[胃腸炎や皮膚炎などの感染症にかかると、IQが低くなることが明らかに]
(IRORIO 2015年05月29日)
胃腸炎に尿路感染症、皮膚炎などは特段珍しい病気ではない。
しかしショッキングなことに、そうした感染症にかかると、IQや認知能力
などが低下することが研究でわかった。
感染症と脳機能の関連性が明らかになったのは初めてという。
<感染1回でIQ 1.76低く>
コペンハーゲン大学とオーフス大学の合同研究チームが1974~1994年
生まれのデンマーク人19万人を対象に2006~2012年にIQテストを実施した。
テスト前、対象者の35%がなんらかの感染症で入院した経験があった。
そしてテストの結果はというと、感染症で入院したことのある人のIQは、
全体平均を1.76ポイント下回った。
<感染多いほどIQ低下>
さらに、感染症による入院が5回以上の人では、IQが全体平均より9.44
ポイントも低かった。
研究によると、感染回数が多いほどIQのスコアは低くなる傾向にあったと
いう。
研究著者のMichael Eriksen Benros氏は「これまで感染症と統合失調症の
関連性は指摘されていたが、感染症を患い、健康を取り戻した後に脳機能への
マイナスの影響が認められたのは初めて」と話す。
Benros氏は「脳はほとんどのタイプの感染症の影響を受ける。感染で炎症
反応が起きることが脳にダメージを引き起こしているようだ」とし、その
メカニズムについて今後さらに研究することにしている。
http://irorio.jp/karenmatsushima/20150529/232008/