2020年6月8日の月曜日は、
川口税務署
↓
アリオ川口
↓
MOVIX川口にて、
『弥生、三月』を鑑賞。
これが意外や見応えがあったため、
今日は調子がいいぞと、
続けてもう1本を鑑賞。
それが
『フォルトゥナの瞳』
2020/6/8 MOVIX川口 シアター② G-15
この作品の鑑賞は、
くしくも
『弥生、三月』と似通う部分が多かった。
まずは作品について事前知識が皆無で、
『弥生、三月』が東宝と電通の合作だと知ったのと同様に、
『フォルトゥナ』の原作が百田尚樹(ひゃくた・なおき)と知り、
「こりゃアカン」
百田と言えば、
『永遠の0』(2013)の頃はずいぶんともてはやされたが、
「行列のできる法律相談所」で、
どうせ原作小説を未読のくせに(※憶測です)、
磯野貴理子が「読んだ読んだ、泣いた泣いた」と白々しいコメントを出したり、
日テレ朝の情報番組でテリー伊藤が映画版を、
「ハリウッドを越えましたよ」と褒めちぎるなど、
映画が日テレ製作だったこともあり、
そういうヨイショ事情もあるんだろうなと勘ぐった。
吹石一恵の演技もダメだが、
三浦春馬はそれに輪をかけてヘタクソだった。
それでも戦時中/戦後すぐの話には引き込まれ、
井上真央の窮地を救った誰かの逸話を、
もう少し映像で掘り下げればよかったのに、
くらいは感じた。
『海賊とよばれた男』(2016)の頃までには、
2012年11月11日放送のテレビ番組『たかじんのそこまで言って委員会』において、
民主党について「息を吐くように嘘をつく」と非難。
でもって代わりに支持するのが、
まさに「息を吐くように、ことごとく嘘だけしかついていない」アイツとなると、
百田は作家としての経歴を踏み台に、
ある意図や目的に加担していると見透かせた。
ただし、人物利用と作品(創作や芸能)自体の評価は別であるべきで、
たとえばダウンタウンの松本人志が、
ワイドナショー等の情報番組で「言わされている発言」を問題視するからと言って、
彼のタレントとしての芸風まで「面白くない」と断ずるのは短絡的すぎる。
百田作品も同様で、
テレビ放送の『永遠の0』も、
「金スマ」で放送された『旬愛』のドラマ化(2014?)も、
けっこう感動したし、
今回の『フォルトゥナの瞳』も、
上映中に退屈もせず、
ずっと興味を惹きつけられて見終えた。
- いったん時系列どおりに話が進みながら、後でふり返ったところで前は触れなかった新事実が明かされる。
- 出演俳優の顔ぶれ
——等々で、
東宝作、
『コーヒーが冷めないうちに』(2018)
を下敷きにした本作、
『フォルトゥナの瞳』がさらに下敷きで、
『弥生、三月』が作られたであろうことは想像に難くない。
観客を映画に没入させるには、
主演俳優に応援したくなるような顔ぶれを揃えるべきで、
その意味では、
神木隆之介と
有村架純の起用は大成功だったと思う。
神木隆之介は子役時代から演技が達者で、
終始怖れおののけまくっていた『妖怪大戦争』(2005)
とか、
とか、
とにかく演技に不安などないし、
観客の反感を誘わず、
共感、支持、応援を集める善人の資質にあふれている。
そういや神木で思い出したが、
子役スタートで仲がよかった志田未来とは
あくまでも友人なだけで、
恋愛関係はなかったそうだが、
それを証明するかのように、
志田は2018年9月に、一般人男性と結婚。
そこらへんが掘り下げられないのが謎めいている。
ところで劇中で有村がつとめるケータイ会社が、
神木がCM(「意識高すぎ!高杉くん」シリーズ・2018年 - )を担当するauだったり、
神戸が舞台で
ロケ地がすべて関西なのに、
登場人物が標準語しか話さないという、
と同じ珍現象が起きている。
それにしても、2019年2月15日に『フォルトゥナの瞳』が公開された時、
まったく不案内で、
今回MOVIX川口で上映時間を調べ、
はじめて「どういう映画?」と興味を持ったが、
百田尚樹の注目度も、
すっかりダラ下がりしたようである。
↓愛知県の大村秀章知事を相手取り、高須クリニックの高須克弥院長らがリコールを求める運動を起こした。2020/6/2
左からカメレオン武田邦彦、「ゴゴスマ」降板・竹田恒泰、日本会議高須克弥、アベ友・百田尚樹と有本香
なぜか今頃・邦画篇2020−6③
というわけで、
久々に動画を貼っておきましょう。
2020/6/13
2020/6/12
2020/6/11
2020/6/10
2020/6/9