オロンガポのクリスマスと新年
みなさまこんにちわ
新年になり、早15日が過ぎようとしています。。
本当に毎日が早いです
遅くなってしまいましたが、
今回は去年のクリスマス&新年の様子をお伝えしたいと思います
というのも、遅くなってもお届けしたい写真が何枚かあったからです
きっと、この時期ではないと見れないものがたくさんありますので、
今回はそれらの写真をご紹介したいと思います
まず、クリスマスのときの様子です
25日は、TATAGのボランティアの子のファミリーと教会へ行ったのですが、
いつもの何十倍もの人が教会に足を運んでいました
この写真では小さく見えるかもしれませんが、
12月中はこの大きなツリーが街を明るくしていました
もちろん、各民家にもかわいい装飾品が施されていて、
夜になると、町が一気に明るく、そして可愛くなりました
仕事が長引いて家に遅く帰ってしまうときも、
この町並みや、あちこちで流れるクリスマスソングのおかげで、
怖くなく、そして明る気持ちで帰ることができていました
そして、楽しかったクリスマスも終わり、迎えたのは新年
以前から、「新年は花火があがる」と教えてもらっていたのですが、
正直「そこまですごくないだろうな・・・」と勝手に思っていました。
しかし、友達に花火見に行こう!と誘われ、SBMA
(元米軍基地で、現在は経済特区として発展している自由貿易港)の浜辺へ行くと、
ありえないくらいの人々で賑わっていました
そしてカウントダウンが始まり、12時なった瞬間、
ものすごいキレイな花火があがりました
キレイすぎてどれくらいあがっていたかは覚えていませんが、
30分以上はあがっていました。
そして、新年の花火は1ヶ所だけではなく、4ヶ所であがっていたようです
私たちが見ていた場所からは2ヶ所しか見れませんでしたが、それでも十分でした
それでは、花火の様子です
私のしょぼいデジカメでどれくらいキレイかを伝えられたかはわかりませんが、
本当に本当にキレイでした
クリスマスと新年は、とても仲の良いTATAGのボランティアの子の家で
過ごさせてもらいましたが、こちらのクリスマスと新年の過ごし方や文化など、
改めて知ることができました。
また、町のイルミネーションや花火といった、
オロンガポのクリスマスと新年を味わうことができました。
そして、ありえないくらいのフィリピン料理も味わいました
31日の夜~1日の昼までで、スパゲッティー10人分くらい食べさせられました
もちろんスパゲッティー以外にも料理はありましたよ
また、普段は忙しくて全然話せなかったことなども話せて、
改めていろんな人のことを知ることができたクリスマスと新年でした。
この休暇で充電が満タンになったので、
更にお仕事を頑張っていきたいと思います
これからも、どうぞ宜しくお願いいたします
フィリピン事務局
赤石ゆい
TATAGのお母さんの職業訓練
みなさまこんにちわ
先日、フィリピン事務局の大掃除
(実際は中掃除くらいで終わりましたが・・・)をしたゆいですが、
キレイになり仕事もしやすくなりました
しかし、ふとその時思ったことが。。。
日本の自分の部屋は大丈夫なのか
きっと物置部屋化しているんだろうなと思いました
せめて、たまに窓でも空けてくれていたら嬉しいです
さて今回は、タイトル通り12月に行われた
TATAGのお母さんの職業訓練についてお伝えしたいと思います
今回行われた職業訓練とは・・・
ecomismo(エコミスモ)の商品作りです
ここで、エコミスモについて簡単にご説明します。
エコミスモとは・・・
NPO法人アクションの代表横田と株式会社マーキュリーシスコムが
提携して立ち上げたオリジナルブランドです。
貧困層の雇用創出と町の美化、環境保護を目的に活動するブランドです。
利益の一部はNPO法人アクションを通して、
フィリピンの孤児院やストリートチルドレン支援に活用されます。
というわけで、直接ACTIONとの関わりは元々なかったので、
いままでブログなどでほとんど紹介されてきませんでした
しかし、今回は
・エコミスモの生産体制を強化
・TATAGのお母さんたちの職業訓練
するために、エコミスモのスタッフがオロンガポまで指導しにきてくださいました
ここで商品の一部を紹介します
これらのような商品を作っているのですが、
さて、これらは何から作られているかわかりましたでしょうか?
正解は・・・
お菓子の袋です
お菓子の袋から作られているからといって、安っぽくも壊れやすくもありません
私も細かい製作方法は知りませんが、
本当に細かく丁寧に編みこまれて作られているので、丈夫でキレイです
そのため、エコミスモスタッフがしっかりついて基礎から教える必要があるのです
今回は、朝から夕方の丸一日指導があったのですが・・・
TATAGのお母さんとの商品作りのスタート前から、
エコミスモスタッフの方々は商品作りをしていました
とても熱心なスタッフの方々です
そして、TATAGのお母さん方も集まり、スタートです
今回は、代表の横田とエコミスモスタッフ3名が来てくださいました
エコミスモはACTIONの事業ではないということで、
これからエコミスモの代表とTATAGの代表で話を詰めたり、
お母さんにも、もっと商品作りのこと以外にも
説明しなくてはいけないこと・理解をしてもらわなくてはいけないことがあるので、
ひとまずこの日の1日で作業は終わりました
TATAGの関わるお母さんの中には、何でも作れるお母さんや、
縫物が得意なお母さんなど、手先が器用なお母さんがたくさんいます
しかし、そんな器用な手先を持っていても、仕事がない、
仕事をしたくても子どもが小さくて外へでれないなど、
働けない理由がいくつもあります。
今回エコミスモの商品作りをしてみたお母さんの中には、
とても覚えの早い方や、最初から良いものを作ろうと頑張ってくださっている方など、
とても意欲的なお母さんが何人もいました
そんなお母さん方のためにも、エコミスモとTATAGで早く体制を整えて、
再スタートしていけたらいいなと思いました
また進捗情報がありましたらお伝えしますね
フィリピン事務局
赤石ゆい
ヘルニア患者さんたちの手術
みなさまこんにちわ
最近、まさかの体重減量現象が起こっていて驚いているゆいです
もう一つ驚いた?話があるのですが、
こないだ洋服を入れている収納ボックスを開けたところ、
まさかの湿気取りが割れていて夏季に吸収した水が見事にもれていました
しかも、いろいろな成分が含まれているせいか、
服の色や肌触りが見事に変わっていましたもっと早く気付くべきでした。。
そんな残念な話はさておき、今回はとても素敵なお話をお伝えしたいと思います
こないだの11月に行われた4名のヘルニアの子どもたちの手術についてです
ニニョスでは、いくつか提携している病院があるため、
貧困により手術を受けたくても受けられない子どもたちが、
センターへ他の団体やNGOを通じてよく訪問してきます。
そして、そのような子どもたちのためのお金が集まったら、
随時手術や検査を行っています。
検査・手術待ちをしている子どもはたくさんいるので、
お金が集まったらその日にでも病院へ行って検査してもらえます
今回も、ACTIONを通じて寄付してくださった方がいたので、
そのとき一番優先的なヘルニア患者の手術を行うことになりました
まず、簡単にヘルニアという病状についてご説明します。
ヘルニアとは・・・
体内の臓器などが、本来あるべき部位から脱出した状態を指す。
腹部の内臓に多くみられ、
腹壁に生じた裂け目から腹膜に包まれたまま腹腔外に脱出する。
一般的に多いヘルニアは、鼠蹊(そけい)ヘルニア(脱腸)、
臍ヘルニア(でべそ)、椎間板ヘルニアなどである。
(参照:http://dic.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%A2
)
私自身高校生の時に椎間板ヘルニアになっていたので、
ヘルニア=椎間板ヘルニアだと思っていましたが、
本来の意味は違うということを今回の手術で初めて知りました
そして、今回手術を受けたヘルニアの子どもたちは、
鼠蹊(そけい)ヘルニアいわゆる脱腸の子どもたちでした
脱腸で分かるかもしれませんが、鼠蹊ヘルニアについて少しご説明します。
鼠径ヘルニアとは・・・
主として小腸や本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、
多くの場合、鼠径部(太もももしくは足のつけねの部分)の筋膜の間から
皮膚の下に出てくる下腹部の病気。一般の方には「脱腸」と呼ばれている。
男子では陰嚢(いんのう)まで下りてくることがあり、
子供では、先天的に腹壁の構成が不完全なときなどに起こることが多い。
(参照:http://dic.search.yahoo.co.jp/search?p=%E9%BC%A0%E8%B9%8A%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%A2&r_dtype=all&aq=-1&oq=&ei=UTF-8
http://www.hernia.jp/hernia/about_1/
)
子どもたちとは診察するその日に初めて会ったのですが、
そのとき驚くべき光景がありました以前、
ニニョスのセンターにスポンサーはいないか訪ねてきていた親子がいたからです。
その親子と会ったのは、5月頃で、再び会ったのは10月でした。
つまり、その子は5カ月越しに手術ができるということです
このとき、病気を患った子への資金が全然足りないのだと実感しました。
以前その親子と会って話した時も早く手術をしなければいけないと
言っていたのは覚えていましたが、5ヶ月も見つからなかったんだなと思いました。
病状によって手術費や診察代は違いますが、今回手術をしたこの子どもたちは、philhealthという割引のきく保険証のようなものを持っていたので、
約8000ペソ(日本円で約1万6千円)で診察から手術などの
全ての治療を受けることができました。
これをもっていない子は、もっと高かったです。
先に4名の手術を行ったとお伝えしていたと思いますが、
実際病院へ行ったのは全員で5名でした。
10月に受けた診断で、5人中4人は手術を行えるという診断をいただいたのですが、
もう一人の子はまだ手術はできないと診断され、現在も薬の治療をしています
近々病院へ行くようなので、早く手術を受けれて元気になってほしいです
今回は、バターン州というマニラより少しオロンガポに近い病院で診断をしました
というのも、
上の写真の全家庭が今回診てもらった病院から家が近かったからです。
ですので、私とニニョススタッフのアテコニー、
そして現在も薬服用中の男の子とそのお母さんでバターンへ行きました
手術をするのは子どもだけですが、
病院へ一人では行かせることはできません
家族の同行が必要になります。小さければ小さいほどなお更です
なので、なるべく多くの子どもの手術ができるよう交通費などを抑え、
手術をしたいと考えています
10月の頭に先生に診てもらい、実際に手術が行われたのは11月の頭でした
手術自体は約30分ほどで終わったようですが、手術を挟む約2日間飲食禁止です。水1滴もダメだそうです
一番小さい子は2歳、一番大きい子でも6歳だった今回の手術、
術後の経過が本当に心配でした。しかし、
先日子どもたちの様子を伺いに行ってきましたが、みんなとても元気でした
元気いっぱいに遊んでいました
手術前と後で患部を見させてもらいましたが、
以前は膨れ上がっていた場所もなくなり、本当に一安心しました
手術後まだ2ヶ月しかたっていないので手術跡はまだ残っていますが、
みんなが大きくなるにつれて消えればいいなと思いました
また、まだ手術を受けれてない男の子も、早く体調が整い手術を行い、
彼らみたいに元気いっぱいに遊んでほしいと思いました
最後になってしまいましたが、今回このような手術を行えたのは、
過去にジャイラキャンプでジャイラを訪れた事のある男性の方からの
寄付があったからです
この方は、ジャイラホームの子どもたちのためにも寄付をしてくださっています
いつもいつも本当にどうもありがとうございます
そして、今回も子どもたちの笑顔を増やしてくださり、
本当に本当にどうもありがとうございました
フィリピン事務局
赤石ゆい