みんなでパン屋さんごっこ
こんにちは!フィリピン事務局やすえです
先日オロンガポ市内のジープニー(乗り合いバス)の値上げについて紹介しましたが、交通運賃の値上げはどんどん広がっています
フィリピン事務局のあるカスティリヤホス市から、ニニョスやタタッグのあるオロンガポ市までは、ジープニーかミニバス(日本の中古バスをフィリピン用に直したもの)に乗って行きます。
ついに、カスティリヤホス市⇔オロンガポ市間の公共交通機関の運賃も値上がりしてしまいました
ジープニー 18ペソ(≒45円) → 24ペソ(≒60円)へと値上げ
ミニバス 20ペソ(≒50円) → 23ペソ(≒57.5円)へと値上げ
どちらも大幅に値上がりしてしまい、市民同様、事務局にとっても大打撃となりそうです
これは日本を含め、他国と同様、ガソリンの値上がりによる影響だと言われています。
さて、次々に値段が上がっていき頭が痛くなってしまいますが、そんな日こそほのぼのとしたニュースをお届けしたいと思います
ニニョスに行ってみると、こどもが私のもとに駆け寄ってきました
「写真を撮ってください」
口唇裂・口蓋裂の手術待ちの子も来ていたため、センターはいつも以上に賑やか。
そして、なぜか顔が真っ白なこども達!!
一体なぜ??
実は、小麦粉をこねてパン屋さんごっこをして遊んでいました。
現在ニニョスに1ヶ月間ボランティアで来ているイギリス人の看護師さんのアイディアだそうです
楽しそうにパンをこねるこども達
*動画再生の際は、画面左下の三角の再生マークを押してください。
僕の作るパンはおいしいよー!
みんなすっかりパン屋さんになりきって、生地をこねていました。
と言っても、これは粘土の代わりとして小麦粉を使用。
実際にパンは焼きません。残念…
真剣にこねる子もいれば、ふざけながら楽しむ子も…
こういった作業をするとき、こどもの個性がよく出ています
みんなでワイワイ楽しみました
キャンパーにお馴染み、ジェニファーのお隣は新メンバーのネリーです
冗談を言い合ったり、笑いながら、わいわいみんなが生地をこねているその端で、
一人真剣にもくもくと生地をこねる子がいました。
08年春キャンパーにはお馴染みのエースです
顔は真っ白だけど、目は真剣です
真っ白な顔をみんなに笑われながらも、本人は必死、せっせと一生懸命生地をこねていました。
そんなエースに悲劇が!!!
「ちょっと、ちょうだーい!」
お兄ちゃんとお姉ちゃんにからかわれるうちに、「ちょっと」と言いながらどんどんとられてしまい、結局一生懸命こねた生地を全部とられてしまいました
反抗もできないちっちゃいエースは机の下で泣いてしまいました
そこに、ちょっとお兄ちゃんのジャンビー登場!
「みんなで一緒に取り返しに行こう!」と声をかけ、エースを机の下から呼び出しました
仲間ができ元気を取り戻したエースはダッシュでお兄ちゃん達のもとにむかい、無事生地を取り返しました!
おまけにお兄ちゃん達の分も全部とってきちゃいました
これでもう安心。
再び集中して生地をこね始めました。
と、思いきや!!!
さっきは助けてくれたジャンビーが、今度はエースから生地をとっていました!(笑)
ちょっぴり小さくなってしまった生地に、ちょっとがっかりな様子のエースでした。
その側でジャンビーは「このパン何色?もっとこねたら何色に変わるかな?」と嬉しそうにこねていました
最後はまたみんな仲良く遊び始めました!
ちょっとした悲劇(?)に見舞われたエースでしたが、最後はお兄ちゃん達と仲良く一緒に生地をこねて遊んでいました
ニニョスに海賊登場
生地はこねるだけでなく、顔や体に貼ったり、ボールのように投げあったりと、色々な使い方をして遊んでいました。
さすが「遊びの天才」のこども達ですね
作ってみよう!カモティチップス
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
最近こちらのブログでも、フィリピン国内の物価高騰についてお知らせしておりましたが、
燃料費の値上がりの影響を受け、ついに今週水曜日より、交通費も値上がりされました
オロンガポ市内では、ジープニー(乗り合いバス)の運賃がすべて0.5~1ペソ増。
初乗り運賃は7.50ペソ(約18円)から8ペソ(約20円)へと値上がりしました。
日本円にすると約2円の違い。
しかし、毎日利用する公共交通機関の値上がりは、塵も積もれば山となり、家計に大きな負担を与えます
相次ぐ値上がりが落ち着くことを願うばかりの毎日です
さて、本日より新しいカテゴリーを設けました!
「タタッグ:レシピ紹介」
です
タタッグでは、ストリートエドゥケーションで配給する栄養のあるおやつや、こども達や母親のトレーニング開催時のお昼ごはんやおやつなど、料理をする機会がたくさんあります。
決められた予算の中で、どれだけおなかと舌と気持ちを満たすことができるかが、腕の見せ所
コミュニティー・オーガナイザーのお母さん達や、ストリートエドゥケーターが、工夫を凝らしながら料理しています。
そんな料理のレシピを、このブログでも紹介してみたいと思います。
ただし、タタッグでは大概20人~100人を対象に料理をしますので、材料は多め。
味付け等はお母さん達の経験に基づく目分量。
また、時には現地でしか手に入らない材料が必要、なんてことも…
その辺はフィリピンということで、ご愛嬌でご了承願います
今日のレシピは、「カモティ・チップス」です
本日の料理の先生は、キャンプやツアーでお馴染み、コミュニティーオーガナイザーのアテジョとアテローリーです。
☆材料☆
・カモティ(キャッサバ→日本のさつまいもに似ています) 4kg
・ブラウンシュガー 適量
・油 適量
①カモティの皮をキレイにむきましょう!
日本の里芋のような皮に包まれたカモティ。
一つ一つ丁寧に皮をむきましょう。
おさつやポテトチップスのイメージで、カモティを食べやすい大きさにスライスします。
③切り終わったカモティは水につけましょう!
カモティは水に浸けると少し灰汁が出てきます。
また、変色を防ぐためにも、切った後は水につけておきましょう。
④カモティを油で揚げましょう!
油が十分あったまったら、カモティを揚げます。
このとき、油に一緒にブラウンシュガーを入れます。
ブラウンシュガーは、ほんのり甘いカモティチップスになるための秘訣です
お好みの量を入れましょう。
油の中に沈むので、カモティにからませるように、下からすくってかけましょう。
4キロのカモティはなかなかの量。
疲れたら交代しながら、揚げ続けましょう。
ちなみにコミュニティーオーガナイザーは、「奨学生」や「支援先地域」についてミーティングをしながら、交代で揚げていました。
⑦おいしいカモティチップスのできあがり
揚げた後は十分油をきりましょう。
狐色になったらおいしく揚がった証拠です
⑧冷めないうちに、おいしくいただきましょう
カリっとした、サクッとした食感をアツアツのうちに楽しみましょう
ほんのり甘い優しい味が口の中いっぱいに広がります
コミュニティーオーガナイザー、リーダーのアテマルーも大満足の仕上がり
今回は約20名のスタッフやこども達のおやつとして出され、完食されました
以上、ちょっぴりアバウトなカモティチップスの作り方紹介でした
次回のレシピ紹介をどうぞお楽しみに
カラックラン地域にお手紙が届きました!
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
フィリピンの日本語ニュースを読んでいて気付いたのですが、どうやら事務局のあるサンバレス州は先日の台風により大きな被害を受けていたようです
日本でもそのような報道がされていたと耳にしました。
私自身、その日は建物の中から出ないようにしたので、あまり気付きませんでしたが、
言われてみると、事務局のあるジャイラホーム(孤児院)内の木も何本か倒れているし、
街に出ても、倒れてしまった木を見かけます
ですが、当会の支援先での怪我人等、台風による被害は出ておりませんので、ご安心ください。
ただし、気になるのは今回の台風による農作物等の物価への影響…
ただでさえ物価が高騰し、頭を悩ませる日が続いております。
大きな影響がないことを、願うのみです
さて、先日キャンプやツアーのホームステイ先としてお馴染みのカラックラン地域で暮らす家族より、
「日本から手紙が来たよ!」との連絡を受けました。
2月のスタディーツアーに参加し、ホームステイをした方からお手紙と写真が届いたそうです。
こども達は大喜びでした
この地域のこども達は、小さい子から大きな子まで、とにかく遊ぶのが大好き!
日本人の訪問者が来ると、みんな大喜びでゲームや質問攻撃を始めます。
普段は8時前には寝るこども達も、夜遅くまで遊び続けています。
そんな姿を見て、こども達が楽しそうでよかったなぁーと思っていると、一人のこどもに質問をされました。
「日本人って、大人になってもこどもみたいに遊ぶの??
日本人のお姉ちゃん達は、いっつも私達と同じゲームで楽しそうに遊ぶんだよ。」
あまりにも真剣な顔で質問されたので、つい思わず笑ってしまいました
たしかに、ツアー参加者や、キャンパーはこどもが好きな人がたくさんいます。
さらに、フィリピンではどこに行ってもたくさんのこども達が、
目を輝かせながら「遊ぼう!」と誘ってきます
すると日本人の学生も、汗をかきながらも、疲れを吹き飛ばしてしまうほど、本当に楽しそうにこども達と走り回って遊んでいます
しかし、やはりそんな人達も、日本に帰れば、なかなかそのようにこどもと遊ぶ機会は少ないそうです。
だからこそ、フィリピンで楽しそうに一緒に遊んでくれる日本人の姿は、この子達の目に、本当に遊ぶことが好きな人なんだと、映ったのかもしれませんね。
もしこの子が感じたとおり、大人もこどもと一緒に真剣に楽しんで遊ぶような習慣がある国だったら、なんだか楽しそうでいいなーと思いました
おまけ
最近のカラックランのこども達の様子を写真で紹介します
ちょっぴり大人になったビンビンとママ
小学生によく間違われるビンビンも、最近表情が少し大人っぽくなってきました。
また、先月のサマーキャンプに参加して以来、ストリートエドゥケーションに顔を出すなど、少しずつこどものための活動に興味を持ってきているようです
ちなみに、お姉ちゃん(長女)が先月結婚しました
現在はカラックランの実家と、旦那さんの実家を行き来しているようです
2007年9月ニニョスタタッグキャンプ中に産まれたミカちゃんも、こんなに大きくなりました!
孫にはとっても甘いおじいちゃん。
最近はERPAT(TATAG支援先貧困地域のお父さん達のグループ)のリーダーとして活躍しています
海沿いでお昼寝をしていた寝起きのマイクマイク
写真撮影を断固拒否しましたが、お母さんやおじいちゃん達に、
「妹と一緒に撮ってもらいなさい!」と説得され、渋々撮らせてくれることに。
しかし、まだまだママにべったりなミカちゃん。
お兄ちゃんにだっこされた途端、号泣してしまいました
すっかりおしゃべりになったやんちゃなマイクマイク。
おばあちゃんに、「あー寝起きで恥ずかしいねー」と言われると、
「おばあちゃん、チビー!」と反撃していました
しかし、ほんとはおばあちゃんが大好きなマイクマイク。
先日おばあちゃんが用事でTATAGのオフィスに出かけようとしたとき、自分も一緒に行く!と準備を始めたそうです。
ただし、残念ながらその日は、こども達が運動会で着るユニフォームを作る仕事をまかされていたため、一緒には行けないと断ったそうです。
すると、
「おばあちゃん、くさーい!おばあちゃん、くさーい!」と、
またもや反撃に出たそうです
その日結局遅くまで事務所で作業をしていたおばあちゃんは、マイクマイクにお菓子のお土産を持って帰りました
以上、お手紙が届いた報告と、カラックランの最近のこども達でした。
お手紙を送ってくださった、2月スタディーツアー参加者の方、家族のみなさんに代わりまして、どうもありがとうございました!