薬事日報 より
[癌と正常組織の境界を見分ける「塗料」を開発]
癌細胞を彩色して腫瘍の境界を見やすくする「塗料(paint)」
が、米シアトル小児病院研究所およびフレッド・ハッチンソン
Fred Hutchinson癌研究センターのJames M. Olson博士らの
チームにより開発された。
これにより、外科手術中に医師が腫瘍細胞と正常な組織とを
目視で区別することができるようになり、癌治療の根本的な
改善につながるとも期待されている。
この塗料は、サソリに由来するクロロトキシン(chlorotoxin)
と呼ばれる蛋白(たんぱく)で、「分子標識」であるCy5.5 と
結びついて作用する。
クロロトキシン:Cy5.5を用いることにより、外科手術で周囲
の正常な組織を傷つけずに癌細胞を残らず除去できる可能性が
高くなるとされ、特に脳腫瘍患者にとっては利益が大きい。
悪性癌の80%が手術で除去した部位から再発しているが、
これまで医師が手術中に腫瘍を「見る」ことのできる方法は
存在しなかった。
研究グループによると、MRI(磁気共鳴画像診断)では癌細胞
が100万個以上存在しなければ腫瘍を識別することができない
が、クロロトキシン:Cy5.5を用いれば、癌細胞がわずか
200個ほどの腫瘍でも見つけることができ、感度はMRIの
500倍ということになる。
この腫瘍塗料については、マウスを用いた試験で良好な結果を
みており、予備安全試験も完了しているという。
現在は、米国食品医薬品局(FDA)にヒトを対象とする臨床
試験の許可を申請する前に必要な毒性試験の準備段階にある
とのこと。
この知見は、医学誌「Cancer Research」7月15日号に掲載
された。(HealthDay News 7月16日)
[出典]薬事日報
http://www.yakuji.co.jp/entry3856.html
日経新聞 20070629 より
[エコノミー症候群の危険、搭乗4時間以上で倍増]
世界保健機関(WHO)は29日、飛行機などに4時間以上乗った
まま体を動かさないと肺血栓を引き起こす「エコノミークラス
症候群」になる危険が倍増するという調査結果を発表した。
長時間の搭乗を終えた後も、発症のリスクは約4週間続くため
「短期間のうちに何度も搭乗を繰り返す場合は注意が必要」と
呼び掛けている。
エコノミー症候群は「静脈血栓そく栓症」の通称。乗り物の
中で長い間座ったままだと足の静脈に血栓ができやすくなる。
血栓のかけらが肺まで届くと血管が詰まり、胸の痛みや呼吸
困難を引き起こし、死に至ることもある。
発症を避けるためには体を動かし、足の上下運動でふくらはぎ
の筋肉を動かして血流を促すのが有効としている。
肥満や長身で座席が窮屈な人、床に足が届かない人は要注意と
指摘。
きつい洋服を着たり、経口避妊薬を服用しているとさらに
リスクは高まるとしている。
4時間以上の搭乗で発症するのは6,000人に1人ほどの割合と
いう。(ジュネーブ=市村孝二巳)
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007062901703h1
---------------------------------------------------------------------------------
薬事日報 より
[エコノミークラス症候群のリスクはそう高くない]
飛行機の乗客が重篤な静脈血栓症を発症したとメディアで報じ
られることもあるが、実際のリスクはわずか5,000人に1人と
低いことが示され、オンライン医学誌「PLoS Medicine」9月号
で報告された。
俗に「エコノミークラス症候群」とも呼ばれるこの疾患は、
脚の血管に生じた血栓がはがれて肺、心臓、脳に移動すること
により生命にかかわる症状を起こすもの。
このような血栓は、長時間座ったままでいると生じることが
ある。
今回の研究では、オランダ、ライデンLeiden大学メディカル
センターのFrits R. Rosendaal博士らが、国際企業に勤務し
旅行する機会の多い8,800人のデータを収集。
計3万8,910人年を追跡した結果、長時間(連続4時間以上)の
フライトは10万回強で、53例の血栓症が発症し、うち22例は
搭乗から8週間以内であった。
このデータに基づいて算出した血栓症リスクは、長時間フライト
4,656回につき1例であった。
短期間に多数の搭乗や長時間の搭乗をするとリスクが高かった
ほか、30歳未満の人、経口避妊薬を使用する女性、背が特に
低い人または高い人、過体重の人などはリスクが高かった。
また、搭乗から2週間以内は特にリスクが高かった。
個人のリスクが極めて低いにもかかわらず、飛行機に乗る前に
アスピリンを飲むなどの過剰な予防措置を取る人がいるが、
Rosendaal氏は、抗血栓薬(血小板凝集抑制薬)のアスピリン
が静脈血栓症を防ぐとの裏付けはなく、腹部出血の原因となる
こともあるため、このような目的でアスピリンを飲むべきでは
ないと指摘。
ただし一部の集団ではリスクが高いので、自分のリスクを
知った上で予防措置を取るかどうかを決めるべきであると
述べている。
エコノミークラス症候群の予防法はわかっておらず、脚を
動かすことくらいしかないとRosendaal氏はいう。
弾性ストッキングや脚バンドの効果も明らかにされていない。
抗血液凝固薬ヘパリンも静脈血栓症の予防になるが、出血の
リスクが利益を上回る可能性もあるという。
別の専門家は、飛行機に乗ることによる静脈血栓症リスクは、
肥満、重度の内科的疾患、癌(がん)、外科手術などの一般的
な原因によるリスクと比べれば極めて小さなものだと指摘して
いる。
静脈血栓症を防ぐためには、体重、栄養、運動などに注意し、
心臓を健康に保つような生活をすることが大切であるという。
(HealthDay News 9月24日)
http://www.yakuji.co.jp/entry4555.html
[エコノミー症候群の危険、搭乗4時間以上で倍増]
世界保健機関(WHO)は29日、飛行機などに4時間以上乗った
まま体を動かさないと肺血栓を引き起こす「エコノミークラス
症候群」になる危険が倍増するという調査結果を発表した。
長時間の搭乗を終えた後も、発症のリスクは約4週間続くため
「短期間のうちに何度も搭乗を繰り返す場合は注意が必要」と
呼び掛けている。
エコノミー症候群は「静脈血栓そく栓症」の通称。乗り物の
中で長い間座ったままだと足の静脈に血栓ができやすくなる。
血栓のかけらが肺まで届くと血管が詰まり、胸の痛みや呼吸
困難を引き起こし、死に至ることもある。
発症を避けるためには体を動かし、足の上下運動でふくらはぎ
の筋肉を動かして血流を促すのが有効としている。
肥満や長身で座席が窮屈な人、床に足が届かない人は要注意と
指摘。
きつい洋服を着たり、経口避妊薬を服用しているとさらに
リスクは高まるとしている。
4時間以上の搭乗で発症するのは6,000人に1人ほどの割合と
いう。(ジュネーブ=市村孝二巳)
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007062901703h1
---------------------------------------------------------------------------------
薬事日報 より
[エコノミークラス症候群のリスクはそう高くない]
飛行機の乗客が重篤な静脈血栓症を発症したとメディアで報じ
られることもあるが、実際のリスクはわずか5,000人に1人と
低いことが示され、オンライン医学誌「PLoS Medicine」9月号
で報告された。
俗に「エコノミークラス症候群」とも呼ばれるこの疾患は、
脚の血管に生じた血栓がはがれて肺、心臓、脳に移動すること
により生命にかかわる症状を起こすもの。
このような血栓は、長時間座ったままでいると生じることが
ある。
今回の研究では、オランダ、ライデンLeiden大学メディカル
センターのFrits R. Rosendaal博士らが、国際企業に勤務し
旅行する機会の多い8,800人のデータを収集。
計3万8,910人年を追跡した結果、長時間(連続4時間以上)の
フライトは10万回強で、53例の血栓症が発症し、うち22例は
搭乗から8週間以内であった。
このデータに基づいて算出した血栓症リスクは、長時間フライト
4,656回につき1例であった。
短期間に多数の搭乗や長時間の搭乗をするとリスクが高かった
ほか、30歳未満の人、経口避妊薬を使用する女性、背が特に
低い人または高い人、過体重の人などはリスクが高かった。
また、搭乗から2週間以内は特にリスクが高かった。
個人のリスクが極めて低いにもかかわらず、飛行機に乗る前に
アスピリンを飲むなどの過剰な予防措置を取る人がいるが、
Rosendaal氏は、抗血栓薬(血小板凝集抑制薬)のアスピリン
が静脈血栓症を防ぐとの裏付けはなく、腹部出血の原因となる
こともあるため、このような目的でアスピリンを飲むべきでは
ないと指摘。
ただし一部の集団ではリスクが高いので、自分のリスクを
知った上で予防措置を取るかどうかを決めるべきであると
述べている。
エコノミークラス症候群の予防法はわかっておらず、脚を
動かすことくらいしかないとRosendaal氏はいう。
弾性ストッキングや脚バンドの効果も明らかにされていない。
抗血液凝固薬ヘパリンも静脈血栓症の予防になるが、出血の
リスクが利益を上回る可能性もあるという。
別の専門家は、飛行機に乗ることによる静脈血栓症リスクは、
肥満、重度の内科的疾患、癌(がん)、外科手術などの一般的
な原因によるリスクと比べれば極めて小さなものだと指摘して
いる。
静脈血栓症を防ぐためには、体重、栄養、運動などに注意し、
心臓を健康に保つような生活をすることが大切であるという。
(HealthDay News 9月24日)
http://www.yakuji.co.jp/entry4555.html
薬事日報より
[チョコレートの賢い選び方]
フラボノイドを豊富に含むチョコレートが、心臓の健康に
効果的なことすでに明らかになっているが、米クリーブランド
・クリニック(オハイオ州)は、すべての種類のチョコレート
に同等の効果があるわけではなく、また、過剰摂取は、
せっかくの効果を打ち消してしまうと忠告している。
チョコレートの選択について、同クリニックは下記のように
助言する:
・フラボノイドが豊富なのはダークチョコレートであり、
ミルクチョコレートではなく、ダークチョコレートを選択
する。
・チョコレートには、健康に良い不飽和脂肪と良くない飽和
脂肪の双方が含まれているので、摂取は少量にとどめる。
・チョコレートの加工品には脂肪が多く含有されており、
フラボノイドは少ない。
キャラメル、ピーナッツ、ヌガー、その 他の高脂肪材料を
多量に使用したチョコレート菓子は避ける。
(HealthDay News 7月11日)
[出典]薬事日報
http://www.yakuji.co.jp/entry3815.html
[チョコレートの賢い選び方]
フラボノイドを豊富に含むチョコレートが、心臓の健康に
効果的なことすでに明らかになっているが、米クリーブランド
・クリニック(オハイオ州)は、すべての種類のチョコレート
に同等の効果があるわけではなく、また、過剰摂取は、
せっかくの効果を打ち消してしまうと忠告している。
チョコレートの選択について、同クリニックは下記のように
助言する:
・フラボノイドが豊富なのはダークチョコレートであり、
ミルクチョコレートではなく、ダークチョコレートを選択
する。
・チョコレートには、健康に良い不飽和脂肪と良くない飽和
脂肪の双方が含まれているので、摂取は少量にとどめる。
・チョコレートの加工品には脂肪が多く含有されており、
フラボノイドは少ない。
キャラメル、ピーナッツ、ヌガー、その 他の高脂肪材料を
多量に使用したチョコレート菓子は避ける。
(HealthDay News 7月11日)
[出典]薬事日報
http://www.yakuji.co.jp/entry3815.html
asahi.com 2007年10月24日 より
[暑すぎた? 8月の死者、前年比5.1%増]
今年8月の全国の死亡者数は8万8,835人で前年同月より
4.316人多く、5.1%の大幅増となっていたことが、厚生労働省
が23日に発表した人口動態統計速報でわかった。
8月の死亡者数としては00年以降で最も大きな伸び率で、
厚労省は「もともと弱っていたお年寄りが、猛暑でさらに体力
を消耗して亡くなったのではないか」とみている。
インフルエンザの流行で冬の死亡者数が前年を大きく上回る
ことは比較的よく起こるが、夏場に亡くなる人の急増は珍しい
という。
[出典]http://www.asahi.com/health/news/TKY200710230427.html
[暑すぎた? 8月の死者、前年比5.1%増]
今年8月の全国の死亡者数は8万8,835人で前年同月より
4.316人多く、5.1%の大幅増となっていたことが、厚生労働省
が23日に発表した人口動態統計速報でわかった。
8月の死亡者数としては00年以降で最も大きな伸び率で、
厚労省は「もともと弱っていたお年寄りが、猛暑でさらに体力
を消耗して亡くなったのではないか」とみている。
インフルエンザの流行で冬の死亡者数が前年を大きく上回る
ことは比較的よく起こるが、夏場に亡くなる人の急増は珍しい
という。
[出典]http://www.asahi.com/health/news/TKY200710230427.html
毎日新聞 2007年10月24日より
[肝臓ガン:わずかな血液で発見できる分析方法開発…北大]
北海道大の西村紳一郎教授らの研究グループが、100分の1cc
の血液で肝臓ガンが発見できる新しい分析方法を開発した。
血清中のタンパク質の表面に結合する糖鎖が疾患で変化する
特性に注目した。
企業と共同で自動分析装置の開発も行い、将来的には健康診断
の血液検査の項目にも加えて肝臓ガンの早期発見にもつなげ
たいという。
30日に東京で開かれるシンポジウムで発表する。
西村教授らは肝臓ガン患者83人と健康な人20人から採血し、
血清から糖鎖を取り出した。
この結果、肝臓ガンにかかると、特定の4種類の糖鎖の組み
合わせが大きく変化するのが分かった。
一方、研究グループは塩野義製薬(大阪)とシステム
インスツルメンツ(東京)の2社と組んで、一度に50~100
検体を調べられる自動分析装置も開発。
健康診断での血液検査に対応できる検査態勢を可能にした。
04年度から、独立行政法人「科学技術振興機構」の研究費助成
を受け、研究には、慶応大や弘前大も参加。
子宮ガンや乳ガン、前立腺ガンで変化する糖鎖の状態の研究も
進めており、肝臓ガン以外でも有効な検査方法となる可能性が
ある。
「沈黙の臓器」とも言われる肝臓は症状が出てから病気に
気づくことが多く、早期発見が難しいとされてきた。
西村教授は「肝炎や肝硬変など肝臓の別の疾患の判別に有効な
糖鎖の変化も分かれば、さらに有効な検査法になるはず」と
話している。【千々部一好】
http://mainichi.jp/select/science/news/20071024k0000m040175000c.html
[肝臓ガン:わずかな血液で発見できる分析方法開発…北大]
北海道大の西村紳一郎教授らの研究グループが、100分の1cc
の血液で肝臓ガンが発見できる新しい分析方法を開発した。
血清中のタンパク質の表面に結合する糖鎖が疾患で変化する
特性に注目した。
企業と共同で自動分析装置の開発も行い、将来的には健康診断
の血液検査の項目にも加えて肝臓ガンの早期発見にもつなげ
たいという。
30日に東京で開かれるシンポジウムで発表する。
西村教授らは肝臓ガン患者83人と健康な人20人から採血し、
血清から糖鎖を取り出した。
この結果、肝臓ガンにかかると、特定の4種類の糖鎖の組み
合わせが大きく変化するのが分かった。
一方、研究グループは塩野義製薬(大阪)とシステム
インスツルメンツ(東京)の2社と組んで、一度に50~100
検体を調べられる自動分析装置も開発。
健康診断での血液検査に対応できる検査態勢を可能にした。
04年度から、独立行政法人「科学技術振興機構」の研究費助成
を受け、研究には、慶応大や弘前大も参加。
子宮ガンや乳ガン、前立腺ガンで変化する糖鎖の状態の研究も
進めており、肝臓ガン以外でも有効な検査方法となる可能性が
ある。
「沈黙の臓器」とも言われる肝臓は症状が出てから病気に
気づくことが多く、早期発見が難しいとされてきた。
西村教授は「肝炎や肝硬変など肝臓の別の疾患の判別に有効な
糖鎖の変化も分かれば、さらに有効な検査法になるはず」と
話している。【千々部一好】
http://mainichi.jp/select/science/news/20071024k0000m040175000c.html
ためしてガッテン 「予備軍2000万人!腎臓病の真実」
日本人の6人に1人は、腎臓の濾過量が正常の60%に満たない
隠れ慢性腎臓病者。
自覚症状がなく、症状が現れた時は既に透析が必要なことも。
腎臓病の原因と、最新予防法、対策を伝える。
10月24日(水) 20:00~20:45 NHK総合
日本人の6人に1人は、腎臓の濾過量が正常の60%に満たない
隠れ慢性腎臓病者。
自覚症状がなく、症状が現れた時は既に透析が必要なことも。
腎臓病の原因と、最新予防法、対策を伝える。
10月24日(水) 20:00~20:45 NHK総合
産経新聞 より
[半身麻痺リハビリ用グローブを開発 松下電器]
松下電器産業は26日、脳卒中による後遺症で半身麻痺(まひ)
が残った患者が、麻痺した側の手の指を動かせるようにする
ためのリハビリ訓練を手助けするグローブを開発したことを
明らかにした。
松下の社内ベンチャー、アクティブリンク(京都府精華町)が
試作機を完成させ、10月3日から東京・有明で開催される国際
福祉機器展2007に参考出展する。
同社は昨年、半身麻痺で動かせない側の腕を動かせるように
集中訓練する上半身用スーツを開発し、来年度中の商品化に
向けて今年7月から実証実験に入っているが、今回はその
技術を指に応用した。
グローブを両手に装着し、健常な指の動きをセンサーが検知
すると、ゴムチューブの人工筋に動作指令を出し、圧縮空気で
伸縮させることで、麻痺している側の指を、健常な指と同じ
ように動かす。
左半身が麻痺している場合、健常な右手親指を動かすと左手
親指も動く。
指を曲げるときも伸ばすときも3段階でなめらかに動くように
なっている。
屈伸運動を繰り返すと指の関節や筋肉が固くなるのを防ぎ、
機能の回復につながることから、同社では「細かい作業が
できるようになり、社会復帰も早まることが期待される」
(藤本弘道社長)として、来年度にも産学官連携で実証実験に
着手。
国に医療機器としての認可を申請し、来年度以降の商品化を
目指す。
「将来的には、通院せずに在宅でリハビリができるように
したい」(藤本社長)としている。
(2007/09/26 23:14)
写真は、
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/kenko/070926/knk070926001.htm
[半身麻痺リハビリ用グローブを開発 松下電器]
松下電器産業は26日、脳卒中による後遺症で半身麻痺(まひ)
が残った患者が、麻痺した側の手の指を動かせるようにする
ためのリハビリ訓練を手助けするグローブを開発したことを
明らかにした。
松下の社内ベンチャー、アクティブリンク(京都府精華町)が
試作機を完成させ、10月3日から東京・有明で開催される国際
福祉機器展2007に参考出展する。
同社は昨年、半身麻痺で動かせない側の腕を動かせるように
集中訓練する上半身用スーツを開発し、来年度中の商品化に
向けて今年7月から実証実験に入っているが、今回はその
技術を指に応用した。
グローブを両手に装着し、健常な指の動きをセンサーが検知
すると、ゴムチューブの人工筋に動作指令を出し、圧縮空気で
伸縮させることで、麻痺している側の指を、健常な指と同じ
ように動かす。
左半身が麻痺している場合、健常な右手親指を動かすと左手
親指も動く。
指を曲げるときも伸ばすときも3段階でなめらかに動くように
なっている。
屈伸運動を繰り返すと指の関節や筋肉が固くなるのを防ぎ、
機能の回復につながることから、同社では「細かい作業が
できるようになり、社会復帰も早まることが期待される」
(藤本弘道社長)として、来年度にも産学官連携で実証実験に
着手。
国に医療機器としての認可を申請し、来年度以降の商品化を
目指す。
「将来的には、通院せずに在宅でリハビリができるように
したい」(藤本社長)としている。
(2007/09/26 23:14)
写真は、
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/kenko/070926/knk070926001.htm
産経新聞より
[補聴器「通販は避けて」 「難聴は病気」→耳鼻科へ検査]
■集音器と酷似→専門店で購入
インターネットやカタログなどを通じて通信販売されている
補聴器、集音器には、「音量が大きすぎる」「会話に適さない」
など、問題のある商品が少なくないことが、国民生活センター
の調査で分かった。
通販では使う人の聴力や耳の形に合わせたフィッティングが
行われないため、健康被害が出る恐れもあるという。
(田辺裕晶)
国民生活センター商品テスト部によると、補聴器は薬事法で
定められた「管理医療機器」で、製造や販売について一定の
基準がある。
一方、集音器は同様に耳につけて使うが、同法の認証を受けて
いない。
このため集音器は、難聴者の使用をすすめるような効能・効果
を宣伝することが禁止されている。
同センターは今年2~7月、複数の通販で販売されている
補聴器5機種と集音器5機種を購入し、安全性や補聴効果に
ついてテストした。
補聴器や集音器は、最大出力が大きすぎると聴覚に悪影響を
与える恐れがある。
そこでボリュームを最大にして、90デシベル(トラックの往来
などに相当)の音を入力した結果、補聴器3機種、集音器
4機種で、日本補聴器工業会の出荷基準である120デシベルを
超えた。
また会話音を聞き取りやすくするため、補聴器は1,000ヘルツ
以下の低音よりも、2,000~3,000ヘルツの高音を増幅する
仕組みになっている。
だが補聴器2機種と集音器5機種は逆に高音より低音の増幅が
大きかった。
低い音を増幅する機種は健常者が聴けば音が大きく、軟らかく
聞こえる。
だが「ま」と「な」、「た」と「か」など難聴者が聞き分け
づらい音声を区別するには高音を増幅しなくてはならず、
こうした機種は会話に適さない。
さらにハウリング(ピーピーと勝手に音が鳴る状態)が起こり
やすい機種や、電力の消費量が極めて大きいために年間で
10万円前後の高額な電池代が必要な機種もあった。
「補聴器は医療機器。事前の相談やアフターケアを受けられ
ない通販での購入は、避けるべきです」。
帝京大学医学部の小寺一興教授(耳鼻咽喉科)は話す。
通販でまず起きる問題は、「必要ない人が買ってしまう」こと
だ。
加齢に伴い聴力が衰えても、補聴器を使うほどの状態でない
ことも多い。
このため不用意に購入した結果、「買ったけれど使わなかった」
という相談が絶えないという。
さらに小寺教授は、集音器についての問題点を強調する。
集音器はバードウオッチングなど健常者が楽しむための商品で
あるにもかかわらず、難聴者の使用に適しているかのような
広告・宣伝が多いという。
「宣伝を信じて買う人も多いが、難聴者が使っても役に立た
ない。さらに健常者用だから大きな音が出る物もあり、耳を
痛めて逆に難聴が進行します。非常に悪質です」と語る。
安全に買うにはどうしたらいいのだろう。
小寺教授によると「難聴は病気です。まず耳鼻科で検査を受け、
信用できる販売店で購入することです」という。
日本耳鼻咽喉科学会では平成18年から補聴器相談医制度を開始。
委嘱された全国約3,000人の耳鼻科医が、購入した補聴器が
役に立つかの判断や、店に対して機種の再検討・再調整の依頼
などを行っている。
「中には必要以上に高い機種を売りつける店もある。学会の
ホームページで最寄りの相談医を検索し、購入前に話を聞いて
みては」と小寺教授はアドバイスする。
日本補聴器工業会によると、補聴器を販売している店は全国で
約6,000店(推計)。
うち日本補聴器販売店協会に加盟している店は約1,000店。
また専門設備を備え、認定補聴器技能者が常駐する認定補聴器
専門店は500店に満たない。
工業会では「加盟店や専門店なら医療機関との連携もあります。
協会のホームページで検索するか、工業会((電)03・5283・
6244)に問い合わせてほしい」と話している。
[出典]産経新聞
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/seikatsu/070920/skt070920000.htm
[補聴器「通販は避けて」 「難聴は病気」→耳鼻科へ検査]
■集音器と酷似→専門店で購入
インターネットやカタログなどを通じて通信販売されている
補聴器、集音器には、「音量が大きすぎる」「会話に適さない」
など、問題のある商品が少なくないことが、国民生活センター
の調査で分かった。
通販では使う人の聴力や耳の形に合わせたフィッティングが
行われないため、健康被害が出る恐れもあるという。
(田辺裕晶)
国民生活センター商品テスト部によると、補聴器は薬事法で
定められた「管理医療機器」で、製造や販売について一定の
基準がある。
一方、集音器は同様に耳につけて使うが、同法の認証を受けて
いない。
このため集音器は、難聴者の使用をすすめるような効能・効果
を宣伝することが禁止されている。
同センターは今年2~7月、複数の通販で販売されている
補聴器5機種と集音器5機種を購入し、安全性や補聴効果に
ついてテストした。
補聴器や集音器は、最大出力が大きすぎると聴覚に悪影響を
与える恐れがある。
そこでボリュームを最大にして、90デシベル(トラックの往来
などに相当)の音を入力した結果、補聴器3機種、集音器
4機種で、日本補聴器工業会の出荷基準である120デシベルを
超えた。
また会話音を聞き取りやすくするため、補聴器は1,000ヘルツ
以下の低音よりも、2,000~3,000ヘルツの高音を増幅する
仕組みになっている。
だが補聴器2機種と集音器5機種は逆に高音より低音の増幅が
大きかった。
低い音を増幅する機種は健常者が聴けば音が大きく、軟らかく
聞こえる。
だが「ま」と「な」、「た」と「か」など難聴者が聞き分け
づらい音声を区別するには高音を増幅しなくてはならず、
こうした機種は会話に適さない。
さらにハウリング(ピーピーと勝手に音が鳴る状態)が起こり
やすい機種や、電力の消費量が極めて大きいために年間で
10万円前後の高額な電池代が必要な機種もあった。
「補聴器は医療機器。事前の相談やアフターケアを受けられ
ない通販での購入は、避けるべきです」。
帝京大学医学部の小寺一興教授(耳鼻咽喉科)は話す。
通販でまず起きる問題は、「必要ない人が買ってしまう」こと
だ。
加齢に伴い聴力が衰えても、補聴器を使うほどの状態でない
ことも多い。
このため不用意に購入した結果、「買ったけれど使わなかった」
という相談が絶えないという。
さらに小寺教授は、集音器についての問題点を強調する。
集音器はバードウオッチングなど健常者が楽しむための商品で
あるにもかかわらず、難聴者の使用に適しているかのような
広告・宣伝が多いという。
「宣伝を信じて買う人も多いが、難聴者が使っても役に立た
ない。さらに健常者用だから大きな音が出る物もあり、耳を
痛めて逆に難聴が進行します。非常に悪質です」と語る。
安全に買うにはどうしたらいいのだろう。
小寺教授によると「難聴は病気です。まず耳鼻科で検査を受け、
信用できる販売店で購入することです」という。
日本耳鼻咽喉科学会では平成18年から補聴器相談医制度を開始。
委嘱された全国約3,000人の耳鼻科医が、購入した補聴器が
役に立つかの判断や、店に対して機種の再検討・再調整の依頼
などを行っている。
「中には必要以上に高い機種を売りつける店もある。学会の
ホームページで最寄りの相談医を検索し、購入前に話を聞いて
みては」と小寺教授はアドバイスする。
日本補聴器工業会によると、補聴器を販売している店は全国で
約6,000店(推計)。
うち日本補聴器販売店協会に加盟している店は約1,000店。
また専門設備を備え、認定補聴器技能者が常駐する認定補聴器
専門店は500店に満たない。
工業会では「加盟店や専門店なら医療機関との連携もあります。
協会のホームページで検索するか、工業会((電)03・5283・
6244)に問い合わせてほしい」と話している。
[出典]産経新聞
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/seikatsu/070920/skt070920000.htm
日経新聞 2007/08/07 より
[リオン、不快な衝撃音低減の補聴器]
補聴器国内最大手のリオンは7日、食器を洗う音など瞬間的に
出る高い音と言葉を区別して、不快な衝撃音を低減する機能を
備えた補聴器「リオネットリサ」を20日から発売すると発表
した。
従来品でも雑音を軽減する機能はあったが、高い音も拾い
がちだった。
オーダーメードで耳穴の中に入れるタイプが3種類と、耳に
かけて使うタイプ1種類をそろえた。
耳穴タイプは3機種とも片耳は22万8,000円、両耳だと38万
7,600円。
機種によって対応している難聴の度合いや電池の寿命が異なる。
耳かけタイプは16万8,000円で、緑や黒など7色を用意した。
4機種合わせて初年度1万台の売り上げを目指す。
[出典]日経新聞
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007080707467h1
[リオン、不快な衝撃音低減の補聴器]
補聴器国内最大手のリオンは7日、食器を洗う音など瞬間的に
出る高い音と言葉を区別して、不快な衝撃音を低減する機能を
備えた補聴器「リオネットリサ」を20日から発売すると発表
した。
従来品でも雑音を軽減する機能はあったが、高い音も拾い
がちだった。
オーダーメードで耳穴の中に入れるタイプが3種類と、耳に
かけて使うタイプ1種類をそろえた。
耳穴タイプは3機種とも片耳は22万8,000円、両耳だと38万
7,600円。
機種によって対応している難聴の度合いや電池の寿命が異なる。
耳かけタイプは16万8,000円で、緑や黒など7色を用意した。
4機種合わせて初年度1万台の売り上げを目指す。
[出典]日経新聞
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007080707467h1
毎日新聞より
[うつ:密接に関連する糖尿病]
糖尿病の人はこの40年間で約3万人から約700万人にまで膨れ
上がり、予備軍まで含めると、2,000万人に及ぶとも言われて
います。
食生活や日常生活でのライフスタイルが関係している生活習慣
病、医学的にはメタボリック症候群とされています。
糖尿病にかかると、狭心症や心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞を
はじめ、目や腎臓などの身体合併症を生じます。
身体的にも精神的にも疲労しやすく、食事制限のため飲食で
ストレスを発散できないことや合併症への不安、将来に対する
悲観や不安などでうつ状態になりやすいと言われています。
最近、糖尿病が直接脳に悪影響を及ぼして、うつ病になり
やすいのではないかとも考えられています。
例えば血糖値が低下すると、脳細胞のエネルギ-源であるブドウ
糖が低下して脳機能が低下します。
うつ病を合併すると、闘病意欲が低下して食事制限を守らず
食生活の乱れや日常生活での活動量の低下を招き、糖尿病が
さらに悪化するという悪循環に陥ります。
一方、うつ病は糖尿病の発症リスクを高めます。
うつ病で引きこもって運動不足となることや不眠、食生活の
乱れなどが関係しているようです。
さらに、うつ病ではストレスに関連するコルチゾールという
ホルモンが血中に増えます。
コルチゾールは糖分の代謝に影響し血糖値を上げる作用も
持っています。
また、血中の炎症サイトカインも上昇し、これも糖尿病の発症
リスクを高めます。
このように糖尿病とうつ病は密接に関連し、お互いを悪化させ
ます。
暴飲暴食を避けて肥満を防ぎ、ウオーキングなどで運動不足に
ならないことが重要です。
ストレスの発散には飲食以外の方法も身に着けましょう。
[出典]毎日新聞 2007年9月8日 大阪朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/yamai/news/20070908ddn035070053000c.html
*************************
読売新聞より
[歯周病菌 全身に影響?]
~「口の中だけ」と思ったら大間違い~
糖尿病との関連も注目される。糖尿病が歯周病の危険を高める
ことは知られているが、その逆の可能性も指摘されるように
なった。
歯周病を治療すると糖尿病も改善するとの報告があるためだ。
このメカニズムにも、先述の生理活性物質が関与していると
みられる。
活性物質が血中の糖を筋肉や肝臓などの細胞に運ぶホルモン
(インスリン)の働きを弱めるという説と、活性物質が膵臓の
インスリン産生細胞を傷つけるという説が考えられている。
(2001.11.26の読売新聞の夕刊/文:佐藤 良明)
[うつ:密接に関連する糖尿病]
糖尿病の人はこの40年間で約3万人から約700万人にまで膨れ
上がり、予備軍まで含めると、2,000万人に及ぶとも言われて
います。
食生活や日常生活でのライフスタイルが関係している生活習慣
病、医学的にはメタボリック症候群とされています。
糖尿病にかかると、狭心症や心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞を
はじめ、目や腎臓などの身体合併症を生じます。
身体的にも精神的にも疲労しやすく、食事制限のため飲食で
ストレスを発散できないことや合併症への不安、将来に対する
悲観や不安などでうつ状態になりやすいと言われています。
最近、糖尿病が直接脳に悪影響を及ぼして、うつ病になり
やすいのではないかとも考えられています。
例えば血糖値が低下すると、脳細胞のエネルギ-源であるブドウ
糖が低下して脳機能が低下します。
うつ病を合併すると、闘病意欲が低下して食事制限を守らず
食生活の乱れや日常生活での活動量の低下を招き、糖尿病が
さらに悪化するという悪循環に陥ります。
一方、うつ病は糖尿病の発症リスクを高めます。
うつ病で引きこもって運動不足となることや不眠、食生活の
乱れなどが関係しているようです。
さらに、うつ病ではストレスに関連するコルチゾールという
ホルモンが血中に増えます。
コルチゾールは糖分の代謝に影響し血糖値を上げる作用も
持っています。
また、血中の炎症サイトカインも上昇し、これも糖尿病の発症
リスクを高めます。
このように糖尿病とうつ病は密接に関連し、お互いを悪化させ
ます。
暴飲暴食を避けて肥満を防ぎ、ウオーキングなどで運動不足に
ならないことが重要です。
ストレスの発散には飲食以外の方法も身に着けましょう。
[出典]毎日新聞 2007年9月8日 大阪朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/yamai/news/20070908ddn035070053000c.html
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読売新聞より
[歯周病菌 全身に影響?]
~「口の中だけ」と思ったら大間違い~
糖尿病との関連も注目される。糖尿病が歯周病の危険を高める
ことは知られているが、その逆の可能性も指摘されるように
なった。
歯周病を治療すると糖尿病も改善するとの報告があるためだ。
このメカニズムにも、先述の生理活性物質が関与していると
みられる。
活性物質が血中の糖を筋肉や肝臓などの細胞に運ぶホルモン
(インスリン)の働きを弱めるという説と、活性物質が膵臓の
インスリン産生細胞を傷つけるという説が考えられている。
(2001.11.26の読売新聞の夕刊/文:佐藤 良明)