稽古開始と沼津港深海水族館 ラブカ編
さて今日から里見八犬伝の稽古が始まりました
2年前にも出演した作品の再演ですが、メインキャストが一新となり新しい気持ちでいい作品となるようにアクションメンバーとして盛り上げたいと思います
殺陣も激しいのは間違いなさそうなので今から楽しみです
本番が近くなったら改めて詳細告知します
そして昨日早朝から早起きして行ってきました沼津港深海水族館
電車とバスを乗り継いで3時間30分
開館前からすでに列が
今回の目的は貴重な深海鮫ラブカ
深海生物の飼育展示に力を入れている沼津港深海水族館でさえ過去には4度しか展示歴はなく、飼育日数記録もたったの4日というその生態も謎につつまれて、お目にかかることすら難しい深海鮫です
そのラブカが先週、生きたまま捕獲されましたがやはり数日で死亡
残念だと嘆いていたらなんと死体を冷凍保存して一般公開するとのこと
死んでいたとしても自由に触れて写真も撮れるこのチャンスを逃すわけにはいかんと思い行ってきた次第であります
その貴重なラブカがこちら
大迫力です
大きく開く口とベルトコンベア式に生え続ける歯にも触りましたがなかなかの鋭さです
ラブカは恐竜時代より遥か前から生息してたのではないかといわれ「生きた化石」と言われます
外見も現生のサメに比べて原始的な特徴がいくつもあります
口の位置も顔の前方にあったり、背びれの数、エラの数なども違っています
細長くい体をくねらせて泳ぐ姿から「ウナギザメ」とも呼ばれます。
ラブカという名前は「羅紗とフカ」が元だと言われます。
羅紗(ラシャ)とは毛織物の一種でビリヤード台や麻雀台のマット生地です
たしかに普通のサメのザラザラ感よりはなめらかでしたが、個人的には羅紗ほどかと言われると微妙でしたが(笑)
フカヒレからもわかるようにフカとはサメのことで、ラシャブカから「ラブカ」になったと言われているそうです
なんとか飼育技術の向上と生態の解明が進み、長期飼育に成功してもらいたいです
またチャンスがあれば次回は生きた状態を拝みたいです
ラブカを見たあともじっくり館内を堪能しようと思いましたが、日曜でしかもラブカの件もあり、開館30分もしたらほとんど身動きができないぐらいの混雑になってしまい、これは辛いと判断し、沼津港深海水族館は早々に切り上げ目的地を伊豆・三津シーパラダイスに変更しました
ラブカ以外にも新しい展示コーナーなどもしっかり楽しみたかっただけに残念です
おそるべし深海ブーム
伊豆・三津シーパラダイスもかなり楽しめたので今度紹介します
サンシャイン水族館 毒毒毒毒毒毒毒毒毒展
今日の紹介はこちら
サンシャイン水族館で開催中の特別展
毒毒毒毒毒毒毒毒毒展です
その名の通り、毒をもった危険な生物たちがたくさん見れる特別展です
7月12日から9月28日までの期間でしたが、好評により10月13日まで延長することになりました
「刺す」「咬む」「中毒」などの方法や、毒の強さが段階に分かれて表記されているのも楽しみの1つです
入口からすでに怪しさ全開(笑)
ヒョウモンダコのオブジェとオニダルマオコゼの骨格標本がお出迎えです
どちらも毒生物といえば必ずランクインする有名なやつらですね
綺麗なものには毒があるというように毒生物は自分が毒をもっているアピールをするために鮮やかな色をしている種も多くいるのも特徴です
トカゲの仲間で唯一毒をもつアメリカドクトカゲも鮮やかな色をしています
人気マンガのテラフォーマーズにも出演して猛威をふるい、知名度上昇中のヒョウモンダコです
普段は地味な色ですが興奮して、敵に警告するときに鮮やかな青いリング状の模様が浮き出すのが特徴でこの日は運よく青い模様を見ることができました
小さいながら毒性はかなり強い危険なやつです
毒性の強さでいえばこいつを出さねばなりません。
アンボイナガイです
たかが貝とあなどるなかれ。
イモガイの仲間は美しい貝殻を持つのと同時に強力な毒を持ち、その強さは毒を持つ生物全てをランキング付けしたときに必ず上位に食い込む強者です
死亡事故も多発していて、国内では暖かい沖縄近辺に普通に見られるので注意が必要です
沖縄地方では毒蛇のハブに例えて「ハブガイ」とも呼ばれます
ふざけた名前と愛らしい姿に騙されてはいけません。
こいつの体内には強力で有名なフグ毒と同じテトロドトキシンが含まれています
東京や千葉でも普通に見られるので、見つけても絶対食べてはいけません
食べさえしなければ触っても挟まれても大丈夫なようですが気を付けるにこしたことはないでしょう
水生生物に限らず毒虫たちも充実してます
世界最大級の大きさのクモゴライアスバードーイーター
見た目はヤバいですが意外と毒性は低く、かぶれる程度らしいです
現在はゴライアスバードイーターは展示していなくて、代わりにブラジリアンサーモンピンクバードイーターが展示されています
こちらも見た目と裏腹に毒性は低いです。
大型のクモ類、タランチュラは知名度や逸話が多くあるのですが全般的に毒性は低いのです
他にもトリカブトやキョウチクトウなどの毒植物の展示があったのも面白かったです
常設展示でも毒をもった生物が何種も飼育展示されているのでそちらも見逃せません
とはいったものの個人的な感想としては正直、物足りませんでした
展示されている毒生物はどれも簡単に見ることができる種ばかりだったし、生物毒に関する解説や資料も標準的なもので、もう少し専門的な情報がほしかったです
館内展示パネルにも表記されていますが、毒生物の毒性の強さランキング圧倒的1位のマウイイワスナギンチャクというイソギンチャクの仲間や、近年になって毒をもつことが判明した鳥類ピトフーイ(モリモズ)やキングオブ殺人クラゲのキロネックスなど珍しい毒生物が展示されればなぁと期待しましたが残念ながら展示されず、スローロリスのような毒生物としてはインパクトに欠けるやつがメインとして扱われていたのが残念でした
他にも実際に毒をくらった症例や事例などもたくさん取り上げて紹介してほしかったです
そういった事例と同時に展示することで更に各々の毒生物のインパクトも増したと思いました
とはいっても十分楽しめる人気企画展示なので気になった方は是非足を運んでください
ただかなりの人気で土日祝日の午後からは1時間待ちの列ができたりするので平日か朝一番に行くのをお勧めします
最後に特別展ではありませんが常設展のカイマントカゲがいい感じに撮れたので載せます
サンシャイン水族館は夜間に行くと昼とは違う一面が見ることができます
この眠そうなカイマントカゲもですが、普段動き回ってるラッコの眠った姿を見ることもできるので夜間お勧めです
ちなみに20時までの開館は10月31日までなのでお早目に
炎の蜃気楼 開幕と千秋楽
忙しくてちょっと放置してる間に「炎の蜃気楼 昭和編 夜鳴鳥ブルース」の幕が開き、そして昨日千秋楽を終えました
とっても濃い本番期間でした
原作の人気もあってチケットはほぼ完売で毎日満席
開幕からは口コミもあってか当日券もすごい人気だったそうです
殺陣衆として参加していた自分にもあたたかい応援をしてくださった方もいらして嬉しかったです
劇中では8役をこなして早替えも大変でしたがやりがいもありました
2回公演が4日続いたり日程も大変でしたが、夏に出演したミュージカルピーターパンを観に来てくださった子供たちからいただいた手紙や絵が届き元気をもらいました
鏡前に飾りました
隣のバリィさんてぬぐいは愛媛から来られたお客様にいただきました
本当にいろんな方々に支えられて過ごした日々でした
普段話す機会のない自分もトークショーで話させていただいたり貴重な経験もできました
千秋楽ではスタンディングオベーションでしたが最前列付近のお客様たちが後方のお客様を気遣って地べたに座るという不思議な光景が見れたのが忘れられません(笑)
炎の蜃気楼を愛して観に来られたお客様たちは他のファンの方とも気持ちを共有したいという作品愛があるからこその光景だったのかなと思いました
偉大な作品の歴史に参加できて光栄です
さて次はすぐに「里見八犬伝」の稽古が始まります
殺陣も満載で体力的にハードなことは間違いないですが、それでこそ血が騒ぐってもんです
炎の蜃気楼でお世話になった意外なお方ともご一緒できるので心強いです
季節も秋らしくなってきましたが、立ち止まることなく突っ走ります
近況と浅虫水族館 展示生物紹介編
炎の蜃気楼の稽古も大詰め
稽古後に集合写真
殺陣衆も様々な役に扮して作品を支えているので、観劇の際は我々にも注目してください
さて先日とあるオーディションを受けたのですが見事受かることができました
自分の力を確認できて通用することがわかって嬉しい限りです
まだまだ告知はできませんが来年も含めてかなり先まで仕事が決まりつつあるのでこの調子で突っ走り続けます
今日も青森県にある本州最北の水族館浅虫水族館の紹介です
ご当地ならではのユニークな展示を紹介します
浅虫水族館は特別展示やイベントが年間を通して決まっているので予定を組みやすいです
日本人には馴染みのある、消費量の最も多い魚介類の1つで、旬である夏に獲れるスルメイカは夏イカとも呼ばれるので夏の展示にぴったり(笑)
孵化して産卵するまでが1年で、産卵すると死んでしまうので寿命が短く、馴染みがあっても水族館で展示されるのは珍しい気がします
もう一つの夏の特別展示、津軽錦とミニねぶた
小さいながらもねぶたを見ることができて青森満喫気分(笑)
ねぶた祭に欠かせない金魚ねぶたのモデルとなったとされる津軽錦の展示はご当地ならでは
他にもご当地といえばホタテの養殖
青森県の陸奧湾はホタテ養殖発祥の地で水揚げ量は北海道に次ぐ全国2位
その養殖の方法や歴史を学べる展示エリアもあるし、展示水槽の中にもホタテ養殖の網が(笑)
貝に穴を開けて吊るす耳吊りといった方法などホタテの大きさによっていろいろです
他の水族館にはない浅虫水族館ならではの展示です
深海に生息するキチジも全国各地で呼び名が違い、青森県ではキンキンと呼ばれるそうです
とっても美味しいらしいのですが、近年は数が減り、高級魚となっています
トウホクサンショウウオも飼育展示されていました
日本の固有種で、名前の通り青森県を含む東北地方に生息する小型のサンショウウオです
アフリカ原産の淡水魚でオスの頭部のコブと鮮やかな体色で観賞魚としても人気があり広く流通しています
驚くは浅虫水族館では2匹のペアで飼育し始めてここまでの数に増えたそうです(笑)
しかも気性が荒く単独飼育がよいとされるのにこの群がり具合に驚きです
アザラシやアシカ、ペンギンなどの海獣類の飼育展示も多く、室内型の大きなイルカショーステージも見どころの1つです
パフォーマンスのいい写真が撮れませんでしたが、客席にボールをガンガン飛ばしてくるパフォーマンスはスリリングで楽しめました
ショーステージ以外でもゆったり泳ぐイルカを見ることができます
高齢でショーを引退した個体がけっこうな大きさだったので見応えがありました
一般的な展示からご当地展示、ショーやイベントなど見どころ満載な水族館です
青森県に足を運ぶ際にはぜひ立ち寄ってみてください
夏の終わりと浅虫水族館 紹介編
気がつけば8月も終わってしまいました
今年はピーターパンが終わってすぐに炎の蜃気楼の稽古に突入したので夏らしいことを特にしませんでした
花火に海にプール・・・行きたかった
近況ですが、炎の蜃気楼はアクションもつきはじめ熱を帯びてきました
プライベートでは、るろうに剣心 京都大火編の映画を見たり、知人が出演しているミュージカル セーラームーンを見たり、ピーターパン同窓会の焼肉大会があったりと充実した日々を過ごしています
今日から9月心機一転頑張ります
そして今日はピーターパン地方公演の時に行ってきた浅虫水族館の紹介です
1983年に開館した青森県の青森湾に面する浅虫にある水族館で、本州最北端の水族館です
館内はトンネル水槽や様々な海洋生物の展示に加え、青森県の水産資源や伝統文化に絡めた展示が面白く、イルカやアシカの海獣類も見ることができます
自分が足を運んだ日にちょうど総入館者数が1000万人達成しました
記念すべき日に立ち寄れてよかったです
ただ夏休みだったせいもあってか館内の込み具合は相当で、イルカショーを見るのに次回公演まで待たないといけないぐらいでした
青森県内には他に水族館がないせいかまさかこんなに混雑するとは予想外でした
もうちょっとじっくり見て回りたかったです
カフェで売られている浅虫水族館オリジナルブレンドのソフトクリームや、海産物を活かした屋台など食の面でもなかなか楽しめました
次回は青森県ならではの面白い展示や生物たちを紹介します