいけない時が来たらどうなるのでしょうか。



多くの中小企業で問題になっている『事業継承』は、ワンマン経営ゆえの自分の片腕を育成していなかった結果として起る問題だと思います。




この週末にある中小企業で中期経営計画の策定が行われます。



施設に泊まり込みでそれぞれの考えをぶつける機会になりそうですが、代表者抜きで行う今回の話し合いは、この企業にも上記の問題を心配しなければいけない状況なのか、それとも胸を張って安心させることができる状況なのかがわかるのではないでしょうか。






その話合いが少しでもスムーズに行えるようにお手伝いができる事を幸せに思っています^^