ムコドノと京都水族館 海洋編
以前「名古屋市東山動植物園」の紹介で、ニホンザルの脱走、侵入について書きましたが、今日の午後、2010年に野生からニホンザル舎に侵入して居ついた個体(愛称ムコドノ)が脱走しました(笑)
まだ捕獲されてないようでこれからの対応は大変だと思われます
ちょいちょいサルの脱走事件は起こりますが、動物の底力はすごいですね
今日も京都水族館の紹介です
今回は海洋生物の中からほんの一部を紹介します
日本の海をまるごと再現し、500トンの水量を誇る大水槽
大小さまざまな魚やエイ、ウミガメ、ウツボなどそれぞれの種が自由に生息しています
ここはただの大水槽ではなく、魚眼レンズの覗き穴やウツボを観察できる洞窟、2階から見下ろしたりと7つのスポットから見ることでバラエティのある観察視点をもつことができます
ハゼの仲間とは思えない綺麗な体色と、長く伸びる背びれが特徴です
硬い大きなウロコでおおわれ、その姿が「松かさ」に似ていることから名がつきました
下顎に発光バクテリアを共生させていて光リます
1914年に富山の水族館で停電になったとき偶然発光することが分かった面白い経歴のある魚です(笑)
次はキンチャクダイ
とっても綺麗な模様の魚です
幼魚と成魚で模様が違うことで有名で、幼魚は黒字に黄色の帯状の模様があるらしいです
最後にミズクラゲ
日本近海でも1番多く見られるクラゲです
最近の水族館ではクラゲの展示が流行っていて、単体で見せるより群れで見せたり、ライティングを生かした綺麗で癒し系な展示方法が目立ち、人気を博しています
今日はかなりざっくりでしたがこんなところで
まだまだ魅力的な生物がたくさん展示されています
次回は京都ならではの生物を紹介します
殺陣稽古と京都水族館 海獣編
連日「里見八犬伝」の稽古にいそしんでいます
稽古開始前には殺陣稽古をやることになり、いい汗かいてます
体力強化をかねてダッシュ系のサーキットトレーニングも始めたのですが、最近筋トレばかりでダッシュをしてなかったのでかなりしんどいです(笑)
稽古期間中にしっかり体力をつけていこうと思います
そして今日からは今年の3月14日にオープンしたばっかりの京都水族館の生き物たちを紹介します
紹介編はこちら
http://ameblo.jp/action-zoo/entry-11264099070.html
まずは人気の海獣たちを中心に紹介します
まずはゴマフアザラシ
国内の動物園、水族館で一番多く飼育展示されているアザラシです
ここの施設は立体的で面白い造りをしているので、水中での姿を観察しやすいです
最近流行のチューブ型水槽では好奇心旺盛なアザラシがやってきて間近で愛らしい姿を観察できます
同じエリアで展示されているミナミアメリカオットセイ
オットセイは国内では3種飼育展示されていて、キタオットセイ、ミナミアフリカオットセイ、そしてこのミナミアメリカオットセイです
どれも飼育している園館が少なく、最近はアシカの方が主流です
ここには幼い個体がいて、かわいらしい姿を見ることが見れました
わんぱくに遊びまわったあとに疲れて眠る姿は人間も同じですね(笑)
続いてケープペンギン
水族館で大人気のペンギン
日本はペンギンの飼育数世界一でペンギン好きな国で有名です(笑)
南極で生息していることでも有名ですが実際南極大陸だけに生息する種は2種のみで赤道直下や暖かい地域に生息している種のほうが多いです
このケープペンギンも南アフリカに生息しています
ここの施設は陸の部分をあえて狭くして、ペンギンが丘にあがりにくくしています
そうすることでペンギンは波の力を利用して一気に陸にあがります
ペンギンが持っている力や本来の姿を見れる工夫が素晴らしいです
最後に水族館のショーの花形ハンドウイルカ
バンドウイルカとも呼ばれ、園館によって記載が違います
なぜ2通りの呼び名があるかというと諸説ありますが、最初はハンドウイルカと呼ばれていたのですが1957年にとある海獣類研究者によって和名が記載された学会誌が誤って記載して発行したために広まったという説もあります
まぁ個人が好きなほうでいいんじゃないかと思います(笑)
ショーが行われるスタジアムも広く開放的で背景には京都の名所が見えるここならではの景観です
ショーの定番ジャンプも見ごたえ抜群
イルカの生態や体の仕組みを説明しながら見るショーは楽しんで学べるエンターテイメントです
水の抵抗を減らすつるつるの肌の秘密は新陳代謝の早さ
人間の肌は28日周期で新しい皮膚へと変わりますが、イルカはなんと2時間ごとに新しい皮膚へと変るそうです
今日はこんなところで
明日も稽古頑張ります
真・桃太郎伝説と京都市動物園 爬虫類編
今日は劇団BRATS「真・桃太郎伝説」を観て来ました
出演者のほとんどが知人で、元JAEの先輩、後輩、同期たちが頑張っていてとても刺激になりました
自分も負けないように舞台の稽古頑張ろうと思います
そして今日も京都市動物園の紹介で、爬虫類を中心に紹介します
まずはアカアシガメ
名前の通り赤い斑点模様の足が特徴のリクガメです
毎年、産卵用の砂場に産卵していて、卵は掘り出して人工的に孵化させているようです
次はヒガシアオジタトカゲなのですがこんなユニークな状態で発見しました(笑)
爬虫類はじっとしていることが多く、観察しにくい位置にいると全く見えなかったりもするんですが、逆に見やすい位置や、面白いポーズをしているときはじっくり観察できるので爬虫類を見るときの楽しみの1つです
続いてニシアフリカコガタワニ
凶悪な顔をしたワニも真正面から見ると印象も変わります(笑)
ワニはクロコダイル科、アリゲーター科、ガビアル科に分けられますが、こいつはクロコダイル科の中でも原始的な種で、口吻が短いのが特徴です
ワニの仲間では珍しく夜行性で、ニシアフリカコビトワニとも呼ばれます
次はクチヒロカイマン
じっとしていることが多いワニですが、こいつは運よく泳ぎまわってました
鋭い目つきもアップで見れました
こいつはアリゲーター科に属するワニで、名前の通り幅の広い口吻が特徴です
自分はワニがお気に入り動物の1つなので、クロコダイル科とアリゲーター科の見分け方などいつか詳しく紹介したいと思います
少しだけワニの魅力を語ると、ワニは恐竜が誕生した時代から現代まで生存し続け、恐竜が滅んだほどの大量絶滅も乗り越え、常に淡水域の生態ピラミッドの頂点に君臨しています
その形態も誕生以来ほとんど変わっておらず、水辺に生息する生物として変わる必要がない完成された生き物であることを物語っています
他にも強力な免疫能力、海水にすら対応できる環境適応能力、動物界最強の咬む力、爬虫類の中で一番高度に進化した心臓(哺乳類と同じ二心房二心室)、そして意外に子育が熱心などなど
ワニはとても素晴らしい動物なので、動物園で見た際はじっくり観察してください
最後に紹介するのは爬虫類から離れてアカショウビン
カワセミの仲間の中で自分が一番好きな種で、綺麗な赤い体とクチバシが特徴です
飼育展示している園も少なく、ここの個体も翼を失い救護され、自然に帰すことが出来なくなった個体です。
夏鳥として北海道から沖縄まで全国に渡来します
基本は魚やカエルが主食ですが、地域によって食性が違うのが面白いです
京都市動物園編は一旦終了しますが、京都編はまだ続きます
次回からは今年オープンしたばかりの水族館の紹介です
顔合わせと京都市動物園 ヒト科編
今日は里見八犬伝の顔合わせと本読みがありました
これから1ヶ月の稽古が楽しみです
芝居も楽しみですが、自分は早く戦いたくてしょうがないです
いい作品になるといいなぁ
そして今日も京都市動物園の紹介です
紹介編にも書きましたが、京都大学野生動物研究センター(WRC)の研究報告が園内に展示されていて、特に霊長目の研究がすばらしいです
その中で特にすごい研究がなされている我々と同じヒト科のチンパンジー
人間と1.23%しかDNAが違わないのは有名な話です
横になって道具で遊んだりしてました
ちなみにチンパンジーは人間以外で唯一道具を使う生き物と言われていましたが、近年は他にも道具を使う動物が多く確認されています
最近とあるテレビによく出演していたチンパンジーがヒトを襲う事件がありました。
幼いころから人間の服を着せられ、テレビで人気を博しましたがチンパンジー本来の姿ではありません。
人工保育のためある程度人間と接することは仕方ないとしても、その時期を越え、過度の接触はよくなかったのだと思います。
そもそもチンパンジーは握力も数100キロ、車のフロントガラスを素手で破壊できるほどの力を持つ猛獣です。
見た目の愛らしさや人間に近いからといっての親近感は禁物。
食性は違えどライオンと変わらない野生の猛獣ということを忘れてはいけないと思います。
今後こういった事件が起こらないことを願います。
話がそれましたが次に紹介するのはニシゴリラです
ゴリラにはニシゴリラとヒガシゴリラがいますが、日本国内のゴリラは全てニシゴリラです
京都市動物園では繁殖にも力をいれていて、昨年12月に国内初の4世ゴリラが生まれました
こういうとゴリラの繁殖は簡単と思うかもしれませんが、ゴリラは神経質で繁殖だけでなく飼育も非常に難しい動物です
国内飼育頭数も20頭弱です
知能が高い分神経質でストレスがたまりやすいために飼育にはいろんな工夫がなされています
野生では群れで生活するのですが動物園ではそうもいかず、出産育児を教える個体もいないのでなかなかうまくいきません
ここでも4世が生まれたとはいえ人工保育に切り替えることになりました
とはいえ1980年代は動物園の約80%のゴリラが育児できませんでしたが、90年代には50%ほどになりました
今後繁殖、育児の技術、環境が向上して、国内に多くゴリラが飼育されることに期待します
最後にちょっとした雑学を(笑)
ゴリラの血液型は全てB型です
自分と同じ
ちなみにチンパンジーはA型とO型です
以前別の記事にも書きましたが、チンパンジーからは輸血も可能なのはびっくりです
練習と京都市動物園 猛獣編
今日は都内にある練習場に自主錬に行ってきました
ドリームボーイズが終わってからしばらく体を休めていたので、また悪くならないか心配だったのですが、調子よく動けたので一安心
次の仕事も全力で挑めそうです
そして今日からは京都市動物園の動物を紹介します
以前アップした紹介編です
http://ameblo.jp/action-zoo/entry-11264885736.html
まずは今年の春にオープンした新施設「もうじゅうワールド」で飼育展示されているアムールトラ
ネコ科の中でも最大の大きさを誇るトラですが、アムールトラはその中でも一番大きな種です
寒冷地に生息するため、他のトラよりも毛が長く、色も少し薄いのが特徴です
京都市動物園では数年前に2頭の赤ちゃんが生まれましたが、今ではだいぶ大きくなりました
新しくなった施設ではこんな立体的な構造になっていていろんな角度から観察できます
同じもうじゅうワールドで飼育展示されているジャガー
ネコ科の中ではトラ、ライオンの次に大きいナンバー3で、南北アメリカ大陸のネコ科では最大最強
木登りも得意なうえに、ネコ科には珍しく泳ぎも得意
そんな猛獣もやっぱりネコの仲間で、草にじゃれて遊んだりします(笑)
続いてヤブイヌ
中南米の森林や沼地に生息していて、名前の通り藪(やぶ)に住んでいて体もよく適応しています
藪の中をくぐりやすいように胴長短足のつくりになっているし、地中の巣穴で移動しやすいように後ろ歩きが得意です
水辺を好み泳いだり潜ったりするので指の間に水かきが発達しています
2枚目の写真から確認できます
普通イヌは片足をあげておしっこをしてマーキングしますが、ヤブイヌのメスは逆立ちしてマーキングすることで知られます
そんな奇妙なヤブイヌはまだ野生の生態は詳しく分かっていないそうです
今日はこんなとこで
しばらくは京都編をアップしていきます