TATAGサマーキャンプ開催
こんにちは、フィリピン事務局やすえです
こちらフィリピンでは、最近米不足が深刻な問題になっています
以前は、近所の市場で売られているお米は通常一番安いものが1キロ18ペソ(≒45円)だったのですが、現在では35ペソ(≒88円)と、2倍近くまで値上がっています。
「ごはんはたっぷり、おかずは少なめに」がフィリピンスタイルの食事だったのですが、最近は「ごはんを食べ過ぎないの!野菜を食べなさい!」なんて声を食事時によく耳にするようになりました
本格的な雨期に入る前に、少しずつでも値段が下がってくれるよう願うのみです。
さて、今回は4月16~18日に行われたTATAGのサマーキャンプのようすをご紹介したいと思います
路上で働いているこども達や貧困地域で暮らすこども達を対象に、バタアン州のファームランジャ宿泊施設にて、2泊3日間のサマーキャンプが行われました。
ストリートエドゥケーターによってリーダーの素質を見込まれた34名のこども達が参加しました。
また、7名のエドゥケーターはそれぞれアクティビティを担当し、キャンプのプログラムを組み立てました。
◆セルフ・アウェアネス(自己発見)
→参加者が自分自身について見つめなおし、自信を持ったり改善点等を見つけら れるように促していく活動
◆チーム・ビルディング(チームワーク形成)
→参加者同士がグループで行動し、チームワークや協力することの大切さ等を学ぶための活動
◆トラスト・ビルディング(信頼構築)
→参加者同士がペアやグループで行動し、お互いや自身を信頼することの大切さ等を学ぶための活動
◆シチュエーション・アナリシス(状況分析)
→参加者がある状況について話合いながら深く考え、起こってしまった事柄の原因等を分析し、解決の道を探っていく活動
など、様々なカテゴリーに分けてのアクティビティが行われました。
今回はまず自己紹介についてご紹介したいと思います。
ストリートエドゥケーターが「ただの自己紹介じゃつまらない!」と一工夫凝らしました。
「僕はみんなでジュースを飲むために、大きな氷を買ってきました!」
まずはみんなに自分の名前を紹介します。
次に、1人ずつこのキャンプのためにお土産を持って来る物を考え、その物を持っているジェスチャーをしながらお土産の紹介をします。
そして、次の人にお土産を渡し交代します。
次の人は受け取ったお土産に自分のお土産を追加し、どんどん持つものが増えていきます。
もう持ちきれないよぉー
お土産を入れるためのバスケットを持ってくる子がいたり、プールで泳ぐための浮き輪を持ってくる子や、ジュースを人数分買ってくる子もいたりと、34個の個性が溢れるお土産が集まりました
またフィリピンらしく(?)、バロットという孵化しかけの雛が入っているゆで卵を人数分持ってくる子もいました
この自己紹介、日本でやった場合、こども達はどんなお土産を持ってくるのでしょうか?
「ゲームボーイ」や「DS」など、ゲームを持って来る子もいたりして
日本でやってみてもおもしろそうなアクティビティですね。