ストリートエドゥケーター育成トレーニング(2日目)
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
大型台風がくると騒がれているものの、今のところとってもいいお天気です
さて、今日はストリートエドゥケーター育成トレーニングの2日目の様子をご紹介したいと思います!
まずは、1日目に学んだことを復習するためのゲームです!
まずは何も言わずにフルーツバスケットのようなゲームをして遊びました。
すると、椅子の下に昨日学んだことを復習するための質問が準備されていました。
みんなしっかりと覚えているようでした!
代表ビルさんによる講義
ストリートチルドレンって?ストリートチルドレンが抱える問題って?
昨日の復習を交えながら、ストリートチルドレンに関する理解をさらに深めました。
なぜストリートチルドレンがいるの?①
みんなでストリートチルドレンが出てきてしまう原因について考えました。
こちらのグループは「崩壊してしまった家族」と答えました。
なぜストリートチルドレンがいるの?②
性的虐待という意見も出ました。
家庭内で被害を受け、路上へと逃げていくこどもも多いそうです。
なぜストリートチルドレンがいるの?③
ディスカッションを基に、ストリートチルドレンがいる直接的原因や根本的原因等について考えました。
アイスブレイクのようす
プログラム中には何度もアイスブレイクを行います。
眠気を覚ますため、みんなの仲を深めよりより話し合いを行うためです。
続いては伝言ゲームです
お題を必死で覚える各チームの第一走者です。
もう1回!もう1回!みんな必死です
相当長いお題だったこちらのゲーム。
5チーム中、見事1チームだけが正解しました
このゲームの後には代表のビルさんより「コミュニケーション」についての講義が行われました。
さて再びディスカッションです
ストリートチルドレンのために何ができるだろう?③
個人レベル、地域レベル、地域を越えて、
3段階のレベルに分け、ストリートチルドレンのために、ストリートチルドレンが出なくなるためにできることについて考えました。
続いてのアクティビティはロールプレイです!
もぉー、まじめに考えて
みんな大好きなロールプレイ。話し合い中も笑顔が絶えません。
劇の内容?見てのお楽しみー
みんなとは違う部屋でこっそり話し合い、準備をしていたこちらのチーム。
出来上がりには相当自信がありそうでした!
ロールプレイ発表①
こちらのチームは、「アルコールや薬物中毒のこども達にどう接していくか?」です。
ロールプレイ発表②
こちらのチームは、「心に問題を抱えるこどもがパニックを起こしたときどう対応するか?」です。
ロールプレイ発表③
こちらのチームは「こどもが突然倒れたときにはどう対応するか?」です。
ロールプレイのテーマは、すべてストリートエドゥケーターが遭遇しうるシチュエーションです。
他には、路上でさまよっているこどもにどう接するか、こどものケンカに遭遇したときにどう対応するか、というテーマがありました。
全チーム発表後、TATAGスタッフディッツさんより評価と講義が行われました。
講義を聴く参加者①
遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強する。
講義を聴く表情はみんな真剣です。
かなり専門用語も多く難しい内容がたくさん含まれています。
ノートをとるのも一苦労!
書き終わったお兄ちゃんやお姉ちゃんのノートを写しながら必死についていっていました。
これで2日目終了!
この日もみんなプールへダッシュ
夕食前のわずかな時間を惜しむように泳いで楽しみました
ストリートエドゥケーター育成トレーニング開催(1日目)
こんにちは!フィリピン事務局やすえです
日本では、初雪が降ったところがあると聞きました。
こちらは相変わらず暑い毎日が続きます。
ですが、夜は冷え込むようになり、風邪をひいている人をよく見かけます
みなさんもお気をつけて!
さて、11月10日(土)~12日(月)、バタアン州ファームランジャホテルにて2泊3日に渡って
ストリートエドゥケーター育成トレーニングが行われました。
路上で生活、または働くこども達のために活動するストリートエドゥケーター育成のためのトレーニング。
現ストリートエドゥケーター、ストリートエドゥケーターになりたいこども達等、29名が参加しました。
また、先月発足されたお父さん達のグループ、エアパットから3名のお父さんも参加しました。
今回はエドゥケーター育成トレーニングの様子をご紹介いたします
まずは1日目です!
☆オリエンテーション★
4つのグループに分かれ、
・トピック
・方法論
・ファシリテーション
・共同参加者
について話し合いました。
グループに分かれ、それぞれ一つのテーマについて話し合います。
話し合いの結果を各グループが発表…
と、その前に、
各グループチア(応援の掛け声)を作り、発表しました!
各チーム、盛り上がったところで話し合いの結果を発表
トピックス。みんなが気になっていることや、学びたいテーマについて考えました。
こちらのグループは方法論や手法について考えました。
ゲーム、アイスブレイカー、ロールプレイなど専門用語がたくさん出ています!
こちらのグループはファシリテーションについて。
ファシリテーション、物事を容易にしたり円滑に進めるための技術の一つです。
普段ストリートエドゥケーションや様々なミーティングで、ファシリテーションに触れることの多いこども達。
たくさんのアイディアが出ていました!
自分達自身が、参加者として、またそれぞれの共同参加者としてどうあるべきかについて話し合いました。
TATAG代表より、話し合いの評価とトレーニングの目的についてのお話
各グループ発表後は、TATAG代表ビルさんよりコメントがあり、またこのトレーニングについての説明がなされました。
続いてのアクティビティはディスカッションです。
テーマは「こどもって何?こどもって誰?」
こどもって?家族って?社会って?とみんなで話し合い、各グループで発表しました。
各グループの発表の様子
こちらのグループでは、年齢的にこどもとされる人たち。
年齢的には大人とされているのに、こどもの考えを持つ人たちと、
こどもと言っても色々な人がいると発表しました。
たくさんのアイディアが出ました!
「こどもは、家族にとっての励みであり、癒しである。
こどもや家族は、社会にとっての希望である。」
という名言まで飛び出しました
こども達の発表を受けて、アディンさんからのコメントとストリートチルドレンについての講義が行われました。
アディンさんは以前のストリートエドゥケーターで、現在はフィリピン国内でプログラムコーディネーターとして活躍しており、様々なトレーニングや啓発活動を行っています。
「ストリートチルドレン」について理解を深めたところで、
続いてのアクティビティはロールプレイです!
実際にTATAGの活動するオロンガポ市内で起こったことを基に、
こども達が路上にいてさらされる可能性のある危険について、
各グループ簡単な劇を作りました。
人身売買について発表するグループ
外国人が多く出入りするオロンガポ市内では、未成年の人身売買や売春が存在するそうです。
高速バス内での出来事について発表するグループ
高速バスでは、キャンディーやピーナッツなどを車内に売りに来ます。
その中でタバコを未成年に販売したりすることもあるそうです。
また、薬物の売買が行われたという事件もあったそうです。
トレーニング1日目最後のアクティビティはブレインストーミング&ディスカッションです。
路上にいるこども達が抱えている問題について、書き出しあうことで、整理をしていきました。
誰が?なんで?問題解決のための活動は??
ストリートエドゥケーターは、路上や地域内等で働くこども達がトレーニングを受けてなります。
今回の参加者のほとんども、現在働いているか、以前に働いた経験を持っています。
そのため、路上にいるこども達の現状についてよくわかっています。
それぞれの経験を基に、みんなで路上にいるこども達の問題について整理し、話し合いました。
ぎっしり詰まった1日目のアクティビティを終えると、みんなダッシュでプールへ
アクティビティに参加しているときの真剣な顔つきはどこかへ行ってしまい、笑顔、笑顔、笑顔
泳いで歌って踊って騒いで、泳いで歌って踊って騒いで…
夜はみんなぐっすりと眠りました
以上、ストリートエドゥケーター育成トレーニング1日目の報告でした!
ハッピーハロウィーン!(パート3:作品発表)
さて、いよいよハロウィーンパーティーについての報告も3回目!
作品発表についてご紹介したいと思います!
まずはグループ1の発表です
グループ1①
グループ1は会場の装飾と仮装で、おばけの森を表現しました!
ある男の子がふとおばけの森に迷い込んでしまったという設定です。
グループ1②
とても上手に表現できています。
ダンボールで作ったタバコに炭を入れて煙を出しています。
煙の漂う空間がなんとも不気味です!
死体の心臓をおいしそうに食べる悪魔。
仮装、表現力ともに満点ですね
かなり凝った装飾や仮装で、とっても怖い不気味なお化けの森を表現していたグループ1でした。
さて、続いてはグループ2の発表です!
グループ2はストーリー仕立て、演技派の作品です!
こちら手前左側の2人が、右側の2人に森にピクニックへ行こうと誘っています。
グループ2②
ところが、今日はハローウィーン。
お化けや怪物に捧げるために2人が選ばれたのでした!
魔女によって捕まってしまった2人…
森では、お化けや怪物がおなかを減らして待っています!
しかし、2人を森に誘い出した2人のうち1人が、友達をつらいめにあわせたくないと、魔女達と戦い逃がします。
無事に脱出成功!
といったストーリーでした!
さて、いよいよ最後の発表
グループ3の発表です!
グループ3①
グループ3の装飾、かなり凝っていますね。
トイレットペーパーを細くちぎって製作した蜘蛛の巣が、かなりいい味出しています。
グループ3の作品は、ハロウィーンの夜に森でお化けたちがパーティーをするという設定です。
みんなでとれたての血(実際はストロベリージュース)を飲んでいます!
続いては、ミス&ミスターハロウィーンのご紹介です
女悪魔とちびっこ悪魔に扮したグループ1の彼等が今年のミス&ミスターハロウィーンに決定しました!
彼女の魔女の仮装には、誰もが絶賛していました!
死神と魔女に扮したこちらの2人!
死神に扮しているのはエドゥケーションでもいつも元気いっぱいの男の子。
テンションの高い死神がいると話題になっていました!
最後はみんなで記念撮影
作品発表優勝!グループ2!!
こども達の真剣な演技やストーリー、リアルな仮装が評価され、見事第一位に輝きました!
作品発表第2位!グループ1!!
惜しくも1位は逃したものの、リアルな仮装や演技力、発想豊かな構成が評価され第2位に選ばれました。
作品発表第3位!グループ3!!
とっても凝った装飾を製作したグループ3!第3位に選ばれました。
本番、演技に集中せず笑ってしまった子がたくさんいたことが減点の対象になってしまいました。
やっぱりフィリピンでもお化けは笑わずに怖いというイメージなんですね。
もっと明るい楽しいテーマであれば、このチームは間違いなく高得点を得られたでしょう!
陰でこども達を支えたエドゥケーターとボランティア!…とおばけ
こども達をまとめたり、材料を用意したり、こども達の化粧をしたり…と、とにかく大忙しでした!
もちろん材料の予算の管理や買い物はすべて彼等が行っています!
「こども達、楽しそうでしょ?」
「こうゆうのいいよね。こども達がすごく嬉しそう!」と言う彼等。
しかし、
一番楽しそうないい顔をしていたのは、誰よりもこども達のことを想っている彼等かもしれませんね。
以上、3回に渡ってハロウィーンパーティーの様子を報告しました