手術後のジェシカ
みなさまこんにちわ
フィリピンへ来て早1年3カ月経つユイですが、
たくさんあるおいしいフィリピン料理の中で、
食べることを止められない料理があります。
相当太ったので食べる量を減らさなければいけないのに、
その料理がでると我慢出来ません。
その料理は…
日本人のみなさんにもお馴染みの…
ミートソースパスタです
日本にいた時はそこまで好きではなかったんです、ミートソースパスタ。
でも、フィリピンの独特の甘さのあるミートソースが何故か気に入ってしまい、
本当に止められないくらい好きになってしまいました。
フィリピンを代表とするハロハロ(かき氷にアイスなどがのっているデザート)や、
ビロビロ(白玉やタピオカ、サツマイモ、バナナ、ココナッツを煮た温かいデザート)は
あまり好きじゃないんですが、ミートソースの甘さは苦手じゃないみたいです。
先日も友達のバースデーパーティでミートソースパスタがでてきましたが、
多分1人で10人前くらい食べたんじゃないかというくらい食べました。
それにしても食べすぎですよね
以後、本当に本当に気を付けます。。。
さて、今回は、今日あった出来事についてご紹介したいと思います。
今日、お友達の家に行ってきたユイですが、
近くの川で一緒にアサリを取っていたら、
後ろから「あのお姉さん達何してるんだろー?」と声が聞こえました。
振り向いて「あさりだよ」と答えると、
なんとジャイラホームのジェシカがそこにいました
お互い3秒ほど固まり、
その後「アテユイー」「ジェシカー」と状況を呑み込めた次第です。
ジャイラのブログでも連日伝えられていますが、
今ジャイラホームはバケーション中で、
多くの子ども達はお母さんや親せきの家に遊びに行っています。
ジェシカもおばあちゃんの家に遊びに来ていて、その時に私は遭遇しました
最近、ツアーやキャンプがあったり、
仕事が落ち着かず子ども達と話す機会が少なかったのですが、
この日ジェシカと久しぶりにいろいろ話してみると、
普通の子と何も変わらないくらいキレイに話すことができていました
ジェシカは口唇口蓋裂という病気を患っていて、
1年前に手術をすることができたのですが、
しばらくは以前のような話し方が続き
私も言っていることが理解できないことが多かったです。
口唇口蓋裂とジェシカについては、
術後の口唇口蓋裂患者さんへのリハビリ&セラピー をご覧になって下さい。
元々おしゃべりが好きだったのもあると思いますが、
1年でここまでキレイに発音できるようになっていたなんて、本当に驚きました
ジェシカは大きくなってからの手術でしたので、
やはりまだ完全にはキレイに話すことはできていませんが、
それでも言ってることは全て理解できます。
ジェシカと話していて、
この1年間ちゃんと頑張ってきたんだろうなーと感動してしまいました。
この日はジェシカのおばあちゃんも一緒にいてお話ししましたが、
施設で預かってもらっているだけではなく、
手術もさせてもらい本当に本当に感謝をしているとおっしゃっていました。
おばあちゃん自身も、
ジェシカがここまでキレイに話すことができるようになってとても驚いたようです。
口唇口蓋裂という病気は、ほとんど知られていないこともあり寄付も集まりづらく、
手術を必要とする子どもたちは、ずっと待機しているのが現状です。
まだまだたくさんの子どもが手術を必要としていて、
彼らのお母さんも、子ども達が1日でも早く良くなってほしいと思っています。
そのような子ども達、そしてお母さんの数が減るために、
そして子ども達の笑顔が増えるように、
これからもしっかり活動していこうと思いました。
ツアーやキャンプに参加してくださった方や
ブログをご覧になってくださっている方は
なんとなくACTIONで行っている医療支援を知っていただけているかと思いますが、
まだまだ伝えきれていないことが多いので、きっとわからないことも多いと思います。
ですので、現在みなさんに口唇口蓋裂をはじめとするさまざま病気、
そして子どもたちが手術を受けられるよう
架け橋となってくれているニニョスについてももっと知っていただけるように
HPをリニューアル中ですのでもうしばらくお待ちくださいね
フィリピン事務局
赤石ユイ
マラの奨学金サポートがスタートします!
みなさま、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
フィリピン事務所のあるオロンガポは、なんと昨日から大雨
台風が来ているようなのですが、おどろくべきは今の気温。
なんと22℃まで下がり、かなり涼しくて快適です
ここ最近40℃超が続いていたこちらでは、その気温差なんと20℃
肌寒くて長袖を羽織ってしまうくらい涼しいんです
雨季が始まるとじめじめして洗濯物が乾かなくなるので、
それも嫌なのですが、この気温は嬉しい限りです
さて、嬉しさのあまり力説してしまいましたが、本題に入りますね
以前、こちらのブログでも
マラの奨学金支援に関する記事を掲載したのですが、
予定通り今年度より、マラへの奨学金のサポートがスタートします
すでにマラの奨学金のスポンサーになっていただいた方々、
本当にどうもありがとうございます
みなさまのおかげで、マラへのサポートを無事スタートすることができます
【前回の奨学金支援に関する記事はこちらのURL
よりご覧ください】
マラは来月6月より、オロンガポ市内にあるコロンバン大学というところで
「ソーシャルワーク」のコースを勉強することになります。
TATAGが大学奨学生プログラムで提携している
アウラ大学には「ソーシャルワーク」のコースがないため、
別の大学への進学となりました。
しかしアウラ大学のように提携しているわけではないので、
アウラ大学に通う奨学生よりも学費がかなりかかってしまい
TATAGで全額をサポートすることができません。
そこで、ACTIONでスポンサーを募り、サポートを実施することになりました
マラはこれから始まる大学生活に対し
不安と期待半々の気持ちがあるようですが、
大学で勉強することを誰よりも楽しみにしています
高校生のときから勉強をとても頑張る子で、成績も優秀だったマラ
そんな彼女のことなので、きっとこれからの4年間、
全力で頑張ってくれることと思います
また、勉強だけではなくTATAGのエドゥケーターとして、
エドゥケーションのサポート、他の子どもたちのサポートも
頑張っていってもらいたいですね
大学生活がスタートし落ち着いた頃、
またこちらのブログでマラの様子をご紹介します
4月に行われたSummer Camp中の様子(右端がマラです)
リーダーとしてチームごとの劇練習を引っ張っていました
最後にみなさまにお願いがあります
マラの奨学金支援をスタートすることはできるのですが、
まだ目標額の【32万円】全額は集まっていません。
そのため、ACTIONでは引き続き
マラのスポンサーになってくださる方を募集しています
【目標】1万円ずつサポートしてくださる方を32人集めること!
少しでも興味のある方、
また、ご質問・ご不明な点などがあれば、ぜひ、
フィリピン事務局の戸塚真希(action.totsuka@gmail.com )
までお問合せください。
もちろん、1万円未満のサポートも受け付けています
みなさまからのご連絡をお待ちしています
なお、スポンサーのみなさまには、年に2回、
報告書とマラからの手紙をお送りいたします
マラが「ソーシャルワーカーになりたい」という夢を叶えることができるように、
また、TATAGがより多くの子どもたちをサポートできるように、
みなさま、ぜひご協力をお願いします
フィリピン事務局
戸塚 真希
Summer Camp!!!!! Vol.2
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
今回はさっそく前回のブログ「Summer Camp!!!!!」のつづき、
キャンプ3&4日目の様子をお伝えしたいと思います
3日目もわたしは午後のプログラムから見学させてもらいました
午後最初のプログラムは、「チーム対抗レクレーションラリー」
3チームに分かれて、エドゥケーターから与えられたミッションを
いかに早く確実にこなせるかどうかを競います
このプログラムも実は昨年のSummer Campで
PETAのみなさんが子どもたちのために考え、
実施してくださったプログラムをアレンジしたもの
昨年のキャンプでPETAのスタッフのみなさんに教えていただいた
プログラムづくりのノウハウや子どもたちの巻き込み方を学んだ
エドゥケーターのみんなは、昨年のトレーニングをしっかり活かし、
今回のプログラムを企画実施していました
まず、最初のミッションは
「クヤマニュエルから出されるクイズに全問答えること!」
もちろん、チームプレーですから、
チームみんなで1つの答えを出さなければなりません。
全問解答を終えると、次にどこへ進めばいいのかのヒントをくれます
ヒントを頼りに、次のステージへ進むと・・・
次のプレゼンターはアテシータ
ここでのミッションは、木の間に張り巡らされた
「すずらんテープに触れることなく、ゴールまでたどり着け!」
というもの。
もし触れてしまったら、スタートまで戻らなければならず、
更に片手が使えなくなってしまいます
これは身体の大きい子のほうが大変
そして、タイムがかかっているので、
失敗して戻る子がいると他のメンバーがあおります。
ここですかさずフォローに入るのが、チームを引っ張る高校生組
「焦らなくていいよー!」
「もう少しだからがんばれー!」と励ましていました
リーダーがこういう雰囲気作りをするのはすごく大切なこと。
その言葉1つで、一気にチームの雰囲気が良くなりました
さて、このミッションをクリアすると、
次はアテジュリアンからのミッションへ。
「教会の敷地内に隠された、
次のミッションに関することが書かれた
紙を見つけて私のところにもってきて!」
みんな一目散に駆け出し、探し始めます
なんとか指定された紙を手に入れて、アテジュリアンのところに戻ると・・・
「紙に書かれていることをみんなで読み上げてください!」とのこと
「クリスマスのシンボルがあるところに
水色のシャツを着た人がいます。
その人のところに次のミッションがあります。」
声が小さいと・・・「もういっかーい!」
声が揃ってないと・・・「もういっかーい!」
かなり厳しかったです笑
クリスマスのシンボルとは・・・クリスマスツリー
そこで待っていたのはアテアールジョイでした
ここでのミッションは
「ポイ捨てされているペットボトルを拾ってくること」
みんなで一斉にゴミ拾いです
そして、拾い終えると「次のミッションまで
みんなで手をつないで歩いて行くように!」言われます。
それもただ手をつなぐのではなくこんな風にです↓
何時もチームプレーの要素が入っていますねー
次のミッションはクヤアンドリューのところにあります。
着くとまず、アンドリューがつくった水のトンネルを
全員で通り抜けなければなりません
ここでもまだつないだ手を離してはいけません
このトンネルを抜けると・・・
晴れて1人ずつに戻ることができました
さて、ここでのミッションは
「バラバラになったパズルを完成させること!」
もちろん、チームみんなで協力してやるのですが、
言葉は一切使ってはいけません
ここではかなりのチームが大苦戦
みんながそれぞれ好き勝手に進めてもうまくいきませんが、
いろんな人がアイディアを出したほうが早く完成することができます
会話ができればスムーズに相談することができますが、
ここでは言葉を使うことができません・・・
言葉以外のコミュニケーションで
いかに気持ちをあわせていくかというのも大事な学びですね
試行錯誤の上、パズルが完成
同時に歓声もあがりました
そして、パズルに書かれたミッションを終え、
次のミッションを行うプールサイドへ
最後のプレゼンターはアテジャスミン
ここでのミッションは
「プールサイドに隠されている
チームのシンボルカラーの紙を探して持ってきて!」
みんな一斉に探し始めます
この紙を見つけたあとは、
最初のプレゼンターのいるところに戻ってゴール
約1時間に及ぶレクレーションラリーでしたが、
エドゥケーターたちの創意工夫で
みんな楽しみながらチームビルディングや
リーダーシップを学ぶことができました
この日の夜はキャンドルナイト
クヤビルが子どもたちにいろいろな話をしてくれました
そして、最後に
「今日ここにいられること、Summer Campに参加できたことを
家族に、周囲に感謝しましょう。今ここにいる子のなかには、
家族に問題を抱えていたり、大変な思いをしている子もいるかもしれない。
でも、このSummer Campで出会った仲間がいるんだから、
横に座っている仲間と一緒にお互い励ましあいながら頑張っていくんだよ。
このCampでみんないろんなことを学んで成長したから、
まだまだ頑張れるはずだよ。」
といわれると、子どもたちの目からは涙が
家族のことが恋しくなってしまった子もいれば、
自分の家族が抱える問題について考えた子もいます。
どの子にとっても共通していたのは、
このCampで出会った仲間がとても大切な存在になったということでした
3日間を終えたこの夜だったからこそ、
みんなの心にクヤビルの言葉が響いたのだと思います
この3日間がどれだけ充実していたかということを、
この瞬間、私も感じることができました
私は4日目の最後の振り返りには参加できなかったのですが、
エドゥケーターに聞くと、最後まで終えることができて、
いろんなことを学ぶことができて、
子どもたちみんな、大満足の4日間だったようです
最後も別れが寂しくて泣いてしまう子が続出だったとか
そして、プログラムの最後、修了証書と一緒に、
ACTIONがTATAGに寄付した「ACTION Tシャツ」が
子どもたちにプレゼントされました
Summer Campのリメンバランス(思い出として残るもの)
になったようなのでよかったです
このキャンプでの経験を生かして、
これからのそれぞれの地域で
他の子どもたちを引っ張っていってほしいと思います
みんな、修了おめでとう
フィリピン事務局
戸塚 真希