『ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE』ScreenX & IMAX | アディクトリポート

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『ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE』ScreenX

2023/8/4 ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸 5スクリーン G-12

 

この上映形式を選んだのは、

テラスモール松戸に着いた時点で鑑賞できる『ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE』が、

たまたまScreenXだっただけ。

 

『ミッション:インポッシブル』シリーズほどIMAX向けの映画もないが、

見逃していた『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)をテレビ放送版で見たら、とても面白かったので、

上映形式を問わず楽しめるシリーズだとは理解している。

 

ScreenX(スクリーンエックス)鑑賞は

咋2022年6月12日の『トップガン マーヴェリック』SCREEN X

2022/6/12 ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸 5スクリーン M-05

以来、約1年ぶり。

 

ScreenXの最適な座席位置は、左右の横画像までフルに見渡せる最後列なのは重々承知だが、

そうすると中央スクリーンの映像が遠すぎて、細かな表情などが読み取りづらい。

 

今回は「左右の追加映像なんて、しょせんはオマケなんだから」と割り切って、

作品初見でもあることだし、あえてよりメインスクリーンに近づいた中央寄りの席を選んだ。

 

結局、ScreenXならではの効果があったのは、主人公のクルマが二つの敵勢力に挟み撃ちになり、カメラが両陣営に振れる場面に限れば抜群だったが、まさにそこだけ。

 

とはいえ映画はやっぱり面白く、初見でも「えっ、そうなの?」なツッコミどころはあるにせよ、

  • デッドレコニング(推測航行)中のロシア潜水艦。どうして乗組員は全員、ロシア語訛りながら英語を話すの?
  • 最後に助太刀する人物、その行動を果たすには、直前に受けた負傷で無理なんじゃ?
とにかく全力で観客を楽しませることに徹してくれて、観客に悪さを働かせるような仕草が一切ないから、
これに文句を言う方がどうかしている。
 
誰かが、『デッドレコニング』を先に観て、それから『運命のダイヤル』を観たら大きく見劣りしてしまい、どうやら見る順番を間違えたと悔やんでたけど、そりゃそうだ。
 
『ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE』には、
共通するロケ場面と似たようなアクションがたくさん重なり、
しかもどの共通部分でも『デッドレコニング』の仕上がり具合が群を抜いているので、
先に『運命のダイヤル』を観ておいて、それから『デッドレコニング』を観るしかない!
 
お客さんに楽しんでもらうという徹底主義の主演トム・クルーズ
監督・脚本クリストファー・マクォーリー(※公式表記はなぜか「マッカリー」)
10周年記念のスカイダンス・スタジオの総意は、
ポリコレ/ウォーク/DEIへの配慮なんてお構いなしに、
 
「DEI(ディー・イー・アイ)」は、「Diversity(ダイバーシティ、多様性)」「Equity(エクイティ、公平性)」「Inclusion(インクルージョン、包括性)」の頭文字からなる略称です。企業経営において、社員それぞれが持つ多様な個性が最大限に活きることがより高い価値創出につながる、という認識が近年拡がりつつあり、DEIの取り組みが推進されています。
 
いい表情で画面映えする俳優が、男優女優問わずに起用されていて爽快。
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)以来3作目となるイルサ役のレベッカ・ファーガソン。
前作『フォールアウト』(2018)から続投のアラナ・ミツソポリス/ホワイト・ウィドウ役のヴァネッサ・カービー、
そして本作からのグレース役のヘイリー・アトウェルと、
大画面に大映しでも十分に堪える見事な面(つら)構え!
 
と、ここまで書いているうちに1週後の金曜日、
8月11日が来たので、
今度こそはIMAX版を観るぞと、再びテラスモール松戸まで。
『ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE』 IMAX
2023/8/11 ユナイテッド・シネマ テラスモール松戸 9スクリーン F-21
 
席数こそイオン越谷(392席)より
ユナイテッド松戸(347席)が劣るものの、

テラスモールユナイテッドのIMAXスクリーンは広大で、まさにこれこそIMAX

 
ScreenX版とIMAX版を見比べて気がついた点は、
  • 赤ロン毛トム・クルーズとクリストファー・マクォーリーの「映画館の大画面でご覧ください」メッセージは、ScreenX版のみ
  • 字幕ではイーサイ・モラレス演ずるガブリエル表記が古臭い。23年前の『レインディア・ゲーム』(2000)の劇場版字幕(林完治氏)では原音に近い「ゲイブリエル」だったが。
  • 「ワイヤ制御」って字幕、なんやねん? 「有線操作」とかじゃないの?
  • 音楽のローン・バルフが素晴らしい。ほぼ全編にわたって鳴りっぱなしで、原曲のラロ・シフリン節を最大限に生かしつつ、映画の興奮を存分に高めている。
思えば007の現代アップデート究極版スパイ映画シリーズとして絶対安定路線を築いたこのシリーズ、
元はと言えばテレビ「スパイ大作戦」が大元。
 

『スパイ大作戦』(スパイだいさくせん、原題: Mission: Impossible)は、1966年から1973年まで放送されたアメリカのテレビドラマ。毎回1時間枠、全171話。ミッション:インポッシブルシリーズの大元である。

日本では、1967年4月8日からフジテレビ系列で放送された。

「スパイ大作戦」には、
スタートレックのミスタースポック役のレナード・ニモイが
TOS終了と同年の1968年から出演。

すぱい
 
日本では「スタートレック(TOS)」初回放送は第1シーズンが日本テレビ系、第2・3シーズンがフジテレビ系によってなされ、それぞれ『S.0401年 宇宙大作戦』『宇宙パトロール』という邦題だった。
その後、地方各地の民放局によって幾度と再放送がなされており、1980年代以降になると1時間枠での放送が定着し、邦題も全シーズンを通して『宇宙大作戦』に統一された。また、オープニング映像も本国に準じたスタイルとなっている。

日本テレビ系

S.0401年 宇宙大作戦』の邦題で、第1シーズン全29話が放送された。

 

日本テレビ系列にて1969年4月27日~1969年9月27日まで「S.0401年 宇宙大作戦」のタイトルで、1969年10月12日~1970年1月11日まで「宇宙大作戦」のタイトルで放映。全29話。

 

オープニング映像は本国でのそれとは違った独自の編集がなされており、映像の後半では、カーク船長に扮した矢島正明による登場人物紹介のナレーションがある。そのため、ベスト版VHSやLD、2000年代前半までの再放送では、第1シーズンの話であってもオープニング映像のみ第2シーズンのものに差し替えられていた。

  • 1969年4月27日 - 1970年1月11日 日曜 16:00 - 16:55

フジテレビ系

宇宙パトロール』の邦題で、第2・3シーズン計50話を各話前後編に分割し30分枠で放送された。この際、チャーリーやカトウなど登場人物の吹き替え声優が一部変更されている。なお、富山県では放映権がフジテレビ系へ移行した後も富山テレビ放送へ移行せず、北日本放送が継続して放送した。

  • 1972年4月16日 - 1972年9月24日 日曜 11:00 - 11:30
  • 1972年10月7日 - 1974年3月30日 土曜 7:30 - 8:00

つまりアメリカではTV「スタートレック」が先でテレビ「ミッション:インポッシブル」が後だったが、日本ではその順番が逆転したため、馴染みのない画期的すぎる内容の「スタートレック」にどう邦題をつけるかを考えた時、同じレナード・ニモイが出演していることから、

「スパイ大作戦」をもじって、

「宇宙大作戦」としたわけ。
だいさく
 
 
「宇宙大作戦/スタートレック」の方は以後膨大なシリーズと劇場用作品に発展したが、
「スパイ大作戦/ミッション:インポッシブル」の方は、トム・クルーズの映画第1作が1996年に公開されるまで
全く手つかずだった。
 
初期こそ話数ごとのばらつきが散見されたが、
スカイダンス/クリストファー・マクォーリー体制になってからは揺るぎなく、

次回PART2も今から楽しみです!