二つのウルトラマンTV番組
二つとは、
- 「ウルトラマン クロニクル ZERO&GEED」
- 「ULTRAMAN 2020」
2020/6/13(土)
「ウルトラマン クロニクル ZERO&GEED」の最終回。
2020年1月11日 - 6月13日放送。全23話。
とはいえ、
最終回は来週から始まる「ウルトラマンZ」の予告紹介篇に過ぎず、
2020年6月20日 -(予定)
このため前週の「ZERO&GEED」22話放送6/6は、
しわ寄せを喰らった
2019/3/8公開
たった1回30分の放送枠内に収まるように、
ジード/朝倉リク(濱田龍臣)がらみの場面をメインに編集されていたが、
↑この場面があったかもアヤシイが…。
もしかしたら『ウルトラマン映画』を、
どうせ1年経てばテレビで放送するだろ
という、対象観客層が映画館での鑑賞を回避してしまうのを防止するつもりだろうか。
いまだ公開時期の発表がない、
『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』なんて、
※本来は2020/3/6公開予定だった。
たぶん夏休み映画として8月公開だろうけど、
そうなると、
2021年夏には、「Z」の次のテレ東ウルトラマン放送中なので、
(※憶測に過ぎません)
2022年まで、2020年公開でも『劇場版タイガ』のテレビ放送を期待するのはまったくどうかしている。
ところで、「ZERO&GEED」に話を戻せば、
「ウルトラマン列伝」終了後、
2011年7月6日 - 2013年6月26日放送。全104話。
2013年7月3日 - 2016年6月25日放送。全155話。
7〜12月期のメインのテレ東ウルトラマンの
1.2013年の「ウルトラマンギンガ」(「新列伝」内)
2013年7月10日 - 8月14日、11月20日 - 12月18日放送。全11話。
2.2014年の「ウルトラマンギンガS」(「新列伝」内)
2014年7月15日 - 9月2日、11月4日 - 12月23日放送。全16話。
3.2015年の「ウルトラマンX」(「新列伝」内)
2015年7月14日 - 12月22日放送。全22話。
4.2016年の「ウルトラマンオーブ」
2016年7月9日 - 12月24日放送。全25話。
5.2017年の「ウルトラマンジード」
2017年7月8日 - 12月23日放送。全25話。
6.2018年の「ウルトラマンR/B」
2018年7月7日 - 12月22日放送。全25話。
7.2019年の「ウルトラマンタイガ」
2019年7月6日 - 12月28日放送。全25話+特別篇。
つなぎ番組に過ぎないと軽視されまくってきたが、
2017年1月7日 - 6月24日放送。全25話。
2018年1月6日 - 6月30日放送。全26話。
2019年1月5日 - 6月29日放送。全26話。
2020年1月11日 - 6月13日放送。全23話。
17話(2020/5/2「君の名は朝倉リク」)の、
セミ人間セミヤの名前の由来で、
↑セミ人間のセミヤ(左)とセミカ(右)
リクとペガが
「どうせセミ人間だからだろ」くらいに考えていたら、
そこから派生で、
「ペガはまさかペガッサ星人が名前の由来じゃあるまい。
星人の個人名が星の名前に由来する安直なネーミングなら、
地球人の個人名がチキュみたいなもんだろ」
と鋭すぎる指摘があり、ド正論にペガはタジタジ、
——このくだりには笑った。
その昔、
SWスピンオフ小説の児童書向け(Mission from Mount Yoda)
を読んでたら、
デュロス(Duros)というエイリアン種族の、
デュスティーニ(Dustini)という女性キャラが登場。
「んなわけねえだろ!」と感じていたのを思い出す。
「クローン・ウォーズ」にキャド・ベインが出て来た時には、
“デュド・ベイン”とかでなくてホッとした。
もう一題は、
アニメ「ULTRAMAN」④/アニメのウルトラマン2020−6-1
に続く、
アニメのウルトラマン2020−6-2/アニメ「ULTRAMAN」⑤
「ULTRAMAN 2020」
MX(2020/6/7)放送第9話では、
北斗星児とスーツAが登場。
- ULTRAMAN SUIT A
- ヤプールが地球産のマテリアルを元に北斗星司用に開発したスーツ。他のスーツと比べやや目が大きい造形と頭部のトサカ状の突起が特徴。「Alien(異星人)」の頭文字と星司の自己顕示欲からエーススーツと呼ばれる。科特隊のスーツとは技術体系が大きく異なるが、性能的には遜色のないスペックを誇る。先行機にない機能として擬態装置を応用した転送装置が組み込まれており、両拳を撃ち合わせるようなモーションによって瞬時にスーツを転送・装着できる。この他にもヤプールの親心から、星司本人も知らない機能を複数備える。
- 主な武装は戦闘用義肢の両腕が変形して出現した手首の開口部から形成したビームカッター。さらに義手を変えることで前腕部に仕込まれた高出力のビーム兵器が使用可能になる。
ところで、
SUIT Aはエースの頭文字で収まったが、
原作漫画では、
初代マンAタイプを模した
初号機こそがSUIT Aで、
ULTRAMAN SUIT A-TYPE=早田父子の力を補助・増幅するために開発され、進次郎の使用を想定 2020/4/19
- 進次郎の力を補助・増幅するために開発されたスーツ。後述するB-TYPEと区別するため、A-TYPEと呼ばれる。
- 動力源であるスペシウムエネルギーの恩恵によって、高速戦闘や擬似的な飛行を可能としている。さらに胸部のカラータイマーが赤く発光したリミッター解除状態になることで大幅にパフォーマンスが向上し、3分間だけ強大な力を発揮することができる。リミッターは進次郎とスーツにかかる負荷を考慮して遠隔操作による解除が基本だが、後に進次郎の意志で解除できるようになる。
- 武装は両腕に内蔵された引込み式のスペシウムブレードで、右手首の制御ユニットを左手首のコネクタに接続して十字に構えると左腕部の発射装置からスペシウム光線が発射可能。
- アニメ版では、進次郎が右手首に取り付けたデバイスを宙空に突き上げることで、科特隊本部から自動で転送・装着されるようになっている。また映像の映えを重視した監督の意向で、スペシウム光線は十字に組んだ左手を右肘にスライドさせながらエネルギーをチャージすることで、右腕の発射口から光線が発射されるかたちに変更されているほか、B-TYPEに先立ちウルトラスラッシュが使用できるようになっている。
登場そこそこに、初代マンBタイプを模した
SUIT Bに交代。
B-TYPE
- 進次郎の成長にA-TYPEの性能が追いつかなくなったことを受け開発された新スーツ。ヤプールが残したエーススーツの設計図を基に、軽量化やスラスターの追加、各補助モーターをナノモーターへ変更する等の見直しが行われたことで、より自由な空中飛行が可能となっている。さらにセブンスーツで実装済みのクローキング機能(不可視化)や擬態機能も追加されている。
- 武装面では、両掌にウルトラスラッシュと呼ばれるリング状のスペシウムエネルギーを形成する発生器が追加されたほか、スーツのスペシウムエネルギー消費を抑える目的で外装兵器マルス133改が設定されている。
2018/07/10
かくしてSUIT Aの名称が空席状態になったため、
エースに割りあてたというわけ。
となると、
アニメ版の科特隊基地には、
初代マンの像が設置されているが、
それがCタイプなところを見るに、
たった今(2020/6/14)、
MX放送の第10話を見たら、
科特隊記念館(基地)には、
大型のCタイプ像、
中型のBタイプ像、
小型のAタイプ像が設置されているもよう。
アニメ「ULTRAMAN 2020」の過去世界においても、
初代ウルトラマンにはA/B/Cの3タイプが存在していたらしい。
だがこれもよく考えれば陳腐な話で、
なぜなら3タイプの存在は、
あくまでも制作上の事情に過ぎず、
作品世界の必然ではなく、逆に都合が悪かったからだ。
平面デザイナーの成田亨氏は、
マニアに指摘されるまでABC(命名は山田正巳氏)
の差違に気づかず、
立体造形の佐々木明氏も変遷の詳細を語らない。
これは先頃(2020年4月24日)亡くなられた開米栄三氏に師事を仰いだ、
Cタイプで劇変したのは、
BとCの間に、
にせウルトラマンが介在しているため。
Bタイプの水粘土原型を手直しして
にせウルトラマンのマスクを成形している。
つまりCタイプのマスク造形は、
にせウルトラマンの水粘土原型を手直ししたので、
ゾフィと共に、
もっと言えば、
同じ頭部原形を受け継いだ新マンまで、
幅広の口幅など、Bタイプよりもにせマンの形質を引き継いでいる。
↓この並びこそ、正しいマスク変遷史なのだ!
以上、こうしたマスク造形の変遷は、
あくまでも制作上の必然=創作上は違いがあるのは説明がつかず都合が悪いのに、
アニメ「ULTRAMAN」の創作世界でも、
制作事情の初代マンA/B/Cタイプが存在するのはヘンじゃないのか?
なんてことに思い至るのは、
もしかしたら世界中で、私一人なのでしょうか?