当塾では、新年度生の募集を行っています。
当塾のスタイルは、授業時間の中心は、演習です。

解説 → 演習 → 修正を、授業内で完結させます

当塾の基本構造は、

  1. 必要な解説をする

  2. その場で問題を解く

  3. つまずきを確認し、修正する

この流れを、授業内で完結させます。

いわゆる
「授業を聞いて分かったつもりになる」
「演習は家で宿題としてやる」

そういう形は取りません。

そのため、
宿題は基本的に出しません。

家では無理に量を増やすより、
授業中に“質の高い演習”を積み重ねることを重視しています。


中学受験:時間と姿勢を作る指導

中学受験では、
ある程度の時間拘束をかけることで、

  • 勉強時間そのものを確保する

  • 集中して取り組む姿勢を作る

  • 最後までやり切る経験を積む

ことを重視しています。

テクニックを教え込む前に、
**「勉強するのが当たり前の状態」**を作る。
それが中学受験指導の土台です。


高校受験:英語・数学を軸に計画する

高校受験では、
英語と数学を中心に、
スケジューリングと計画設計を重視します。

  • 何を

  • いつ

  • どれくらい

やるのかを明確にし、
行き当たりばったりにならないよう指導します。

目標は、
高校進学後の勉強にスムーズにつなげることです。


大学受験:英語中心・逆算型の受験戦略

大学受験では、
英語を軸にした逆算型の戦略を基本としています。

  • 英単語の定着

  • 精読による基礎力の構築

  • 長文読解への対応

  • 英作文まで見据えた運用力

を段階的に積み上げます。

「なんとなく頑張る」のではなく、
取りこぼしのない戦略で受験に臨みます。


最後に

近年の入試は、
知識量だけで押し切るものから、
思考力・判断力・表現力を問う出題へと確実にシフトしています。

 

「分かったつもり」で終わる勉強や、
授業を聞くだけの学習では、
対応が難しくなってきているのが現実です。

 

解説を聞き、
その場で考え、
実際に手を動かし、
間違いを修正する。

 

こうした学習の積み重ねこそが、
今の入試に最も合っているやり方だと、
私たちは考えています。

 

新年度、
思考力を土台にした学習に取り組みたい方と、
一緒に進んでいければと思います。

勉強がうまくいかないとき、
よく聞く言葉があります。

「センスがない」
「才能がない」
「向いていない」

ですが、少し立ち止まって考えてみてください。

あなたは、それを判断できるほどの時間と労力を、本当に費やしましたか?

最初から傑作を出す人はほぼいない

一本目から傑作を書く画家はいるのか。
一曲目から名曲を生む作曲家はいるのか。
一作目から評価される小説家、詩人はどれほどいるのか。

多くの場合、

  • 百本書いて、ようやく一本「形になる」

  • 千本やって、やっと手応えが出る

  • 一万作品目で、ようやく成功する

そんな世界です。

これは芸術の話ですが、勉強も構造は同じです。

プロでも、うまくいかない時期がある

実は、プロとして成功した人でさえ、
途中でスランプに陥ることがあります。

「もう書けない」
「自分には才能がなかったのではないか」

そう感じた人たちが、どうしたか。

多くの場合、
一話を何百本も書くことで、スランプを抜けています。

やり方を変え、試し、失敗し、また書く。
それを淡々と繰り返した結果、再び前に進めただけです。

「一回でできない」は、普通のこと

もちろん、一回の説明で理解できる子もいます。
一度見ただけで解ける子もいます。

ですが、それはごく一部です。

大半の人は、

  • 二回目で分かる人

  • 三回目で腑に落ちる人

  • 何回かやって、ようやく安定する人

ただそれだけの違いです。

「一回でできなかった」=「才能がない」
ではありません。

あなたは、一回ではできないだけの人で、何回か目でできる人なだけです。

大事なのは「何回目でできるか」を把握すること

本当に重要なのは、
「自分は何回やればできるタイプなのか」を把握することです。

  • 二回でできるなら、それは十分に優秀

  • 五回必要なら、五回やればいい

  • 十回かかるなら、十回やればいい

問題は、
その回数に到達する前に、諦めてしまうことです。

一回やそこらで、文句を言うな

一回やってできなかったからといって、

  • やり方が悪い

  • 教え方が悪い

  • センスがない

  • 才能がない

そうやって原因を外に探すのは、簡単です。

でも、それでは何も積み上がりません。

まずやるべきなのは、
量をこなすこと
回数を重ねること
自分の理解ラインを知ること

その前に、
センスや才能の話をするのは早すぎます。

最後に

勉強は、才能を測る競技ではありません。
積み上げ方を覚える訓練です。

一回でできなくていい。
二回、三回、何回でもいい。

「できるまでやる」
それだけで、多くの問題は解決します。

センスや才能という言葉を使う前に、
もう一度、自分に問いかけてみてください。

本当に、そこまでやったか?

私たちは、
その「回数」を一緒に積み上げるために、ここにいます。

――受験で本当に身につけるべき「姿勢」の話

受験結果が出るこの時期、毎年思うことがあります。

落ちて泣くな。落ちる前に汗をかけ。

少し厳しい言葉に聞こえるかもしれません。
ですが、これは精神論でも根性論でもありません。
むしろ、極めて現実的で、人生全体に通用する考え方です。

受験の本質は「合否」ではない

受験というと、どうしても
「受かった・落ちた」
という結果だけに目が向きがちです。

しかし、長く指導をしていると分かってきます。

本当に大切なのは結果ではなく、そこに至る姿勢です。

・結果が出る前に、やれることをやり切ったか
・逃げたい単元から逃げなかったか
・「これ以上はない」と言える投入量だったか

ここができていれば、実は合否は二次的なものになります。

本当にやり切った人は、泣かない

よくある誤解があります。

「本気で頑張った人ほど、落ちたら泣くのでは?」

実際は逆です。

本当にやり切った人は、涙より先に反省が出ます。

  • 時間配分が甘かった

  • あの分野の詰めが足りなかった

  • 本番で守りに入りすぎた

感情が爆発する前に、
分析と検証に頭が切り替わるのです。

一方で、涙が止まらなくなるケースは、
多くの場合こうです。

・「もっとできたはず」という幻想が残っている
・努力量を自分で把握できていない
・結果を感情で受け止めるしかない

これは能力の問題ではありません。
姿勢の問題です。

汗をかける人は、落ちても強い

汗をかいた人には、たとえ不合格でも「資産」が残ります。

  • 自分はどこまでやれる人間なのか

  • 何が弱点で、何を直せばいいのか

  • 努力量と成果の関係

これが分かっている人は、次が早い。
受験だけでなく、その後の人生でも同じです。

仕事でも、勉強でも、人間関係でも、
「結果の前にやり切れる人」は必ず立て直せます。

受験で渡したいのは「合格」ではない

私たちが受験指導で本当に渡したいものは、
合格通知そのものではありません。

結果が出る前に、最大限の投入ができる姿勢

これさえ身につけば、
大学名も偏差値も、正直どうでもよくなります。

なぜなら、その姿勢を持った人は
どんな環境に置かれても、
自分で自分を修正し、前に進めるからです。

最後に

落ちて泣くな、というのは冷たい言葉ではありません。
泣かなくて済むところまで、先に汗をかこうという提案です。

受験はゴールではなく、
人生を運用するための練習の一つ。

この姿勢が身についたなら、
結果がどうであれ、その受験は「成功」です。

私たちは、
その成功を一人でも多くの生徒に渡したいと思っています。

長く受験指導をしていると、ある事実に行き着く。

偏差値60以上の学校に受かる子ほど、
指導らしい指導は必要ない。

これは手抜きでも放任でもない。
むしろ、余計なことをしない高度な判断だ。


基本方針はこの5つだけ

偏差値60以上に受かる層に対して、基本的にやることは次の5つに集約される。

  1. 邪魔しない

  2. 無駄なことをさせない

  3. 無駄なことをしていたら注意だけする

  4. 先回りで予習させる

  5. テスト前に必要なら復習させる

これで、9割は十分

重要なのは「教えること」ではなく、
思考がスムーズに進む環境を壊さないことだ。


なぜ「教えすぎ」が害になるのか

このレベルの子は、

  • 理解力がある

  • 自分で考える力がある

  • 処理ルートを持っている

だからこそ、

  • 解法を細かく説明される

  • 無意味な反復を課される

  • 不安を煽られる

これらはすべて思考の邪魔になる。

成績は一時的に上がっても、
頭が育たない


追加でやるとしたら①:不安を遮断する

この層にとって最大の敵は、勉強量ではない。

不安だ。

  • 「もっと上を狙えるんじゃないか」

  • 「他の子はもっとやっているらしい」

  • 「このままで大丈夫なのか」

こうした情報ノイズは、思考を鈍らせる。

指導側がやるべきなのは、

  • 比較対象を消す

  • 情報を絞る

  • 「今のやり方で足りている」と言語化する

安心して考えさせることが、最高のサポートになる。


追加でやるとしたら②:処理速度の微調整

理解はできているが、

  • 書くのが遅い

  • 読むのが遅い

  • 考えすぎて止まる

という子は一定数いる。

この場合にやるべきことは、

  • 無理に速くさせることではない

  • 解法を教えることでもない

「どこで止まっているか」を指摘するだけ

詰まりポイントが見えれば、本人が勝手に修正する。


追加でやるとしたら③:「考えなくてもできる状態」を警戒する

偏差値60以上の子ほど陥りやすい罠がある。

  • なんとなく解ける

  • パターン処理で正解する

  • 理由を説明できない

これは放置すると、

  • 高校後半で伸び止まる

  • 難関大で詰む

対処法はシンプルだ。

  • 「今、何を考えた?」と聞く

  • 説明させる(教えさせない)

理解を言語化させるだけでいい。


追加でやるとしたら④:失敗の回収ルートを用意する

この層は基本的に成功体験が多い。
だからこそ、失敗耐性が弱い

必要なのは叱責ではない。

  • なぜミスしたか

  • どう修正するか

これを冷静に言語化させること。

失敗→分析→修正
このルートさえ作っておけば、崩れない。


結論:指導ではなく「交通整理」

偏差値60以上に受かる子への指導は、

  • 教える仕事ではない

  • 引っ張る仕事でもない

道路を整え、
変な脇道に行きそうになったら
「そっちは違う」と言うだけ。

それ以上やると、
「成績は伸びるが、思考は育たない」ゾーンに入る。


最後に

優秀な子ほど、

教える量を減らし、
考える時間を増やす

これが一番伸びる。

「何もしない指導」は、
実は一番難しく、
一番プロフェッショナルな仕事なのかもしれない。

中学受験・高校受験の相談で、必ず一度は出てくる話がある。

「せっかくなら、少し上の学校を狙わせた方がいいですよね?」

この問いに、私はいつも慎重になる。
理由は単純で、学校というのは「想定レンジの頭脳と能力」を前提に設計されている場所だからだ。


学校は「想定レンジ」で作られている

どの学校にも、はっきりとは書かれていないが、明確な前提がある。

  • このくらいの理解スピード

  • このくらいの抽象度

  • このくらいの自走力

これらを持った生徒が、クラスの真ん中になるように、授業・宿題・テストが設計されている。

授業スピード
板書量
説明を省く度合い
課題の重さ

全部が「想定レンジ」前提だ。


下振れ側で入ると何が起きるか

想定レンジより下で入学すると、どうなるか。

  • 授業を一回で理解できない

  • 「何をやっているのか分からない」状態が頻発する

  • 家での復習時間が異常に増える

  • それでも追いつかない

結果どうなるか。

努力しているのに、自信だけが削られていく。

これは最悪のパターンだ。
勉強が嫌いになる以前に、自己評価が壊れる


上振れ側でも安全とは限らない

逆に「余裕で入れる学校」なら安心かというと、そうでもない。

  • 授業が遅く感じる

  • 考えなくても解ける

  • 手を抜いても評価される

これが続くと、何が起きるか。

思考筋が衰える。

高校後半や大学で、急に伸びなくなる子の多くは、
「簡単すぎる環境」に長くいたタイプだ。


偏差値は「難易度」であって「適合度」ではない

偏差値は便利な指標だが、万能ではない。

  • 偏差値が高い=良い教育

  • 偏差値が低い=合わない

ではない。

本当に大事なのは、

  • 授業を一回で「何をやっているか」分かるか

  • 少し頑張れば届く負荷か

  • 周囲の会話・思考スピードが合っているか

ここだ。


現場でよくある、残酷な事実

実際に多いのは、こういう声だ。

「受験、失敗だったと思います」

これを言うのは、
落ちた子ではなく、受かった子であることが多い。

「ワンランク上」に無理して入った結果、
ずっと苦しむケースは珍しくない。


学校選びの最適ゾーン

ひとつの目安がある。

授業の8割は一回で理解できて、
2割は努力が必要

これが一番成長する。

  • 全部楽 → 伸びない

  • 半分以上きつい → 壊れる


まとめ

学校選びで本当に大切なのは、

「どれだけ高い学校か」ではなく
「どれだけ自分に合っているか」

合わない学校に行くと、
勉強だけでなく、自己評価や思考力まで削られる。

受験はゴールではない。
その学校で、どう学び、どう育つかまで含めて考える必要がある。