ただいまニニョス!
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
こちらフィリピンでは、最近毎日雨が降り、ついに雨季に入ったように思われます。
しかし、毎日雨が続き、何かと不便な雨季の始まりには、みんな気が重い様子…
「雨季が始まったね」とは言わず、「雨季が始まったのかな」と言い続けています
さて、今日はひさしぶりのニニョスこどもニュースです
1年ほど前、ニニョスを離れて家に帰っていた、以前のキャンプで人気者だったジェイマークが、ニニョスに帰ってきました!
2007年春のニニョス・タタッグキャンプでは、なぜか「女の子疑惑
」が出てしまった彼ですが、
すっかり男の子っぽく成長して帰ってきましたよ
背も伸び、すっかりお兄さんぽくなったジェイ・マーク。
今でも素敵な笑顔とあの笑い声は健在です
ニニョスの外や中を、元気に走り回っていました
現在夏休み中のニニョスでは、多くのこども達が、自宅に帰っていて、なんだかいつもより静かな感じがしました。
と思いきや、いつものお馴染みメンバーはお昼寝中なだけでした
では、センターの他の人気者達の最新の笑顔をお届けしましょう
やっぱりいたずらとごはんが大好き
現在ニニョス1やんちゃっ子のエース!
一緒に暮らす仲間にいたずらをしては、嬉しそうに笑っています
2008年春キャンプでは、キャンパーが作ったおだんごを、おいしそうにもりもり食べてた彼ですが、今もご飯は人一倍!!
もりもり食べています
ニニョスのアイドルと言えば、彼女
キャンパーにいつも愛されているアイドルと言えば、やっぱりジェニファー!
満面の笑みと、会うとすぐにハグをしてくれる愛らしさは今も健在ですよ
手話もタガログ語も英語もわかる、ニニョスの中の頼れる通訳
ニニョスの中では、目の見えない人や、耳の聞こえない人、色々な人が協力し合って生活しています。
笑顔と明るさが大人気のジャンジャンは、
手話もタガログ語もわかるため、いつのまにかみんなの通訳として活躍するようになっていました
新入りの彼女も元気ですよー
キャンパーにはお馴染みのデイジー。
娘さんのデニースちゃん、こんなに大きくなりました!
「あの人一体何歳なんだ?!」なんて噂もよく飛び交っていましたが、
今じゃすっかり娘をあやす姿も様になるママさんです
ママにそっくりで、ぱっちりなおめめがかわいいデニースちゃん
たくさん眠って、いっぱい食べて、すくすく育ってくださいねー
サマーキャンプ②:体のパーツを動物と交換してみよう!
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
まだまだ乾季のフィリピン…のはずですが、最近毎日雨が降り、すっかり雨季を思わせるような天気が続いています
事務局があるジャイラホーム(孤児院)も、つい先日まで地面はどこまで広がる火山灰で真っ白だったのですが、すっかり芝生が伸びてきました
さて、今回は先日行われました、タタッグのサマーキャンプのご紹介の続きです。
今日は「体のパーツを動物と交換してみよう!」というアクティビティを紹介します!
このアクティビティはセルフアウェネス(自己発見)というカテゴリーに分類されるアクティビティーです。
(◆セルフ・アウェアネス(自己発見)
→参加者が自分自身について見つめなおし、自信を持ったり改善点等を見つけられるように促していく活動)
方法は、参加者がそれぞれ、自分の体のパーツをどの動物と交換したいかを考えるというものです。
まずは、進行役のエドゥケーターの説明をしっかり聞きましょう!
グループ内のメンバーの年令は様々。
小さな子が理解できない場合には、年上の子がゆっくり説明してあげていました。
さぁ、作業開始
用意された色々な動物のコピーから、自分の体と交換したいものを選びます。
それぞれを切り取って組合せ、一つの体、自分自身を作ります。
今回は「頭」「手」「足」と交換するパーツが指定されました。
作業中の目つきはまさに真剣そのもの
「あーでもない、こーでもない」とそれぞれ真剣に考えながら作業をしていました。
それもそのはず。
選んだ動物が自分の体のパーツになるのです。
せっかく交換できるなら、一番しっくりくるものを選ぼう!と一生懸命に考えていました。
ワークキャンプでいつもキャンパーの人気者の彼は、
頭→象
手→ねずみ
足→チーター
を選びました。
ねずみは、汚い、煩わしいといったイメージがフィリピンではあるそうですが、彼は、ねずみは一生懸命食べ物を探していると考えているそうです。
自分もねずみのような手を持って、食べ物や仕事をたくさん手にいれたいそうです。
また、チーターのように足が速くなって、色々な仕事をつかめるようになりたいそうです。
ストリートエドゥケーション等でリーダー役を務める彼。
頭:ふくろう
手:鷹の翼
足:犬
を選びました
ふくろうはすごく頭がいいので、勉強を一生懸命して、人生で成功したいそうです。
また、勉強だけじゃなく、色々な場面で冷静に考えたり、いいアイディアを考えれるようになりたいそうです。
そして、鷹の翼で大きく羽ばたいて夢を叶えたいそうです。
その後に、「交換した動物のパーツはあなたにとって役に立ちますか?」という質問がされ、それぞれグループで話し合いました。
どのグループからも「役に立つ」という答えが返ってきました。
勉強のため、仕事のため、夢のため、動物の体には、自分達に必要な力がたくさん備わっているそうです。
それを組み合わせると、見た目はおかしくなってしまいます。
それでも、大事なのは見た目じゃない。
動物のいいところを取り入れられるように、自分達の力を伸ばしていきたい。
と話していました。
そう、答えにもあるように、確かに「かっこいいから」「かわいいから」という理由で選んでいる子はいませんでした
参加者であるこども達の考えの深さに、とても驚かされるアクティビティでした!
TATAGサマーキャンプ開催
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
こちらフィリピンでは、最近米不足が深刻な問題になっています
以前は、近所の市場で売られているお米は通常一番安いものが1キロ18ペソ(≒45円)だったのですが、現在では35ペソ(≒88円)と、2倍近くまで値上がっています。
「ごはんはたっぷり、おかずは少なめに」がフィリピンスタイルの食事だったのですが、最近は「ごはんを食べ過ぎないの!野菜を食べなさい!」なんて声を食事時によく耳にするようになりました
本格的な雨期に入る前に、少しずつでも値段が下がってくれるよう願うのみです。
さて、今回は4月16~18日に行われたTATAGのサマーキャンプのようすをご紹介したいと思います
路上で働いているこども達や貧困地域で暮らすこども達を対象に、バタアン州のファームランジャ宿泊施設にて、2泊3日間のサマーキャンプが行われました。
ストリートエドゥケーターによってリーダーの素質を見込まれた34名のこども達が参加しました。
また、7名のエドゥケーターはそれぞれアクティビティを担当し、キャンプのプログラムを組み立てました。
◆セルフ・アウェアネス(自己発見)
→参加者が自分自身について見つめなおし、自信を持ったり改善点等を見つけら れるように促していく活動
◆チーム・ビルディング(チームワーク形成)
→参加者同士がグループで行動し、チームワークや協力することの大切さ等を学ぶための活動
◆トラスト・ビルディング(信頼構築)
→参加者同士がペアやグループで行動し、お互いや自身を信頼することの大切さ等を学ぶための活動
◆シチュエーション・アナリシス(状況分析)
→参加者がある状況について話合いながら深く考え、起こってしまった事柄の原因等を分析し、解決の道を探っていく活動
など、様々なカテゴリーに分けてのアクティビティが行われました。
今回はまず自己紹介についてご紹介したいと思います。
ストリートエドゥケーターが「ただの自己紹介じゃつまらない!」と一工夫凝らしました。
「僕はみんなでジュースを飲むために、大きな氷を買ってきました!」
まずはみんなに自分の名前を紹介します。
次に、1人ずつこのキャンプのためにお土産を持って来る物を考え、その物を持っているジェスチャーをしながらお土産の紹介をします。
そして、次の人にお土産を渡し交代します。
次の人は受け取ったお土産に自分のお土産を追加し、どんどん持つものが増えていきます。
もう持ちきれないよぉー
お土産を入れるためのバスケットを持ってくる子がいたり、プールで泳ぐための浮き輪を持ってくる子や、ジュースを人数分買ってくる子もいたりと、34個の個性が溢れるお土産が集まりました
またフィリピンらしく(?)、バロットという孵化しかけの雛が入っているゆで卵を人数分持ってくる子もいました
この自己紹介、日本でやった場合、こども達はどんなお土産を持ってくるのでしょうか?
「ゲームボーイ」や「DS」など、ゲームを持って来る子もいたりして
日本でやってみてもおもしろそうなアクティビティですね。