デニース病院日記
みなさまこんにちわ
こちらはやっと雨季が終わり、乾季突入です
まだまだ暑さの本領発揮はしませんが、徐々に暑くなっていきます
ちなみに、昨日の気温は38度でした
フィリピンに来てからシミがとても増えてしまったので、
これから更に注意していきたいと思います
さて、今回は、タイトル通りニニョスのアイドルデニースの病院へ
同行したときのことをお伝えしようと思っていたのですが、
写真が多いため、今回はデニースの紹介と、
スポンサーの方がデ二ースへお金を集めてくださった経緯などを、
お伝えしたいと思います
まずここで、デニースのことを簡単にご紹介いたします
デニースは、ニニョスのセンターに暮らしているデイジーの娘さんです
今年の12月15日で3歳になる女の子です
お母さん(左)のデイジーと、娘のデニース(右)
デイジーは聴覚障害を患っていますが、デ二ースは話すことも聞くこともできます
しかし、デニースは先天性内反足という病気を患っています
内反足とは?
足首の関節の異常などで、足の裏が内側を向いて外側部だけが地についているもの。先天性のものが多い。
(出典:http://dic.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%E5%86%85%E5%8F%8D%E8%B6%B3
)
右足の足首が内側に反っています
側面を使って歩いているので、側面は腫れあがっています
左の足の方が右足よりも腫れあがっています
生まれた時からこのような足で生活をしてきたので、
ニニョスへ訪れたことのある方はデニースを覚えているかもしれません
そんな彼女のために、今回お金を集めてくださったのは、
井戸佐和さんという作業療法士として子どものリハビリを仕事としている女性です
さわさんは、2004年の夏に初めてACTIONのキャンプに参加し、
それからも何度かフィリピンへ行かれたそうですが、
その間でデニースに会うことはなく、
他の参加者の方からデニースのことを聞いたようです
最初は、さわさんの職場の利用者の方に声をかけ、
いらなくなった矯正装具や矯正靴を
去年の12月に訪持ってきてくださったことが始まりでした
しかし、ちゃんとした治療が必要だと思い、お金を集めてくださりました
元ACTIONのキャンパーやお友達、笑顔展や笑顔展のブログ、ミクシーなどから
呼びかけ、お伝えしていた治療費よりもはるかに多い額を集めてくださりました
さわさんが行っている笑顔展は、2006年からこれからもフィリピンと繋がっていたい、
子どもたちの笑顔を守りたい、そういう思いから始められました
さわさんの感じたフィリピン人の笑顔とパワー、
また笑顔の裏にある背景を日本の多くの人たちに伝えたいという思いが
ぎゅっと詰まった笑顔展、その思いはきっと来場者の方にも届いて、
現在のデニースがあると思いました
今回、デニースのためにお金を集めてくださったさわさんを始め、
さわさんに協力してくださった方々に心より感謝申し上げます
それでは、次回のブログでは、
実際にデニースの病院に同行したときのことをお伝えしたいと思います
フィリピン事務局
赤石ゆい
センターのコテージが・・・
みなさまこんにちわ
ご無沙汰しています、スタッフのゆいです
フィリピンへ来て丸10ヵ月経ちますが、恐ろしいくらいあっという間です
人生で一番早いです、この10ヵ月
今月はたくさんブログをアップする予定ですので、どうぞお楽しみください
今回は、子ども達のコテージが変わったことについてお伝えしたいと思います
さかのぼること9月。。。夏のニニョスキャンプまっただ中、
キッチンと、子ども達が寝ている部屋のあるコテージで、改装工事をしていました
屋根は全部外され、中も一旦壊し、壁と屋根の骨組みだけになってしまいました
このコテージは、雨季になると雨漏りが絶えず、
子どもたちはコテージにいるのにも関わらず濡れてしまっていました
そんな子どもたちのために、
造船会社の方々がコテージを直すためのお金を寄付してくださりました
しかし、実際に改装工事をするのはセンターのスタッフ関係者などで、
子どもたちも積極的にお手伝いをして、みんなで協力して改装工事を行いました
9月のコテージ
中から上を見ると、このような感じでした
中も改装工事をするため、ここのコテージを使うことはできなくなりました
子どもたちは向かいの建物の2階で寝泊りしていて、
食事は外のトイレの前で作っていました
そして12月に入り・・・
ニューコテージの外観
屋根自体は3週間ほどで完成しましたが、中の作業も時間がかかるようで、
先日、やっと中で子どもたちが生活できるようになりました
キッチンも天井がつきました
女の子の部屋も新しい天井になりました
こちらの部屋はまだ未完成です
すると、外でアテエミーの旦那さんと、ジャンジャンが何かを作っていました
何をつくっているのでしょうか?
正解は、扉です
ジャンジャンもお手伝いを頑張っています
完成までまだ時間はかかりそうですが、センターのスタッフが力を合わせ、
子どもたちもちゃんとお手伝いをして出来上がるこの新しいコテージが楽しみです
完成しましたら、改めてご報告いたします
それでは、最後にセンターに飾ってあるクリスマスツリーと
ジュリアンの写真をどうぞ
フィリピン事務局
赤石ゆい
11月20日は何の日?
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
クリスマスまでちょうど1ヶ月を切りましたねー
初めてのフィリピンでのクリスマスなので、今から楽しみな私です
さて、先週の土曜日、11月20日が何の日かみなさんはご存知ですか
以前、ブログでお伝えしたかもしれませんが
11月20日は「世界こどもの日(Universal Children's Day)」
1959年のこの日には、国連で「児童の権利に関する宣言」が採択され、
1989年のこの日には、「児童の権利に関する条約」も採択されました
このように、これまで11月20日には、
「こども」がキーワードとなる出来事がたくさんありました
また、国連では各国の政府が適当と考える日を
子どものために活動する日とするように呼びかけています
日本では、5月5日の「こどもの日」がこの日に当てられていますね
そんなわけで、先日の11月20日には
TATAGでも「こども」に関連するイベントが行われました
今回のブログではそのときの様子をお伝えしたいと思います
この日行われたのは「Awarding Ceremony」というイベントで、
TATAGの関係者、招待客など多くの人で会場が賑わいました
当日の会場の様子
今年で5年目となるこのイベントでは、
毎年、オロンガポ市内の小学校と高校から
「Most Child Friendly Teacher&Principal」を選び、表彰しています
今年も約25名の先生たちがノミネートされていました
市内の多くの小学校・高校には、
TATAGが奨学支援を行っている子どもたちが通っています
つまり、ノミネートされた先生たちは、
子どもたちが普段の学校生活で関わっている先生というわけです
子どもたち、お母さんたち、先生たちに投票してもらい、
TATAGのスタッフがインタビューを行ったうえで選ばれた先生たちだそうです
「もちろん、子どもにとって一番フレンドリーな先生だから、
子どもたちの意見を1番重要視して選んだよー」と
TATAGのスタッフの1人が教えてくれました
そして、その中から7人の
「Most Child Friendly Teacher&Principal」が選ばれ、
大きなスクリーンで普段の授業の様子などが紹介されたあと、
ステージにて表彰式が行われました
この日のために、TATAGのスタッフは
事前に各先生にインタビューをしたり、
先生方や各学校の写真を撮りに行ったりしていました
私も何回か写真撮影を頼まれて、
先生達への取材についていったのですが
どの先生もとても優しく、
初対面の私に対しても温かく接してくださいました
そして、イベントの主催側のTATAGからは、
子どもたちがダンスや劇などを披露
このイベントのために、かなり気合を入れて練習をしてきたみんな
中心となって頑張っていたエドゥケーターのシータやメーアンは、
練習の際に声を出しすぎて、声がかれてしまっていたほどでした
プログラムのトップバッターを務めました
フラッグを使ったダンス
見た目よりかなり重くて大変そうでした
毎週末の練習に加え、
直前の1週間は放課後や授業のあき時間に
オフィスに来て練習や会場の装飾の準備などをみんなでしていました
その頑張りの甲斐があり、
当日のステージはこんなにかわいく仕上がりました
このステージで、どの子たちも充実したダンスや劇を見せてくれました
大役を終えたみんなはほっとした表情
始まる前はちょっと緊張していた子たちも
イベント終了後にはこの笑顔です
ECCDの生徒たちもこんなにかわいい衣装をつけて頑張りました
みんな、お疲れさまでした―
今回のイベントは、TATAGが活動を行っている
オロンガポ市とその周辺地域の学校の先生たちに
TATAGが行っている活動を理解してもらえるようにと、
毎年開催されているそうです
こんな風にして、先生たちとの信頼関係を築きながら
地域に根ざした活動を続けているTATAG
そんなTATAGと協力し、
オロンガポ市と周辺地域を元気にしていけるように
ACTIONも更に頑張っていきたいと思います
フィリピン事務局
戸塚 真希