Summer Camp!!!!! Vol.2
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
今回はさっそく前回のブログ「Summer Camp!!!!!」のつづき、
キャンプ3&4日目の様子をお伝えしたいと思います
3日目もわたしは午後のプログラムから見学させてもらいました
午後最初のプログラムは、「チーム対抗レクレーションラリー」
3チームに分かれて、エドゥケーターから与えられたミッションを
いかに早く確実にこなせるかどうかを競います
このプログラムも実は昨年のSummer Campで
PETAのみなさんが子どもたちのために考え、
実施してくださったプログラムをアレンジしたもの
昨年のキャンプでPETAのスタッフのみなさんに教えていただいた
プログラムづくりのノウハウや子どもたちの巻き込み方を学んだ
エドゥケーターのみんなは、昨年のトレーニングをしっかり活かし、
今回のプログラムを企画実施していました
まず、最初のミッションは
「クヤマニュエルから出されるクイズに全問答えること!」
もちろん、チームプレーですから、
チームみんなで1つの答えを出さなければなりません。
全問解答を終えると、次にどこへ進めばいいのかのヒントをくれます
ヒントを頼りに、次のステージへ進むと・・・
次のプレゼンターはアテシータ
ここでのミッションは、木の間に張り巡らされた
「すずらんテープに触れることなく、ゴールまでたどり着け!」
というもの。
もし触れてしまったら、スタートまで戻らなければならず、
更に片手が使えなくなってしまいます
これは身体の大きい子のほうが大変
そして、タイムがかかっているので、
失敗して戻る子がいると他のメンバーがあおります。
ここですかさずフォローに入るのが、チームを引っ張る高校生組
「焦らなくていいよー!」
「もう少しだからがんばれー!」と励ましていました
リーダーがこういう雰囲気作りをするのはすごく大切なこと。
その言葉1つで、一気にチームの雰囲気が良くなりました
さて、このミッションをクリアすると、
次はアテジュリアンからのミッションへ。
「教会の敷地内に隠された、
次のミッションに関することが書かれた
紙を見つけて私のところにもってきて!」
みんな一目散に駆け出し、探し始めます
なんとか指定された紙を手に入れて、アテジュリアンのところに戻ると・・・
「紙に書かれていることをみんなで読み上げてください!」とのこと
「クリスマスのシンボルがあるところに
水色のシャツを着た人がいます。
その人のところに次のミッションがあります。」
声が小さいと・・・「もういっかーい!」
声が揃ってないと・・・「もういっかーい!」
かなり厳しかったです笑
クリスマスのシンボルとは・・・クリスマスツリー
そこで待っていたのはアテアールジョイでした
ここでのミッションは
「ポイ捨てされているペットボトルを拾ってくること」
みんなで一斉にゴミ拾いです
そして、拾い終えると「次のミッションまで
みんなで手をつないで歩いて行くように!」言われます。
それもただ手をつなぐのではなくこんな風にです↓
何時もチームプレーの要素が入っていますねー
次のミッションはクヤアンドリューのところにあります。
着くとまず、アンドリューがつくった水のトンネルを
全員で通り抜けなければなりません
ここでもまだつないだ手を離してはいけません
このトンネルを抜けると・・・
晴れて1人ずつに戻ることができました
さて、ここでのミッションは
「バラバラになったパズルを完成させること!」
もちろん、チームみんなで協力してやるのですが、
言葉は一切使ってはいけません
ここではかなりのチームが大苦戦
みんながそれぞれ好き勝手に進めてもうまくいきませんが、
いろんな人がアイディアを出したほうが早く完成することができます
会話ができればスムーズに相談することができますが、
ここでは言葉を使うことができません・・・
言葉以外のコミュニケーションで
いかに気持ちをあわせていくかというのも大事な学びですね
試行錯誤の上、パズルが完成
同時に歓声もあがりました
そして、パズルに書かれたミッションを終え、
次のミッションを行うプールサイドへ
最後のプレゼンターはアテジャスミン
ここでのミッションは
「プールサイドに隠されている
チームのシンボルカラーの紙を探して持ってきて!」
みんな一斉に探し始めます
この紙を見つけたあとは、
最初のプレゼンターのいるところに戻ってゴール
約1時間に及ぶレクレーションラリーでしたが、
エドゥケーターたちの創意工夫で
みんな楽しみながらチームビルディングや
リーダーシップを学ぶことができました
この日の夜はキャンドルナイト
クヤビルが子どもたちにいろいろな話をしてくれました
そして、最後に
「今日ここにいられること、Summer Campに参加できたことを
家族に、周囲に感謝しましょう。今ここにいる子のなかには、
家族に問題を抱えていたり、大変な思いをしている子もいるかもしれない。
でも、このSummer Campで出会った仲間がいるんだから、
横に座っている仲間と一緒にお互い励ましあいながら頑張っていくんだよ。
このCampでみんないろんなことを学んで成長したから、
まだまだ頑張れるはずだよ。」
といわれると、子どもたちの目からは涙が
家族のことが恋しくなってしまった子もいれば、
自分の家族が抱える問題について考えた子もいます。
どの子にとっても共通していたのは、
このCampで出会った仲間がとても大切な存在になったということでした
3日間を終えたこの夜だったからこそ、
みんなの心にクヤビルの言葉が響いたのだと思います
この3日間がどれだけ充実していたかということを、
この瞬間、私も感じることができました
私は4日目の最後の振り返りには参加できなかったのですが、
エドゥケーターに聞くと、最後まで終えることができて、
いろんなことを学ぶことができて、
子どもたちみんな、大満足の4日間だったようです
最後も別れが寂しくて泣いてしまう子が続出だったとか
そして、プログラムの最後、修了証書と一緒に、
ACTIONがTATAGに寄付した「ACTION Tシャツ」が
子どもたちにプレゼントされました
Summer Campのリメンバランス(思い出として残るもの)
になったようなのでよかったです
このキャンプでの経験を生かして、
これからのそれぞれの地域で
他の子どもたちを引っ張っていってほしいと思います
みんな、修了おめでとう
フィリピン事務局
戸塚 真希