[年をとると耳毛が伸びるのはなぜ?]
(R25 2013年10月29日)
中年以上の男性と間近に接しているとき、ふと目につくものがある。
耳の穴からぐわっと飛び出している“耳毛”だ。
鼻毛が伸びるのは理解できるが、いまのところ自分の耳を鏡に映してみても、
それらしい毛は確認できない。
これは一体何なのか?
「おっしゃる通り、それは耳毛です。人間の体毛はおおまかに、眉毛、
まつ毛、鼻毛などが属する『剛毛』、頭髪が属する『長毛』、さらにわき毛や
陰毛など思春期に生える『性毛』に分類されています。耳毛はこのうち、
『剛毛』に属する体毛になります」
そう解説するのは、新宿ライフクリニックの須田隆興先生だ。
体毛とひとくちにいっても、じつは種類が分かれているのだ。
でもこの耳毛、いったい何のために生えているのだろうか?
「基本的に人間の体は“大事なところ”を体毛で守るようにできています。耳の
ように穴があいている器官は、どうしてもゴミやほこりがたまりやすいです
から、それらをブロックする役割がひとつ。それから、冬場などは冷たい
外気をシャットアウトして、機能を維持する役割もありますね」
須田先生によれば、若いうちは目立たなくても、男女を問わず誰もが耳の中に
体毛を備えているという。
試しにペンライトなどで照らしながらよく目を凝らして見ると、短い体毛が
びっしりと生えているのが確認できるはず。
「ちなみにこうした剛毛に属する体毛は、思春期以降、年齢を重ねるとともに
太く長くなる性質を持っています。年輩の男性の耳毛が目立つのも、これが
理由でしょう。鼻毛などは子どものときにはさほど気になりませんが、大人に
なってからはまめな手入れが必要になりますよね。耳毛もこれと同じ。因子の
ひとつとして、やはり男性ホルモンの影響があるようです」
つまりこれから先、気づかないうちに耳から毛が飛び出しているようなこと
だってあるかもしれない。
あまりなじみのない耳毛のお手入れは、大人ならではの身だしなみのひとつ
なのだ。
(友清哲/R25編集部)
http://news.goo.ne.jp/article/r25/life/r25-20131029-00032816.html
[ヘビを探知する特殊機能、サルの脳内に発見 米研究]
(AFP=時事 2013年10月29日)
ヘビはなぜ見る者に恐怖心を与えるのか──
これまで明確な答えを得ることができず謎とされてきたこの問いについて、
28日の米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究論文は、ヘビを
見ると即座に警告を発する特殊な細胞が脳内にあるとしている。
米カリフォルニア大学デービス校のリン・イスベル教授(人類学)が率いた
研究チームによると、ある特定の神経細胞は「選択的に」ヘビのイメージに
反応するとし、顔や手、幾何学模様といった他のイメージに反応する同種の
神経細胞に比べてより強い反応を示したという。
実験では、脳内の視覚による注意喚起および威嚇イメージに対する瞬時の
処理をつかさどる視床枕という部分に微小電極が埋め込まれた2匹の若い
サルが使われた。
2匹には、コンピュータースクリーンに写し出されるさまざまな色や形を
見せた。
この中には、複数の「異なった態勢」のヘビのイメージの他に、威嚇する
サルの顔や手、さらには星や四角形などの単純な形などが含まれた。
実験の結果、ヘビのイメージを見たサルの脳は即座に恐怖の反応を示した。
また顔や手、形に対して示した反応とは比較にならないほど早かった。
イメージを見たサルの脳内では、約100個の神経細胞が反応を示した。
その内の40%はヘビに対して最大の反応を示し、また約29%は顔に対する
反応が強かった。
研究論文は、ジャングルなどの生活環境でのヘビの脅威に対応するために
霊長類が鋭い視覚を持つように進化したとの考えを新たに裏付けるものと
なった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131029-00000011-jij_afp-sctch
(AFP=時事 2013年10月29日)
ヘビはなぜ見る者に恐怖心を与えるのか──
これまで明確な答えを得ることができず謎とされてきたこの問いについて、
28日の米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究論文は、ヘビを
見ると即座に警告を発する特殊な細胞が脳内にあるとしている。
米カリフォルニア大学デービス校のリン・イスベル教授(人類学)が率いた
研究チームによると、ある特定の神経細胞は「選択的に」ヘビのイメージに
反応するとし、顔や手、幾何学模様といった他のイメージに反応する同種の
神経細胞に比べてより強い反応を示したという。
実験では、脳内の視覚による注意喚起および威嚇イメージに対する瞬時の
処理をつかさどる視床枕という部分に微小電極が埋め込まれた2匹の若い
サルが使われた。
2匹には、コンピュータースクリーンに写し出されるさまざまな色や形を
見せた。
この中には、複数の「異なった態勢」のヘビのイメージの他に、威嚇する
サルの顔や手、さらには星や四角形などの単純な形などが含まれた。
実験の結果、ヘビのイメージを見たサルの脳は即座に恐怖の反応を示した。
また顔や手、形に対して示した反応とは比較にならないほど早かった。
イメージを見たサルの脳内では、約100個の神経細胞が反応を示した。
その内の40%はヘビに対して最大の反応を示し、また約29%は顔に対する
反応が強かった。
研究論文は、ジャングルなどの生活環境でのヘビの脅威に対応するために
霊長類が鋭い視覚を持つように進化したとの考えを新たに裏付けるものと
なった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131029-00000011-jij_afp-sctch
<認知症ケア>仏発祥「ユマニチュード」 優しさ伝える介護
(毎日新聞 2013年10月29日)
「ユマニチュード」と呼ばれる、フランスで生まれた認知症ケア(介護)が
最近、日本で注目され始めている。
暴れるなど介護が難しかった人も穏やかに受け入れるため「優しさを伝える
技術」とも言われる。
仏で講習を実施している協会の日本支部が来月、設立される。
離職率が高い介護現場の救世主となるか。
【銭場裕司】
ユマニチュード(Humanitude)は、人(humain)であることを尊重すると
いう意味の仏語の造語。
8月、生みの親で介護教育に長年携わるイブ・ジネストさん(60)を招いた
大規模な講習が東京都内の病院で開かれた。
看護師の関口冬子さん(28)が学んだ技術を使って、重い認知症がある女性
入院患者にシャワー浴を試みる。
以前は悲鳴を上げ拒むこともあったが、この日は終始穏やかなまま
「ありがとう」と感謝した。
かつてはベッドから立ち上がることも難しかったのに、そばにいたジネスト
さんとダンスまで踊り、周りを驚かせた。
女性を変えた「魔法」は何か。
関口さんはケアに入る前にベッドにいた女性に正面から近付き、目と目の
高さを合わせて見つめ、優しく体に触れた。
認知症で視野が狭まった女性を驚かせず、自分の存在を認識してもらう
ためだ。
シャワーの時も女性と向き合ったまま視線を外さない。「きれいな髪ですね」
と優しく言葉をかけ続けた。
体を洗うために触れる部位も事前に伝え、不安を感じさせないようにした。
関口さんは「患者さんの反応がまったく違った」と手応えを語った。
ジネストさんは「優しい人間になることは難しくても、優しさを伝える技術
なら習得できる」。
ケアが難しい患者に身体拘束や精神薬投与を行い「寝たきり」の状態を生んで
きた悪い流れを変えることもできる。
研修を受けた看護師の田村里佳さん(32)は「認知症の人への看護に悩んで
親友が看護師を辞めた。この技術があれば辞めなかったのではないか」と
語る。
ユマニチュードは、国立病院機構東京医療センター(東京都目黒区)の本田
美和子医師が2年前に渡仏して学び、日本に持ち込んだ。
本田医師は来月、日本支部となる一般社団法人を設立し、準備が整い次第、
講習を受け付ける予定だ。
問い合わせは本田医師(honda‐1@umin.ac.jp)。
<ユマニチュード>
元体育教師で長年介護教育に携わるイブ・ジネスト氏とロゼット・
マレスコッティ氏(いずれもフランス人)が2000年ごろに確立した認知症の
高齢者向けケア(介護)。
患者に人として接するための150を超える技術がある。
看護師や介護士だけでなく、ケアを担う患者の家族にとっても有用だ。
フランスでは400以上の病院やケアホームで使われ、日本を含む計7カ国に
広がる。
英語読みは「ヒューマニチュード」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131029-00000052-mai-soci
(毎日新聞 2013年10月29日)
「ユマニチュード」と呼ばれる、フランスで生まれた認知症ケア(介護)が
最近、日本で注目され始めている。
暴れるなど介護が難しかった人も穏やかに受け入れるため「優しさを伝える
技術」とも言われる。
仏で講習を実施している協会の日本支部が来月、設立される。
離職率が高い介護現場の救世主となるか。
【銭場裕司】
ユマニチュード(Humanitude)は、人(humain)であることを尊重すると
いう意味の仏語の造語。
8月、生みの親で介護教育に長年携わるイブ・ジネストさん(60)を招いた
大規模な講習が東京都内の病院で開かれた。
看護師の関口冬子さん(28)が学んだ技術を使って、重い認知症がある女性
入院患者にシャワー浴を試みる。
以前は悲鳴を上げ拒むこともあったが、この日は終始穏やかなまま
「ありがとう」と感謝した。
かつてはベッドから立ち上がることも難しかったのに、そばにいたジネスト
さんとダンスまで踊り、周りを驚かせた。
女性を変えた「魔法」は何か。
関口さんはケアに入る前にベッドにいた女性に正面から近付き、目と目の
高さを合わせて見つめ、優しく体に触れた。
認知症で視野が狭まった女性を驚かせず、自分の存在を認識してもらう
ためだ。
シャワーの時も女性と向き合ったまま視線を外さない。「きれいな髪ですね」
と優しく言葉をかけ続けた。
体を洗うために触れる部位も事前に伝え、不安を感じさせないようにした。
関口さんは「患者さんの反応がまったく違った」と手応えを語った。
ジネストさんは「優しい人間になることは難しくても、優しさを伝える技術
なら習得できる」。
ケアが難しい患者に身体拘束や精神薬投与を行い「寝たきり」の状態を生んで
きた悪い流れを変えることもできる。
研修を受けた看護師の田村里佳さん(32)は「認知症の人への看護に悩んで
親友が看護師を辞めた。この技術があれば辞めなかったのではないか」と
語る。
ユマニチュードは、国立病院機構東京医療センター(東京都目黒区)の本田
美和子医師が2年前に渡仏して学び、日本に持ち込んだ。
本田医師は来月、日本支部となる一般社団法人を設立し、準備が整い次第、
講習を受け付ける予定だ。
問い合わせは本田医師(honda‐1@umin.ac.jp)。
<ユマニチュード>
元体育教師で長年介護教育に携わるイブ・ジネスト氏とロゼット・
マレスコッティ氏(いずれもフランス人)が2000年ごろに確立した認知症の
高齢者向けケア(介護)。
患者に人として接するための150を超える技術がある。
看護師や介護士だけでなく、ケアを担う患者の家族にとっても有用だ。
フランスでは400以上の病院やケアホームで使われ、日本を含む計7カ国に
広がる。
英語読みは「ヒューマニチュード」。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131029-00000052-mai-soci
[「私のせい」悩む子へ 親の精神疾患、絵本で説明]
(中日新聞 2013年10月25日)
親が精神疾患の子どもの中には、親の変調が病気のせいと分からず、「私の
せいかも」と思い悩むケースがある。
そんな子どもたちに、病気を分かりやすく説明する絵本を、埼玉県の精神科の
医師と看護師の女性2人が作っている。
9月には2冊目、3冊目の絵本を出版した。
新刊は「お母さんどうしちゃったの・・・統合失調症になったの・前編」と
「お母さんは静養中 統合失調症になったの・後編」。
昨年出したうつ病編「ボクのせいかも・・・お母さんがうつ病になったの」に
続くシリーズ。
看護師の細尾ちあきさんが物語を考えて絵を描き、医師の北野陽子さんが、
本編の後に続く解説を担当している。
絵本は病気がひどくなる時期と、退院後の静養の時期に分け、小学校低学年の
女児の心が揺れ動く様子を紹介。
子どもと接するヒントになる描写をちりばめている。
一例は、親の精神疾患の症状に接した女児が、「わたしが言うことをきかな
かったから?」と思い悩む様子の描写だ。
「子どもは、大人が考える以上に、周囲の心配な物事と自分の行動を関連
づけて考えてしまう」と北野さんは説明する。
加えて、精神疾患は説明が難しく、子どもは十分な説明を受けないことも
多い。
「いい子にしていたら治る」と言われ、治らないのは自分のせいと悩む例も
ある。
家の中に病気のことは話さない、聞けない、という暗黙の雰囲気があることも
多いという。
絵本の中では、症状が悪化し、入院した母の帰宅を祈って待つ女児と、その
不安を解くように母の病気を話して聞かせる父親も描かれる。
「お父さんの声が私の胸にホワンとひろがった」という女児の表情が印象的
だ。
「病気を説明するツールがあれば、子どもの支援の幅が広がる」と考えたのが
絵本作りの原点。
2人は昨年3月まで勤めていた、さいたま市こころの健康センターで問題
意識を共有し、同4月に事業所「プルスアルハ」を設立。
絵本の制作と普及活動をしている。
本は子どもの状況などを考慮して、読み聞かせたり、家族が病気の場合に
子どもの気持ちを理解し、接するヒントにしたりと、いろいろな活用法が
考えられる。
「家族だけでなく、精神疾患の人たちを支援する人たちも手に取ってもらえ
たら」と北野さんは話す。
細尾さんは「悩みを抱え込んでいる子もいる。『自分の気持ちを大切に。
困ったときは大人に話していいんだよ。みんなが応援しているよ』という
メッセージも込めた。絵本がきっかけになり、つながりが広がれば」と語る。
「子どもは事実を受け止め、乗り越える力がある。それを信じて、周囲の
大人が接してほしい」と2人は訴える。
(佐橋大)
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2013102502000003.html
(中日新聞 2013年10月25日)
親が精神疾患の子どもの中には、親の変調が病気のせいと分からず、「私の
せいかも」と思い悩むケースがある。
そんな子どもたちに、病気を分かりやすく説明する絵本を、埼玉県の精神科の
医師と看護師の女性2人が作っている。
9月には2冊目、3冊目の絵本を出版した。
新刊は「お母さんどうしちゃったの・・・統合失調症になったの・前編」と
「お母さんは静養中 統合失調症になったの・後編」。
昨年出したうつ病編「ボクのせいかも・・・お母さんがうつ病になったの」に
続くシリーズ。
看護師の細尾ちあきさんが物語を考えて絵を描き、医師の北野陽子さんが、
本編の後に続く解説を担当している。
絵本は病気がひどくなる時期と、退院後の静養の時期に分け、小学校低学年の
女児の心が揺れ動く様子を紹介。
子どもと接するヒントになる描写をちりばめている。
一例は、親の精神疾患の症状に接した女児が、「わたしが言うことをきかな
かったから?」と思い悩む様子の描写だ。
「子どもは、大人が考える以上に、周囲の心配な物事と自分の行動を関連
づけて考えてしまう」と北野さんは説明する。
加えて、精神疾患は説明が難しく、子どもは十分な説明を受けないことも
多い。
「いい子にしていたら治る」と言われ、治らないのは自分のせいと悩む例も
ある。
家の中に病気のことは話さない、聞けない、という暗黙の雰囲気があることも
多いという。
絵本の中では、症状が悪化し、入院した母の帰宅を祈って待つ女児と、その
不安を解くように母の病気を話して聞かせる父親も描かれる。
「お父さんの声が私の胸にホワンとひろがった」という女児の表情が印象的
だ。
「病気を説明するツールがあれば、子どもの支援の幅が広がる」と考えたのが
絵本作りの原点。
2人は昨年3月まで勤めていた、さいたま市こころの健康センターで問題
意識を共有し、同4月に事業所「プルスアルハ」を設立。
絵本の制作と普及活動をしている。
本は子どもの状況などを考慮して、読み聞かせたり、家族が病気の場合に
子どもの気持ちを理解し、接するヒントにしたりと、いろいろな活用法が
考えられる。
「家族だけでなく、精神疾患の人たちを支援する人たちも手に取ってもらえ
たら」と北野さんは話す。
細尾さんは「悩みを抱え込んでいる子もいる。『自分の気持ちを大切に。
困ったときは大人に話していいんだよ。みんなが応援しているよ』という
メッセージも込めた。絵本がきっかけになり、つながりが広がれば」と語る。
「子どもは事実を受け止め、乗り越える力がある。それを信じて、周囲の
大人が接してほしい」と2人は訴える。
(佐橋大)
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2013102502000003.html
[飲み過ぎは社会問題・・・アルコール対策法案提出へ]
(読売新聞 2013年10月18日)
アルコールはほどほどに——。
自民、公明、民主党など超党派議員でつくる「アルコール問題議員連盟」
(会長・中谷元自民党副幹事長)は、国民に適量の飲酒を促す「アルコール
健康障害対策基本法案」を議員立法で今国会に提出する方針を固めた。
酒の飲み過ぎが飲酒運転や暴力、虐待といった社会問題を引き起こして
いるとし、政府に対し、アルコール依存症患者を減らす基本計画を作るよう
義務付ける。
酒類メーカーや販売業者にも、広告や商品ラベルなどで注意喚起を求める。
厚生労働省によると、アルコール依存症患者は全国で推計81万人に達する。
患者団体や医療関係者が大量飲酒の規制や患者支援に向けた法整備を求めて
いた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131017-00001470-yom-pol
(読売新聞 2013年10月18日)
アルコールはほどほどに——。
自民、公明、民主党など超党派議員でつくる「アルコール問題議員連盟」
(会長・中谷元自民党副幹事長)は、国民に適量の飲酒を促す「アルコール
健康障害対策基本法案」を議員立法で今国会に提出する方針を固めた。
酒の飲み過ぎが飲酒運転や暴力、虐待といった社会問題を引き起こして
いるとし、政府に対し、アルコール依存症患者を減らす基本計画を作るよう
義務付ける。
酒類メーカーや販売業者にも、広告や商品ラベルなどで注意喚起を求める。
厚生労働省によると、アルコール依存症患者は全国で推計81万人に達する。
患者団体や医療関係者が大量飲酒の規制や患者支援に向けた法整備を求めて
いた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131017-00001470-yom-pol
[「アルコール依存症」治療に新薬 生涯にわたり断酒・・・欲求を抑制]
(産経新聞 2013年10月23日)
酒の飲み方をコントロールできず、心身だけでなく人間関係をも壊してしまう
恐れのあるアルコール依存症。
治療・再発防止には生涯にわたる断酒が必要となる。
こうした中、断酒中のアルコール依存症の患者向けの新しい処方薬が5月、
登場した。
飲酒に寛容な社会環境の中で生涯断酒は患者にとって誘惑は多く、神経系に
作用するとされる新薬の効果に期待が寄せられている。
(日野稚子)
<推計患者80万人>
アルコール依存症は量や飲むタイミング、状況を自分でコントロールできなく
なる精神疾患。
習慣的な飲酒でアルコールへの耐性が付き、量も徐々に増え、酒が欲しくなる
精神依存に陥る。
体からアルコールが切れないように数時間おきに酒を飲む「連続飲酒」へ移行
すると、体内からアルコールが切れたとき、手の震えや多汗、睡眠障害
(不眠)、下痢、幻聴、幻視などさまざまな離脱(禁断)症状が表れる。
アルコール摂取が続けば肝臓だけでなく、循環器や消化器などに疾患を併発
したり、不慮の事故で死に至ったりする。
薬物中毒と同様に、治療は断酒しかないとされる。
厚生労働省の各種調査によると、全国で治療中の患者(平成23年)は約4万
人、推計患者(平成15年)は約80万人という。
断酒中のアルコール依存症患者向けの処方薬としてはこれまで、「ノック
ビン」(一般名・ジスルフィラム)と「シアナマイド」(同・シアナミド)が
あり、いずれも抗酒薬。
アルコール分解過程を阻害し、コップ1杯程度のビールでも吐き気や眠気、
顔面紅潮などを引き起こす。
アルコール依存症の治療に取り組む国立病院機構久里浜医療センターの樋口進
院長は「酒を飲んで不快感や体調不良になれば飲み続けられないのを利用した
もの。しかし、飲酒予防にはなるが、精神依存を解くものではない」と話す。
<新たな選択肢>
今回登場した「レグテクト」(同・アカンプロサートカルシウム)は断酒
補助剤で、中枢神経系に作用するという。
アルコール依存で異常に活発化し、飲酒欲求を引き起こすようになった神経を
抑制し、酒を求めなくさせる。
昭和62年、フランスで薬事承認後は欧米を中心に広がり、24カ国で販売
されている。
平成22年に厚労省からの開発要請が契機となり、国内導入された。
レグテクトは断酒中の患者で、専門医療機関での精神療法や自助グループに
参加するなど心理社会的治療の併用が必須だ。
専門医療機関の各務原(かかみがはら)病院(岐阜県各務原市)では、入院・
通院患者の約200人が服用した。
このうち、震えや幻覚など離脱症状を抱える50代の女性重症患者は服用当初は
飲酒したものの、1カ月後には「飲みたい気持ちがわかなくなった」と話し、
家族が残した酒を飲むこともなくなったという。
天野宏一理事長兼院長によると、従来の治療では断酒が続く患者は3分の1
程度。
レグテクトの臨床試験では、6カ月の連続服用で47.2%、服用中止6カ月後も
4割弱の患者がそれぞれ完全断酒したという。
天野院長は「服薬効果は連続服用期間の終了後を見なければならない」と
指摘。
そのうえで、「依存を自ら認め、心理社会的治療がないと生涯断酒は困難。
その状況は変わらないが、抗酒薬との併用も可能な新薬の登場で新たな
選択肢ができ、治療推進にもつながるのではないか」と話している。
<アルコールの健康障害対策 基本法制定目指す動き>
厚生労働省の研究班の試算では、アルコールによる社会的損失は年間4兆
1483億円、アルコール関連死亡者数は3万5000人とそれぞれ推計される。
しかし、不適切な飲酒の撲滅に向けた教育や啓蒙、アルコール依存症の患者
との連携などはなされぬまま。
原因の1つに根拠法の不備があるとして、アルコール関連学会や民間団体、
超党派の国会議員らが「アルコール健康障害対策基本法」制定を目指して
いる。
アルコール・薬物問題に取り組むNPO法人「ASK(アスク)」(東京都
中央区)の今成知美代表は「対策基本法があれば、アルコール関連問題は
個人やその周囲だけでなく、社会全体が支援すべきことになる」と話して
いる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131023-00000503-san-hlth
(産経新聞 2013年10月23日)
酒の飲み方をコントロールできず、心身だけでなく人間関係をも壊してしまう
恐れのあるアルコール依存症。
治療・再発防止には生涯にわたる断酒が必要となる。
こうした中、断酒中のアルコール依存症の患者向けの新しい処方薬が5月、
登場した。
飲酒に寛容な社会環境の中で生涯断酒は患者にとって誘惑は多く、神経系に
作用するとされる新薬の効果に期待が寄せられている。
(日野稚子)
<推計患者80万人>
アルコール依存症は量や飲むタイミング、状況を自分でコントロールできなく
なる精神疾患。
習慣的な飲酒でアルコールへの耐性が付き、量も徐々に増え、酒が欲しくなる
精神依存に陥る。
体からアルコールが切れないように数時間おきに酒を飲む「連続飲酒」へ移行
すると、体内からアルコールが切れたとき、手の震えや多汗、睡眠障害
(不眠)、下痢、幻聴、幻視などさまざまな離脱(禁断)症状が表れる。
アルコール摂取が続けば肝臓だけでなく、循環器や消化器などに疾患を併発
したり、不慮の事故で死に至ったりする。
薬物中毒と同様に、治療は断酒しかないとされる。
厚生労働省の各種調査によると、全国で治療中の患者(平成23年)は約4万
人、推計患者(平成15年)は約80万人という。
断酒中のアルコール依存症患者向けの処方薬としてはこれまで、「ノック
ビン」(一般名・ジスルフィラム)と「シアナマイド」(同・シアナミド)が
あり、いずれも抗酒薬。
アルコール分解過程を阻害し、コップ1杯程度のビールでも吐き気や眠気、
顔面紅潮などを引き起こす。
アルコール依存症の治療に取り組む国立病院機構久里浜医療センターの樋口進
院長は「酒を飲んで不快感や体調不良になれば飲み続けられないのを利用した
もの。しかし、飲酒予防にはなるが、精神依存を解くものではない」と話す。
<新たな選択肢>
今回登場した「レグテクト」(同・アカンプロサートカルシウム)は断酒
補助剤で、中枢神経系に作用するという。
アルコール依存で異常に活発化し、飲酒欲求を引き起こすようになった神経を
抑制し、酒を求めなくさせる。
昭和62年、フランスで薬事承認後は欧米を中心に広がり、24カ国で販売
されている。
平成22年に厚労省からの開発要請が契機となり、国内導入された。
レグテクトは断酒中の患者で、専門医療機関での精神療法や自助グループに
参加するなど心理社会的治療の併用が必須だ。
専門医療機関の各務原(かかみがはら)病院(岐阜県各務原市)では、入院・
通院患者の約200人が服用した。
このうち、震えや幻覚など離脱症状を抱える50代の女性重症患者は服用当初は
飲酒したものの、1カ月後には「飲みたい気持ちがわかなくなった」と話し、
家族が残した酒を飲むこともなくなったという。
天野宏一理事長兼院長によると、従来の治療では断酒が続く患者は3分の1
程度。
レグテクトの臨床試験では、6カ月の連続服用で47.2%、服用中止6カ月後も
4割弱の患者がそれぞれ完全断酒したという。
天野院長は「服薬効果は連続服用期間の終了後を見なければならない」と
指摘。
そのうえで、「依存を自ら認め、心理社会的治療がないと生涯断酒は困難。
その状況は変わらないが、抗酒薬との併用も可能な新薬の登場で新たな
選択肢ができ、治療推進にもつながるのではないか」と話している。
<アルコールの健康障害対策 基本法制定目指す動き>
厚生労働省の研究班の試算では、アルコールによる社会的損失は年間4兆
1483億円、アルコール関連死亡者数は3万5000人とそれぞれ推計される。
しかし、不適切な飲酒の撲滅に向けた教育や啓蒙、アルコール依存症の患者
との連携などはなされぬまま。
原因の1つに根拠法の不備があるとして、アルコール関連学会や民間団体、
超党派の国会議員らが「アルコール健康障害対策基本法」制定を目指して
いる。
アルコール・薬物問題に取り組むNPO法人「ASK(アスク)」(東京都
中央区)の今成知美代表は「対策基本法があれば、アルコール関連問題は
個人やその周囲だけでなく、社会全体が支援すべきことになる」と話して
いる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131023-00000503-san-hlth
[乳がん予測、血液検査で 最大確率80%、27年にも実現 NEDO]
(産経新聞 2013年10月23日)
独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、血液検査
だけで乳がんになりやすい体質かどうかを調べる技術を実用化することが
22日、分かった。
平成27年にも診断を受けられるようにする方針で、発病の防止や早期治療に
役立てる。
NEDOによると、こうしたがん発症の予測診断は世界初という。
国内で年間6万人弱が発症する乳がんは、早期発見で命が助かる見込みが
極めて高い病気。
腫瘍の大きさが2センチ以下程度の発症初期の「第1期ステージ」で治療を
進めれば、5年生存率は90%以上といわれる。
しかし、胸の触診などが求められる検査は敬遠されがちで、発見と治療が
遅れるケースも目立つ。
NEDOが実用化する予測検診は、山口大学大学院医学系研究科の末広寛
准教授と東洋紡に委託して共同研究を進めてきた。
研究チームは、女性の体内に乳がんを発症する遺伝子の働きを強めて発症
リスクを高める別の遺伝物質があることを発見。
一般的にがん遺伝子があるだけでは発症しないが、この物質ががん遺伝子に
近づくほど、がんになりやすいことを突き止めた。
乳がんになりやすい体質になった場合でも、運動不足を解消するなどの生活
習慣の改善で、発症リスクを下げることが期待できる。
検査では少量の血液を採取して、がん遺伝子とDNAの近付き具合を診断して、
発症リスクの有無を調べる。
乳がんが発症するかどうかが最大80%の確率で分かるという。
来年3月までに20歳以上の約1千人の女性に検査を行い、その後の経過も
観察し詳しいデータをまとめる。
これまでがんができているかを血液から調べる検査はあったが、予測診断は
なかった。
最近では、乳がんのリスクが高いと診断された米人気女優のアンジェリーナ・
ジョリーさんが発症を防ぐため乳房を切除したことを5月に公表し、乳がん
予防に関心が高まっている。
乳がんの血液検診が実用化されれば、国内だけでなく海外からも診断を求める
女性が増え、医療産業の裾野を広げることも期待されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131023-00000074-san-sctch
(産経新聞 2013年10月23日)
独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、血液検査
だけで乳がんになりやすい体質かどうかを調べる技術を実用化することが
22日、分かった。
平成27年にも診断を受けられるようにする方針で、発病の防止や早期治療に
役立てる。
NEDOによると、こうしたがん発症の予測診断は世界初という。
国内で年間6万人弱が発症する乳がんは、早期発見で命が助かる見込みが
極めて高い病気。
腫瘍の大きさが2センチ以下程度の発症初期の「第1期ステージ」で治療を
進めれば、5年生存率は90%以上といわれる。
しかし、胸の触診などが求められる検査は敬遠されがちで、発見と治療が
遅れるケースも目立つ。
NEDOが実用化する予測検診は、山口大学大学院医学系研究科の末広寛
准教授と東洋紡に委託して共同研究を進めてきた。
研究チームは、女性の体内に乳がんを発症する遺伝子の働きを強めて発症
リスクを高める別の遺伝物質があることを発見。
一般的にがん遺伝子があるだけでは発症しないが、この物質ががん遺伝子に
近づくほど、がんになりやすいことを突き止めた。
乳がんになりやすい体質になった場合でも、運動不足を解消するなどの生活
習慣の改善で、発症リスクを下げることが期待できる。
検査では少量の血液を採取して、がん遺伝子とDNAの近付き具合を診断して、
発症リスクの有無を調べる。
乳がんが発症するかどうかが最大80%の確率で分かるという。
来年3月までに20歳以上の約1千人の女性に検査を行い、その後の経過も
観察し詳しいデータをまとめる。
これまでがんができているかを血液から調べる検査はあったが、予測診断は
なかった。
最近では、乳がんのリスクが高いと診断された米人気女優のアンジェリーナ・
ジョリーさんが発症を防ぐため乳房を切除したことを5月に公表し、乳がん
予防に関心が高まっている。
乳がんの血液検診が実用化されれば、国内だけでなく海外からも診断を求める
女性が増え、医療産業の裾野を広げることも期待されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131023-00000074-san-sctch