シナリオ5
底値買い戦略が図に当たると、すこぶる気分が良い。
しかし、この快感を味わえるのはマレだ。
私の例では、底値と思って買っても更なる下げを喰らう確率は
80%を超える(悔しいのでチャントは調べてない)
情けないのは、数少ない底値を買えたケースでも僅かな上げ
で、利確してしまう傾向があることだ。
底値を買う方針は良いとして、尻尾は捨てる覚悟を持ちたい。
「オシメが取れれば一人前」という言葉がある。
押し目を取るとは底を打って、又は上昇トレンド時調整後の上げ
を確認してからエントリーすることだ。
私のような初心者でも、押し目でエントリーする法則を探す。
前日NYが上がったからと言って、慌てて寄りで買いを入れる愚
は犯すまい。
シナリオ4
日経225は、4日分戻した勘定だ。
今日の戻りが、反騰の第一歩なのか?
更なる下げに向けた、ダマシなのか?
「神のみぞ知る」だろう。
自分の読みに従って、勇気ある行動を起こすだけだ。
①買いのポジションを解消
②買ってあったputオプションを適正な価格で売る。
①は今日の上げで軽傷で乗り切った。
②は昨日まではボチボチ出来た。今後も月末迄は続けることを想定している。
③callオプションの買い
これは、昨日までの下げでボチボチ拾ってある。
今月末にかけて、更に下がるようなら追加買い。
④リスク管理
これは、2つの要因への対処。
・人民元切り上げの、レベルと日程がらみ
・北朝鮮の核実験
人民元の方は、相場はかなり織り込んだ。
問題は核実験の方だ。
これが起きると、東京直下型地震が起きた時並みの暴落があると想定。
7月と8月限のputオプションP100以下の安いレベルの銘柄の「買い」で良しとする。
本日、日経225の200円を越す上げは、putオプションのバーゲン価格を提示してくれた。
折角なので買っておいた。
大局観に対する読みが外れて、今日が大相場の始まりだった時は、仕込んであるcallオプションの買いが威力を発揮する。
相場に生活を賭けてはいないが、早期退場はイヤだ。
長~く、楽しみたい。
そうそう、一番楽しいのは
⑤個別銘柄の買い
だ。これも楽しみながら仕込みたい。
不可解
kabu.com証券から、オプションの約定通知が届いた。
今の今まで、気が付かんかった。
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XX XX 様
次の銘柄が約定しました
2005/05/18 15:10:00
日経平均オプション 05/06 コール 12500
オプション返済売り/指値
約定単価 1円
約定数量 1枚
受渡金額 370円
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kabu.com
カブドットコム証券
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コリャ、ナンジャらほい?
早速、MSで本日の歩み値を見てみる。

アリャラ、0506C125は引けで25枚も1円の値が付いた!!!
なして?
確かなことは、引けで売れた25枚のうちの1枚は私の分。
私が売りに出していた何枚かを比例配分された1枚らしい。
面白いのは、2円で764枚も売りに出されている。
3円指値も9枚。
世の中、ズーズーしい人がいるもんだ。
(私も同類だったりする)
まー、いいや。私の本日の売上は、この1枚×1000=1,000円
手数料やら税やら引かれて、370円が手許に残った。
本当の成果は、「6月のSQ日迄に何が起きるか解らない」と、認識できた
こと。
明日からは、callの売りは引っ込めよう。
今回の下げは来週で終焉。
早ければ今月末から上げに転じる。
と、読んでいる筈であった。
折角買ってあったcallオプションだ。
下げが終わってから売りに出すことにしよう。
シナリオ3
NYが2日連続上げて、東京は昨日大幅下げ、そして今日は揉み合い。
愈々、今週から来週にかけてのセーリングクライマックスが近づいた。
と、いうシナリオを描いているからには行動が必要だ。
今月一杯は、下げを予想。
では、どこまで下げるか?
日経225の日足で、1年間を見る。
25日線を中心としたエンベローブで、-5%が10,695円
-10%が、10,132円である。
この間で納まると見ておこう。
この下げの間に、必要なアクションは2つ。
①買ってあったputオプションを、出来る限り効率良く売る。
②個別銘柄のエントリー
putの売りにも、個別のエントリーも予測値を決めて指しておく。
ザラ場に貼り付けない以上はそれしかない。
個別銘柄は、自分で決めたテーマ に沿った銘柄とする。
防衛の雄も、ユビキタスのトップランナーも共に底値だ。と、思う。
これらの銘柄は、日経225と同じ比率で下がると見て指しておく。
kabu.com証券なら、3週間先までの長い期間注文できる。
信用取引の余力を活用するので、銘柄や指値の分散が可能だ。
ブログの大家さんも、立派なユビキタス銘柄だ。
「いつでも、どこでもインターネット」という意味では、某国際超優良銘柄も
該当する。
いずれもバーゲン価格だ。
おっと、
③callオプションの買い
も忘れてはならない。
このテーマは自分の為に別途、まとめておく必要がありそうだ。
アンナ・エレノア・ルーズベルト
「相場のことは相場に聞け」という。
どんな立派な上げ講釈も、下げ相場の前では空しい。
巷の講釈師達も総悲観に転じた。
総悲観の今こそ勇気が求められるのだろう。
損切の勇気と、立ち向かう勇気。
*********************************
You gain strength, courage and confidence by every experience
in which you really stop to look fear in the face.
- Anna Eleanor Roosevelt
目の前の恐怖に真っ向から立ち向かう経験をするたび、あな
たは強さと勇気と自信を身につけることができるのです。
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勝利の女神は、勇気に微笑む。
度を越えた勇気は、破滅に向かう。
自分で決めた法則を守るだけ。
シナリオ2
買いだけでポートフォリオが組んである。
ココまで下がると、自分の痛んだポジションを見たくもない。
putオプションの買いなど、焼け石に水である。
先月の下げの時と同様、「putオプションの買い」の半分を売った。
「焼け石に水」状態は先月と同様だ。
終値の高いところで売れたのは、少しは学習の成果か。
一方、7月限のcallオプションも買えていた。
自分で描いたシナリオ があるので、早くからcallオプションの買いを入れ
てあった。kabu.com証券は、3週間先の注文まで受け付けてくれる。
ザラ場に貼り付けない以上は、自分のシナリオ通りに推移した時に約定
できるようにと、現実とはかけ離れた指値を3週間前から入れておいた。
本日の急落も昨日同様、14:00から本格化した。
松井証券は注文を入れた週末までしか、注文を預かってくれない。
週をまたがる注文はできない。
kabu.com証券は3週間先まで預かってくれる。
注文時の価格水準からすれば、かけ離れた指値となる。
オプションの注文を、3週間も前から入れる人は普通はいない。
私の早すぎる注文は、待ち行列の最前列にいたらしい。
従って、この日55円から50円に下がって初めての約定で買えた。
ところで本日の大商い銘柄は、0506P850 であった。
18,635枚の出来高だった。
一瞬だけ2円をつけたが、終日1円だった。
倒産企業が監理ポストに入ってから賑わうのと同じで、1円→2円という
2倍の値動きを狙うのだろう。
6月10日迄に、日経225が8,500円になって初めて本来価値が出る銘柄だ。
本来価値などが出ないように願うしかない。
宝くじ4
14時を過ぎてからの急落。
個別銘柄は含み損を拡大した。
今月の末にかけての下げは織り込み済みだ。
下げを喰らっても、putオプションの買いが含み益を増している。
本日の終値で売却すれば、個別銘柄の下げ分は埋まったところだ。
しかしオプションの場合、小さな儲けで利確はできない。
今後のために、データを残しておく。
【日経225の2分足チャート】
14:00を過ぎたあたりで、11,000円を切ってきた。
【0506P110の1分足チャート】
日経225が、11,000円を切ったので「本来価値」が出現。
14:00を過ぎてからの、上げが素晴らしい。
私は、これを買っていなかった。
私が買ったのは、0506P105だった。
【0506P105の分足チャート】
「本来価値」はなく「時間価値」だけだが、14:00からの急落には
鋭く反応している。
日経225が本日で下げ止まるようなら、このP105は単なる掛け
捨て保険となる。
今週更に下げるようだと、しかもこの銘柄の「本来価値」が生じる
10,500円を超えて下げるようだと大変なことになる。
個別銘柄のポートフォリオは、本日の下げでボロボロとなった。
6月限と7月限のputオプションの買いを持っているので、救われた。
一方本日の急落で、日経225のcallオプションは少し下げた。
チョッピリ買っておいた。
どの価格帯で、どの限月を買えば良いのか解ってきた。
授業料の成果はあったと思う。
宝くじ3
先週金曜日(5.13)、NYdowは-49.36で10140.12 ドルだった。
木曜日の下げ、110.77ドルと言い順調?な下げだ。
東京のNY追随は当分続く。
月曜日の東京は、下げ基調もやむをえない。
下げが月曜日だけで、火曜日から上げ基調に変化するとは思えない。
週一杯は下げ基調が続くと見ざるを得ない。
下げ基調の中で、個別銘柄のエントリーは危険だ。
しかし、危険と希望は背中合わせの関係にある。
総悲観の中で、リスクを取らねば美味しい果実は得られない。
底値で買って、高く売りたい。
中長期的に、日経225は上がると見ている。
日経225が上がること、イコール個別銘柄も上がる。
問題は日経225が、いつ12,000円を達成するかだ。
これが解れば苦労はない。
5月末迄は下げ、6月にもみ合いながらも徐々に上昇、7月に12,000円を
達成するというシナリオを描いてみた。
自分のシナリオに沿ったトレードをしなければ、後々悔いが残る。
しかし、自己満足のために種銭は溶かせない。
こういう時はオプションの出番だ。
リスクをオプション料に限定しつつ、利益の最大化を図る手段がオプシ
ョンだ。
【0507C115日足チャート】
0507P115の直近安値は、4月28日に付けた75円だ。
【0507C115分足チャート】
日経225が下げ基調の中、5月13日(金)は一時80円迄下げている。
【0507C115板情報】
月曜日以降、更に下げて仮に75円で買えたとする。
金曜日の時点のでも、それなりの買い板がある。
75円で買えて、予想シナリオ通り7月(実際にはSQ迄)に12,000円達成
した場合は、callオプションの意味が出てくる。
普通はSQ以前に売るので、買値と売値の差額となるが・・・
putオプションの権利消滅
kabu.com証券から、オプションの権利消滅報告がメールで届いた。
証券会社によって、サービスがかなり違う。
松井くんはウンでもなければ、スーでもない。
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XX XX 様
05/13(金)OP権利処理の結果です。
SQ:11038.15
銘柄:日経OP 05/05 プット10500
数量:2枚
結果:権利消滅
詳細はOP取引履歴をご照会ください。
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http://kabu.com
カブドットコム証券
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手数料も違う。
kabu.com証券:630円(個別取引)
松井証券:3150円(Boxレート)
手数料体系が異なるので一概には言えないが、私の投資スタイル
にはkabu.com証券が有利だ。
そして、この0505P105の買い約定は5月2日 (月)
営業日ベースでは、SQ日迄の7日間の命だった。
このオプションを持っていれば、7日間の間に日経225が、10,500以下
の値段、例えば10,000になっていたら、
10,500-10,000×1,000=500,000の差額が受け取れる。
つまり、日経225が急落した時に始めて、効力が発生する。
半端な下げでは無価値となる。
買いのポジションを構築している場合、急落が一時的なものであると
すれば買いのポジションをそのまま放っておける。
下げた時はputオプションを売って凌ぎ、戻りを待てば含み損はいずれ
消える。
しかし、putオプションで利益を受け取れる可能性は、限りなくゼロに近い。
投資ではなく、投機である所以だ。
急落時の保険と考える