『ダークナイト ライジング IMAX』(中編)/それまくる話(37) | アディクトリポート

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昨日の続きで、今日は映画本編の感想。
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途中まで、「今回はダメかもな…」と感じていた。

前作『ダークナイト』(2008)の時の、
$オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-一デカ
キレがない。

まあ、『ダークナイト』が特異点みたいに奇跡的な作品で、
その前作『バットマン ビギンズ』(2005)も、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-koumori

その次の『インセプション』(2010)も、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-おれまがる
『ダークナイト』にあった成功の要素が抜け落ちてたから、
同じクリストファー・ノーラン監督作なら、そうなってもおかしくはないですが。

なんだけど、これも昨日書いたように、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-きゃっと
最終戦で、全てを挽回します!

『ダークナイト』のラストには、バットマンの「オレが悪かったことにすれば、全てが丸くおさまる」という、崇高な“泣いた赤鬼精神”に感涙したが、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-taitoru
同時に、作品の鮮やかな出来の良さにも感動して泣いた。

だけど今回は、ドラマの展開にこそ感動して、むせび泣き!

IMAXで鑑賞し、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-らいじんぐ
役者の細かな演技にも、感心しきり。

特に今回は、執事のアルフレッド役のマイケル・ケインが、
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貫禄で絶妙な演技を随所で見せる。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-あるふれっど2

それから、女怪盗セリーナ・カイル役
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-はさうぇい
※劇中では「キャットウーマン」という特定や認識はされていない)の、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-みみ
耳は「まあまあ」レベル(笑)
アン・ハサウェイ!

たれたギョロ目に高い鼻、デカイ口と、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-きゃー
マンガに描いたみたいな誇張・強調気味の美人顔に、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-びじんがお
腰がギュッとくびれて、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-きゃっと
脚がスラリと長い、抜群のプロポーション。
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『ビギンズ』では、最近トム・クルーズと別れたケイティ・ホームズが、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-keitexi
『ダークナイト』ではマギー・ギレンホールが演じたレイチェルよりも、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ぎれんほーる
↑若い時はハツラツさで勝負できても、寄る年波には勝てずに劣化が激しく、オナラみたいな声のギレンホールの良さが、私にはさっぱりわかりませんでした。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-dokoga
誰か彼女の魅力を教えてください。耳ですか?


峰不二子を地で行くセリーナ・カイルの方が、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-きゃっと
よほど魅力的ですよね。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-よこがお

ノーラン監督は同じ俳優を再起用する傾向が強く、
『インセプション』からの続投は、
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マリオン・コティヤールと、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-こてぃやーる

小兵(こひょう)という言葉がしっくり来る、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-けいかん
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-だっしゅ

コティヤールもレヴィットも、
「この役に適任なの?」とか「単なるコネ起用じゃん」と感じられるが、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ばす
最後まで観れば、納得至極。
ミスキャストや無理やりのコネ起用ではありません。

さて本筋は、2作目が1作目の悪の要素をバッサリ切り捨てたのと同様に、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-kiriann
↑ただし1作目『ビギンズ』と2作目『ダークナイト』が同じ世界観つながりなのを示すためか、スケアクロウ(キリアン・マーフィ)は2作目の冒頭にも登場し、なんとご覧のように、3作目「ライジング」にも皆勤賞!
今回はジョーカーの要素が完全に消えていて、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-でんと
↑ジョーカーのかわり?に、ツーフェイス/ハービー・デント(アーロン・エッカート)の存在は、3作目でも何度も示される。
それはいいんだけど、かわりに(?)『ビギンズ』のラーズ・アル・グール(渡辺謙)や、アンリ・デュカール(フランス語名だから。日本の公式表記は「デュカード」/リーアム・ニーソン)の要素が復活し、中盤に観るものを不安にさせる。

なぜなら2作目『ダークナイト』は傑作だから何度も観たが、1作目『ビギンズ』は、退屈な凡作だったので1回しか観ておらず、しかも途中で寝てしまったので、内容をよく覚えていないからだ!(※個人比

まあ、これも最後まで観れば、意味があるってわかるんだけど。

ジョーカーの話がでたついでに、
$オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-じょけr
今回デンバーで起きた銃乱射事件の犯人は、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-じょーか
ジョーカーに感化されてしまったらしいが、
2008年当時の『ダークナイト』鑑賞後の感想で、
しかめっつらでクソ真面目なバットマン/ブルース・ウェインよりも、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-korosu
ジョーカー(ヒース・レジャー)の方にこそ
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-うふふ
共感、支持する声が多いことに驚いた。

曰(いわ)く、
「パトカーからハコ乗りしてて、楽しそう」
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-hakonori

「映画を何度か観れば、今度こそジョーカーが勝つんじゃないかと期待してしまう」
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-tomo
云々。

とか書くと、
「おまえ、何“良い子ちゃん”ぶってんだよ!
ふつー、ジョーカーの方がうらやましいだろ」
と思われるかも知れませんが、
殺人者の汚名をかぶってまで、とにかくジョーカーには絶対に勝たせないバットマンの意地とド根性の方にこそ、思い切り肩入れしましたよ!

ここが映画のキモなんだから、ノーラン監督の気持ちや感覚も同様なんだろうとは思いますが、
今回の事件のように、ジョーカー信奉者が出て来ちゃうと、
まともな倫理規範の人間なんてほんの一握りの少数派で、
好き勝手し放題こそがホントの欲求って人も多いんだから、
そういう人を感化させてしまうようなドラマは、慎んだ方がいいのかもしれないですね。

次回完結!