皿の手洗いで子どものアレルギーほぼ半減 | アクティブエイジング アンチエイジング
[皿の手洗いで子どものアレルギーほぼ半減、
                    食器洗い機を使うよりも少なく]

(Medエッジ  2015年3月4日)


<発酵食品や農場の食品も関係>
皿を手洗いしている家庭では、食器洗い機を使っている家庭よりも子どもが
アレルギー性の病気になりにくいことが分かった。

スウェーデン、クイーン・シルビア子ども病院のビル・ヘッセルマー氏らの
研究グループが、小児科分野の国際誌であるペディアトリクス誌において
2015年2月23日に報告している。



<スウェーデンの7歳と8歳の子どもで検証>
幼少期に微生物に触れる機会が多いと免疫が付き、アレルギーになるリスクが
減る、という仮説がある。
ライフスタイルに関わる要因、皿洗いの方法など家事のやり方によって、
微生物に触れる機会が増える可能性がある。

研究グループは、このようなライフスタイルに関わる要因とアレルギーに
なることには関連があるのかを検証した。

スウェーデンのキルナ市とモルンダル市に住む7歳と8歳の子ども
1029人を対象として、アンケートを実施。
ぜんそく、湿疹、鼻結膜炎についての質問は、子どものぜんそくと
アレルギーに関する国際研究のものを使った。



<微生物に触れるからか>
その結果、お皿を手洗いすることによってアレルギー性の病気の発症リスクが
下がることが明らかになった。
危険度は半減に近い57%になった。

発酵食品を食べている場合や、農場から直接買った食品を食べている場合
には、食べる量が増えるほどアレルギー性の病気の発症リスクは下がった。



お皿の手洗いは効率的なものではない。
しかし、微生物に触れる機会が増えることで、免疫力を高めてくれるのかも
しれない。
日本でも参考になるかもしれない。




http://www.mededge.jp/a/pedi/9751