新年のおつとめ
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このブログ「アディクトリポート」は、かつて
映画レビューに分類され、
劇場公開作や試写会で鑑賞した作品の感想を綴っていた。
ところが2020年の12月に環境が激変。
とても映画を観ている場合ではなくなり、
逆に言えば、映画断ちで願掛けもしており、
12/18に本国アメリカより1週早く公開になった、
『ワンダーウーマン1984』も、上映時間の長さ(2時間35分)もあり、
なかなか鑑賞の機会に恵まれず。
年が明けて2021年となり、
ようやく1/3の日曜日に、
実に久々、
2020/9/21『テネット』以来の、
池袋グランドシネマサンシャインにて、
久々のIMAX鑑賞。
『ワンダーウーマン 1984』 IMAX 2D
2020/1/3 グランドシネマサンシャイン シアター12 k-18
ところでこの『ワンダーウーマン 1984』、
本来ならもっと前に公開されるはずだったんじゃ?
当初、アメリカでの劇場公開は2020年6月5日の予定だったが、
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、
8月14日に延期された。
これを受けて、日本での公開も6月12日の予定から延期されることが決まった。
しかし、アメリカでは新型コロナウイルスの影響が続いているため、改めて公開延期となり、
新たな公開日として10月2日に設定された。
アメリカでの新たな公開日に合わせて、
日本での公開日も10月9日に決定したが、
9月11日、ワーナー・ブラザースはアメリカでの公開日を12月25日に延期することを発表した。
それに伴い、9月14日に日本公開日をアメリカと同じ12月25日に変更するとワーナー・ブラザース映画が発表した。
その後、ワーナーはアメリカとカナダでは予定通り、2020年12月25日に劇場公開すると共にHBO Maxでも加入者限定で配信することを決定した。HBO Maxのサービスが行われていない国や地域ではアメリカより先行する形で同年12月16日から順次劇場公開することが決定し、日本では当初の予定より1週間前倒しとなる12月18日に公開することになった。
そういや、コロナ騒動後に映画館が再開して、
予告編がガンガン流れながら、
いまだに日本の映画館で公開されない作品が他にも2作ある。
一つ目は『ムーラン』で、
2018年11月2日に全米で公開予定だったが、製作に遅れが生じたため2020年に延期され、さらに新型コロナウイルス感染症の影響で公開が延期、のちに中止が相次いでいる。
公式ティーザー予告編と公式ティーザーポスターは、ウォルト・ディズニー・スタジオが2019年7月8日に公開した。
日本では2019年11月21日に、邦題と日本での公開日、日本オリジナルポスターが同時に公開された。
2020年3月2日、
新型コロナウイルス感染症の影響で公開日を4月17日から5月22日に延期することが発表された。
さらに同年3月24日にアメリカでの公開延期に伴い日本での公開日も延期になると発表した。
米ディズニーは2020年7月24日に全米公開を延期をしていたが新型コロナウイルス感染症の影響で同年8月21日に日本での公開日は同年9月4日に決定した。
しかし、アメリカでの新型コロナウイルスの感染者が再び増加したことに伴い無期限延期が発表され、それに伴い日本での公開も再度延期された。同年8月4日、ウォルト・ディズニー・カンパニー最高経営責任者(CEO)のボブ・チャペック(チェイペック)が投資家との電話会議において、アメリカなどの一部の国は劇場公開はせずにDisney+(ディズニープラス)にて同年9月4日から有料配信することを発表した。なお、Disney+のサービス提供国のうち、フランスについては9月4日からの一斉配信対象国から外し、延期することが8月下旬にアメリカのメディアから報じられた。
2020年8月24日、ウォルト・ディズニー・ジャパンは日本でも劇場にての公開を断念し、海外と同様に2020年9月4日からディズニー公式動画配信サービスのDisney+にて、独占配信(提供開始時)することを発表した。本作品はプレミアアクセス作品となり、プレミアアクセス料金2,980円(税抜)を追加で支払うと、何度でも視聴が可能となる。なお、既に販売している前売り券やムビチケについては返金扱いとなり、各販売所にて行われる。
Disney+のサービスが行われていない一部の国では劇場公開することで調整しており、本作品の舞台となっている中国では2020年9月11日から劇場公開した。しかし、後述の理由により、中国当局が本作関連の報道を国内メディアが伝えることを禁止したため、公開初日における北京市内の映画館の観客は僅かだったと報じられた。
もう1作は、
『ブラック・ウィドウ』で、
本作は当初2020年5月1日に日米同時公開の予定だった。
しかし新型コロナウイルスの影響により封切りの無期限延期となり、
4月4日、新たに米国公開が11月6日と発表された。
しかし、更に延期となり、9月23日に米国公開が2021年5月7日と発表された。
9月29日に日本公開が2021年4月29日と発表された。
『ブラック・ウィドウ』は結局、
2020年5月1日の公開予定が、
2021年4月29日まで延びたのだから、
まるまる1年遅れるハメに…。
さてさて、
このように散々待たされた『WW84』
実際に見た感想は?
こちらの鑑賞が遅れたため、
アメブロにもすでにレビューがあふれまくっちゃいるが、
どれも手放しで褒めちぎってるものは少なく、
評価は☆3つあたりが平均点か。
興行も苦戦しており、
日本はいまだに映画館はとにかく『鬼滅の刃』一色。
でもって、日本の不入りが瞬く間にアメリカ本国にも伝わり、
「大コケは内容が駄作だから」
と短絡的に解釈して、
向こうの興行も作品評価もさんざん。
——と言う流れだが、
私としては「ヘンだなあ、そうなのかなあ」とずっと懐疑的だった。
なにしろ前作『ワンダーウーマン』といえば、
クリストファー・ノーランが、
『ダークナイト』三部作で、
後任のザック・スナイダーが、
『バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生』(未見)
でガラガラと突き崩したせいで、
一気に凋落。
「ここまで落ちたら、どうせ盛り返せないだろ」
と見くびっていたが、
パティ・ジェンキンスは、
『ワンダーウーマン』(2017)で見事に復調を成し遂げた。
その後の『ジャスティス・リーグ』(2017)でも、
ワンダーウーマンの出番は堅調。
(本作の実質上の監督はジョス・ウェドン)
そういう「わかっている=心得ている」、
パティ・ジェンキンス監督が、
しくじるはずなどないだろうに。
でもってようやく、
自分の目で『WW84』を見てみたら、
いやいや、なかなかどうして、たいへんな充実作。
2時間35分もの長い上映時間でも飽きることなく、
アクビは一度も出ないし、
途中でいたく感動、
ボロ泣きしました。
そういやちょうど昨年の今頃、
『スカイウォーカーの夜明け』公開を前に、
『最後のジェダイ』について、
筋金入りのSWマニアの一人と意見をかわした。
私は「駄作、失敗作」と決めつけて、
その方向で話を進めようとしたが、
その人は同作も圧倒的に支持肯定の姿勢を崩さず、
こちらの否定的意見にも、
絶対に頷かなかった。
私にとっての『ワンダーウーマン 1984』は、
その人の『最後のジェダイ』にあてはまり、
巷(ちまた)の否定意見にも、頷く気にはならない作品である。
以下、内容に触れています。
鑑賞後にお読み下さい。赤字部分
情感が支配する筋立ては前作どおりで、
ダイアナ・プリンスやその他の登場キャラの気持ちに沿って鑑賞すべきで、
それを後回しにして、
「話の流れがヘン」とか「バカげた話」と捉えるのはどうよって気がする。
他者から見れば完全無欠、
足りないものなど何もないように見える人の人生にも、
ポッカリと心に空いた、
満たされない穴がある。
その穴を満たすチャンスが来たとしたら、
誰だって乗っかってしまって当然だ。
つまり、一つだけ願いを叶えるチャンスが来れば、
誰しもが「個」や「私」の人生の完成を目指してしまうし、
ここに来て、他者の幸せを優先する人など誰もいない。
だから他者から見れば、
「そんなバカな」「ありえない」行動や選択が続くのが『WW84』では当然で、
それを「くだらない」「理屈が通らない」と指摘するのは、
劇中キャラの気持ちにまるで寄り添わない見方ではないか。
映画によって見方も変えなくちゃ。
否定意見には、
アメコミ映画の模範例が頭の中にあって、
それに『WW84』があてはまるかどうかだけの比較や評価基準で、
もっともらしく語っているものだってありはしないか。
ところで、本作のアンゼたかし氏の字幕だが、
「ブドン」と表記される寝具は、フトン(ふとん/布団)のことでしょう?
厳密には同一でないのを、「ブドン」で表現しましたって、
そりゃないよ!
ハンス・ジマーの音楽もていねいな曲作りでパターンに堕さず、
元祖ワンダーウーマン、
リンダ・カーターへのリスペクトもあり、
リンダ・カーター:1951年7月24日生まれ(69歳)
ガル・ガドット:1985年4月30日生まれ(35歳)
私には文句なし。
皆様にもオススメします!