TATAG奨学生、新学期スタート★
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
こちらフィリピンでは、先週の月曜日から
公立の学校の新学期がスタートしました
フィリピンは6月が新しい学年の始まり
つまり、新年度のスタートです
TATAGが支援する各地域の子どもたちには
新学期が始まる前に学用品等が配布され、
子どもたちは無事に新学期を迎えることができました
学用品の代わりに、制服を受け取った子どもたちも
今年度の奨学生の数は、なんと805名だそうです
さて、ACTIONでは昨年度から、
Growing People's Will(GPW)という
奨学金支援団体にご協力をいただき、
ストリートチルドレンへの奨学支援を行っています
昨年は6人の子どもたちのサポートを行いましたが、
今年度は新たに4人の子どもたちを支援していただけることになり、
奨学生は全部で10人になりました
★GPWの活動はこちら のHPからご覧ください★
何度かこちらのブログでも奨学生の様子を紹介してきましたが、
どの子どもたちも家庭が貧困状態にあり、
兄弟が多いために学校にきちんと通うことができなかったり、
マーケットや地域の中で働きながら学校に通ったりしていました
過去の記事はこちら↓
【記事①】奨学金のご支援、ありがとうございます!
【記事②】TATAGの奨学生近況!
そんな厳しい状況でも勉強を続け、
TATAGの活動にも積極的に参加していたため、
TATAGのスタッフの目にとまり、GPWの奨学生として
学校で必要なものを全面的にサポートしてもらい、
きちんと学校に通うことができるようになりました
新しい4人の奨学生たち↓
Ruben(ロベン) Joven(ジョベン)
Reymon(レイモン) Chito(チト)
家族を支えるため、現在も休日や学校が終わった後に
働きながらの生活をしている子どもたちがほとんどですが、
以前のように学用品が足りなくて困ったり、
制服や靴がなくて学校に通えない・・・といったことはなくなり、
不安を抱えることなく勉強ができるようになりました
子どもたちの頑張りはきちんと成績にも表れ、
どの子も支援開始当時と比べると、
少しずつですが確実に成績が上がっています
また、1年前はTATAGの活動に参加してもおとなしかった子が
今は積極的に発言するようになり、
もともと積極的だった子はチームのリーダーとして
活躍するようになったり、とそれぞれに成長が見られます
もちろん、身長も1年前よりすごく伸びましたよ
制服や靴が1年であっという間に小さくなってしまいました
毎日毎日成長していく子どもたちにとって、
すべてをサポートしてもらうことができるこの奨学金プログラムは、
どれだけ心強いことでしょう
TATAGのオフィスで学用品を受け取りました
みんな元気に学校に通ってねー
また、このプログラムは、
子どもたちの家族にとっても大きなサポートになっています
新学期に先立ち、子どもたちと保護者が集まり、
ミーティングが行われたのですが、
どのお母さんたちも涙ながらに
スポンサーの方へのお礼の言葉を言っていました
また、「子どもがきちんと学校に通えるようにサポートします」
と約束もしてくれました
子どもたちが勉強を続けていくためには、
子どもたち自身の頑張りはもちろんですが、
家族の理解とサポートも必要不可欠です
TATAGのスタッフや子どもたちの家族とも連携をして、
これからもこのプログラムを通して
子どもたちをサポートし続けることができるよう、
私も精一杯頑張っていきます
GPWのスタッフのみなさま・支援者のみなさま、
昨年に引き続き子どもたちをサポートしてくださり、
本当にありがとうございます
これからも子どもたちの応援をどうぞよろしくお願いします
フィリピン事務局
戸塚 真希
1万円サポート、ありがとうございました!!
みなさま、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
昨日、タタッグのスポーツフェスティバルについて
こちらブログでご紹介しましたが、
実は、このときに日本からとても大きなサポートがあったんです
今回はそのサポートについて書きたいと思います
こちらのブログでもときどきお伝えしていますが、
ACTIONでは1万円サポーターというかたちで
孤児院や盲ろう学校、ストリートチルドレンの子どもたちを
サポートできるプログラムがあります。
1万円サポーターになると、
自分の指定した日に子どもたちにご飯をごちそうしてあげたり、
(たとえば、自分の誕生日や自分の結婚記念日などを指定して
幸せをおすそわけしたりできます)
子どもたちをプールやジョリビーに連れて行ってあげたりすることができます
(予算の範囲内でできることに限られます)
詳しくはACTIONのHP
をご覧ください
そして、今回タタッグに1万円サポートをしたいと
言ってサポートしてくださった方がいました
日にちの指定やサポート内容の指定は特になく、
こちらの希望に合わせてくださることになったため、
さっそくタタッグのスタッフに相談
このときちょうどスポーツフェスティバルが間近に迫っていたこともあり、
今回はこのスポーツフェスティバルの昼食時のお米を買うために
使わせていただくことになりました
3日間で必要なお米はなんと200㎏以上
それもそのはず。
ストリートの子どもたちのためだけでも150食近く
食事を用意しなければならず、
さらに今回は各地域からも子どもたちが参加したため、
各地域にもお米のサポートをしようということになりました
いただいた寄付で買うことができたお米は
なんと、156㎏
ちょっと想像ができないくらいの量・・・
当日、ご飯の準備をするタタッグのスタッフ
これはほんの一部です
体を動かした後なので、おなかもペコペコ
みんなで食べるごはんはおいしいねー
タタッグにとって、
食べ盛りのストリートの子どもたちにとって、
とても大きなサポートになりました
そして、各地域の子どもたちやお母さんたちにとっても・・・
今回のスポーツフェスティバルで
たくさんの地域から子どもたちが参加することができたのには
実は、影で地域のお母さんたちの頑張りもありました
というのも、タタッグで全地域の食事のサポートや
当日までの練習に必要なスポーツ用品のサポート、
チアダンスの衣装のサポートなどをすることはできません
なので、それらを準備するために必要なお金は
各地域ごとに用意しなければなりませんでした。
お母さんたち自身がお金を出し合ったのはもちろん、
地域に住む人たちからも寄付を集め、
みんなで力を合わせて必要な予算を集めてきていました
タタッグのメンバーであるお母さんたちは
みんな生活が苦しくサポートを受けているので、
お金を出すことは簡単なことではなかったはずです。
それでも、子どもたちがスポーツフェスティバルに参加できるようにと
みんなで協力して頑張っていました
そんな中でお米のサポートがあったことは
全地域のお母さんたちにとって、
タタッグやストリートの子どもたちにとってはもちろん
地域の子どもたちや
子どもたちのご飯を用意するお母さんたちにとっても
大きな大きなサポートになりました
今回、タタッグに1万円サポートをしてくださったⅠさん、
本当にどうもありがとうございました
これからも、タタッグや子どもたちを応援していてくださいね
Thank youカードとともに各チームで記念撮影Salamat po(ありがとう)
フィリピン事務局
戸塚 真希
スポーツフェスティバル開催★
みなさま、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
フィリピンの公立小学校は今日から新学期がスタート
約2か月のながーい夏休みを終え、いよいよ新学年の始まりです
さて、そんな新学期を迎える約2週間前、
5月23日~25日にタタッグが主催する
スポーツフェスティバルが行われました
昨年はたくさんのNGOが集まって行われた
スポーツフェスティバルに1団体として参加したタタッグですが、
今年はタタッグが主催し、
タタッグが支援する18の地域の子どもたちと
いつもエドゥケーションに参加している
ストリートの子どもたちが集まって行われました
タタッグだけといっても、これだけの地域から子どもが集まると、
その数はなんと選手だけでも100人をゆうに超え、
応援に来た子どもたちやお母さん、スタッフのみんなを合わせると
当日会場に集まった人は500人以上
会場は出入り自由なので、おもしろそうなことやってるな・・・
とふらっと立ち寄り観戦していく人も大勢いました
今回行われた競技は、バスケットボール、バドミントン、
バレーボール、パーティンテーロ、チェス、スクラブル、
リレー、100m走、サックレース、シーピットバオなどなど
屋内スポーツは半屋内のトライアングル公園で、
リレーなどレーンが必要なものは屋外のオーバル競技場で
それぞれ行われました
当日までの準備・企画や当日の運営スタッフは
タタッグのエドゥケーター&ボランティアの学生たち
毎週毎週ミーティングを行い、手分けして準備をしていました
当日の審判も地域の人にも協力してもらいながら
ほぼ自分たちで行っていました
会場にはこんなにたくさんの人が
チェスこれも競技の1つ
バドミントン
そして、競技を行うチームは全部で7チーム
ストリートの子どもたちで1チームのほか、
各地域を人数によって2~4地域ずつ6つのチームに分け、
いくつかの地域合同でチームをつくっていました
そのため、各チームごとに練習日を決めて、
どこかの地域に集まったり、近くの公園に集まったりして
当日までそれぞれ練習を頑張っていました
当日、私は仕事の合間に応援に出かけましたが、
各地域からも子どもたちが集まっているので、
今までにキャンプでホームステイを行った地域の
子どもたちやお母さんたちに久しぶりに再会したりと、
思わぬ嬉しい出来事もありました
オープニングプログラムとしてチアダンスのコンテストも行われました
ほかとは全く違う独創性を持ったオレンジチームが第1位
3月スタツアのホームステイ地域「タバクハン」を含むブルーチームは第3位
さて、肝心の競技ですが、
どの競技も本当に白熱していて
見ているこちらが夢中になってしまいました
とくにバスケットボールやバレーボールは、決勝までいくと大接戦
1点取られては取り返しの連続で、
最後まではらはらどきどきしながらみんなで応援しました
私はどのチームにもだいたい知り合いがいたので、
なかなか一方について応援するというわけにもいかず・・・
落ち着かずにうろうろしながらいろんなチームを応援していました
今回のスポーツフェスティバルでいいなと思ったのは、
タタッグの支援する全地域の子どもたちが集まって開催されたことです
普段は地域ごとでお母さんたちや
子どもたちのミーティングが開催されているため、
地域内では子どもたちはとても仲良しなのですが、
なかなか違う地域の子どもたちや
ストリートの子どもたちとかかわる機会がありません
今回はいくつかの地域で合同チームをつくったので、
地域を超えて団結し、頑張っていました
普段のミーティングとはまた違う雰囲気になるため、
ほかの地域の子どもたちとの交流は
かなり良い刺激になったのではないかと思います
また新たな出会いもたくさん生まれたことでしょう
そして、スポーツを通した交流というのが
またよかったのではないかなと思います
チームの目標が明確なので、
仲間みんなで同じゴールを見ることができますし、
自分のチームへの応援を通して1つのチームとしての
団結力も高まります
どのチームの子どもたちも声が続く限り
精一杯の声援を送っていました
また、自分のチームの試合がないときには
ほかのチームの応援もするなど、
チームを超えた団結も見られました
パーティンテーロで優勝したストリートチームの女の子たち
3月のストチルキャンプのホームステイ地域「ローズベルト」の
子どもたちを含むピンクチームも表彰されていました
今回のスポーツフェスティバルを通して、
改めて、こういったイベントが子どもたちにとって
とても大切なものだということが本当によくわかりました
ですので、これからもタタッグがこのような活動を
続けていくことができるように
さまざまな形でサポートをしていきたいと思います
フィリピン事務局
戸塚 真希