パワーの源を届けました★
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
今日はフィリピンでは休日です
なんと、6日前に発表された突然の休日
大統領が少数派のイスラム教の人々に敬意を示すために、
イスラム教の記念日を国民の祝日としたそうです
というのも、2010年の11月16日は「Eid ul-Adha(イード・アル=アドハー)」
といって、イスラム教では宗教的な休日となっているそうなんです
(日本語では、「モスリム犠牲祭」と意訳されるそう・・・)
そんなわけで、突然の休日となったのですね
休日であることを忘れ、市役所に電気代を払いに行った私・・・
しっかり閉まっていましたー
突然休日が増えるなんて、これもフィリピンならではなのでしょうか・・・
さて、そんな今日は、10月下旬と11月上旬に
NINOSにバースデーカードを届けてきたので、
そのときのみんなの様子をご報告しようと思います
10月の後半は、19日にマーク、
21日にラリー先生のお誕生日がありましたー
マークはちょうどお家に帰宅しているところだったので、
直接渡すことはできなかったのですが、
ラリー先生にはしっかりと手渡してきました
いつもお手紙といっしょに小さなカップケーキを持っていくのですが、
(誕生日ケーキの代わりです・・・)
それをみたメリアン先生が、カップケーキの横に指をたてて、
「ほら、ろうそくだよー火消してー
」と
ラリー先生をからかっていました
いつも本当に仲良しです
ちなみに、この日は過去キャンパーからの
写真・お手紙のプレゼントも届けてきました
個人的にお手紙やアルバムをもらったアランはこの笑顔
&後ろでいたずらするラリー先生
そして、11月2日はジェイマーク、
6日にはジュリアンがお誕生日を迎えました
なかなか手話を覚えられない私・・・
この日もMJに教えてもらいながらたどたどしく
手話で「お誕生日おめでとう」を伝えてきました
いつもカメラを向けると緊張してしまうのか、
なかなか笑顔のジェイマークを写真にとることができないのですが、
この日はばっちり
みんなの服を洗濯中だったジュリアンも、
ニニョスの裏から出て来てくれ、
無事手渡すことができましたー
かわいいバースデーカードにジュリアンもにっこりです
ご飯を作ったり、洗濯をしたり、下の子の面倒を見たり・・・
とニニョスの年上の子たちは本当に働き者
ニニョスという大きな家族の中で、
お兄さん・お姉さん的な存在として、みんな頑張っています
そんなみんなのパワーの源の1つにはやっぱり、
ワークキャンプのときのキャンパーとの時間、
過去キャンパーからの写真や手紙のプレゼントなどがあるのだと思います
バースデーカードの企画に参加してくださったみなさん、
そして、アルバムやお手紙を送ってくださったみなさん、
本当にありがとうございます
これからもお手紙・写真などの配達人を
しっかりと務めていきますので、
引き続き、ニニョスっ子たちの応援をよろしくお願いいたします
写真やお手紙、どうもありがとう
フィリピン事務局
戸塚 真希
参加者みなさんからのお手紙
みなさまこんにちわ
2週間ほど一時帰国をさせていただいたゆいですが、
しっかり雨女ぶりを発揮させました
まず、出発前の大雨でスーツケースの中が濡れるというアクシデントに合い、
親には、「あんたから着いたって電話がきた瞬間から雨降ってきたわよ」と言われ、
台風もあり、晴れた日が皆無でした
でも、どうして雨女などできるんでしょうね
はい調べてみました
元々は、雨を降らす中国の祈祷師
(天候や個人の吉凶を占ったり、払い清めをしたり、呪術を行う人)で、
日本に伝えられた後「雨を呼ぶ迷惑な妖怪」に変わったとされているそうです
(参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A8%E5%A5%B3
、http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%E7%A5%88%E7%A5%B7%E5%B8%AB
)
ということは、雨女の人は祈祷師の生まれ変わりかもしれないってことですよね
それにしても、妖怪は失礼ですけど
さて、今回は、一時帰国中にツアー参加者からいただいたお手紙や写真を
届けに行った時の風景をご紹介します
ニニョスでは、(黄色い服の)アテエミーがみんなに分けてくれました
今回のブログとは全く関係ないのですが、
デニースの足に包帯のようなものが巻かれているのに気づきましたでしょうか
これは怪我をしているわけではないです
ACTIONのツイッターでもつぶやいたことがあったと思いますが、
デニースは生まれつき先天性内反足という病気を患っています。
そして、デニースのために治療費を集めてくださった方々のおかげで、
現在治療を受けることができています
ですので、全てが落ち着きましたらまたブログでお伝えしたいと思います
なので、もうしばらくお待ちを・・・
それでは、
次に、各ホームステイの地域に届けに行った時の写真です
大好きだった参加者の方々から送られた写真を見て、嬉しそうな子どもたち
みんな、「私のはないの」とすごい集まっていました
こちらは、わざわざ写真立てに写真を入れて送ってくれて大喜びのお父さん
アルバムに写真を入れてくださった方からの写真を見ているお姉さんたち
この後、ジャイラでも子どもたちに配ってもらい、
TATAGでもストリートチルドレンへ配ってもらいました
もらった子どもたたちやホームステイファミリーは、さっそく写真を見て、
「○○の顔見て!変だよ」「○○かわいいねー」「○○こんなことしてたんだよ!」
など、ずーっと参加者の方々のことを話していて、とても楽しそうでした
せっかく写真を配っても、「私も見る!」と言って、あちこちに写真が周り、
また配り直すということを何回もしていました
でも、それくらい嬉しいということが伝わり、私も日本へ帰国するときは、
しっかりみんなに写真やお手紙をあげてから帰ろうと改めて思いました
写真やお手紙だけでも本当に本当に喜んでくれるのにも関わらず、
わざわざアルバムに入れてくださった方もいて、本当に嬉しそうでした
現地の子どもたち、ホームステイファミリーは、いつもと言っていいほど、
参加者のみなさんのことを話しています
なので、そんなみなさんから届いたお手紙や写真は、
たった1枚でもとても大切にしています
会う度にその写真を見せてくる子どももいるくらい、大切にしています
みんなにとって、宝物のようなものになっているんだなーと感じました
日本へ帰ってしまうと、
なかなか忙しくて写真を印刷したり、手紙をかけないと思いますが、
現地の人々はいつまでも参加者みなさんとの想い出を覚えています
現地へ直接送るのは、届かないこともありますので、
日本事務局へ送ってくだされば必ず現地の人々へ届けます
ですので、まだ送っていない人や、これを見て思い出した人は、
現地の人々の宝物が増えるように、送ってもらえたら嬉しいなと思いました
今まで送ってくださった方、また何回も手紙を送ってくださっている方、
そして今回写真をくださった方、みなさん本当にどうもありがとうございました
フィリピン事務局
赤石ゆい
Street Play
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
11月に入りましたが、
こちらフィリピンでは暑い毎日が続いています
暑い日差しが照りつける中、
街を歩いていると聞こえてくるクリスマスソング
寒い季節のクリスマスしか経験したことのない私は、
なんとも不思議な気分になります
さて、今回は先月30日にTATAGの奨学生たちによって行われた、
ストリートパフォーマンスの様子をお伝えします
以前からブログでご紹介している通り、
10月はフィリピンでは「子ども月間」でした
それに合わせて計画された今回のストリートパフォーマンスは、
子どもたちが、路上でのパフォーマンスを通じて
自分たちのメッセージを街の人に伝えるというもの
ストリートエドゥケーターが中心となり、
小学生から大学生までのTATAGのメンバーによって企画・実施されました
10月に入ると毎週末、TATAGのオフィスで
演劇の練習をしている様子が見られるようになりました
ストリートエドゥケーションや
ECCDの先生たちのミーティングなど、
昼間はみんなそれぞれ別の予定があるため、
演劇の練習は夕方からのスタートです
最初のうちは、表現が小さかったり、
大きな声を出すのをためらってしまう子もちらほら・・・
そのたびに、中心になってみんなをリードするメーアンから
「もっと大きな動きで表現しないと」とか、
「この向きの方が見ている人に伝わるよ」など、
細かい部分にいたるまでアドバイスが
毎回夜遅くまで練習が続きました
3日前になると、オフィスでは劇中に使う小道具作りも始まりました
ちょうど10月最後の週は、選挙などでお休みが続いたため、
平日もみんな集まって作業をしたり練習をしたりしていました
当日の衣装から小物まで、ぜーんぶ手作りです
そして迎えた当日、お昼過ぎにTATAGに行くと、
すでにみんな準備万端で、外で迎えのジープを待っていました
みんなちょっとのドキドキと
それ以上のワクワク感でそわそわと落ち着かない様子
そんなみんなのことを見ていたら私までワクワクしてしまいました
今回は公園、ショッピングモール前の路上など
3ヶ所で発表を行ったのですが、
回数を重ねるごとにみんなも雰囲気に慣れ、
最後の発表では全員が本当に楽しそうに、
そして生き生きとしていたのが印象的でした
また、どの場所でもかなりの人が集まり、劇を見ていってくれました
買い物中の人、ココナッツ売りの人、子どもたち・・・みんな見入っています
パフォーマンスのテーマは『自然』
内容は、森の中にもともと住む人々と、
都会からやってきた開拓者たちがトラブルを乗り越え、
それぞれの生活のよいところを取り入れて共存していくまでのお話
自然を大切にすることはもちろん、
違う考え方を持った人間同士がお互いを認め合うことの大切さなど、
さまざまなメッセージが伝わってくる内容でした
わかりやすくて、なおかつおもしろい
見てる人を飽きさせない内容に仕上がっているのはさすがでした
クライマックスで迫真の演技をするジュビリン
オロンガポの街では、こうした若者による
ストリートパフォーマンスをみることはほとんどありません
だからこそ注目を集めるし、
見ているとなんだかみんなからパワーをもらえる気がします
常に新しいことをやっていこうとする、
TATAGだからこそできた企画なのかもしれませんね
1日を振り返る反省会では、
この日の充実した気持ちをみんなで共有するとともに、
次回に向けての課題についてもみんなで話し合いました
この日みんなの様子を見ていて、
こんなにパワーのある若者がオロンガポに、
フィリピンにもっともっと増えていけば、
きっとフィリピンという国は今よりもっともっと元気になる
そんな風にも感じられました
今回のストリートパフォーマンスに参加したみんな
どの子もすごく大きな可能性を持っている、
そのことを全身で感じた1日でした
彼らの可能性がさらに広がるように、私も頑張っていこうと思います
フィリピン事務局
戸塚 真希