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[ショック! 
    乳がん検診マンモグラフィーは死亡率の抑制に貢献していない!?]

(IRORIO  2014年02月15日)


マンモグラフィーを使った年1回の乳がん検診は死亡率の抑制につながって
いない―。
何ともショッキングな調査結果が発表された。
カナダで行われた調査によると、従来の触診のみを受ける人と死亡率を比較
したところ大差はないことがわかった。

乳がんは初期であれば治癒率が高く、それだけに早期発見が重要であることは
常識だ。
その微かながんの兆候をマンモグラフィーでは発見できるとされていて、
初期段階で見つけ治療を行うことで死亡率の抑制につながるとされてきた。
しかし、今回の調査結果はそうした考え方に”水を差す”ものだ。


トロント大学の研究者らが40〜59歳の女性8万9000人を25年間にわたって
追跡し、乳がん発症率と死亡率を調査した。
年に1回のマンモグラフィーを最低5年間受けたことのある人と、触診のみを
受けた人のグループを比較したところ、マンモ受診グループでは3250人が
乳がんと診断され、500人が死亡した。
一方、触診グループでは3133人が乳がんに罹り、うち死亡者は505人だった。
つまり、マンモを受けても受けていなくても罹患率と死亡率はさほど変わらな
かった。

また、調査ではマンモを受けてがんとされた人の22%が「過剰診断」だった
こともわかった。
これは、マンモを受ける女性の424人に1人という割合にあたり、必ずしも
マンモで正確な診断を下せるわけではないことを意味する。


調査にあたったアンソニー・ミラー医師は「今回の結果がすべての国に通じる
わけではないが、マンモグラフィーの評価をし直す必要があるのではないか」
としている。



http://irorio.jp/karenmatsushima/20140215/112716/




 

 

 

 

 

[骨粗しょう症があると突発性難聴リスクが約1.8倍に!]

(MEDLEY  2015年5月13日)


<台湾での大規模解析から>
骨粗しょう症は骨が脆くなる病気で、女性ホルモン(エストロゲン)が低下
する閉経後の女性に多く見られます。

骨折リスクが増加するため高齢化が進んだ現在では大きな問題のひとつ
ですが、今回、台湾の研究グループが、骨粗しょう症があると、突発性感音性
難聴のリスクが1.76倍にまで高くなると報告しました。



<全民健保のデータベースを利用>
著者らは、台湾の患者についての大規模なデータベースから情報を取得して
解析しました。
台湾では1995年3月から全民健保という強制社会保険プログラムが、
全台湾民を対象に組まれています。
これは日本の健康保険制度と似ていますが、単一支払者制度であり衛生福利部
中央健康保健署によって一元管理されています。
このプログラムによって作られたデータベースが、この研究で参照され
ました。


 
<台湾で約42,000人を追跡調査>
著者らは、以下の解析を行いました。
全民健保加入者から100万人を無作為抽出し、そのうち1998年〜2008年の
間に骨粗しょう症と診断された10,660人の患者と、この期間に骨粗しょう症と
診断されなかった31,980人データを比較した。
全患者はSSNHLと診断されるか死亡するか、どちらも無い場合は2011年末
まで追跡された。



<骨粗しょう症患者では1.76倍突発性難聴を発症しやすい>
解析の結果、次のことがわかりました。
骨粗しょう症患者は骨粗しょう症がない人と比べて1.76倍SSNHLになる
リスクがあった。
また50〜64歳では1.5倍、65歳以上では2.33倍、女性は1.87倍、高血圧の
患者は1.59倍、対照群に比べて発生率が大きかった。


この結果はどのように解釈できるでしょうか。
耳の構造として耳小骨と呼ばれる骨が音の増幅器の働きを担い、鼓膜の振動を
約3倍にして内耳に伝えます。
この仕組みと骨粗しょう症が関係しているのかもしれません。

また、骨粗しょう症は女性ホルモン(エストロゲン)の低下と関連するので、
もしかしたら女性ホルモンの減少と関連があるのかも知れません。


突発性難聴は原因不明で確立した治療法もなく、多くの患者さんを悩ませて
いる病気です。
この報告が病気の治療や予防に繋がることを期待したいですね。



(高田)




https://medley.life/news/item/5550cf4be7880cfb00703034



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[日本でブーム起こしたパクチー、7人に1人が遺伝的にダメ
          中国にも嫌いな人がたくさんいた! =中国メディア]

(サーチナ2017年4月17日)


時代の流れとともに食文化の多様性が進む日本では昨年、パクチー(香菜、
コリアンダー)ブームが起きた。
パクチー専門店やパクチーを使ったスナック菓子、さらにはパクチー風呂なる
ものまでお目見えしたが、一方でパクチーを全く受け付けない人も多い。
これほど好き嫌いがはっきり分かれる食材はないかもしれない。


中国紙・南方都市報は15日、遺伝子の影響で世界の人口の約15%が
パクチーを嫌うとの研究結果があることを報じた。
記事は、パクチーの英語名であるコリアンダーにはカメムシが語源であるとの
説が存在する紹介し、「一部の人びとにとってはとても恐ろしい香りなので
ある」とした。

そのうえで、ある科学者の研究により、特有の嗅覚遺伝子がパクチーの特殊な
香りを作りだす物質を敏感に取り込もうとする性質を持っており、この
遺伝子を持つ人びとはパクチーの香りを嫌う傾向にあることが分かったと
伝えた。
その割合が、世界で約15%とのことであり、およそ7人に1人が「パクチー
嫌い」となる計算だ。
記事はまた、世界には「反パクチー連盟」なる組織も存在すると紹介する
一方、パクチーには健康に有益な成分も含まれていることを説明している。


中国に行って外食すると、かなりの割合でパクチーに出くわすことになる。
しかし、中国にも「パクチー嫌い」がかなりいるようだ。
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、この記事に対して「小さい頃
からパクチー大好き」とする人がいる一方で、「嫌い。あの味が耐えられ
ない」、「呑み込めない」、「においだけで耐えられないのに、食べられる
わけがない」といったコメントも続々と寄せられている。
そして、「大好き」、「大嫌い」の両方のコメントにそれぞれ大量の
「いいね!」が付いている。

スープに1枚浮いているだけで全体の香りと味を支配するほどのインパクトを
持つパクチー。
好きな人はとことん好きで、嫌いな人はとことん嫌い。
何とも不思議な食材である。




(編集担当:今関忠馬)



http://news.livedoor.com/article/detail/12945731/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[痛みがない大人の虫歯にご注意を!]

(あなたの健康百科  2017年05月18日)


<年齢を重ねると虫歯に気付きにくくなるという事実>
歯が痛いと想像以上に生活しにくいものだ。
痛いと慌てて歯科医院に行ったり、予約を取ったりするが、特に痛くもない
場合、歯科にはなるべく近寄りたくないのが心情だ。

しかし、年齢を重ねると自覚のない虫歯が増えるという。
サンスターグループでは、一般企業などで実施している産業歯科検診の受診者
38,476人(20~69歳の男女)にアンケートを行い「大人の虫歯」の実態を
まとめた。



<虫歯があっても気付かない人が40歳代から急増>
厚生労働省歯科疾患実態調査(平成23年)によると、子ども(5歳以上10歳
未満)で虫歯を持つ割合は10%であり、20歳以上80歳未満では80%以上に
上った。
過去の調査と比較すると、5歳以上25歳未満では虫歯は減少する傾向に
あるが、45歳以上では増加している。

年齢を重ねると、初回の虫歯治療後の詰め物の隙間に虫歯菌が入り込むことに
よって再発を引き起こす「二次う蝕(再発虫歯)」や、加齢や歯周病によって
歯茎が下がり、歯の根元の象牙質が露出することで歯の根元にできる
「根面う蝕(根元虫歯)」が生じる。
こうした虫歯を「大人虫歯」とした。

今回の調査では、虫歯のある74%の人が「歯が痛む」「しみる」とは感じて
いないことが分かり、年齢を重ねると虫歯に気付きにくくなるという傾向が
明らかになった。

また、虫歯を自覚していない人の割合を年代別に見てみると、20代の約68%
から40代になると約76%に増加しており、40代を境に症状を自覚しにくく
なる傾向があることが分かったという。


サンスター財団の鈴木秀典先生によると「二次う蝕は数回に渡る治療により
神経を取り除いた歯である確率が高く、痛みを感じにくい虫歯です。また、
根面う蝕は歯茎が下がって露出した歯根に発症するため、ある程度、高齢の
方に特有。虫歯の深さの割には痛みを感じにくい特徴がある」という。


予防するためには、「定期的に歯科院を受診し、検診とともに歯の
クリーニングやフッ素塗布などのケアを受けること」に加えて、「家庭に
おけるフッ素入りハミガキ剤やフッ素入り洗口剤の活用」を勧める。




(あなたの健康百科編集部)



http://kenko100.jp/articles/170518004307/#gsc.tab=0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[くるみを食べると「精子の質」が改善する!?]

(あなたの健康百科  2017年05月12日)


子どもを授かりたいと願い、少しでも妊娠力が高まるようにと生活を改善し
栄養に気を付けるなど、地道な努力を続けているカップルも少なくないはず。
そんな妊活中の人にとって、気になる報告がある。

米国のデラウェア大学のグループが行った研究から、くるみを摂取すると、
男性の生殖能力にとって重要な「精子の質」が改善し、その要因として
精子細胞の損傷抑制が関係しそうなことが分かったという。

研究の詳細は、2月20日発行の学術雑誌「Heliyon」(2017;3:e00250)に
掲載されている。



<世界で約1割の夫婦が不妊>
厚生労働省によると、日本では1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す
「合計特殊出生率」が2015年に1.45となり、2005年の1.26を底に緩やかな
回復傾向にあるという。
その一方で、2016年の出生率(人口1,000人当たりの1年間の出生児数の
割合)は7.8と推計され、2015年の8.0(確定値)からは減少傾向だ。

現在、世界中の夫婦の約10%が不妊であると言われている。
男性不妊症は、不妊の原因の25%を占めるとされることから、解決すべき
重要な課題である。


過去に、カリフォルニア州立大学の研究グループが、21~35歳の健康な
男性を対象に、生殖能力におけるくるみの役割についての検討を行った。
それによると、通常の食事に加えてくるみを1日75g摂取した群では、
くるみを摂取しなかった群に比べて、精子の活力、動き、形状に改善が
見られたという。

くるみは栄養価が高く、健康や美容、ダイエットにもよいとされている。
他のナッツと違うのは、多価不飽和脂肪酸(PUFA)が豊富に含まれている
ことで、くるみ約28gのうち約13gをPUFAが占めている。
このPUFAは、細胞の成長や維持にとって重要な役割を果たす。



<過去の研究をベースにマウスで検討>
米国デラウェア大学のパトリシア・A・マーチン-デリオン博士らの
グループは、2012年に報告されたカリフォルニア州立大学の研究結果に
着目。

マウスにくるみを加えた餌を与え、精子が改善されるメカニズムを解明する
研究を開始した。
生殖能力のある健康な雄のマウスと、遺伝子が部分的に欠如し生殖能力を
失ったマウスに、くるみを加えた餌、またはくるみを含まない餌を与えた。
9~11週間観察したところ、くるみ入りの餌を与えたマウスのうち、
生殖能力のあるマウスでは、精子の動きと形状が明らかに改善した。
また、生殖能力のないマウスでは、精子の形状には明らかな改善が見られた。
どちらのグループも、精子細胞の細胞膜を構成する脂質が酸化されることに
よる細胞の障害は明らかに改善されていたが、生殖能力のないマウスでは、
精子の動きを改善するには至らなかった。

この研究結果は、くるみが精子の健康に役立つ可能性を示しており、
2012年に発表されたカリフォルニア州立大学の研究結果を裏付けるものと
なっている。


今回の研究を牽引したマーチン-デリオン博士は、「くるみを摂取する
ことで、マウスの精子の質が改善された」とし、その要因として「精子細胞の
損傷が減少するからではないか」と分析した。

さらに、博士は「くるみのどの成分が有効であるかを突き止めるには、
さらなる研究が必要だ」と今後の課題を語った。


カリフォルニア州立大学のウェンディ・A・ロビンス博士は、今回の研究
結果について「精子の質を改善する要因に目を向けた本研究は、今後の研究に
とって大変価値のあるものだ」とコメントしている。


妊活中の人が摂るとよい栄養は種々あるだろうが、くるみもその1つ。
特に男性は積極的に摂るとよさそうだ。




(あなたの健康百科編集部)




http://kenko100.jp/articles/170512004309/#gsc.tab=0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[お酒に弱い人が気を付けたい骨折箇所は?]

(あなたの健康百科  2017年05月10日)


<骨粗鬆症による大腿骨の骨折に要注意>
高齢化に伴い、大腿骨の骨折が増えている。
年を取ると骨がもろくなったり、筋力が衰えて転びやすくなったりする
からだ。
特に女性は、閉経後に女性ホルモンの分泌量が下がると、骨密度が急激に低下
するため骨折リスクが高まる。

このたび、慶應義塾大学の宮本健史特任准教授らは、遺伝的にお酒を飲むと
赤くなりやすい体質の人は、骨粗鬆症による大腿骨近位部骨折を起こしやすく
なることを明らかにした。

さらにビタミンEを摂取すると、骨折予防に効果がある可能性も見出した。

研究の詳細は、3月27日発行の科学誌「Scientific Reports」(2017;7:428)
に掲載されている。



<お酒に弱い遺伝子の保有で、骨折リスクが2.48 倍に>
大腿骨は人の体の中で最も大きい太もも部分の骨で、その骨が脚の付け根
付近で折れてしまうのが大腿骨近位部骨折だ。
骨粗鬆症による代表的な骨折で、寝たきりや要介護に移行する危険性が高い
ことから、骨粗鬆症による骨折の中では特に重症の部類に入る。

また、骨折してから1年内に亡くなる人がいるなど死亡率も高まる。

現在、骨粗鬆症の治療には多くの薬が使われている。それにもかかわらず、
大腿骨近位部骨折の発生数は増加の一途をたどっていて、年間では約20万件
にも上る。
こうした現状から、骨粗鬆症治療薬とは異なる方法での対策が求められて
いた。


お酒を飲むと体内では、「ALDH2」という酵素が働き、頭痛や吐き気を
もたらす「アセトアルデヒド」を分解している。

ところが、ALDH2のアセトアルデヒド分解能力には個人差があり、親から
受け継いだALDH2遺伝子に左右される。
アセトアルデヒド分解能力の低いALDH2遺伝子を持つ人は、日本人など
東アジアの人種に多いとされている。

今回、研究グループは、ALDH2遺伝子の中でも、お酒を飲むと赤くなる
体質の原因となる「rs671」に着目。
まず、大腿骨近位部骨折を起こした女性92 人(骨折群)と、大腿骨近位部
骨折を起こしておらず骨粗鬆症と診断されてもいない女性48人(正常群)の
DNA を回収。
rs671の保有率を調べ、骨折群と正常群で比較した。
骨粗鬆症の治療を受けている人や、過去に受けたことがある人、骨粗鬆症の
原因となる病気にかかったことがある人は、正常群から除外した。

その結果、骨折群では正常群に比べてrs671 の保有率が高く、rs671を保有
していると骨折のリスクが2.48 倍高くなることが明らかとなった。

さらに、研究グループは、マウスの細胞を培養。
ALDH2の働きが弱くアセトアルデヒドが蓄積されると、骨をつくる骨芽
細胞に機能障害が生じることが示された。
そして、骨芽細胞にビタミンEを添加すると、その機能障害が回避できたと
いう。

今回の調査では、お酒を飲むと赤くなると答えた人が、遺伝的にALDH2 の
働きが弱いかを調べる検査において、感度と特異度はそれぞれ80.0%と
92.3%と高かった。
感度と特異度が高いということは、つまり、お酒を飲むと赤くなることと、
ALDH2 の働きが弱い遺伝子の保有とが一致する確率が高いということだ。

このことは、お酒を飲むと赤くなる人は、骨折しやすい体質である可能性が
高いことを示している。
さらに、お酒で赤くなりやすいことが、遺伝子検査を受けなくても骨折の
リスク遺伝子を持っていることを知るための手がかりになるという。


今回の結果について、研究グループは、「大腿骨の折れやすさは遺伝する
ことが知られているが、今回の発見もそれを後押しする1つだ」とし、
加えて「遺伝的に骨折しやすい人でも、ビタミンE の摂取でリスクが減らせる
可能性が示された」とコメントした。

さらに、研究グループは、「お酒を飲むと赤くなるかどうかが、自分自身や
家族など周りの人が骨折しやすいタイプなのかそうでないのかを見分ける
目安になる」とした上で、「このことが、高齢者の骨折を未然に防ぐ
取り組みを講じるきっかけとなり、家庭での骨折予防につながるのでは
ないか」と期待感を表した。


お酒を飲むと赤くなる人は、特に、骨粗鬆症から骨折しやすいことを自覚
して、骨の健康を意識した生活を心掛けたい。




(あなたの健康百科編集部)





http://kenko100.jp/articles/170510004305/#gsc.tab=0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[身長が低いほど、歯の本数は...?]

 

(あなたの健康百科 2017年03月21日)

 


80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという「8020運動」のおかげか、
自分の歯を保っている人の割合は、年々高まっているようだ。

 

日本人の生活習慣病予防と健康寿命の延伸のために、国立がん研究センターの
研究グループが実施しているという「JPHC研究」。

 

今回、その研究成果として新たに報告されたのが、身長と歯の本数との
関連性についてだ。
詳細は、医学誌「Asian Pacific Journal of Health Sciences」(2016;3:
81-88)に掲載されている。

 

 

 

<男女1,200人で検討>
これまでの報告によると、身長は大腸がん、乳がん、循環器の病気などと
関連性があるという。

 


また、身長と歯科疾患との関連を調査した研究も、海外では行われている。

 

身長とむし歯との関連を調べた研究では、身長の低い人ほど乳歯や永久歯が
むし歯になるリスクが高いと報告されている。
食生活の乱れや栄養状態の不良が、低身長やむし歯のリスクを高めるためと
されているようだ。

 

さらに、低栄養状態は唾液の量や質を変化させ、よりむし歯になりやすくなる
とも考えられているようだ。

 

身長と歯周病との関連では、低身長の人ほど歯周病にかかるリスクが高いとの
報告がある。
感染症を起こしやすい人は、慢性的な炎症によって身体の成長が遅れがちと
なり、感染症である歯周病にもかかりやすいからだという。

 


しかし、日本において、身長と歯の状況との関連を調べた研究はまだない。

 

そこで今回、研究グループは、身長と歯の本数との関連について調査した。

今回の歯科研究の解析対象となったのは、秋田県内に住む男女で、歯科の
アンケート調査に回答し、歯科医院で歯科健診を受けた1,214人(男性
565人、女性649人)。
歯科健診では、残っている永久歯の本数、歯周病の状態など、口の健康に
ついて調べた。

 

対象の男性を、身長の低い方からQ1(≤159cm)、Q2(160-162cm)、
Q3(163-165cm)、Q4(166-169cm)、Q5(≥170cm)の5つのグループ
に、女性ではQ1(≤148cm)、Q2(149-151cm)、Q3(152-154cm)、
Q4(155-157cm)、Q5(≥158cm)の5つのグループに分け、歯の本数との
関連について解析を行った。
解析に当たっては、年齢、学歴、喫煙、糖尿病の有無、BMI、飲酒、
ストレス、出産回数(女性のみ)、甘いお菓子や飲み物を摂る頻度、
かかりつけ歯科医の有無、歯の清掃状態による違いが結果に影響しないように
配慮した。

 

 

 

<男性では身長の高低で約2本の差が>
身長と歯の状況との関連を見たところ、男性において身長の最も低い
Q1グループでは、身長の最も高いQ5グループに比べて2.4本歯の本数が
少なく、前歯と奥歯でそれぞれ約1本ずつ少ない結果となった。

 

また、男性において、自分の歯が24本未満となるリスクは、統計学的に
明らかな差は出なかったものの、身長が低いグループほど高くなる傾向に
あった。


身長と自分の歯が1本もない無歯顎(むしがく)との間には、特に関連は
見られなかった。

 

一方、女性においては、身長と歯の状況との間に、男性で見られたような
関連は認められなかった。

 

身長と歯の本数との関連が見られたのは、男性だけだった。
研究グループは、その理由は不明としながらも、「妊娠・出産や女性
ホルモンの変化など、女性特有の要因が口の健康に影響を及ぼすこと、
女性では保健の知識や保健に関する行動力などが、男性に比べて良好なこと
などが関係しているのかもしれない」との考えを示した。

 


歯を失う2大要因は、むし歯と歯周病だという。

研究グループは、今回の研究結果を振り返り、「身長や歯科疾患は、小さい
頃からの食生活や栄養状態などに影響を受けます。口や全身の健康のため
には、適切な生活習慣をより早期から確立することが必要と考えられます」と
コメント。

 

さらに、今回の結果が、一部の地域の対象者から得られたものであることに
ついては、「今後は、対象地域と対象者数を増やし、さらなる研究結果を蓄積
することが必要だ」としている。

 

 

 

 

http://kenko100.jp/articles/170321004272/#gsc.tab=0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ガムを噛むのをやめると子どもの片頭痛や緊張型頭痛の症状が
                改善されると判明:イスラエルの研究]
 

(IRORIO 2013年12月22日)



ガムを噛むと集中力が高まったり、食欲が抑えられたりすることが知られて
いるが、頭痛持ちの人はガムを噛む習慣をやめたほうがいいようだ。



片頭痛、緊張型頭痛など、激しい痛みを伴う頭痛を引き起こす誘因としては、
ストレス、睡眠不足、疲労、熱、テレビゲーム、音、光、喫煙、不規則な
食生活、月経などが考えられるが、イスラエルのテルアビブ大学付属メイア
医療センター、小児神経科のNathan Watemberg医師は、チューインガムに
注目した。
ガムを噛むと顎関節に力が加わり、それがストレス要因となって頭痛を引き
起こしているのではないかと考えたのだ。



Watemberg医師は1日1時間以上ガムを噛んでいる6~19歳の慢性片頭痛/
緊張型頭痛の患者30人に、1カ月間、ガムを噛むことをやめてもらった
ところ、30人中26人は頭痛の頻度が下がる、痛みが緩和するなど、症状が
著しく改善され、19人は完全に症状が消えたそうだ。
ガムとの関連を裏付けるため、症状が改善した20人に同意の上で再びガムを
噛むようにしてもらったところ、全員が数日のうちに症状が再発したと報告
している。
 

もし、ガムが原因となっているケースなら、これ以上検査や投薬をしなくても
頭痛が治る可能性があるわけで、心当たりのある方や自分のお子さんが頭
痛持ちという方は試してみてはどうだろう?

 


Nathan Watemberg医師らの研究は学術誌『Pediatric Neurology』に発表

された。

 

 

 

 

 

 

http://irorio.jp/kondotatsuya/20131222/97369/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ネアンデルタール人も鎮痛剤使った? 歯石から成分検出]

 

(朝日新聞 2017年3月9日)

 


約5万年前のスペインにいたネアンデルタール人が、現代の鎮痛剤や
抗生物質の成分を含む植物やカビを口にしていたことがわかった。

 

悪化した虫歯の痛みを抑えるためだった可能性があり、事実なら現代にも
通じる生薬の知識を持っていたことになる。

 

豪州や欧州の研究チームが8日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に論文を
発表した。

 


研究チームは、ネアンデルタール人の歯に付着した歯石に注目。
スペインやベルギーの遺跡で見つかった5人の歯石に含まれるDNAを分析
した。
その結果、スペインのエルシドロン洞窟で見つかった若い男性の歯石から、
ポプラの木やアオカビの仲間に含まれる成分が検出された。
ポプラは鎮痛剤アスピリンの原料になるサリチル酸を多く含み、アオカビは
抗生物質ペニシリンを生成することで知られる。

 

男性の下あごには歯が化膿したとみられる痕が残っており、下痢などを
引き起こす病原菌に苦しんでいたことも判明した。
研究チームは「薬効を熟知した上で治療に使っていたように見える」として
いる。

 


研究チームはさらに、歯石から検出された歯周病の病原菌のDNAを解読した
ところ、ヒト(ホモサピエンス)とネアンデルタール人が約18万年前まで
同じ病原菌を共有していた形跡が見つかった。
数十万年前、共通の祖先から分岐した後にも、食物やキスなどを通して
同じ口内細菌に感染していた可能性を示しているという。

 

ネアンデルタール人は、欧州では4万年前ごろまでに絶滅。
最近の研究から、ヒトと交雑していたとする説が有力になっている。
(ワシントン=小林哲)

 

 

 

 

 

http://www.asahi.com/articles/ASK394DP7K39UHBI010.html?ref=yahoo

 

 

 

 

 

 

 

 

[春の「うつ」発症、花粉症で悪化も…アイスランドの食生活に予防ヒント]

 

(読売新聞/ヨミドクター 2017年3月10日)

 


3月5日は啓蟄(けいちつ)でした。
暖かくなり、地中の虫が地表に出てくるといういわれの日ですね。
日差しも増え、花も美しい春。冬の間、沈んでいた気持ちも、生き生きとして
きます。
人生の新しいイベントの時期でもあり、テレビのCMは引っ越し、家具、
スマホの買い替えが花盛り。

 


さて、春になると、どうして元気になってくるのでしょう。
医学的には、日照時間が長くなると、脳内の「満足ホルモン」である
セロトニンが増えてくるためと説明されています。
セロトニンはスイーツを食べるときに分泌されるホルモンです。
ということは、春自体が、スイーツのように満足感をもたらしてくれているの
です。

 

男性更年期の患者さんも秋から冬にかけて、元気がない、気分が沈むという
方が多いですが、冬を乗り切れれば「もう大丈夫」と明るい顔でお見えになる
方が多いです。


もっとも、少数ではありますが、むしろ「春が憂鬱」という方もおられます。
春になって社会全体がリフレッシュされているのに、「自分だけ取り残されて
いる」と思ってしまう方ですね。
他人がより幸福に見えて、一層みじめな気がしてしまう。家の中に引きこもり
がちになる人もいます。

このような症状は、一時的な「気分の落ち込み」ではなく、「うつ病」の
ことが多いと言われます。
まず他人に助けを求めましょう。
メンタルヘルスを専門とする医師を受診すると、よいアドバイスをもらえ
ます。
気軽に相談してください。

 

 

 

<魚のビタミンDと日光で…>
この春先の気分の落ち込みは、一般には冬の日照時間が少ない、緯度の高い
地域に多い症状だと言われています。

 

ところが、例外として、北極圏に近いアイスランドにはほとんど見られない
ことが知られています。
アイスランドは人口が少ない上に、島国で周囲から隔絶されていることから、
そもそも、うつが遺伝子的に起こりにくい人が集まっている可能性もあり
ますが、もう1つのポイントは、アイスランドの人々は魚を沢山食べること。
魚類に含まれるビタミンDを十分に摂取することが「うつ病」の予防になって
いるのかもしれません。

 

ビタミンDはまた、日光に当たることでも働きが良くなります。
ビタミンDの補充は、花粉症の予防にもよいと言われています。
実際に花粉症も、この「うつ」を悪くします。
鼻が詰まる、目がかゆいという症状自体、気が滅入ります。
さらに、花粉症アレルギーで体中のサイトカインという物質が異常になり、
風邪症状を引き起こし、脳にも「うつ」状態を起こしやすくすると言われて
います。

 

 

春が近づいているのに、「どうも今年は元気がないな」というときには、
魚中心の食事にビタミンDサプリ、そしてなによりも日光に当たって、
ハツラツといきましょう!

 

 

 

 


<堀江重郎>
順天堂大学大学院教授。泌尿器科医。

 

 

 

 

 


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