→曲目表(本記事)
2022年9月2日(金)、豊洲シビックセンターホールにて、私の作品個展シリーズ第5弾、
「川島素晴 works vol.5 by ROSCO」を開催致します。
<チラシ表面>
<チラシ裏面>
2017年にはじまった「川島素晴 works」シリーズでは、作曲家、川島素晴の作品個展を、毎回異なる演奏者、演奏団体を迎えて開催し、それまでの協働を総括しつつ全く新しい音楽を創作する、ということを継続してきた。高校同期、大学同窓、といった具合に川島自身のクロノロジーを辿る人選も5回目を迎え、大学院の終わり頃に出会ったヴァイオリンの甲斐史子と、ピアノの大須賀かおりによるデュオ「ROSCO」との協働となる。既に1度コンサートをご一緒したことがあるが、それを踏襲せず、1曲を除いてほぼ全て初演奏となるという意味ではこれまでにない挑戦である。
「ROSCO」というユニット名は、マーク・ロスコ(Rothko)にあやかりつつも全く同じにはしないように考案されたものである。新作の題名《ROSCO Chapel》は、もちろんヒューストンにあるRothkoが壁画を担当した教会《Rothko Chapel》と、そのままそれを題名としたフェルドマンの音楽作品にあやかったものだが、ここでのそれは、それを意識しつつも全く異なる内容となっている。前回のソリスト木ノ脇道元を中心としたフルート4名、ならびにストリングラフィの鈴木モモをゲストに迎え、四分音調律を施した2台のピアノを用いて繰り広げられる祝祭空間を創出する。常に新しい音楽表現を更新してきた本シリーズ中でも最も斬新なステージが展開するであろう。
2022年9月2日(金)19:00開演(18:30開場)
会場:豊洲シビックセンターホール(東京都江東区豊洲2-2-18)
アクセス
東京メトロ有楽町線「豊洲」駅 7番出口より徒歩1分
新交通ゆりかもめ「豊洲」駅 改札フロア直結
<プログラム(すべて作曲:川島素晴)>
・Adieu (1992) [vla, pf]
・Presto Capriccioso (2004) [vn, pf]
・ヴァイオリニストとピアニストに寄せる4つの私信 (1996-2021/初演)
1) Eternal Light - from a field gate (1996/初演)
2) 高時の歩み (2004)
3) Ground - 3歳児が口ずさんだメロディによる主題と変奏(2012)
4) か○か○○か○○○ (2021/初演)
・トランペット協奏曲 (2012) [trp, vn, pf]
→前半の曲目解説
・ソナタとポストリュード (2012-13) [vn, pf]
・ROSCO Chapel (2022/初演) [vn(vla), 1/4tone pf, 4fl, stringraphy, cond.actor]
出演:
ROSCO(大須賀かおり(ピアノ)、甲斐史子(ヴァイオリン、ヴィオラ))
川島素晴(cond.actor)
木ノ脇道元、多久潤一朗、石田彩子、丁仁愛*(フルート)
曽我部清典(トランペット)
鈴木モモ(ストリングラフィ)
*梶原一紘(フルート)は本人の都合により出演できなくなりました。代わりに丁仁愛が出演いたします。(8/20付)
主催:川島素晴 works 実行委員会
助成:国立音楽大学個人研究費(特別支給)、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、芸術文化振興基金助成事業
舞台監督:鈴木英生(カノン工房)
照明:川俣亜弥
制作:福永綾子(ナヤ・コレクティブ)
協力:モモ・カンパニー
チケット(税込):全席自由
一般 前売:3,000円 当日:3,500円
学生 前売:1,000円 当日:1,500円
*学生券は学生証等の提示が必要です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。
チケット取り扱い:
Confetti(カンフェティ)
Web:https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=66111
フリーダイヤル:0120-240-540(平日10:00〜18:00)
*チケットレス《モバパス》はクレジットカードによる事前決裁のみが対象です。
*セブンイレブンでのチケット発券/支払/受取も可能です。
*購入にあたって手数料はかかりません。
TIGET(チゲット)
https://tiget.net/events/178646
・電子チケットのみの取り扱いです。
・チケット購入に際し、1枚あたり別途システム手数料220円がかかります。
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【新型コロナ禍における来場者へのお願い】
会場の感染拡大防止対策に従い、以下へのご協力をお願いいたします。
1)37.5℃以上の発熱、体調不良のほか、感染の疑いがある場合は来館をお控えください。
2)マスクを着用してください。マスクのない方はご入場できません。
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4)ロビー等では(同居家族以外の)お客様とはできるだけ2m(最低1m)の間隔を空けてください。
5)終演後、出演者とのご面会はご遠慮いただく場合があります。また花や差し入れはお控えください。
6)緊急時には、お客様の情報を必要に応じて保健所等への公的機関へ提供することがあります。あらかじめご了承ください。
問い合わせ:ナヤ・コレクティブ(制作)
メール:nayac@mc.point.ne.jp
電話:050-5532-5022(平日15:00〜19:00)
<川島素晴 略歴>
1992年秋吉台国際作曲賞、1996年ダルムシュタット・クラーニヒシュタイン音楽賞、1997年芥川作曲賞、2009年中島健蔵音楽賞、2017年一柳慧コンテンポラリー賞等を受賞。「題名のない音楽会」等に解説者として登壇。「アンサンブル東風」指揮メンバー等、様々な演奏活動も行う。いずみシンフォニエッタ大阪プログラムアドバイザー。(一社)日本作曲家協議会副会長。国立音楽大学及び同大学院准教授。個展シリーズ、リサイタルシリーズを毎年開催している。
<ROSCO 略歴>
ヴァイオリンの甲斐史子とピアノの大須賀かおりにより2001年8月結成。
2002年、日本現代音楽協会主催による第5回現代音楽演奏コンクール「競楽 V」 優勝、第12回朝日現代音楽賞受賞。2003年、現音秋の音楽展2003において受賞記念リサイタルを開催。同年、京都青山財団助成による青山バロックザール賞受賞。
国内外の音楽祭、コンサートシリーズなどで公演。これまでに数多くの新作を委嘱し、作曲家との共同作業により多彩なデュオ作品を生み出している。
ジパングプロダクツより3枚のCD、楽譜集をリリース。2020年コジマ録音よりリリースしたアイヴズのソナタ全集が第75回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。
2021年に結成20周年を迎え、2022年の2月11日に記念リサイタルを開催した。
<甲斐史子 略歴>
桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了。第3回江藤俊哉ヴァイオリンコンクール第1位。ドイツ・ダルムシュタットにてクラーニヒシュタイン音楽賞受賞。アンサンブル・ノマドメンバーとして第2回佐治敬三賞受賞。オランダ、ベネズエラ、フランス、イギリス、メキシコ等、国内外の現代音楽祭に出演、数々の初演、録音を行っている。神奈川県立相模原弥栄高等学校、東京藝術大学(ソルフェージュ科)非常勤講師。
<大須賀かおり 略歴>
桐朋学園大学音楽演奏学科卒業、同大学アンサンブルディプロマコース修了。日本室内楽コンクール第2位。これまでに多くの作曲家の作品初演やCD録音に携わり、初演数は300曲を超える。日仏現代音楽協会、日本・フィンランド新音楽協会会員。桐朋学園芸術短期大学、東京成徳短期大学、相模原弥栄高校芸術科非常勤講師。
<「川島素晴 works」シリーズ>
◆川島素晴 works vol.1 by 菊地秀夫
2017年8月9日(水)杉並公会堂 小ホール
◆川島素晴 works vol.2 by 神田佳子
2018年8月9日(木)豊洲シビックセンターホール
◆川島素晴 works vol.3 by 双子座三重奏団
2019年9月5日(木)豊洲シビックセンターホール
◆川島素晴 works vol.4 by 木ノ脇道元
2020年9月17日(木)豊洲シビックセンターホール
◆川島素晴 works vol.5 by ROSCO(本投稿内容)
2022年9月2日(金)豊洲シビックセンターホール
◆川島素晴 works vol.6 by 中村仁美
2023年9月予定
<「川島素晴 plays...」シリーズ>
2020年3月24日(火)杉並公会堂 小ホール
2020年8月1日(土)旧東京音楽学校奏楽堂
2021年7月1日(木)杉並公会堂 小ホール
◆川島素晴 plays... vol.4 “100均一グッズ”
2022年4月28日(木)杉並公会堂 小ホール
◆川島素晴 plays...vol.5 "自作陶器"
2023年3月8日(水)杉並公会堂小ホール
◆川島素晴 plays...vol.6 "スライドホイッスル"
2024年春予定
→曲目表(本記事)