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[帝王切開と腸内細菌に関係? 2013年のクロアチアの報告より]

(Medエッジ  2015年3月2日)


<根拠の弱い場合に警鐘あり、肥満や皮膚病などの増加と関連を報告>
腸内細菌と病気との関係が注目されている。
少し前の報告になるが帝王切開との関係も指摘されている。
帝王切開と病気との関係を仲立ちする存在として腸内細菌があるというものだ。



<現代病との関係を検証する研究>
クロアチアのメルクール大学病院産婦人科の研究グループが、ボスニア・
ヘルツェゴビナの医学誌メディカル・アーカイブズ2013年12月号で報告
した。

帝王切開は技術や周辺環境の進歩により危険性が減少したとはいえ、母親と
赤ちゃん両方にさまざまな影響を及ぼす可能性がある。

医学的には正当化できないような理由による帝王切開が問題になっている。


研究グループは、手術の危険性や母親、赤ちゃんのその後を調べた多くの研究
結果を検討。

若い人の肥満、喘息や糖尿病、いろいろなタイプの皮膚炎といった「現代病」
と帝王切開との関連性についての研究をまとめている。



<善玉の腸内細菌が伝わらない>
研究グループは、帝王切開では母親の産道と直腸に存在する善玉の腸内細菌が
赤ちゃんに移らず、逆に子どもの免疫系を危険にさらす悪玉の腸内細菌が移り
やすい点が指摘されているという。

帝王切開で生まれた子どもの腸内細菌叢(腸内フローラ)はビフィズス菌が
少なく、糖尿病の人の腸内フローラに似ていると説明している。

経膣出産では、母親の善玉の腸内細菌が子どもの白血球などの免疫系を刺激
することになるが、帝王切開ではこのプロセスが不足する可能性がある
ようだ。

若い人の肥満、ぜんそくや糖尿病などの「現代病」につながるという観点
から、帝王切開の増加に警鐘を鳴らす。



腸内細菌が帝王切開との関係があり得るようだ。




http://www.mededge.jp/a/gyob/9609



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[自己免疫疾患と腸内細菌とポリフェノールに接点、
                      オレンジやリンゴに推奨]

(Medエッジ  2015年3月1日)
<「全身性エリテマトーデス」の人と健康な人との間に差を確認>
「全身性エリテマトーデス」という病気に、腸内細菌とポリフェノールが関係
していると分かった。

スペインの研究グループが、ポリフェノールなどとの関連を調べ、ニュー
トリエンツ誌2015年2月号で報告した。



<本来自分を守る免疫が自分を攻撃>
自己免疫疾患は、「免疫」に異常が起きた病気だ。
免疫は本来、異物から自分を守る機能。
その免疫が自分自身を攻撃し始めてしまうものだ。

研究グループによると、この自己免疫疾患と腸内細菌のバランス異常が関係
すると最近の研究で分かってきている。
腸内細菌のバランスを整える食物繊維を食べるよう勧める研究も出ている。


研究グループは、20人の全身性エリテマトーデスの女性と、20人の健康な
女性を対象に、腸内細菌と食物繊維、ポリフェノールとの関連について比較
した。



<オレンジやリンゴがお勧め>
結果として、全身性エリテマトーデスの人では、黄色の色素化合物である
フラボンと酢酸を作る細菌であるブラウティア、黄色の色素化合物
フラバノンと乳酸菌、強い甘みを持つ化合物ジヒドロカルコンとビフィズス
菌の組み合わせがそれぞれ関連していると分かった。

一方、健康な女性では、ジヒドロフラボノールと抗炎症作用をもつフィーカリ
バクテリウムとの関連が見られた。
フラボノールを取るとビフィズス菌が減った。


研究グループは、全身性エリテマトーデスでは、乳酸菌を増やすオレンジ、
ビフィズス菌を増やすリンゴ、フィーカリバクテリウムを増やす赤ワインを
勧める。


病気と食品との関係が、腸内細菌の観点から注目されるかもしれない。




http://www.mededge.jp/a/drge/9576




 

 

 

 

 

 

 

 

 

[高齢者の謎の病気「水ぼうそう」が関係か、原因不明「巨細胞性動脈炎」]

(Medエッジ  2015年3月1日 )


<巨細胞性動脈炎の人で水痘ウイルス検出率が圧倒的に高く>
水痘ウイルスが、高齢者でも再度活動を始めて、原因不明とされる病気と関係
している可能性があると報告された。

米国・ドイツを含む研究グループが、神経科学の国際誌であるニューロロジー
誌2015年2月18日オンライン版で報告した。



<原因不明の病気との関係?>
水痘ウイルスは「水ぼうそう」の原因となるウイルスとして知られる。
子どものときに全身に発疹ができて、強いかゆみを伴う場合が多い。

このたび水痘ウイルスが高齢者で再び活動を始めて、強い痛みを伴う発疹と
なって現れると分かってきている。

「巨細胞性動脈炎」と呼ばれる高齢者でよく見られる病気。
こめかみや頭皮の血管に炎症が起きてくるというものだ。
強い痛みを伴って、頭皮が弱くなって、顎周辺に不快感が出てくるほか、
モノが見えにくい、発熱や体重減少、疲れやすいなどの症状も現れてくる。
ひどいと急な失明や脳卒中に関係し、命も脅かす可能性もある。

研究グループは、死後の人からを対象にこめかみのところにある側頭動脈の
細胞を取ってきて、巨細胞性動脈炎と診断された人とそうではない人との間で
水痘ウイルスの存在について調べている。



<水ぼうそうの治療を応用できるか>
結果として、巨細胞性動脈炎の人の細胞の74%から水痘ウイルスが検出
された。
一方、そうでない場合には、水痘ウイルスが検出されたのはわずか8%
だった。

研究グループは、巨細胞性動脈炎と水痘ウイルスの関連についてさらに研究していく方針。

水痘ウイルスの治療に使われている抗ウイルス薬、ステロイド剤を組み
合わせて巨細胞性動脈炎の治療につながるかを検討していく方針だ。




http://www.mededge.jp/a/cold/9578




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[家庭排水から歯の感染菌の薬? 細菌に感染するウイルスに潜在力]

(Medエッジ  2015年3月1日)


<ファージ療法は有効か、「バイオフィルム」を溶かす>
家庭排水から分離されたウイルスを、歯の感染菌の治療に使えるかも
しれない。

イスラエルのヘブライ大学歯学部を中心とした研究グループは、アプライド・
アンド・エンバイロメンタル・マイクロバイオロジー誌で2015年2月6日に
報告した。



<歯科治療で問題の細菌>
「エンテロコッカス・フェカリス」という細菌は、歯の内部で神経が通る
「歯根管」の治療に失敗したときに問題になる。
心臓の周囲に血流を介して細菌が達して「心内膜炎」という病気を起こし
たり、持続的に細菌に感染したりする。
薬が効きにくくなる場合も多い。


研究グループは、家庭排水から「EFDG1」と呼ばれるウイルスを分離した。
細菌に感染するウイルスは「ファージ」と呼ばれ、この細菌はエンテロ
コッカス属の細菌に感染する性質を持っている。

エンテロコッカス感染症の予防に使えるかを検証している。



<細菌の作ったフィルムを溶かす>
電子顕微鏡で、「ミオ・ウイルス科のスポウナビリナエ亜科」と呼ばれる
仲間のウイルスと特定した。

EFDG1をエンテロコッカス属の細菌に感染したところ、細菌が培養されて
フィルム状になったものを溶かす力があると分かった。

研究グループは、今後、このウイルスを歯根管治療後のエンテロコッカス属の
感染予防に利用できるかもしれないと指摘している。


治療にウイルスを使うのはがんの分野では検証が進んでいると知られている。今回の話はまだ実験レベルではあるが、感染症の治療にも広がるだろうか。




http://www.mededge.jp/a/eeee/9543



 

 

 

 

 

 

[フィリピンにデング熱で死ぬ子が多いのはなぜか?
                  秘密は遺伝子の可能性と初めて特定]

(Medエッジ  2015年2月18日)


<「HLA-A*33:01」という遺伝子の型との関連を発見>
フィリピンではデング熱で死亡する子どもが多い。
その秘密をたどっていくと、遺伝子の型にたどり着いた。

フィリピン国立熱帯医学研究所のエーデルウィサ・メルガード氏らの研究
グループが、プロス・ワン誌で2015年2月6日に報告している。

フィリピンのデング熱と遺伝子との関係を特定した初めての研究結果だ。
フィリピンではデング熱で死亡する子どもが多い


2014年、東京都内を中心に感染拡大が問題になったデング熱。

デングウイルスの感染症で、場合によっては出血熱を起こして重症化する。
幸い日本では死亡者こそ出なかったが、世界的には死亡者も出す問題の病気
だ。


研究グループによると、最近、フィリピンの子どもの主な死亡原因がデング
熱になっている。

研究グループは、異物に抵抗する機能である免疫の中に重症になるか否かの
分岐点があると着目した。

免疫の中で、異物を察知する仕組みの1つにHLAと呼ばれるタンパク質が関係
している。
HLAは骨髄移植のときに共通する必要がある白血球の型として知られる。

研究グループは、フィリピンの子どもを対象として、HLAの「クラス1」
「クラス2」という2つのタイプに関係した遺伝子の特徴とデング熱の重症度
との関連を検証した。

データ分析に使ったのは、2008年6月から2009年12月、マニラ中心部の
2病院のデータだ。
5歳から15歳のデング熱と診断された250人と健康な300人を、HLAの型に
よって比較した。

 HLAは複数のタンパク質が組み合わさったもので、「HLA-A」「HLA-B、」「HLA-DRB1」に注目して遺伝子の特徴を分析した。
重症化の原因を追った先に

結果として、重度のデング熱とデング熱ショック症候群になるグループで、
「HLA-A*33:01」と表現される遺伝子の型の頻度が明確に下がっていると
判明した。

過去には別の研究でこの遺伝子の型とデング熱の重症化との関係が指摘された
こともあった。
フィリピンでデング熱による重症化を追っていった結果、初めて浮上した
原因がこの遺伝子の型だった。




特定された遺伝子の型HLA-A*33:01と関係する特徴を突き詰めていくと、
重度のデング熱の予防につながる可能性もある。
防ぐメカニズムについてさらに研究を進める必要がありそうだ。
デング熱対策にもつながる新しい発見となった。




http://www.mededge.jp/a/cold/8961




 

 

 

 

 

 

 

 

[紅茶を飲むと血圧が下がる 血管の硬さも下げて、血管への負担を軽く]

(Medエッジ  2015年2月19日)


紅茶を飲むと血圧が下がると分かった。

イタリア、ラクイラ大学のダビデ・グラッシ氏らの研究グループが、栄養学の
国際誌、ニュートリエンツ誌で2015年2月4日に報告している。



<フラボノイドの効果を検証>
高血圧と動脈硬化は、心臓病の死亡率を高めると分かっている。

一方で、食品に含まれる「ポリフェノール」の1つである、「フラボノイド」
は血管を保護するとされている。
紅茶にはこのフラボノイドが含まれると分かっている。


研究グループは、高血圧の人が紅茶を飲むと、脂肪を含む食べ物を食べた
前後で血圧、血管の硬さに影響を及ぼすかを検証した。
血管が硬いと血管に血圧の負担がかかりやすくなる。

高血圧の19人を、8日間にわたり1日に2回紅茶(フラボノイド129mg)を
飲むグループとフラボノイドを含まない味の変わらない紅茶風飲料を飲む
グループに無作為に分けた。

紅茶を飲んでから1、2、3、4時間後に、血圧と血管の硬さを測った。
測るのは何も食べていない状態のときと脂肪を食べた後とした。



<日中に定期的に飲むと良い>
紅茶を飲んだグループは、紅茶風飲料を飲んだグループに比べて、血管の
硬さが下がった。
その上で、紅茶はいわゆる「上の血圧」である収縮期血圧を平均3.2mmHg、
「下の血圧」である拡張期血圧を平均2.6mmHg下げた。

脂肪を食べた後も血圧を上げるのを妨げた。



紅茶は高血圧の人が何も食べていない状態でも、脂肪を食べた後に血流に
負荷がかかっている状態でも、血管の硬さと血圧を下げる効果があった。

研究グループによると、脂肪を食べるたびに動脈の機能が落ちていくといい、
紅茶を定期的に飲むことは心血管の保護に役立つかもしれないという。
少人数の試験ではあるが、参考になるかもしれない。





http://www.mededge.jp/a/hcgo/8974




 

 

 

 

 

 

 

 

 

[魚を食べるほど「膵炎」が減る、
       週2~3回食べると、週1回未満より膵炎が2割前後少なく]

(Medエッジ  2015年1月3日)


<胆石を伴わないタイプが減る、スウェーデンの研究結果>
刺身、海鮮なべなど、魚介類がおいしい季節。

魚は健康に良いという報告もいろいろある。食べるほど、膵臓の炎症が減ると
いう結果が出てきた。朗報だ。



<男女7万人以上のデータを分析>
スウェーデンのカロリンスカ医科大学の研究グループが、栄養学の国際誌
アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリションの2015年
1月号で報告した。

膵臓は食べものを消化する酵素や全身の血糖値をコントロールするホルモン
などを出す臓器。

膵炎になると、膵臓の機能に異常が起きて、場合によっては死に至ることも
ある。
急性膵炎については飲酒との関係が指摘されるが、原因不明の場合も多く、
食事との関係についても分かっていない面もある。


研究グループは、スウェーデン人の男性4万人近くと女性3万2000人以上
(いずれも45?84歳)を13年追跡した大規模研究2件のデータを分析した。

食事に関する質問票の回答データから魚を食べた量、胆石が原因ではない
膵炎の発症について調べて関連を調べている。



<脂肪の多い魚でも少ない魚でも同じ>
その結果、男性209人と女性111人が胆石関連以外の膵炎を発症したが、魚の
摂取量が週に0.9回の人と比べて、1.4回の人は14%リスクが低かった。
さらに、2.4回の人は23%低く3.5回の人は15%低かった。

脂肪の多い魚と少ない魚に分けて比較したところ、差はなかった。



今回の研究の結果によると、週に2〜3回(1回1人分として)魚を食べる
人は、1回未満の人と比べて胆石を原因としないタイプの膵炎を発症する
リスクが15〜23%低いという結果だ。

食べ過ぎは良くないかもしれないが、1週間に2~3回食べる人は膵炎が最も
減るといえる。
参考にしたい。



http://www.mededge.jp/a/gast/6443



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[おなじみの消毒剤が生殖能力を落とす?
              マウスの実験で子どもが減少、妊娠しづらく]

(Medエッジ  2014年9月11日)


「第4級アンモニウム」と言ってもあまり耳慣れないかもしれないが、害の
少ない消毒剤として知られており国内でも幅広く使われている。
おなじみの消毒剤だ。
手洗いに置かれた消毒剤にも当たり前のように入っていたり、洗剤類、
シャンプーなどにも入っている。


害が少ないと考えられているこの消毒剤が生殖能力を下げているかもしれない
という結果が出ている。

米国の生物医学および病理学の分野の研究者グループが、この8月、生殖に
関わる有毒性をカバーした専門誌であるリプロダクティブ・トキシコロジー
誌で報告している。



<主要成分を少量えさに入れて検証>
例えば、塩化ベンザルコニウムとは、第4級アンモニウムの混ざった消毒剤
で、手指の消毒から、家庭用品や床の消毒など広く用いられている。

研究グループは、主要な成分である、「ADBAC」と「DDAC」という物質に
注目。
 マウスの実験として、ADBACとDDACを含んだ消毒剤を使って消毒をして
いると、生殖の能力が落ちてしまうと見いだした。

一度消毒をすると、アンモニウムの化合物が数カ月にわたって飼育かごから
検出されていた。

さらに、研究グループは、実際に少量をマウスのえさに混ぜて実験を実施。
妊娠と妊娠の間の期間が長くなり、子供の数が減るといった影響が出てくると
分かった。
さらに出産間近のマウスについては病気になりやすくなり、投与量を増やすと
母マウスの死亡につながることも確認した。

こうした点から、研究グループは、第4級アンモニウムを混合した消毒剤が
マウスの生殖の能力を損なう可能性を指摘している。



マウスの実験のように口にすることはない物質であるが、マウスの飼育かごの
消毒に使うと生殖能力が落ちてしまったと見られている。
そうした点は看過することはできない。

一般に無害とされているモノではあるが、使いすぎには注意した方がいいの
かもしれない。
 

 



http://www.mededge.jp/a/xyst/2351

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

[女性の慢性疲労症候群 「閉経」で2.4倍]

(Medエッジ  2015年2月15日)


<婦人科の問題が関連>
女性の慢性疲労症候群(CFS)の背景として、閉経や月経、婦人科系の病気
などがあり、危険度は場合によっては10倍近くになるようだ。



<「閉経」で危険度が2.37倍>
米国の疾病対策センター(CDC)の研究グループが、女性の更年期についての
専門誌であるメノポーズ誌で2015年2月2日に報告した。

研究グループは、2004年から2009年に実施された米国ジョージア州での
ある病気の人とそうではない人を比べた「症例対照研究」に参加した慢性疲労
症候群の84人と健康な73人の合計157人の女性を対象に、自己記入式の
質問票を用いて婦人科病歴を収集。
婦人科的症状との関係を危険度で割り出した。



<月経の出血過剰も理由に>
その結果、慢性疲労症候群は、婦人科系の問題で増えると分かった。

 ・閉経:2.37倍
 ・閉経開始の年齢が早い場合:1.22倍
 ・月経出血過剰の場合:3.31倍
 ・子宮内膜症:3.67倍
 ・避妊用以外のホルモン製剤の使用:2.95倍
 ・月経以外の女性器周辺の痛み:11.98倍
 ・婦人科外科手術:3.33倍
 ・子宮摘出術:3.23倍。


女性の慢性的な疲労の背景に婦人科系の問題を考えるのは重要。
研究グループは強調する。



http://www.mededge.jp/a/gyob/8787

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[睡眠時無呼吸症があると腎臓病のリスク、病気の5000人近くを分析]

(Medエッジ  2015年2月15日)


<米国睡眠医学会の発行誌で報告>
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人は腎臓病のリスクが2倍近くになるようだ。



<寝ている間に呼吸が止まる病気>
台湾の義守大学附属義大病院などの研究グループが、米国睡眠医学会と睡眠
研究協会が発行する睡眠医学の専門誌スリープのオンライン版で2015年
1月29日に報告したものだ。

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に短い呼吸停止が繰り返し起こる病気。
心臓や血管の病気と関連するほか、死亡率が高くなると分かっている。

慢性的な腎臓病の病気は世界的に大きな問題になっているが、睡眠時無呼吸
症候群との関連性はよく分かっていない。


研究グループは、台湾の全民健康保険データベースから、2000~2010年に
新たに睡眠時無呼吸症候群と診断された4674人(30歳以上)と、年齢や
性別を合わせた睡眠時無呼吸症ではない2万3370人を抽出。
2011年まで追跡し、慢性的な腎臓病の発症を調べた。



<睡眠時無呼吸症は検査を>
その結果、年齢、性別、一緒に別の病気になっているかどうかは無関係に、
睡眠時無呼吸症候群の人は慢性的な腎臓病の発生率が1.94倍になっていた。

さらに、睡眠時無呼吸症候群の人は腎臓の機能がほとんどなくなる末期の
腎不全になる可能性が2.2倍だった。

研究グループは、睡眠時無呼吸症候群と確認できた場合には、腎機能の検査が
必要と指摘している。


日本でも状況は近いと見られる。
注意したい。




http://www.mededge.jp/a/resp/8796