(毎日新聞 2007年7月27日 東京朝刊)
生活習慣病:対策の「根拠」、追跡調査の取り組み
町ぐるみ、医療に貢献
何年もかかって発症、悪化する生活習慣病の原因を探るには、
多数の人の健康状態を長期間追跡する調査が欠かせない。
病気の診断にも、追跡調査結果が「科学的根拠」として採用
されることが多い。
例えば糖尿病の診断基準は、長年多数の人の血糖値を調べ、
どんな人が合併症を発症したかを分析した調査などに基づいて
決まっている。
町ぐるみで追跡調査を続け、日本の生活習慣病対策に貢献して
いる山形県舟形町、福岡県久山町の取り組みを紹介する。
【大場あい、山田大輔】
◇食後高血糖、危険性訴え
「住民意識、高まった」--山形・舟形
「朝7時ごろに集まってね、『健康を祝してかんぱーい』と
言いながらブドウ糖液を飲むのが恒例。
和気あいあいとしていて楽しいし、検診の結果を大学の先生が
解説してくれるのも勉強になる」。
山形県舟形町(人口約6,600人)で79年に始まった糖尿病検診に
毎回参加している男性(72)は話す。
海外でも注目された住民追跡調査「舟形町研究」は、そんな
にぎやかな検診の中から生まれた。
舟形町研究は、富永真琴・山形大教授らが99年に米国糖尿病
学会誌に発表した。
空腹時は正常なのに、食後だけ高血糖になる人は、心筋梗塞
(こうそく)や脳卒中などの心血管疾患による死亡の危険が
高いことを明らかにした論文だ。
97年に同学会が発表した新しい糖尿病診断基準は、食後高血糖
かどうか調べる検査を省き、空腹時血糖だけで判断するもの
だったため、この流れに疑問を投げかけるデータとして注目
された。
[続きは、毎日新聞]
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20070727ddm013100164000c.html
-----------------------------------------------------------------
読売新聞より
[歯周病菌 全身に影響?]
~「口の中だけ」と思ったら大間違い~
糖尿病との関連も注目される。糖尿病が歯周病の危険を高める
ことは知られているが、その逆の可能性も指摘されるように
なった。
歯周病を治療すると糖尿病も改善するとの報告があるためだ。
このメカニズムにも、先述の生理活性物質が関与していると
みられる。
活性物質が血中の糖を筋肉や肝臓などの細胞に運ぶホルモン
(インスリン)の働きを弱めるという説と、活性物質が膵臓の
インスリン産生細胞を傷つけるという説が考えられている。
(2001.11.26の読売新聞の夕刊/文:佐藤 良明)
-----------------------------------------------------------------
毎日新聞より
[新潟大医学部・岡田正彦教授が指南 結構ウソが隠れている健康法]
◇夏バテ脱出、メタボ対策、ストレス解消…「ほどほど」が一番
夏バテ脱出の季節がやってきた。メタボ対策、ストレス解消、
それとも新手のダイエット?
健康法をいろいろ試してみたくなるけど、予防医学と長寿科学
が専門の岡田正彦・新潟大医学部教授(61)は「健康には、
ほどほどが一番」という。【小国綾子】
メタボリック症候群が注目を浴びる中での、胸痛むニュース
だった。
三重県伊勢市役所の男性課長(47)が8月、市の「7人の
メタボ侍 内臓脂肪を斬(き)る!」という企画に参加。
100センチのウエストの10センチ減を目標に運動中、急性
虚血性心不全で急死したのだ。
「ほどほど」が信条の岡田医師は「最近、『肥満=悪』と騒ぎ
過ぎ。急な運動やダイエットはむしろ危険」と警鐘を鳴らす。
「確かに肥満は多くの病気と関係が深い。
しかし、米国で4万人もの男性医療従事者を対象に10年間
調べた結果、一番長生きしたのはBMI)が24、すなわち少々
太めの人でした」
(BMI=体重キログラム÷身長mの2乗。日本では25以上が
「肥満」。標準値は22。)
人々が何となく信じている健康法には、結構ウソが隠れている、
と岡田医師は指摘する。
例えば「血液サラサラ、ドロドロ」という言葉。
タマネギで、納豆で、大量の水で、血がサラサラと血管を
流れていくさまをイメージした人も多いはず。
しかし、岡田医師はこのイメージを一笑する。
「視覚的に分かりやすい映像をメディアが多用したため、
『血液サラサラ』を生活習慣病予防のカギと誤解した視聴者も
多いようです。でも実際には、血液はテレビが言うように
『サラサラ』や『ドロドロ』にはなりません」
私たちの体内では、細い所ではわずか2~3マイクロメートル
の毛細血管の中を、8マイクロメートルほどもある赤血球が
形をしなやかに変えながら流れている。
赤血球がしなやかさを失うと血管を通りにくくなる。
コレステロールや中性脂肪を包むリポタンパクが増えても同じ。
医学の世界では「血液の粘度が上がる」と表現する。
しかし、「健康番組が主張するように、何かの食べ物やサプリ
メントを口にしただけで急に血液の粘度が上がったり下がったり
はしません。おまけに血液の粘度と生活習慣病との関係は
未解明。『血液サラサラ=健康』は二重の意味で間違えて
いるのです」。
さらに「水を大量に飲もう、という健康法もナンセンス。この
夏はむしろ、水分の取りすぎで血液が薄まり、疲労感や足が
つるなどの症状を訴える患者さんが目立ちました」と注意
喚起する。
最近はストレスが目の敵にされ、「ストレスをためる人は
長生きできない」という説もある。
中には「ストレスを解消せねば」と思い詰め、余計にストレス
をためる人もいるそうだ。
しかし、「実はストレスを数値化するのは難しく、確立した
検査法もない。せいぜいアンケートがあるだけです」。
例えば、97年に米国心臓学会誌に報告された調査。
健康状態や老後、家計、リストラ、孤独などの身近なテーマに
ついて不安の度合いを尋ね、心筋梗塞(こうそく)の発症率
との関係を調べた。
両者の間には比例関係が見られたが、死亡率とストレスの間
には関係は見られなかったという。
「ストレスはためないにこしたことはないが、ストレスだけで
早死にすることはない。あまり思い詰めないのが一番です」
ストレスをためた時、つい手を伸ばすのが酒やたばこ。
運動で上手にストレス解消する人もいるのだろうが……。
健康とはどんな関係にあるのだろう。
まずアルコール。
「基礎研究レベルでは、アルコールは人間の体には毒でしか
ない。ところが、大規模な調査を実施すると、毎日コップ1杯
程度のアルコールをたしなむ人が一番死亡率が低いことが
判明した」
理由は未解明。
「おそらく、軽くアルコールを飲むことでリラックスする時間
を確保できることが、良い効果を上げているのでしょう」と
岡田医師。
1杯だけ、というあたり、やはり「ほどほど」が大事らしい。
一方、「ほどほど」でも済まないのが喫煙だ。
「がんの約21%は喫煙が原因で、両親のいずれかが喫煙して
いる家庭で25年間を過ごした子どもの肺がんになる確率は2倍。
心筋梗塞、脳卒中、慢性肺疾患などの原因にもなる」。
米国の調査では、たばこを吸わない人の死亡率を1とした時、
1日15本で死亡率が約1.5倍、20本で約2倍になった。
「喫煙者の中には『禁煙してももう遅い』という人もいる。
でもこの調査では禁煙後約3年たった人の死亡率が、吸って
いない人と同じだった。今からでも間に合うのです」
運動と病気との関係はどうだろう。
「運動不足でがんが増える、という事実が最近判明しました。
特に大腸がん、乳がん、子宮がん、肺がんなどで増えます。
さまざまな調査結果を総合すると日常的に運動している人に
比べ、ほとんどしていない人は、9%ほどがんが多い。また、
心臓病、糖尿病、高血圧症も運動不足で増えることが明らかに
なっています」
運動不足は、なんと寿命にも影響する。
英国で2万人以上を対象に8年間実施された追跡調査によると、
仕事やスポーツによる運動量が増えるに従って、寿命は長く
なったという。
メカニズムまでは解明されていないが、1日30分程度の有酸素
運動が一番、寿命を延ばすという調査結果もあるそうだ。
一方、単なる徒歩では効果がないこともわかっている。
「ただ歩くのではなく、心拍数が少し上がる程度の運動が大切。
例えば大また歩きや軽いジョギング」
ただし、これもまた「ほどほど」が一番。
無理な運動は体に悪い影響を与えかねない。
つまりは何事もほどほどに、というのが岡田医師の「ほどほど
養生訓」だ。
「もっとも、『ほどほど』と言うと、今度は『ほどほどの範囲
とはどのくらいなのか』などと神経質になる方もおられます。
人間にとっての『ほどほど』の許容範囲は案外広いのだと
思いますよ」
まずは肩の力を抜き、「ほどほどに」始めてみよう。食欲と
運動の秋はもうすぐそこだ。
■ほどほど健康法5カ条■(岡田医師作成)
一、毎日30分の運動
一、肉より魚、バターより植物油を。穀物、野菜、果物、
大豆などをできるだけ多く食べる
一、コレステロール、塩分の多い食品はできるだけ避ける
一、BMIを26以下に
一、1日1杯のアルコールかお茶でリラックス
[出典]毎日新聞 2007年9月4日 東京夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20070904dde012100012000c.html
[新潟大医学部・岡田正彦教授が指南 結構ウソが隠れている健康法]
◇夏バテ脱出、メタボ対策、ストレス解消…「ほどほど」が一番
夏バテ脱出の季節がやってきた。メタボ対策、ストレス解消、
それとも新手のダイエット?
健康法をいろいろ試してみたくなるけど、予防医学と長寿科学
が専門の岡田正彦・新潟大医学部教授(61)は「健康には、
ほどほどが一番」という。【小国綾子】
メタボリック症候群が注目を浴びる中での、胸痛むニュース
だった。
三重県伊勢市役所の男性課長(47)が8月、市の「7人の
メタボ侍 内臓脂肪を斬(き)る!」という企画に参加。
100センチのウエストの10センチ減を目標に運動中、急性
虚血性心不全で急死したのだ。
「ほどほど」が信条の岡田医師は「最近、『肥満=悪』と騒ぎ
過ぎ。急な運動やダイエットはむしろ危険」と警鐘を鳴らす。
「確かに肥満は多くの病気と関係が深い。
しかし、米国で4万人もの男性医療従事者を対象に10年間
調べた結果、一番長生きしたのはBMI)が24、すなわち少々
太めの人でした」
(BMI=体重キログラム÷身長mの2乗。日本では25以上が
「肥満」。標準値は22。)
人々が何となく信じている健康法には、結構ウソが隠れている、
と岡田医師は指摘する。
例えば「血液サラサラ、ドロドロ」という言葉。
タマネギで、納豆で、大量の水で、血がサラサラと血管を
流れていくさまをイメージした人も多いはず。
しかし、岡田医師はこのイメージを一笑する。
「視覚的に分かりやすい映像をメディアが多用したため、
『血液サラサラ』を生活習慣病予防のカギと誤解した視聴者も
多いようです。でも実際には、血液はテレビが言うように
『サラサラ』や『ドロドロ』にはなりません」
私たちの体内では、細い所ではわずか2~3マイクロメートル
の毛細血管の中を、8マイクロメートルほどもある赤血球が
形をしなやかに変えながら流れている。
赤血球がしなやかさを失うと血管を通りにくくなる。
コレステロールや中性脂肪を包むリポタンパクが増えても同じ。
医学の世界では「血液の粘度が上がる」と表現する。
しかし、「健康番組が主張するように、何かの食べ物やサプリ
メントを口にしただけで急に血液の粘度が上がったり下がったり
はしません。おまけに血液の粘度と生活習慣病との関係は
未解明。『血液サラサラ=健康』は二重の意味で間違えて
いるのです」。
さらに「水を大量に飲もう、という健康法もナンセンス。この
夏はむしろ、水分の取りすぎで血液が薄まり、疲労感や足が
つるなどの症状を訴える患者さんが目立ちました」と注意
喚起する。
最近はストレスが目の敵にされ、「ストレスをためる人は
長生きできない」という説もある。
中には「ストレスを解消せねば」と思い詰め、余計にストレス
をためる人もいるそうだ。
しかし、「実はストレスを数値化するのは難しく、確立した
検査法もない。せいぜいアンケートがあるだけです」。
例えば、97年に米国心臓学会誌に報告された調査。
健康状態や老後、家計、リストラ、孤独などの身近なテーマに
ついて不安の度合いを尋ね、心筋梗塞(こうそく)の発症率
との関係を調べた。
両者の間には比例関係が見られたが、死亡率とストレスの間
には関係は見られなかったという。
「ストレスはためないにこしたことはないが、ストレスだけで
早死にすることはない。あまり思い詰めないのが一番です」
ストレスをためた時、つい手を伸ばすのが酒やたばこ。
運動で上手にストレス解消する人もいるのだろうが……。
健康とはどんな関係にあるのだろう。
まずアルコール。
「基礎研究レベルでは、アルコールは人間の体には毒でしか
ない。ところが、大規模な調査を実施すると、毎日コップ1杯
程度のアルコールをたしなむ人が一番死亡率が低いことが
判明した」
理由は未解明。
「おそらく、軽くアルコールを飲むことでリラックスする時間
を確保できることが、良い効果を上げているのでしょう」と
岡田医師。
1杯だけ、というあたり、やはり「ほどほど」が大事らしい。
一方、「ほどほど」でも済まないのが喫煙だ。
「がんの約21%は喫煙が原因で、両親のいずれかが喫煙して
いる家庭で25年間を過ごした子どもの肺がんになる確率は2倍。
心筋梗塞、脳卒中、慢性肺疾患などの原因にもなる」。
米国の調査では、たばこを吸わない人の死亡率を1とした時、
1日15本で死亡率が約1.5倍、20本で約2倍になった。
「喫煙者の中には『禁煙してももう遅い』という人もいる。
でもこの調査では禁煙後約3年たった人の死亡率が、吸って
いない人と同じだった。今からでも間に合うのです」
運動と病気との関係はどうだろう。
「運動不足でがんが増える、という事実が最近判明しました。
特に大腸がん、乳がん、子宮がん、肺がんなどで増えます。
さまざまな調査結果を総合すると日常的に運動している人に
比べ、ほとんどしていない人は、9%ほどがんが多い。また、
心臓病、糖尿病、高血圧症も運動不足で増えることが明らかに
なっています」
運動不足は、なんと寿命にも影響する。
英国で2万人以上を対象に8年間実施された追跡調査によると、
仕事やスポーツによる運動量が増えるに従って、寿命は長く
なったという。
メカニズムまでは解明されていないが、1日30分程度の有酸素
運動が一番、寿命を延ばすという調査結果もあるそうだ。
一方、単なる徒歩では効果がないこともわかっている。
「ただ歩くのではなく、心拍数が少し上がる程度の運動が大切。
例えば大また歩きや軽いジョギング」
ただし、これもまた「ほどほど」が一番。
無理な運動は体に悪い影響を与えかねない。
つまりは何事もほどほどに、というのが岡田医師の「ほどほど
養生訓」だ。
「もっとも、『ほどほど』と言うと、今度は『ほどほどの範囲
とはどのくらいなのか』などと神経質になる方もおられます。
人間にとっての『ほどほど』の許容範囲は案外広いのだと
思いますよ」
まずは肩の力を抜き、「ほどほどに」始めてみよう。食欲と
運動の秋はもうすぐそこだ。
■ほどほど健康法5カ条■(岡田医師作成)
一、毎日30分の運動
一、肉より魚、バターより植物油を。穀物、野菜、果物、
大豆などをできるだけ多く食べる
一、コレステロール、塩分の多い食品はできるだけ避ける
一、BMIを26以下に
一、1日1杯のアルコールかお茶でリラックス
[出典]毎日新聞 2007年9月4日 東京夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20070904dde012100012000c.html
毎日新聞より
クルマ高齢社会:脳トレで認知力改善 川島教授ら実験、
自動車業界が教材に
自動車メーカーで作る「日本自動車工業会」が高齢ドライバー
向けに、交通安全教育の教材作りに取り組んでいる。
教材作成のため、高齢ドライバーに脳機能と運転能力を組み
合わせたトレーニングを実施したところ、脳機能の改善に効果が
あることが分かった。
軽度の認知機能の低下があったドライバーが正常に戻ったケース
もあり、対象の増加が懸念されている認知症ドライバー対策に
つながりそうだ。【板垣博之】
<200人対象に訓練>
同会が教材作りに乗り出したのは04年。
「脳トレ」でおなじみの川島隆太・東北大教授ら専門家8人で
高齢者交通安全教育推進委員会(委員長、鈴木春男・自由学園
最高学部長)を作り、05年10月から今年6月まで宮城、千葉県、
東京都内で計約200人を対象にトレーニングの実験を重ねた。
メニューは、
(1)ビデオや写真で危険を予測
(2)自分や他人の運転中のビデオを見て危険を確かめる
ミラーリング
(3)運転をテーマにした話し合い
(4)運転中にヒヤリとした場所に印を付けるヒヤリ地図作り
(5)文章の音読や数の計算などの脳機能トレーニング
の5種類だ。
川島教授らは仙台市と宮城県塩釜市の高齢ドライバー55人を
対象にトレーニング効果を調べた。
55人のうち26人は毎回1時間~1時間半、5カ月間(05年
10月~06年2月)にわたり、脳機能や危険予測、ミラーリング
などのトレーニングを計18回実施。
残る29人はトレーニングをしなかった。
両者を比較した結果、トレーニングを受けた人で軽度の認知
機能低下があった9人のうち、8人はトレーニング後に認知
機能が改善し、6人は正常値に戻った。
一方、トレーニングをしなかった人で軽度の認知機能の低下が
あった4人のうち、3人はさらに認知機能が低下した。
また、一時停止や信号の確認などがきちんとできる安全運
転能力を自動車教習所の指導員がチェックした結果、トレー
ニング前は平均2.7点(5段階評価)だったのが、3.7点に上昇
した。
種類別でも、安全確認で2.5点から3.8点、ウインカーなどの
合図で2.9点から3.5点、速度で2.6点から3.7点へそれぞれ
アップした。
[参加型講習も効果--安全運転、能力向上に手応え]
<討論で危険認識>
運転中のビデオや写真を使い、どこに危険があるかを話し合う
トレーニングも効果が見られた。
「タクシーの横からバイクが出てくるのでは」
「歩行者が横断歩道を渡るかもしれない」
「タクシーが止まったように見えるが、直進してくる」……。
5月中旬、千葉県流山市内で行われたトレーニングでは、運転席
から見た3枚の写真を見ながら、高齢ドライバーが4~5人
ずつ3班に分かれて意見を出し合った。
参加者の反応も好評だった。
「他人の話を聞くことで互いに気づきがある」
「今まで見えなかった危険が見えるようになった」
「普段の運転で気をつけるようになった」
などの声が寄せられた。
<自分を客観評価>
高齢ドライバー問題に詳しい鈴木委員長は、トレーニングに
ついて、「脳機能の改善とともに自分の運転能力を過大評価
しなくなるという成果として表れている。高齢ドライバーが
認知症にならないための予防策として活用できると思う」と
説明。
「高齢者は自分を正当化する傾向が高く、自分の運転の問題点
に気づかない。皆で集まり、コミュニケーションを深める場が
あると、相手の立場で考えるようになる。お互いの運転を見て
感想を言い合うことも有効だ」と手応えを感じている。
自工会は、トレーニングの実験結果をもとに、約20種類の教材を
来年3月までに作成する予定。
委員会メンバーの溝端光雄・東京都老人総合研究所研究副部長は
「これまでの高齢ドライバーの教育は講話が中心で、高齢者
自らが参加できるような教材はほとんどなかった。地域の老人
クラブなどで簡単に使える教材が必要」と話している。
*********************
65歳以上の認知症ドライバーは約30万人と推計され、警察庁
は、道路交通法を改正し、75歳以上を対象に認知機能検査を
実施して免許を取り消す制度を09年度までに導入する。
しかし、実際に取り消し対象となるのは、ごく一部とみられ、
高齢ドライバーへの交通安全教育が課題となっている。
毎日新聞 2007年8月21日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/wadai/news/20070821ddm013100030000c.html
クルマ高齢社会:脳トレで認知力改善 川島教授ら実験、
自動車業界が教材に
自動車メーカーで作る「日本自動車工業会」が高齢ドライバー
向けに、交通安全教育の教材作りに取り組んでいる。
教材作成のため、高齢ドライバーに脳機能と運転能力を組み
合わせたトレーニングを実施したところ、脳機能の改善に効果が
あることが分かった。
軽度の認知機能の低下があったドライバーが正常に戻ったケース
もあり、対象の増加が懸念されている認知症ドライバー対策に
つながりそうだ。【板垣博之】
<200人対象に訓練>
同会が教材作りに乗り出したのは04年。
「脳トレ」でおなじみの川島隆太・東北大教授ら専門家8人で
高齢者交通安全教育推進委員会(委員長、鈴木春男・自由学園
最高学部長)を作り、05年10月から今年6月まで宮城、千葉県、
東京都内で計約200人を対象にトレーニングの実験を重ねた。
メニューは、
(1)ビデオや写真で危険を予測
(2)自分や他人の運転中のビデオを見て危険を確かめる
ミラーリング
(3)運転をテーマにした話し合い
(4)運転中にヒヤリとした場所に印を付けるヒヤリ地図作り
(5)文章の音読や数の計算などの脳機能トレーニング
の5種類だ。
川島教授らは仙台市と宮城県塩釜市の高齢ドライバー55人を
対象にトレーニング効果を調べた。
55人のうち26人は毎回1時間~1時間半、5カ月間(05年
10月~06年2月)にわたり、脳機能や危険予測、ミラーリング
などのトレーニングを計18回実施。
残る29人はトレーニングをしなかった。
両者を比較した結果、トレーニングを受けた人で軽度の認知
機能低下があった9人のうち、8人はトレーニング後に認知
機能が改善し、6人は正常値に戻った。
一方、トレーニングをしなかった人で軽度の認知機能の低下が
あった4人のうち、3人はさらに認知機能が低下した。
また、一時停止や信号の確認などがきちんとできる安全運
転能力を自動車教習所の指導員がチェックした結果、トレー
ニング前は平均2.7点(5段階評価)だったのが、3.7点に上昇
した。
種類別でも、安全確認で2.5点から3.8点、ウインカーなどの
合図で2.9点から3.5点、速度で2.6点から3.7点へそれぞれ
アップした。
[参加型講習も効果--安全運転、能力向上に手応え]
<討論で危険認識>
運転中のビデオや写真を使い、どこに危険があるかを話し合う
トレーニングも効果が見られた。
「タクシーの横からバイクが出てくるのでは」
「歩行者が横断歩道を渡るかもしれない」
「タクシーが止まったように見えるが、直進してくる」……。
5月中旬、千葉県流山市内で行われたトレーニングでは、運転席
から見た3枚の写真を見ながら、高齢ドライバーが4~5人
ずつ3班に分かれて意見を出し合った。
参加者の反応も好評だった。
「他人の話を聞くことで互いに気づきがある」
「今まで見えなかった危険が見えるようになった」
「普段の運転で気をつけるようになった」
などの声が寄せられた。
<自分を客観評価>
高齢ドライバー問題に詳しい鈴木委員長は、トレーニングに
ついて、「脳機能の改善とともに自分の運転能力を過大評価
しなくなるという成果として表れている。高齢ドライバーが
認知症にならないための予防策として活用できると思う」と
説明。
「高齢者は自分を正当化する傾向が高く、自分の運転の問題点
に気づかない。皆で集まり、コミュニケーションを深める場が
あると、相手の立場で考えるようになる。お互いの運転を見て
感想を言い合うことも有効だ」と手応えを感じている。
自工会は、トレーニングの実験結果をもとに、約20種類の教材を
来年3月までに作成する予定。
委員会メンバーの溝端光雄・東京都老人総合研究所研究副部長は
「これまでの高齢ドライバーの教育は講話が中心で、高齢者
自らが参加できるような教材はほとんどなかった。地域の老人
クラブなどで簡単に使える教材が必要」と話している。
*********************
65歳以上の認知症ドライバーは約30万人と推計され、警察庁
は、道路交通法を改正し、75歳以上を対象に認知機能検査を
実施して免許を取り消す制度を09年度までに導入する。
しかし、実際に取り消し対象となるのは、ごく一部とみられ、
高齢ドライバーへの交通安全教育が課題となっている。
毎日新聞 2007年8月21日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/wadai/news/20070821ddm013100030000c.html
<高次脳機能障害「考える集い」>
当院の患者さん(脳卒中リハビリ中)より、高次脳機能障害
「考える集い」開催の連絡がありました。
詳細がわかり次第、更新致します。
日時:2007年9月9日(日) (時刻不明)
会場:宇都宮市近辺(詳細不明)
主催:NPO法人チャルンジド・コミュニティ
-------------------------------------------------------------------------
[高次脳機能障害とは]
高次脳機能障害とは、交通事故や脳血管疾患(脳卒中など)に
より、脳損傷を経験した人が、記憶・注意・思考・言語などの
知的な機能に障害を抱え、生活に支障を来たすことをいいます。
高次脳機能障害は、精神・心理面での障害が中心となるため、
以下の三つの特徴があります。
・外見上は障害が目立たない。
・本人自身も障害を十分に認識できていないことがある。
・障害は、診察場面や入院生活よりも、在宅での日常生活、
特に社会活動場面(職場、学校、買い物、役所や銀行の
手続き、交通機関の利用等)で出現しやすいため、医療
スタッフに見落とされやすい。
こうした高次脳機能障害者は、外見からは分かりにくく、障害
を知らない人から誤解を受けやすいため、人間関係のトラブル
を繰り返すことも多く、社会復帰が困難な状況に置かれて
います。
また、身体の障害は完治または軽症であり、精神障害とも認め
られない場合が多いので、医療・福祉のサービスを受けられず、
その多くが社会の中で孤立してしまっている状況にあります。
[出典]東京都のHP
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/isei/rihabiriiryou/koujinou/koujinou01.html
-------------------------------------------------------------------------
[日本高次脳機能障害学会(旧 日本失語症学会)]
http://www.higherbrain.gr.jp/
当院の患者さん(脳卒中リハビリ中)より、高次脳機能障害
「考える集い」開催の連絡がありました。
詳細がわかり次第、更新致します。
日時:2007年9月9日(日) (時刻不明)
会場:宇都宮市近辺(詳細不明)
主催:NPO法人チャルンジド・コミュニティ
-------------------------------------------------------------------------
[高次脳機能障害とは]
高次脳機能障害とは、交通事故や脳血管疾患(脳卒中など)に
より、脳損傷を経験した人が、記憶・注意・思考・言語などの
知的な機能に障害を抱え、生活に支障を来たすことをいいます。
高次脳機能障害は、精神・心理面での障害が中心となるため、
以下の三つの特徴があります。
・外見上は障害が目立たない。
・本人自身も障害を十分に認識できていないことがある。
・障害は、診察場面や入院生活よりも、在宅での日常生活、
特に社会活動場面(職場、学校、買い物、役所や銀行の
手続き、交通機関の利用等)で出現しやすいため、医療
スタッフに見落とされやすい。
こうした高次脳機能障害者は、外見からは分かりにくく、障害
を知らない人から誤解を受けやすいため、人間関係のトラブル
を繰り返すことも多く、社会復帰が困難な状況に置かれて
います。
また、身体の障害は完治または軽症であり、精神障害とも認め
られない場合が多いので、医療・福祉のサービスを受けられず、
その多くが社会の中で孤立してしまっている状況にあります。
[出典]東京都のHP
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/isei/rihabiriiryou/koujinou/koujinou01.html
-------------------------------------------------------------------------
[日本高次脳機能障害学会(旧 日本失語症学会)]
http://www.higherbrain.gr.jp/
「補聴器市場を国内で推進」
記事 written by 岩子
日本の補聴器普及率は欧米に比べて低い。
実にアメリカの半分以下である。
普及率が低いのは機能面への不満や、イメージが悪いなどと
いった理由も挙げられているが、「難聴」に対する欧米と
日本との制度の違いが大きな壁となっているようだ。
ヨーロッパでは難聴と診断されれば社会保障で補聴器が無料で
交付される。
これに対し、日本では「重度の難聴者」にしか、無料で交付
されない。
しかし、これは難聴者全体の約1割程度にすぎないのだ。
補聴器は本来、症状にあわせて販売するものであるが、販売に
公的資格がいらないといった日本独特の事情もある。
このためメーカーや業者らが専門家を交えた研究会を組織し、
販売従事者の資格制度の確立や、対面しない通信販売などの
中止、公的補助の導入等の普及策をまとめた提案書を今年3月、
厚労省に提出した。
高齢化にともない、補聴器の需要も今後増えていくと思われる。
高齢者らが「聞こえにくくても我慢する」ことがないような、
不便を感じさせない社会になってほしい。
[出典]
http://www.3bs.jp/
記事 written by 岩子
日本の補聴器普及率は欧米に比べて低い。
実にアメリカの半分以下である。
普及率が低いのは機能面への不満や、イメージが悪いなどと
いった理由も挙げられているが、「難聴」に対する欧米と
日本との制度の違いが大きな壁となっているようだ。
ヨーロッパでは難聴と診断されれば社会保障で補聴器が無料で
交付される。
これに対し、日本では「重度の難聴者」にしか、無料で交付
されない。
しかし、これは難聴者全体の約1割程度にすぎないのだ。
補聴器は本来、症状にあわせて販売するものであるが、販売に
公的資格がいらないといった日本独特の事情もある。
このためメーカーや業者らが専門家を交えた研究会を組織し、
販売従事者の資格制度の確立や、対面しない通信販売などの
中止、公的補助の導入等の普及策をまとめた提案書を今年3月、
厚労省に提出した。
高齢化にともない、補聴器の需要も今後増えていくと思われる。
高齢者らが「聞こえにくくても我慢する」ことがないような、
不便を感じさせない社会になってほしい。
[出典]
http://www.3bs.jp/
YOMIURI ONLINE より
インスリン脳内では「悪役」
不足すると糖尿病につながるホルモン「インスリン」が、
脳内では老化の促進という“悪役”を演じていることが、米
ハーバード大の実験でわかった。
脳内でインスリンを働きにくくしたマウスは、通常のマウス
より18%も長生きした。
研究成果は米科学誌サイエンスに発表した。
インスリンは全身の細胞に作用して、栄養の利用などを制御
する。
田口明子研究員らは、細胞がインスリンを受け取る際に働く
たんぱく質を、脳内で半減させたマウスを遺伝子操作で作製。
マウスは太り気味だが糖尿病にはならず、936日間生存した。
通常のマウスは791日だった。
研究チームのM・ホワイト博士は「粗 食や運動が長寿に良い
のは、血中のインスリン量を下げる効果があるからだろう」と
説明している。(ワシントン・増満浩志)
(2007年7月29日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070729-OYT8T00069.htm
インスリン脳内では「悪役」
不足すると糖尿病につながるホルモン「インスリン」が、
脳内では老化の促進という“悪役”を演じていることが、米
ハーバード大の実験でわかった。
脳内でインスリンを働きにくくしたマウスは、通常のマウス
より18%も長生きした。
研究成果は米科学誌サイエンスに発表した。
インスリンは全身の細胞に作用して、栄養の利用などを制御
する。
田口明子研究員らは、細胞がインスリンを受け取る際に働く
たんぱく質を、脳内で半減させたマウスを遺伝子操作で作製。
マウスは太り気味だが糖尿病にはならず、936日間生存した。
通常のマウスは791日だった。
研究チームのM・ホワイト博士は「粗 食や運動が長寿に良い
のは、血中のインスリン量を下げる効果があるからだろう」と
説明している。(ワシントン・増満浩志)
(2007年7月29日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070729-OYT8T00069.htm
(毎日新聞 2007年7月27日 東京朝刊)
生活習慣病:対策の「根拠」、追跡調査の取り組み
町ぐるみ、医療に貢献
何年もかかって発症、悪化する生活習慣病の原因を探るには、
多数の人の健康状態を長期間追跡する調査が欠かせない。
病気の診断にも、追跡調査結果が「科学的根拠」として採用
されることが多い。
例えば糖尿病の診断基準は、長年多数の人の血糖値を調べ、
どんな人が合併症を発症したかを分析した調査などに基づいて
決まっている。
町ぐるみで追跡調査を続け、日本の生活習慣病対策に貢献して
いる山形県舟形町、福岡県久山町の取り組みを紹介する。
【大場あい、山田大輔】
◇食後高血糖、危険性訴え
「住民意識、高まった」--山形・舟形
「朝7時ごろに集まってね、『健康を祝してかんぱーい』と
言いながらブドウ糖液を飲むのが恒例。
和気あいあいとしていて楽しいし、検診の結果を大学の先生が
解説してくれるのも勉強になる」。
山形県舟形町(人口約6,600人)で79年に始まった糖尿病検診に
毎回参加している男性(72)は話す。
海外でも注目された住民追跡調査「舟形町研究」は、そんな
にぎやかな検診の中から生まれた。
舟形町研究は、富永真琴・山形大教授らが99年に米国糖尿病
学会誌に発表した。
空腹時は正常なのに、食後だけ高血糖になる人は、心筋梗塞
(こうそく)や脳卒中などの心血管疾患による死亡の危険が
高いことを明らかにした論文だ。
97年に同学会が発表した新しい糖尿病診断基準は、食後高血糖
かどうか調べる検査を省き、空腹時血糖だけで判断するもの
だったため、この流れに疑問を投げかけるデータとして注目
された。
[続きは・・・・・]
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20070727ddm013100164000c.html
生活習慣病:対策の「根拠」、追跡調査の取り組み
町ぐるみ、医療に貢献
何年もかかって発症、悪化する生活習慣病の原因を探るには、
多数の人の健康状態を長期間追跡する調査が欠かせない。
病気の診断にも、追跡調査結果が「科学的根拠」として採用
されることが多い。
例えば糖尿病の診断基準は、長年多数の人の血糖値を調べ、
どんな人が合併症を発症したかを分析した調査などに基づいて
決まっている。
町ぐるみで追跡調査を続け、日本の生活習慣病対策に貢献して
いる山形県舟形町、福岡県久山町の取り組みを紹介する。
【大場あい、山田大輔】
◇食後高血糖、危険性訴え
「住民意識、高まった」--山形・舟形
「朝7時ごろに集まってね、『健康を祝してかんぱーい』と
言いながらブドウ糖液を飲むのが恒例。
和気あいあいとしていて楽しいし、検診の結果を大学の先生が
解説してくれるのも勉強になる」。
山形県舟形町(人口約6,600人)で79年に始まった糖尿病検診に
毎回参加している男性(72)は話す。
海外でも注目された住民追跡調査「舟形町研究」は、そんな
にぎやかな検診の中から生まれた。
舟形町研究は、富永真琴・山形大教授らが99年に米国糖尿病
学会誌に発表した。
空腹時は正常なのに、食後だけ高血糖になる人は、心筋梗塞
(こうそく)や脳卒中などの心血管疾患による死亡の危険が
高いことを明らかにした論文だ。
97年に同学会が発表した新しい糖尿病診断基準は、食後高血糖
かどうか調べる検査を省き、空腹時血糖だけで判断するもの
だったため、この流れに疑問を投げかけるデータとして注目
された。
[続きは・・・・・]
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20070727ddm013100164000c.html
asahi.comより
オリーブ油、がん予防に有効か
少量で細胞の酸化抑制(アンチエイジング)
毎日少量のオリーブオイルを取れば、がんを患う危険性が
少なくなるとの調査結果をデンマーク大学病院の研究グループ
が明らかにした。
<つづきはasahi.comをご覧ください>
http://www.asahi.com/health/news/JJT200612270009.html
オリーブ油、がん予防に有効か
少量で細胞の酸化抑制(アンチエイジング)
毎日少量のオリーブオイルを取れば、がんを患う危険性が
少なくなるとの調査結果をデンマーク大学病院の研究グループ
が明らかにした。
<つづきはasahi.comをご覧ください>
http://www.asahi.com/health/news/JJT200612270009.html
健康トレンディーより
[長寿遺伝子に認知症の予防効果もあることが判明]
百歳まで生きる人は1万人に1人と言われているが、この長寿を
つかさどる遺伝子が同時にアルツハイマーなどの認知症を防止
し、精神機能を明晰に保つ働きをもっていることが、最近の
研究でわかった。
[長生きの秘密は生活習慣よりも遺伝子のせい]
この研究を行なったのはニューヨークのブロンクスにある大学
(the Albert Einstein College of Medicine of Yeshiva
University)のNir Barzilai 博士とそのチーム。
この研究は「長寿ゲノムプロジェクト」の一環としてなされた。
この研究の被験者になったのは東ヨーロッパ出身のユダヤ人
一族(Ashkenazi Jews)である。
この一族を被験者に選んだ理由は、長寿の家系で有名であると
いうことと、彼らの祖先の数が少数であるために、一般の
人たちに比べ、個々人の遺伝子構造の違いを追跡しやすい
という理由からである。
調査は次のように行なわれた。Ashkenazi Jews の子孫で95歳
以上の158人と、Ashkenazi Jews の子孫ではない同年齢の
別のグループに知能テストを行ない、その結果を比較して
調べた。
その結果、次のようのことがわかった。
知能テストに合格した人(30問のうち25問以上正解)は、
不合格になった人たちよりも、2倍から3倍、ある遺伝子
変異(gene variation)をもつことがわかった。
具体的にはCEPT W geneと呼ばれるものである。
このCEPT W geneは、従来の研究によって、コレステロール
分子の大きさを大きくすることがわかっている。
コレステロール分子が小さいと血管につまり易く、血栓などの
原因になりやすい。
ところが、このCEPT W gene は分子を大きくするので、
コレステロールを血管に詰まりにくくする働きがあるのだ。
今回の研究の意義は、CEPT W gene の上に述べた働きから、
脳の血管中のコレステロールの蓄積を予防し、精神機能を
明晰に保つ働きもしているのではないか、ということである。
<つづきは、健康トレンディーをご覧ください>
http://www.kenko-trendy.com/nakazawa/002160.html
[長寿遺伝子に認知症の予防効果もあることが判明]
百歳まで生きる人は1万人に1人と言われているが、この長寿を
つかさどる遺伝子が同時にアルツハイマーなどの認知症を防止
し、精神機能を明晰に保つ働きをもっていることが、最近の
研究でわかった。
[長生きの秘密は生活習慣よりも遺伝子のせい]
この研究を行なったのはニューヨークのブロンクスにある大学
(the Albert Einstein College of Medicine of Yeshiva
University)のNir Barzilai 博士とそのチーム。
この研究は「長寿ゲノムプロジェクト」の一環としてなされた。
この研究の被験者になったのは東ヨーロッパ出身のユダヤ人
一族(Ashkenazi Jews)である。
この一族を被験者に選んだ理由は、長寿の家系で有名であると
いうことと、彼らの祖先の数が少数であるために、一般の
人たちに比べ、個々人の遺伝子構造の違いを追跡しやすい
という理由からである。
調査は次のように行なわれた。Ashkenazi Jews の子孫で95歳
以上の158人と、Ashkenazi Jews の子孫ではない同年齢の
別のグループに知能テストを行ない、その結果を比較して
調べた。
その結果、次のようのことがわかった。
知能テストに合格した人(30問のうち25問以上正解)は、
不合格になった人たちよりも、2倍から3倍、ある遺伝子
変異(gene variation)をもつことがわかった。
具体的にはCEPT W geneと呼ばれるものである。
このCEPT W geneは、従来の研究によって、コレステロール
分子の大きさを大きくすることがわかっている。
コレステロール分子が小さいと血管につまり易く、血栓などの
原因になりやすい。
ところが、このCEPT W gene は分子を大きくするので、
コレステロールを血管に詰まりにくくする働きがあるのだ。
今回の研究の意義は、CEPT W gene の上に述べた働きから、
脳の血管中のコレステロールの蓄積を予防し、精神機能を
明晰に保つ働きもしているのではないか、ということである。
<つづきは、健康トレンディーをご覧ください>
http://www.kenko-trendy.com/nakazawa/002160.html