[高熱で苦しんだ末に死んだ平清盛 死因はインフルエンザか]
(NEWSポストセブン 2016年5月14日)
「討死」や「謀殺」、「自決」によって英雄の最期はドラマチックに語り
継がれるが、「病」に苦しみ、「病」と闘い、「病」に斃れた歴史上の人物の
悩みはあまり知られていない。
平清盛(1118~1181年。享年63)の死因は何だったのか?
1159年の平治の乱で源義朝を破り、武士として初めて太政大臣となった平
清盛。
平家の棟梁として独裁政権を樹立したが、源頼朝ら反平家の源氏が蜂起した
1181年、謎の熱病に侵された。
『平家物語』の第六巻「入道死去」には、清盛が1週間にわたり高熱に苦しむ
様子が「悶絶躄地して、つひにあつち死にぞし給ける」と描写されており、
身体を冷やす水がたちまち水蒸気になったとも。
2月という季節柄、インフルエンザに罹患した可能性が指摘されている。
※病名などについては『戦国武将の死亡診断書』(酒井シヅ監修/
エクスナレッジ刊)などを参考に記したが、病名や死因については諸説ある。
生年・没年については『コンサイス日本人名事典』(第4版/三省堂)などを
参考にした。
享年は満年齢を基本としたが、出生・死亡日が不祥のものは数え年で表記した
ケースもある。
■監修/酒井シヅ(順天堂大学名誉教授)
(SAPIO 2016年6月号)
http://news.livedoor.com/article/detail/11521324/
[真田幸村は全くイケメンじゃない?
「歯抜けの中年」がヒーローになった背景]
(dot. 2016年5月11日)
人気の戦国武将・真田幸村。
イケメンかと思いきや……。
歯も抜けた、さえない男性だった。
それがなぜ、輝くスーパースターになったのか。
最近、巷にあふれる幸村は例外なく、「イケメン」だ。
ゲーム、マンガ……そしてNHK大河ドラマ「真田丸」で真田信繁(幸村)役を
務める堺雅人さんも、言うに及ばずだろう。
きっかけは、人気アクションゲーム「戦国BASARA」シリーズ(カプコン)
だ。
コンピューターで描かれたゲーム中の幸村は、アイドル顔負けのイケメン
ぶり。
真っ赤な鎧を身にまとい、細面で、優しさも感じさせる。
女子が「胸キュン」するというのもうなずける。
2005年に発売されると、幸村は伊達政宗と並んで人気のキャラクターの
一人になった。
今年3月までにシリーズ累計で380万本を売り上げた。
購入者の4割近くは女性で、「歴女」ブームの火付け役ともされている。
しかし、幸村の実相は少々、異なるようだ。
上田市立博物館(長野県)が所蔵する「真田幸村画像」では、幸村は
ちょびひげを生やし、温和な表情を浮かべ、裃(かみしも)姿で座っている。
小柄な印象も受ける。とてもイケメンとは思えない。
描かれた時の幸村の年齢は不詳だが、幸村は46歳のころには、歯も抜け落ちて
いたという。
当時、姉婿に送ったとされる、こんな書状が残っている。
「去年より俄(にわか)にとしより、殊(こと)の外(ほか)病者に成り申し
候(そうろう)。歯なども抜け申し候。ひげなどもくろきはあまりこれなく
候」
病気がちで、歯が抜け、ひげの白髪も増えた……イケメンどころか、貧相な
容姿だ。
一体なぜ、これが「輝くスーパーヒーロー」になったのか。歴史研究家で、
幸村の直系子孫でもある真田徹さん(67)はこう話す。
「江戸時代になって書かれた軍記物の『難波(なんば)戦記』が1つの
きっかけとなり、ヒーロー幸村は生まれたと見られています」
『難波戦記』は、豊臣秀吉が造った大坂城をめぐる冬の陣と夏の陣を描いた
壮絶ドラマだ。
この中で幸村は、英雄・豪傑として大活躍する。
徹さんは、「徳川幕府への不満を募らせていた庶民が、幸村にヒーロー願望を
投影させたのではないか」と見る。
(アエラ編集部)(AERA 2016年5月16日号より抜粋)
http://dot.asahi.com/aera/2016051000189.html
「歯抜けの中年」がヒーローになった背景]
(dot. 2016年5月11日)
人気の戦国武将・真田幸村。
イケメンかと思いきや……。
歯も抜けた、さえない男性だった。
それがなぜ、輝くスーパースターになったのか。
最近、巷にあふれる幸村は例外なく、「イケメン」だ。
ゲーム、マンガ……そしてNHK大河ドラマ「真田丸」で真田信繁(幸村)役を
務める堺雅人さんも、言うに及ばずだろう。
きっかけは、人気アクションゲーム「戦国BASARA」シリーズ(カプコン)
だ。
コンピューターで描かれたゲーム中の幸村は、アイドル顔負けのイケメン
ぶり。
真っ赤な鎧を身にまとい、細面で、優しさも感じさせる。
女子が「胸キュン」するというのもうなずける。
2005年に発売されると、幸村は伊達政宗と並んで人気のキャラクターの
一人になった。
今年3月までにシリーズ累計で380万本を売り上げた。
購入者の4割近くは女性で、「歴女」ブームの火付け役ともされている。
しかし、幸村の実相は少々、異なるようだ。
上田市立博物館(長野県)が所蔵する「真田幸村画像」では、幸村は
ちょびひげを生やし、温和な表情を浮かべ、裃(かみしも)姿で座っている。
小柄な印象も受ける。とてもイケメンとは思えない。
描かれた時の幸村の年齢は不詳だが、幸村は46歳のころには、歯も抜け落ちて
いたという。
当時、姉婿に送ったとされる、こんな書状が残っている。
「去年より俄(にわか)にとしより、殊(こと)の外(ほか)病者に成り申し
候(そうろう)。歯なども抜け申し候。ひげなどもくろきはあまりこれなく
候」
病気がちで、歯が抜け、ひげの白髪も増えた……イケメンどころか、貧相な
容姿だ。
一体なぜ、これが「輝くスーパーヒーロー」になったのか。歴史研究家で、
幸村の直系子孫でもある真田徹さん(67)はこう話す。
「江戸時代になって書かれた軍記物の『難波(なんば)戦記』が1つの
きっかけとなり、ヒーロー幸村は生まれたと見られています」
『難波戦記』は、豊臣秀吉が造った大坂城をめぐる冬の陣と夏の陣を描いた
壮絶ドラマだ。
この中で幸村は、英雄・豪傑として大活躍する。
徹さんは、「徳川幕府への不満を募らせていた庶民が、幸村にヒーロー願望を
投影させたのではないか」と見る。
(アエラ編集部)(AERA 2016年5月16日号より抜粋)
http://dot.asahi.com/aera/2016051000189.html
[心の病気と有名人VOL2 カーペンターズのカレンと拒食症]
(All About 2004年02月18日)
<拒食症に苦しみ亡くなったカレン・カーペンター>
カレン・カーペンターは、兄と二人でカーペンターズを結成し、イエスタテー
ズ・ワンスモアなど、数々のヒット曲を出しました。
グラミー賞を3度、受賞するなど、1970年代を代表する歌手にまで、なった
ものの、拒食症に苦しみ、32歳の若さで亡くなりました。
<音楽活動大成功の影に拒食症>
彼女は、もともとふっくらしたティーンエージャーでしたが、16歳頃、
水ダイエット(一日、2リットル程、水を飲むことにより、基礎代謝の向上
など体質改善方法をはかるダイエット法)で10キロ近くやせました。
その後、兄と音楽グループを結成し、1970年代前半には、Close to You、
スーパースターなど数々のメガヒット曲をとばし、一躍、人気歌手になり
ました。
1974年にはホワイトハウスに招待されて、演奏を披露するなど、彼女の音楽
活動はこの頃、絶頂となるものの、甲状腺ホルモン錠剤(代謝を亢進させ、
体重を減少させる作用を有す)や下剤などを大量使用していて、拒食症が
進んでいました。
1975年には、体調不良が元で、ヨーロッパ・ツアーがキャンセルされる
など、彼女の健康状態は悪化していき、とうとう、ラスベガスでのコンサート
中、Top of the World を歌っている最中に、倒れました。
その頃の体重は、わずか、37~38キロでした。
この、事件を契機に、彼女は、深刻な健康問題を抱えていることを悟り、
医師やカウンセラーを訪れるようになりました。
<拒食症克服と思われていたカレンが死に至った理由>
以後、音楽の方も、徐々にヒットが少なくなっていき、1982年には離婚
しましたが、その頃には、体重も7~8キロ増加していて、拒食症は克服した
ものと思われていました。
しかし、長年の栄養不足、過剰な下剤の使用、睡眠不足などがもとで、心臓が
すっかり弱ってしまい、1983年にカリファルニアの両親の家を訪れている
最中に心臓発作を起こして亡くなりました。
カレンの兄は、1993年の雑誌のインタビューで、「妹がどうして拒食症に
なったのか見当もつかない」と語ってます。
<食べればすぐ治るは間違い! 拒食症は深刻な現代病>
拒食症は、スリムな肉体を賛美する現代文化の犠牲ともいえ、若い女性に多い
病気です。
食べればすぐ治ると、軽く見られがちですが、上記のように深刻な顛末を
迎えることもすくなくない深刻な病気です。
彼女の死亡が伝えられる前は、拒食症は、世間的には、ほとんど知られて
いませんでしたが、カレンの死は、全米に衝撃をもたらし、一般の人にも、
拒食症が広く知られ、拒食症専門の病院も設立されるようになりました。
http://allabout.co.jp/health/mentalillness/closeup/CU20040210A/index.htm
(All About 2004年02月18日)
<拒食症に苦しみ亡くなったカレン・カーペンター>
カレン・カーペンターは、兄と二人でカーペンターズを結成し、イエスタテー
ズ・ワンスモアなど、数々のヒット曲を出しました。
グラミー賞を3度、受賞するなど、1970年代を代表する歌手にまで、なった
ものの、拒食症に苦しみ、32歳の若さで亡くなりました。
<音楽活動大成功の影に拒食症>
彼女は、もともとふっくらしたティーンエージャーでしたが、16歳頃、
水ダイエット(一日、2リットル程、水を飲むことにより、基礎代謝の向上
など体質改善方法をはかるダイエット法)で10キロ近くやせました。
その後、兄と音楽グループを結成し、1970年代前半には、Close to You、
スーパースターなど数々のメガヒット曲をとばし、一躍、人気歌手になり
ました。
1974年にはホワイトハウスに招待されて、演奏を披露するなど、彼女の音楽
活動はこの頃、絶頂となるものの、甲状腺ホルモン錠剤(代謝を亢進させ、
体重を減少させる作用を有す)や下剤などを大量使用していて、拒食症が
進んでいました。
1975年には、体調不良が元で、ヨーロッパ・ツアーがキャンセルされる
など、彼女の健康状態は悪化していき、とうとう、ラスベガスでのコンサート
中、Top of the World を歌っている最中に、倒れました。
その頃の体重は、わずか、37~38キロでした。
この、事件を契機に、彼女は、深刻な健康問題を抱えていることを悟り、
医師やカウンセラーを訪れるようになりました。
<拒食症克服と思われていたカレンが死に至った理由>
以後、音楽の方も、徐々にヒットが少なくなっていき、1982年には離婚
しましたが、その頃には、体重も7~8キロ増加していて、拒食症は克服した
ものと思われていました。
しかし、長年の栄養不足、過剰な下剤の使用、睡眠不足などがもとで、心臓が
すっかり弱ってしまい、1983年にカリファルニアの両親の家を訪れている
最中に心臓発作を起こして亡くなりました。
カレンの兄は、1993年の雑誌のインタビューで、「妹がどうして拒食症に
なったのか見当もつかない」と語ってます。
<食べればすぐ治るは間違い! 拒食症は深刻な現代病>
拒食症は、スリムな肉体を賛美する現代文化の犠牲ともいえ、若い女性に多い
病気です。
食べればすぐ治ると、軽く見られがちですが、上記のように深刻な顛末を
迎えることもすくなくない深刻な病気です。
彼女の死亡が伝えられる前は、拒食症は、世間的には、ほとんど知られて
いませんでしたが、カレンの死は、全米に衝撃をもたらし、一般の人にも、
拒食症が広く知られ、拒食症専門の病院も設立されるようになりました。
http://allabout.co.jp/health/mentalillness/closeup/CU20040210A/index.htm
[方向感覚に個人差がある理由が判明]
(HealthDay News 2014年12月18日)
人が移動すべき方向を知るときには脳内の「帰巣シグナル」が使われており、
このシグナルの強度が方向感覚能力に影響することがわかった。
この報告は英ロンドン大学(UCL)のHugo Spiers氏らの研究で、
「Current Biology」12月18日号に掲載された。
方向感覚に個人差がある理由を明らかにした研究は、これが初めてだという。
Spiers 氏らは16人の被験者に対して、コンピュータに表示された景色の
なかで道筋を見つけるよう依頼し、その際に脳スキャンを実施して活性化する
脳領域を調べた。
その結果、脳内の嗅内皮質と呼ばれる部分が、現在向いている方向と、
目的地に到着するために進むべき方向を理解するために使用されていることが
判明した。
Spiers氏は、「嗅内皮質からの脳信号の強度と一貫性が、この基礎的な
タスクにおける人間の能力に著しく影響することがわかり驚いた。ロンドンの
タクシー運転手を対象とした研究では、道を探すときにはまず向いている
方向を計算することが示されている。今回、嗅内皮質でこうした計算が
行われることが判明した。この領域からのシグナルの質が方向感覚能力を
決めると思われる」と述べている。
嗅内皮質はアルツハイマー病の影響を最初に受ける部分の1つでもあり、
Spiers氏らは、今回の研究がこの疾患の初期段階で道がわからなくなる理由の
説明に役立つ可能性があるとしている。
http://www.healthdayjapan.com/
(HealthDay News 2014年12月18日)
人が移動すべき方向を知るときには脳内の「帰巣シグナル」が使われており、
このシグナルの強度が方向感覚能力に影響することがわかった。
この報告は英ロンドン大学(UCL)のHugo Spiers氏らの研究で、
「Current Biology」12月18日号に掲載された。
方向感覚に個人差がある理由を明らかにした研究は、これが初めてだという。
Spiers 氏らは16人の被験者に対して、コンピュータに表示された景色の
なかで道筋を見つけるよう依頼し、その際に脳スキャンを実施して活性化する
脳領域を調べた。
その結果、脳内の嗅内皮質と呼ばれる部分が、現在向いている方向と、
目的地に到着するために進むべき方向を理解するために使用されていることが
判明した。
Spiers氏は、「嗅内皮質からの脳信号の強度と一貫性が、この基礎的な
タスクにおける人間の能力に著しく影響することがわかり驚いた。ロンドンの
タクシー運転手を対象とした研究では、道を探すときにはまず向いている
方向を計算することが示されている。今回、嗅内皮質でこうした計算が
行われることが判明した。この領域からのシグナルの質が方向感覚能力を
決めると思われる」と述べている。
嗅内皮質はアルツハイマー病の影響を最初に受ける部分の1つでもあり、
Spiers氏らは、今回の研究がこの疾患の初期段階で道がわからなくなる理由の
説明に役立つ可能性があるとしている。
http://www.healthdayjapan.com/
[皿の手洗いで子どものアレルギーほぼ半減、
食器洗い機を使うよりも少なく]
(Medエッジ 2015年3月4日)
<発酵食品や農場の食品も関係>
皿を手洗いしている家庭では、食器洗い機を使っている家庭よりも子どもが
アレルギー性の病気になりにくいことが分かった。
スウェーデン、クイーン・シルビア子ども病院のビル・ヘッセルマー氏らの
研究グループが、小児科分野の国際誌であるペディアトリクス誌において
2015年2月23日に報告している。
<スウェーデンの7歳と8歳の子どもで検証>
幼少期に微生物に触れる機会が多いと免疫が付き、アレルギーになるリスクが
減る、という仮説がある。
ライフスタイルに関わる要因、皿洗いの方法など家事のやり方によって、
微生物に触れる機会が増える可能性がある。
研究グループは、このようなライフスタイルに関わる要因とアレルギーに
なることには関連があるのかを検証した。
スウェーデンのキルナ市とモルンダル市に住む7歳と8歳の子ども
1029人を対象として、アンケートを実施。
ぜんそく、湿疹、鼻結膜炎についての質問は、子どものぜんそくと
アレルギーに関する国際研究のものを使った。
<微生物に触れるからか>
その結果、お皿を手洗いすることによってアレルギー性の病気の発症リスクが
下がることが明らかになった。
危険度は半減に近い57%になった。
発酵食品を食べている場合や、農場から直接買った食品を食べている場合
には、食べる量が増えるほどアレルギー性の病気の発症リスクは下がった。
お皿の手洗いは効率的なものではない。
しかし、微生物に触れる機会が増えることで、免疫力を高めてくれるのかも
しれない。
日本でも参考になるかもしれない。
http://www.mededge.jp/a/pedi/9751
食器洗い機を使うよりも少なく]
(Medエッジ 2015年3月4日)
<発酵食品や農場の食品も関係>
皿を手洗いしている家庭では、食器洗い機を使っている家庭よりも子どもが
アレルギー性の病気になりにくいことが分かった。
スウェーデン、クイーン・シルビア子ども病院のビル・ヘッセルマー氏らの
研究グループが、小児科分野の国際誌であるペディアトリクス誌において
2015年2月23日に報告している。
<スウェーデンの7歳と8歳の子どもで検証>
幼少期に微生物に触れる機会が多いと免疫が付き、アレルギーになるリスクが
減る、という仮説がある。
ライフスタイルに関わる要因、皿洗いの方法など家事のやり方によって、
微生物に触れる機会が増える可能性がある。
研究グループは、このようなライフスタイルに関わる要因とアレルギーに
なることには関連があるのかを検証した。
スウェーデンのキルナ市とモルンダル市に住む7歳と8歳の子ども
1029人を対象として、アンケートを実施。
ぜんそく、湿疹、鼻結膜炎についての質問は、子どものぜんそくと
アレルギーに関する国際研究のものを使った。
<微生物に触れるからか>
その結果、お皿を手洗いすることによってアレルギー性の病気の発症リスクが
下がることが明らかになった。
危険度は半減に近い57%になった。
発酵食品を食べている場合や、農場から直接買った食品を食べている場合
には、食べる量が増えるほどアレルギー性の病気の発症リスクは下がった。
お皿の手洗いは効率的なものではない。
しかし、微生物に触れる機会が増えることで、免疫力を高めてくれるのかも
しれない。
日本でも参考になるかもしれない。
http://www.mededge.jp/a/pedi/9751
[「歯ぎしり」「ガム噛む」ちょっとした体質や好み?
いやいやその裏に社会不安障害の可能性]
(Medエッジ 2015年5月15日)
<とりわけ昼間の歯ぎしりは、社会不安障害の有無で大差>
寝ていると歯ぎしりをしてしまう。
いつもガムをかんでいる。
なぜだろうと考えたすると、何かの体質かな、好きなのかな、と考えるのが
関の山かもしれない。
実は、裏には「社会不安障害」があるようだ。
<パニック障害やPTSDの問題が背景?>
イスラエル・テルアビブ大学の研究グループが、歯科分野の国際誌である
ジャーナル・オブ・オーラル・リハビリテーション誌で報告。
テルアビブ大学が2015年5月5日に報告している。
歯ぎしりは上下の歯をすらせる行動で、寝ている間、起きている間にして
しまうという人も少なくないだろう。
歯ぎしりは、歯の摩耗、あごの痛みなどの原因になるので軽視はできない。
一方で、研究グループによると、米国では「パニック障害」や「心的外傷後
ストレス障害(PTSD)」「恐怖症」「強迫性障害」などの不安障害に大人の
6人に1人が悩んでいる。
研究グループは、歯ぎしりの背景に社会的環境から来る不安(社会不安
障害)があるのかを検証した。
30歳代の男女75人にアンケートを実施。
このうち40人社会不安障害と診断され、半数は抗うつ薬を飲んでいた。
残りの35人に社会不安障害はなかった。
全員に歯の検査を実施。
歯ぎしり(ブルキシズム)を調べたほか、ガムをかむ習慣、爪をかむ癖などの
あごの動作を伴う習慣やくせの有無についても調べた。
<社会不安障害の治療で治る>
その結果、中程度から重度の歯の摩耗が社会不安障害を持つ人の42.1%に
見られた。
比較対照となる社会不安障害を持たない人では28.6%と差があった。
あごの動作を伴う習慣やくせを持つ人は、社会不安障害のある人は32.5%
だったのに対して、比較対照となった人では12.1%だった。
起きている間でも歯ぎしりをする人も社会不安障害を持つ人の42.5%に確認
できた。
この場合は比較対照では3%にとどまった。
社会不安障害の治療を行うと歯ぎしりも治ると見られた。
歯や口の周囲の健康にもつながることで注意してみるといいかもしれない。
http://www.mededge.jp/a/psyc/13022
いやいやその裏に社会不安障害の可能性]
(Medエッジ 2015年5月15日)
<とりわけ昼間の歯ぎしりは、社会不安障害の有無で大差>
寝ていると歯ぎしりをしてしまう。
いつもガムをかんでいる。
なぜだろうと考えたすると、何かの体質かな、好きなのかな、と考えるのが
関の山かもしれない。
実は、裏には「社会不安障害」があるようだ。
<パニック障害やPTSDの問題が背景?>
イスラエル・テルアビブ大学の研究グループが、歯科分野の国際誌である
ジャーナル・オブ・オーラル・リハビリテーション誌で報告。
テルアビブ大学が2015年5月5日に報告している。
歯ぎしりは上下の歯をすらせる行動で、寝ている間、起きている間にして
しまうという人も少なくないだろう。
歯ぎしりは、歯の摩耗、あごの痛みなどの原因になるので軽視はできない。
一方で、研究グループによると、米国では「パニック障害」や「心的外傷後
ストレス障害(PTSD)」「恐怖症」「強迫性障害」などの不安障害に大人の
6人に1人が悩んでいる。
研究グループは、歯ぎしりの背景に社会的環境から来る不安(社会不安
障害)があるのかを検証した。
30歳代の男女75人にアンケートを実施。
このうち40人社会不安障害と診断され、半数は抗うつ薬を飲んでいた。
残りの35人に社会不安障害はなかった。
全員に歯の検査を実施。
歯ぎしり(ブルキシズム)を調べたほか、ガムをかむ習慣、爪をかむ癖などの
あごの動作を伴う習慣やくせの有無についても調べた。
<社会不安障害の治療で治る>
その結果、中程度から重度の歯の摩耗が社会不安障害を持つ人の42.1%に
見られた。
比較対照となる社会不安障害を持たない人では28.6%と差があった。
あごの動作を伴う習慣やくせを持つ人は、社会不安障害のある人は32.5%
だったのに対して、比較対照となった人では12.1%だった。
起きている間でも歯ぎしりをする人も社会不安障害を持つ人の42.5%に確認
できた。
この場合は比較対照では3%にとどまった。
社会不安障害の治療を行うと歯ぎしりも治ると見られた。
歯や口の周囲の健康にもつながることで注意してみるといいかもしれない。
http://www.mededge.jp/a/psyc/13022
[歯ぎしりと思っていたら… 顎口腔ジストニアの早期発見を]
(京都新聞 2015年6月4日)
口や顎、舌、唇などの筋肉が無意識に収縮する「顎口腔ジストニア」を患い
ながら、顎関節症や歯ぎしりと診断されやすい。
まれな病気で、経験豊富な歯科医師でも患者と接する機会が少なく、見落とす
ためだ。
悪化する前に、適切な治療を早く受けられるように、国立病院機構・京都
医療センター(京都市伏見区)の歯科口腔外科はセルフチェック表を作成し、
患者の理解を呼びかけている。
ジストニアとは、筋肉の収縮を調節する大脳基底核や神経系統に何らかの
障害を受けた結果、全身または身体の一部に、ねじれや硬直、けいれんなどが
生じる疾患だ。
思い通りに筋肉が動かなくなり、肉体的、精神的に苦痛を伴う。
頭が傾いたり、まぶたが自由に開けなかったり、字が書けなくなったりと、
日常生活に支障を来す場合もある。
<8割が違う診断に>
ジストニアの疑いがある患者は原則として神経内科を受診するが、顎口腔
ジストニアの場合、口腔外科が専門領域になる。
代表的な症状として、無意識に
・口を閉じてしまう
・口を開いてしまう
・舌が前に出てしまう
・下顎が横へずれる
などがある。
京都医療センター歯科口腔外科は2007年7月から専門的な治療を始め、
全国から500人近くの患者が受診した。
吉田和也医長は「顎口腔ジストニアは患者さんだけではなく、医療関係者の
間でも、ほとんど知られていない。適切な治療を受けられず、症状が悪化して
から受診するケースが多い。例えば、閉口ジストニアの患者さんは約8割が
顎関節症と診断されている」と指摘する。
早期発見につなげようと、「口と顎の筋肉に無意識に力が入って動いて
しまう」など、特徴的な症状を挙げ、10項目のセルフチェック表をつくり、
ネット上で公開している。
自己診断で6項目以上該当すれば、専門医の早期受診が望ましい。
京都府南部の30代女性は1月、緊張すると、突然舌が出て、話せなくなる
症状に襲われた。
近くの歯科医を受診し、虫歯の治療を受けたが、症状が改善せず、総合病院の
歯科口腔外科と神経内科でも「よく分からない」と言われた。
ネット上で「舌が出る」という言葉で検索すると、吉田医長のサイト
「顎口腔領域の不随意運動」にたどり着いた。
セルフチェックを実施すると、10項目のうち、7項目が該当したという。
<治療の苦痛少なく>
女性は4月に受診し、局所麻酔薬によるブロック療法を定期的に受けている。
苦痛も少なく、顎に数カ所注射しただけで治療が終わった。
「レジ打ちの仕事で毎日、200人以上のお客さんと接していた。正確に数字を
伝えるという緊張感の連続だった。病名が分かって、ずいぶんと気持ちが楽に
なった」と話す。
京都市の40代男性は5年前から治療を開始。
「営業職で、人前でしゃべろうとすると、顎が後方に引きつけられ、舌が
出そうになった」と言う。
現在も3~4カ月に1回の割合で、筋肉の収縮を抑制するボツリヌス療法を
受けている。
「ボトックス」と呼ばれるA型ボツリヌス毒素製剤を局所注射するだけだ。
男性は「飲んだり食べたりする時に支障はないが、人と話す時だけが困る」と
訴える。
顎口腔ジストニアの治療には、ブロック療法やボツリヌス療法のほか、
内服治療、マウスピース、口腔外科手術などがある。
吉田医長は「症状の種類や状態によって治療法を選択する。
症状が軽い段階で治療を始めた人ほど、総じて治療効果が高い」と説明する。
また、長時間に渡って口や顎に緊張した状態が続くためか、受け付け、営業、
教員、司会など、話す職業に多いのも1つの特徴だという。
潜在的な患者は相当数に上るとみられ、まずはジストニアに対する正しい
理解が欠かせない。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150604000139
(京都新聞 2015年6月4日)
口や顎、舌、唇などの筋肉が無意識に収縮する「顎口腔ジストニア」を患い
ながら、顎関節症や歯ぎしりと診断されやすい。
まれな病気で、経験豊富な歯科医師でも患者と接する機会が少なく、見落とす
ためだ。
悪化する前に、適切な治療を早く受けられるように、国立病院機構・京都
医療センター(京都市伏見区)の歯科口腔外科はセルフチェック表を作成し、
患者の理解を呼びかけている。
ジストニアとは、筋肉の収縮を調節する大脳基底核や神経系統に何らかの
障害を受けた結果、全身または身体の一部に、ねじれや硬直、けいれんなどが
生じる疾患だ。
思い通りに筋肉が動かなくなり、肉体的、精神的に苦痛を伴う。
頭が傾いたり、まぶたが自由に開けなかったり、字が書けなくなったりと、
日常生活に支障を来す場合もある。
<8割が違う診断に>
ジストニアの疑いがある患者は原則として神経内科を受診するが、顎口腔
ジストニアの場合、口腔外科が専門領域になる。
代表的な症状として、無意識に
・口を閉じてしまう
・口を開いてしまう
・舌が前に出てしまう
・下顎が横へずれる
などがある。
京都医療センター歯科口腔外科は2007年7月から専門的な治療を始め、
全国から500人近くの患者が受診した。
吉田和也医長は「顎口腔ジストニアは患者さんだけではなく、医療関係者の
間でも、ほとんど知られていない。適切な治療を受けられず、症状が悪化して
から受診するケースが多い。例えば、閉口ジストニアの患者さんは約8割が
顎関節症と診断されている」と指摘する。
早期発見につなげようと、「口と顎の筋肉に無意識に力が入って動いて
しまう」など、特徴的な症状を挙げ、10項目のセルフチェック表をつくり、
ネット上で公開している。
自己診断で6項目以上該当すれば、専門医の早期受診が望ましい。
京都府南部の30代女性は1月、緊張すると、突然舌が出て、話せなくなる
症状に襲われた。
近くの歯科医を受診し、虫歯の治療を受けたが、症状が改善せず、総合病院の
歯科口腔外科と神経内科でも「よく分からない」と言われた。
ネット上で「舌が出る」という言葉で検索すると、吉田医長のサイト
「顎口腔領域の不随意運動」にたどり着いた。
セルフチェックを実施すると、10項目のうち、7項目が該当したという。
<治療の苦痛少なく>
女性は4月に受診し、局所麻酔薬によるブロック療法を定期的に受けている。
苦痛も少なく、顎に数カ所注射しただけで治療が終わった。
「レジ打ちの仕事で毎日、200人以上のお客さんと接していた。正確に数字を
伝えるという緊張感の連続だった。病名が分かって、ずいぶんと気持ちが楽に
なった」と話す。
京都市の40代男性は5年前から治療を開始。
「営業職で、人前でしゃべろうとすると、顎が後方に引きつけられ、舌が
出そうになった」と言う。
現在も3~4カ月に1回の割合で、筋肉の収縮を抑制するボツリヌス療法を
受けている。
「ボトックス」と呼ばれるA型ボツリヌス毒素製剤を局所注射するだけだ。
男性は「飲んだり食べたりする時に支障はないが、人と話す時だけが困る」と
訴える。
顎口腔ジストニアの治療には、ブロック療法やボツリヌス療法のほか、
内服治療、マウスピース、口腔外科手術などがある。
吉田医長は「症状の種類や状態によって治療法を選択する。
症状が軽い段階で治療を始めた人ほど、総じて治療効果が高い」と説明する。
また、長時間に渡って口や顎に緊張した状態が続くためか、受け付け、営業、
教員、司会など、話す職業に多いのも1つの特徴だという。
潜在的な患者は相当数に上るとみられ、まずはジストニアに対する正しい
理解が欠かせない。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150604000139
[口内細菌「バイオフィルム」 肺炎など重い病気の原因にも]
(産経新聞 2013年2月7日)
複数の細菌が固まり、ぬるぬるとした状態になった「バイオフィルム」。
口の中のバイオフィルムは、虫歯や歯周病だけでなく、肺炎など重い全身の
病気の原因になることもある。
(油原聡子)
<菌の集合体>
東京歯科大の奥田克爾名誉教授(微生物学)によると、バイオフィルムである
デンタルプラークは複数の細菌の集合体だ。
バイオフィルムは、細菌が周囲にねばねばした物体を作って個体がくっつき
合い、集団になったもの。
実はバイオフィルムは身近な存在だ。
「台所やお風呂場の掃除をさぼると出てくる、ぬるぬるしたものも細菌の
固まり、バイオフィルムです」(奥田名誉教授)
注目されているのが、口の中のバイオフィルムだ。
人の口の中には500種類を超える細菌がいるという。
奥田名誉教授は「口の中の細菌は、唾液成分や歯と歯茎の隙間からにじみ出る
成分を栄養源にして繁殖する」と指摘する。
バイオフィルムは、ねばねばした膜で包まれているため、抗菌剤や免疫機能が
効きづらいという特徴がある。
口の中のバイオフィルムには、虫歯の原因となるミュータンス菌や、歯周病の
原因となる細菌も集団で潜んでいる。
その中で、全身疾患に関わりがあるとして注目されているのが歯周病原細菌
だ。
歯周病は主に歯周病原細菌によって起こる。
歯の周りのバイオフィルムが、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)を作る。
炎症を起こして歯茎が赤く腫れるほか、出血が見られることもある。
進行すると歯周ポケットが深くなっていき、歯を支えている組織に炎症が
及ぶ。
すると、口臭が発生し、歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、かめない状態に
なる。
<高齢者は注意>
歯周病は日本人成人の7割以上がかかっているとされる。
歯周病原細菌が関わっている病気で、高齢者が特に注意したいのが誤嚥性肺炎
だ。
誤嚥性肺炎は、歯周病原細菌などが唾液とともに肺に流れ込んで起こる
疾病で、高齢者に多く発症する。
通常は、唾液と一緒に飲み込まれた細菌は胃液によって「殺菌」される。
寝ているときも唾液を飲み込む「嚥下反射」が起こり、細菌の気道への侵入を
防いでいる。
元気な人なら、せきなどによって細菌を排除できる。
また、気道粘膜に生えている細かい繊毛によって唾液が肺に流れ込まない
ようになっている。
しかし、高齢者は嚥下反射が低下しているため、細菌が肺や気管支に入り
込んでしまうという。
奥田名誉教授は「高齢者になると免疫力が低下し、抗菌作用のある唾液の量も
少なくなり、歯周病になりやすくなる」と話す。
歯周病原細菌が関係している可能性がある病気では、脳血管障害や心疾患の
ほか、糖尿病や低体重児の出産との関連も報告されているという。
慶応大の中川種昭教授(歯科・口腔外科)は「歯周病原細菌が歯茎に入り
込むと、歯茎を通る血管を通じて全身に回ってしまう」と説明。
「口の中の細菌をコントロールするケアは、予防にも、治療後の再発を防ぐ
ためにも重要だ」と指摘している。
<眠る前のケアが大事>
口の中のバイオフィルムの予防には、毎日の歯磨きなどのセルフケアと
専門家による定期的なチェックが重要だ。
中川教授は「特に眠る前のケアが大事」と話す。
バイオフィルムは、口の動きが少なく、刺激によって出る唾液の少ない
睡眠中に増加。
さらに、薬剤や免疫機能が効きにくいという。
このため、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシで物理的に除去するのが
有効だ。
歯ブラシが届かない部分のケアには、抗菌性の高い洗口剤を日常的に使うと
効果が高い。
バイオフィルムが歯石になってしまうと自分で除去するのが難しく、歯科
医院で除去してもらう必要がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130207-00000504-san-hlth
(産経新聞 2013年2月7日)
複数の細菌が固まり、ぬるぬるとした状態になった「バイオフィルム」。
口の中のバイオフィルムは、虫歯や歯周病だけでなく、肺炎など重い全身の
病気の原因になることもある。
(油原聡子)
<菌の集合体>
東京歯科大の奥田克爾名誉教授(微生物学)によると、バイオフィルムである
デンタルプラークは複数の細菌の集合体だ。
バイオフィルムは、細菌が周囲にねばねばした物体を作って個体がくっつき
合い、集団になったもの。
実はバイオフィルムは身近な存在だ。
「台所やお風呂場の掃除をさぼると出てくる、ぬるぬるしたものも細菌の
固まり、バイオフィルムです」(奥田名誉教授)
注目されているのが、口の中のバイオフィルムだ。
人の口の中には500種類を超える細菌がいるという。
奥田名誉教授は「口の中の細菌は、唾液成分や歯と歯茎の隙間からにじみ出る
成分を栄養源にして繁殖する」と指摘する。
バイオフィルムは、ねばねばした膜で包まれているため、抗菌剤や免疫機能が
効きづらいという特徴がある。
口の中のバイオフィルムには、虫歯の原因となるミュータンス菌や、歯周病の
原因となる細菌も集団で潜んでいる。
その中で、全身疾患に関わりがあるとして注目されているのが歯周病原細菌
だ。
歯周病は主に歯周病原細菌によって起こる。
歯の周りのバイオフィルムが、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)を作る。
炎症を起こして歯茎が赤く腫れるほか、出血が見られることもある。
進行すると歯周ポケットが深くなっていき、歯を支えている組織に炎症が
及ぶ。
すると、口臭が発生し、歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、かめない状態に
なる。
<高齢者は注意>
歯周病は日本人成人の7割以上がかかっているとされる。
歯周病原細菌が関わっている病気で、高齢者が特に注意したいのが誤嚥性肺炎
だ。
誤嚥性肺炎は、歯周病原細菌などが唾液とともに肺に流れ込んで起こる
疾病で、高齢者に多く発症する。
通常は、唾液と一緒に飲み込まれた細菌は胃液によって「殺菌」される。
寝ているときも唾液を飲み込む「嚥下反射」が起こり、細菌の気道への侵入を
防いでいる。
元気な人なら、せきなどによって細菌を排除できる。
また、気道粘膜に生えている細かい繊毛によって唾液が肺に流れ込まない
ようになっている。
しかし、高齢者は嚥下反射が低下しているため、細菌が肺や気管支に入り
込んでしまうという。
奥田名誉教授は「高齢者になると免疫力が低下し、抗菌作用のある唾液の量も
少なくなり、歯周病になりやすくなる」と話す。
歯周病原細菌が関係している可能性がある病気では、脳血管障害や心疾患の
ほか、糖尿病や低体重児の出産との関連も報告されているという。
慶応大の中川種昭教授(歯科・口腔外科)は「歯周病原細菌が歯茎に入り
込むと、歯茎を通る血管を通じて全身に回ってしまう」と説明。
「口の中の細菌をコントロールするケアは、予防にも、治療後の再発を防ぐ
ためにも重要だ」と指摘している。
<眠る前のケアが大事>
口の中のバイオフィルムの予防には、毎日の歯磨きなどのセルフケアと
専門家による定期的なチェックが重要だ。
中川教授は「特に眠る前のケアが大事」と話す。
バイオフィルムは、口の動きが少なく、刺激によって出る唾液の少ない
睡眠中に増加。
さらに、薬剤や免疫機能が効きにくいという。
このため、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシで物理的に除去するのが
有効だ。
歯ブラシが届かない部分のケアには、抗菌性の高い洗口剤を日常的に使うと
効果が高い。
バイオフィルムが歯石になってしまうと自分で除去するのが難しく、歯科
医院で除去してもらう必要がある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130207-00000504-san-hlth
[胃腸炎や皮膚炎などの感染症にかかると、IQが低くなることが明らかに]
(IRORIO 2015年05月29日)
胃腸炎に尿路感染症、皮膚炎などは特段珍しい病気ではない。
しかしショッキングなことに、そうした感染症にかかると、IQや認知能力
などが低下することが研究でわかった。
感染症と脳機能の関連性が明らかになったのは初めてという。
<感染1回でIQ 1.76低く>
コペンハーゲン大学とオーフス大学の合同研究チームが1974~1994年
生まれのデンマーク人19万人を対象に2006~2012年にIQテストを実施した。
テスト前、対象者の35%がなんらかの感染症で入院した経験があった。
そしてテストの結果はというと、感染症で入院したことのある人のIQは、
全体平均を1.76ポイント下回った。
<感染多いほどIQ低下>
さらに、感染症による入院が5回以上の人では、IQが全体平均より9.44
ポイントも低かった。
研究によると、感染回数が多いほどIQのスコアは低くなる傾向にあったと
いう。
研究著者のMichael Eriksen Benros氏は「これまで感染症と統合失調症の
関連性は指摘されていたが、感染症を患い、健康を取り戻した後に脳機能への
マイナスの影響が認められたのは初めて」と話す。
Benros氏は「脳はほとんどのタイプの感染症の影響を受ける。感染で炎症
反応が起きることが脳にダメージを引き起こしているようだ」とし、その
メカニズムについて今後さらに研究することにしている。
http://irorio.jp/karenmatsushima/20150529/232008/
(IRORIO 2015年05月29日)
胃腸炎に尿路感染症、皮膚炎などは特段珍しい病気ではない。
しかしショッキングなことに、そうした感染症にかかると、IQや認知能力
などが低下することが研究でわかった。
感染症と脳機能の関連性が明らかになったのは初めてという。
<感染1回でIQ 1.76低く>
コペンハーゲン大学とオーフス大学の合同研究チームが1974~1994年
生まれのデンマーク人19万人を対象に2006~2012年にIQテストを実施した。
テスト前、対象者の35%がなんらかの感染症で入院した経験があった。
そしてテストの結果はというと、感染症で入院したことのある人のIQは、
全体平均を1.76ポイント下回った。
<感染多いほどIQ低下>
さらに、感染症による入院が5回以上の人では、IQが全体平均より9.44
ポイントも低かった。
研究によると、感染回数が多いほどIQのスコアは低くなる傾向にあったと
いう。
研究著者のMichael Eriksen Benros氏は「これまで感染症と統合失調症の
関連性は指摘されていたが、感染症を患い、健康を取り戻した後に脳機能への
マイナスの影響が認められたのは初めて」と話す。
Benros氏は「脳はほとんどのタイプの感染症の影響を受ける。感染で炎症
反応が起きることが脳にダメージを引き起こしているようだ」とし、その
メカニズムについて今後さらに研究することにしている。
http://irorio.jp/karenmatsushima/20150529/232008/
[睡眠薬を飲んでいる高齢者には交通事故が多い]
(MEDLEY 2016年2月10日)
<高齢者2,000人の交通事故データから>
睡眠薬の副作用の中には日中の眠気などがあり、交通安全に悪影響を与える
可能性もあります。
すぐに効果が現れる睡眠薬の1つであるゾルピデム「マイスリー」を服用した
場合の自動車事故の起こりやすさについて報告されました。
<車の運転をする70歳以上の高齢者2,000人を調査>
研究チームは、有効な運転免許を持ち、3ヶ月以内に運転をした70歳以上の
高齢者2,000人を調査の対象にしました。
対象者の5年間の自動車事故の記録から、調査時点でゾルピデムを服用して
いる人と服用していない人での自動車事故の起こりやすさを推定しました。
<睡眠薬を服用している高齢者では自動車事故が多くなった>
調査の結果、年齢による自動車事故の起こりやすさについて以下のことが
分かりました。
80歳以上の高齢者における相対危険度は、補正しなかった場合で2.24(95%
信頼区間:1.19-4.57)、補正した場合で2.35(95%信頼区間:1.20-4.61)
だった。
つまりこの研究から、80歳以上の高齢者では、ゾルピデムを服用しない人と
比較して、ゾルピデムを服用している人では自動車事故が2倍以上多かった
ことが示されました。
さらに、性別による自動車事故の起こりやすさについても調査した結果、
ゾルピデムを服用している70歳以上の女性では自動車事故が起こりやすい
傾向にあることも分かりました。
睡眠薬の種類によって、効果が現れるまでの時間や効果が持続する時間が
異なるため、今回の研究で調べたゾルピデム以外の睡眠薬では異なる結果が
得られる可能性があります。
睡眠薬だけでなく、薬には眠気などの副作用が出るものもあるため、薬を
服用するときには車の運転を控えるなど、必要な注意について医師や薬剤師に
ご相談ください。
https://medley.life/news/item/56b4829a8ff85c12008b4584
(MEDLEY 2016年2月10日)
<高齢者2,000人の交通事故データから>
睡眠薬の副作用の中には日中の眠気などがあり、交通安全に悪影響を与える
可能性もあります。
すぐに効果が現れる睡眠薬の1つであるゾルピデム「マイスリー」を服用した
場合の自動車事故の起こりやすさについて報告されました。
<車の運転をする70歳以上の高齢者2,000人を調査>
研究チームは、有効な運転免許を持ち、3ヶ月以内に運転をした70歳以上の
高齢者2,000人を調査の対象にしました。
対象者の5年間の自動車事故の記録から、調査時点でゾルピデムを服用して
いる人と服用していない人での自動車事故の起こりやすさを推定しました。
<睡眠薬を服用している高齢者では自動車事故が多くなった>
調査の結果、年齢による自動車事故の起こりやすさについて以下のことが
分かりました。
80歳以上の高齢者における相対危険度は、補正しなかった場合で2.24(95%
信頼区間:1.19-4.57)、補正した場合で2.35(95%信頼区間:1.20-4.61)
だった。
つまりこの研究から、80歳以上の高齢者では、ゾルピデムを服用しない人と
比較して、ゾルピデムを服用している人では自動車事故が2倍以上多かった
ことが示されました。
さらに、性別による自動車事故の起こりやすさについても調査した結果、
ゾルピデムを服用している70歳以上の女性では自動車事故が起こりやすい
傾向にあることも分かりました。
睡眠薬の種類によって、効果が現れるまでの時間や効果が持続する時間が
異なるため、今回の研究で調べたゾルピデム以外の睡眠薬では異なる結果が
得られる可能性があります。
睡眠薬だけでなく、薬には眠気などの副作用が出るものもあるため、薬を
服用するときには車の運転を控えるなど、必要な注意について医師や薬剤師に
ご相談ください。
https://medley.life/news/item/56b4829a8ff85c12008b4584