デアゴスティーニ・ジャパン (2018-02-20)
映画版/劇場用エンタープライズ改装型
NCC-1701(-A)の再販について。
一向に追加情報が入ってこないし、
そもそも情報元は、
どこから本情報と商品パッケージ画像を仕入れていたのかも不明だった。
今回調査して、
本情報に行き着いたので、
ここに紹介しておこう。
以下の情報では、
amtブランドと、
ポーラーライツブランドが、
まぜこぜで語られているが、
どちらも資本は同じラウンド2なので、
それを理解したうえでお読み下さい。
AMTモデル「スタートレック」キット再販情報
新年2018は、AMT製エンタープライズ改装型が再販される。
同キットは中型キットファンには絶大に支持され、
1/1000スケールのスナップキット(30センチ)では
飽き足らず、
かといって1/350スケール(86センチ)では、
大きすぎて持て余す
STの創始者ジーン・ロッデンベリーが、amtキット初版と記念撮影。1979
〜80年頃。
とはいえキットの表面モールドは、
再販前と変わらず、レンガ状モールドが全面に走った状態。
ラウンド2社はおよそ8年ほど前に、
旧1/537スケールキットの問題点を改修した新金型での発売を検討したが、
そうなると一部の改修では済まず、
完全新設計の新金型での開発となってしまい、
かなり高価になってしまうため、
それは1/1000スケールで進めることになった。
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旧キットからの改修点は、
現行STキット製品に共通の、
ドーム型ベースに設置するために金属パイプを使うこと。
デカールの質は向上させるが、
↑1/350スケールの、塗装によるアズテックパターン。
アズテックパターン(アステカ模様)は、
他のキットのように船体全体をフルカバーするものではない。
波打ったレンガ状モールドがくまなく走るキットには、
なじませてうまく貼れないモデラーも多いだろうとの判断から。
とはいえ、第二船体(機関部)の「背中/背骨」にあたるエリアの、
1/350スケールの背骨部分。
青白い色調のデカールは新規に追加され、劇中の外観に近づけている。
旧キットからの大きな改修点は1箇所だけで、
第二船体の底面の穴は、
ラウンド2社(AMTとポーラーライツ)のSTキットに共通の、
黒い半球ベースに立てるため、金属棒を囲む形に改修されている。
それ以外は旧キットのままなのは、どうにもザンネン。
実際に改造して欲しかったのはワープナセルのパイロン(支持架)で、
ちょうどリライアントの1/1000スケールキットのように、
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がっちり固定するか、補強して欲しかった。
改修しないとナセルの重みで、完成から数年後には、へたってしなだれてしまう。
それ以外の変更点は、もっぱら外観上の見せかけに過ぎず、
改造パーツとの交換や、
モデラーのくまない紙ヤスリがけ等の自主改造で、
改善が見込まれる。
円盤型第一船体の底面にあるセンサードームは、
同1/537スケールのリライアントキットのものと交換すれば形状はより正確になるし、
↓第一船体の下半分は、リライアントのパーツ流用の方がいいかも。
ブリッジ形状は正確でも、土台の丘の形は異なる。
というわけで、
エンプラ再販をよりホンモノに近づけるためには、
どうしても同スケールのリライアントも買い揃える必要があるみたいですね。
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念のために、デカールもいかがでしょうか。
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