アクセスできれば成功できる!!
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
日本では、この夏のワークキャンプの事前研修が昨日今日と行われていました。
去年の事前研修には私も帰国し参加しましたが、今年は事務局でお留守番
一体どんなメンバーが集まり、どんな話をしてるんだろう
どんなキャンプになっていくのかなー?とわくわくしながら、
一人パソコンに向かっています
さて、今回は前回のブログの続きです
ニニョスパグアサセンターで手話の先生をしているメリアン先生は、
給料日に給料も受け取らず、どこへ行ってしまったのでしょうか??
あ、メリアン先生発見

市役所の売店でメリアン先生に会うことができました。
でも、こんなところで一体何をしてるんでしょう?
実は、フィリピン国内では、7月17日から23日までの1週間、
「第30回全国障害防止&社会復帰支援週間」を開催中。
身体的や精神的に障がいを持つ人達が、
社会の中で自分らしく活躍していけるように、社会全体で考えようという週間です。
今年のテーマは、昨年に引き続き
「KAPAG MAY ACCESS, MAY SUCCESS!」=アクセスできれば成功できる
「障害」は、誰かが生まれ持って与えられたものや、
その人が作り出したものではなく、社会が作り出しているもの。
みんなで「障害」を作り出さないように努力していこう。
そして、障がいと向き合い生きている人達が、
今以上に積極的に活躍できる社会を一緒に作っていこう。
社会や自分の夢、そこに関わって行く道さえあれば、チャンスさえあれば、
障がいを持つ人達も必ず成功でき明るい未来が待っている
そんな想いがこめられています。
今回その一環で、市役所内の売店で、
ニニョスのライブリフッド事業商品を1週間販売できることになりました!
メリアン先生は販売担当として、ニニョスプロダクツを販売していたのでした
それでは現在販売中のニニョスプロダクツを紹介したいと思います
新商品ココナッツたっぷりのマカロンも販売中!!
前回のブログでも紹介したニニョスの新商品。
ココナッツの香ばしさと
コンデンスミルクのやさしい甘さがやみつきになる、手づくりマカロン!
甘いものが大好きなフィリピン人には大人気の商品です
大人気ニニョスといえばこれ!手作りマンゴージャム
ワークキャンプなど、ニニョスに訪問し、一度口にした人は必ずそのおいしさに惚れてしまう!という噂の(?)マンゴージャムです。
現在雨季のフィリピンでは、マンゴーは品薄で値段もかなり上がっています。
そんな季節にこそ、ニニョスのジャムでマンゴーを楽しみましょう
デザイン一新ニニョスオリジナルTシャツ
おなじみニニョスオリジナルTシャツのデザインが新しくなりました!
色も種類が豊富でとってもカラフル
バッグプリントは、今まで同様
手話のアルファベットと点字のアルファベットの2種類があります!
こちらもデザイン、材料一新!手作りビーズアクセサリー
アクセサリーはどれもメリアン先生のアイディア&手づくりです
現在販売中の最新アクセサリーを紹介します
ゴールドラメ入りのハートと、色がキレイなビーズのネックレス
これら商品はセンター内サリサリストア(雑貨屋さん)でも販売中
ココナッツマカロン、マンゴージャム、オリジナルTシャツ、手づくりアクセサリー、どれもセンターの自信の商品です
アクセス(販売先確保)できれば、成功できる!
センター運営のための収入源確保にむけ、チャレンジは続きます
ニニョスでお菓子づくり…?
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
今日はまた台風の警報が出たため、小・中学校には休校の指令が出されました
事務局のあるジャイラホームでは、
こども達が朝から嬉しそうに外を走り回ったり、のんびりしたり。
私はと言えば、
TATAGとのミーティングの約束もあるし、ビザも今日で切れてしまうため、
ジープに乗って1時間先のオロンガポ市まで行かなければ…
さらに、
6月より当会でニニョスの手話の先生の給与支援が始まり、今日はその給料日。
でも台風が来るなら
ニニョスの授業も休みなのだろうか…などなど朝から考えていると、
「台風なんて来ないわよ」とタタッグのスタッフから連絡が入ったため、
オロンガポ市へと出かけることにしました
ミーティングやビザの更新を終わらせニニョスに行ってみると、
いつもはたくさんいるこども達がまったく見当たりません
「やっぱりニニョスも休校かぁ…」と思いながら中に入り、
オフィスのドアが開いていたので、入ってみると…
スタッフが一生懸命何かを作っていました。
「あー、手話の先生があなたを探してたわよーー!!でももう出かけちゃったわ」
と私を見かけたセンター長のセリーさんが声をかけてくれ、会話を交わしました。
(ちなみに当会で給与支援を行っている手話の先生とは、
キャンパーにはお馴染みのメリアン先生です!)
ところで一体何をしているのかと聞いてみると、、
答えは「マカロンづくり」でした
どうやら、センターの新しいライブリフッド事業として、
フィリピン名産のココナッツをたっぷり使ったマカロン作りを始めたそうです
ということで、突然ですが、
ニニョスパグアサセンターのマカロン作り講座
材料:約30個分
・マーガリン もしくは バター 3本
(量は多ければ多いほどおいしい!by ニニョススタッフ)
・卵 12個
・ベイキングパウダー 大さじ3
・砂糖 1kg
・コンデンスミルク 5缶 (1缶300ml)
・小麦粉 500g
・乾燥ココナッツ 1kg
・水 コップ1杯
①まずは、マーガリンを溶かしなめらかに混ぜます。
②卵を割って溶きほぐし、①のマーガリンと混ぜ合わせます。
③ ②の中にコンデンスミルクを入れ、混ぜ合わせます。
と、ここでもう一人の手話の先生ラリーさんの登場です。
最近は大学に復学することが決まり、勉強をしながらニニョスで先生をしています
お手伝いをしながら手話でおしゃべり中のようす。
ちなみに、缶についたコンデンスミルクは、水を少し入れ、
すべてキレイに使い切りましょう!
④ ベイキングパウダーを入れ、砂糖を少しずつ入れながら混ぜていきます。
⑤ ④がキレイに混ぜられたら、小麦粉をダマにならないように
少しずつ入れ、なめらかになるように混ぜ合わせます。
「本当はミキサーを使えばいいんだけど…」とスタッフ。
「どうして使わないの?ミキサーはどこ?」とセリーさんが質問すると、
「私達のミキサーはこの私の腕よ」とスタッフ。
ミキサーよりも気持ちがこもり、おいしくなる秘密です
⑥ 乾燥ココナッツを入れ、全体的になめらかになるように混ぜ合わせます。
と、ここでセンター長のセリーさんの登場!
「あたしのミキサーを見てなさい」とノリノリで始め、
「いいエクササイズになるわよ!」と盛り上がりました
⑦アルミの型の上に、包み紙を乗せ、
それぞれ半分ずつくらいまで生地を入れていきます。
⑧ 250度に温めたオーブンで、こんがり狐色になるまで焼きます
コンデンスミルクのやわらかな甘さがやみつきになるココナッツマカロン。
みなさんもお試しあれ!
フィリピンにお越しの際は、
ぜひニニョスパグアサセンターでその味を確かめてみてください
…ところで、給料日のメリアン先生はどこに出かけたのでしょう?
次回に続きます
ゴミがこどもの夢を叶える!リサイクルバッグの製作・販売開始!
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
ひさしぶりの更新で申し訳ありません。
最近こちらはすっかり雨季に入り、毎日雨が降っています。
蒸し暑くなったかと思うと、雨が降って急に気温が下がるこの季節
体調を崩し風邪をひく人が増えています
日本でもそろそろ梅雨が明け、夏になろうとする季節。
みなさんも季節の変わり目の体調の変化には十分お気をつけください!
さて、今回も前回に引き続き新しい企画の紹介をしたいと思います!
日本では、環境問題がを主要議題とされる洞爺湖サミットが開催されることもあり、最近では環境問題に対する意識が高まっているのではないでしょうか?
環境問題は世界中一人一人が抱える問題であり、一人一人の意識改革が必要です。
個人でできるはじめの一歩として、タタッグが支援する貧困地域で始まった、ジュースの空きパックを再利用して作ったリサイクルバッグを紹介します
完成したバッグを前に笑顔のお母さん
捨てられたゴミから作られたこのバッグの売り上げは、貧困地域で暮らすこども達や路上で働くこども達の奨学金支援に使用されます。
さて、このリサイクルバッグが一体どのようにして作られているのか見てみましょう!
まずは、近所の学校のセキュリティ兼清掃係の人と話をし、
こども達が捨てたジュースの空きパックを集めてもらうよう約束をしました。
手ごろな価格で購入できるアルミパックのジュースは、暑い国フィリピンではこども達に大人気です。
学校や公園など、人が集まるところには、よく捨てられた空きパックを見かけます。
ここの学校(小中総合学校)では、指定のゴミ箱にパックを捨ててもらい、係の人が中をキレイに洗い干して乾かしてくれます。
お母さん達にとっては、パックを収集し洗う作業が省け、清掃係のおじちゃんにとってはちょっとしたこづかい稼ぎになり、
一石二鳥のようです
いつも笑顔が絶えないお母さん達
キャンプやスタツアのホームステイ先として、すっかりお馴染みのカラックラン地域。
この地域にバッグの作り方を知っている人がいるため、まずはここから始まることになりました。
とにかく明るいお母さんが多いこの地域。
空きパックを購入するだけでも、とにかく笑い声が止まることはありません。
分類されたアルミパック
購入したパックは、種類別に分け、また傷や穴がないかをチェックします。
キレイな物はバッグの表に使用します。
傷みがある物も、もちろん無駄にはしません!
バッグのハンドルに利用されます
ミシンでパックを縫い合わせます
現在TATAGメンバーの中でミシンを所有する人がいないため、メンバーの親戚からミシンを借りて製作しています。
親戚のおじさんは裁縫の仕事をしているプロです。
そんな機械を壊してしまっては一大事
糸がからんだり何かトラブルがある度に、一旦作業を中止し、ミシンの持ち主の帰りを待ち、問題解決したら再び作業を開始するという状態が続いています。
完成したバッグを手にする、バッグを作ったお母さん
3人のこどものお母さんのルルさん。
大学生と中学生の息子はTATAGから奨学金をもらって学校に通っています。
家では、お菓子や缶詰、ちょっとした日用品を販売するサリサリストア(雑貨屋さん)を開いています。
「今回日本からバッグのオーダーが入り、親戚のおじさんに教えてもらい、初めてバッグ作りに挑戦しました。
ここカラックラン地域は、貧困地域として知られているように、生活はとても厳しいです。
そのため、今までも支援を受ける一人としてTATAGのメンバーとしてこども達のために活動してきました。
今回自分にできる何かが見つかったことがすごく嬉しいです!
色々思考錯誤もありましたが、作業はとても楽しかったです!
また、自分が作ったバッグが日本へ行き、たくさんの人の手に渡ると思うと、とてもわくわくします!」
とバッグを作ってくれたルルさん。
今後オーダーが増えれば、彼女が指導者として地域内のお母さん達に作り方を教えていきます。
それでは、現在ACTION日本事務局内チャリティショップで販売中のデザインの一部を紹介します
キャンパーに「スタイルがいい!」と褒められるメリアンが、今回バッグのモデルをしてくれました
学生におすすめ雨の日も安心のファイルケース
マチはジュース1パック分ゆったりと取られているため、教科書やノートなどもすっぽり入ってしまいます。
このファイルケースを使うことで、周りの学生にも環境問題や貧困問題について紹介してみませんか
また、バッグのサイズは現在3サイズ+インパクト大の特大バッグです。
それぞれ1パック分マチがついています!
中バッグ(3×2パック)
全て手作りですので、世界に1つしかないバッグ!
今回プラス!のりんご味のみの紹介ですが、デザインは色々あります。
ぜひお気に入りのバッグを見つけに、ACTIONチャリティショップまで遊びに来てくださいね
バッグ製作者のお母さんとその家族
「フィリピンの環境とこどもを助けてくれるこのバッグ。
ひとつひとつ思いをこめて、丁寧に作りました。
日本のたくさんの方に、このバッグと、私達の活動、フィリピンの現状を紹介できたらいいなと思います。」
とバッグを作ってくれたルルさんからのコメントでした!
このバッグがたくさんの方の手に届き、こども達の夢が叶いますように!
バッグや小物等に関する意見やアイディアお待ちしております