ストリートエドゥケーション近況♪
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
あっっっという間に7月の半ばですねー
あまりの早さにおどろきと戸惑いを隠せません・・・
また、半月以上もの間ブログを更新できず、
申し訳ありませんでした
今日から8月のキャンプ前まで
またこまめにブログを更新していきたいと思いますので、
みなさまぜひぜひご覧ください
先日、久しぶりにエドゥケーションに行ったので、
今日はそのときの様子をご紹介します
雨季に入ってから、雨が降ることの多かった週末
エドゥケーションは屋外の公園で行われているため、
あまりに雨がひどいとなかなか開催することができません
そのため、ここしばらくエドゥケーションのない週末が続いていました
しかし、先々週の日曜日は久々の快晴
久しぶりにあった子どもたちもみんな元気そうでした
この日はいつも通り、
小学校低学年、高学年、高校生に分かれて
グループごとにアクティビティを行っていました
まずは低学年グループ。
今日は「体のパーツ」について学びます
パーツの名前をタガログ語と英語でいいながら、
それぞれの役割について考えます
たとえば「目」
「もしも目が見えなかったらどうだろう目をつぶるとみんなどんな気持ち
」
と、アテジェイドが質問すると
みんな目をつぶって一生懸命考えていました


そのあとは、チームみんなで体全部を使って
「体のパーツ」表現するアクティビティ。
「耳」「鼻」「口」「舌」「足」・・・・・
つぎつぎにお題が出され、みんな必死
2チームで得点を競い合っていたので、
みんなおたがいの体を引っ張り合って
「あなたはこっちに寝っころがって」
「ちがうちがうこっちこっち」
「頭もっと傾けて」
と、一生懸命な姿がかわいかったです
ちなみに、これは何を表しているかわかりますか正解は一番最後に
最後は今日学んだことをテストで復習
次は高学年のグループ。
このグループは今日は栄養素についての勉強
自分たちが普段食べているものが
体にどんな影響を与えているのか、みんなで考えました
食べ物は大きく3つのグループに分かれます
①エネルギーのもとになる「Go Food」(炭水化物や糖類など)
②体の組織をつくる「Grow Food」(魚介類や肉類、豆類など)
③体の調子を整えたり守る「Glow Food」(乳製品やフルーツ、葉物野菜など)
このことについて勉強したあと、
理想の食生活についてみんなで考えたり、
クイズ形式でどの食べ物が
答えがわかったら紙に書いて、ダッシュ
①から③のうち属するグループに答えの紙を置きます
高校生組はというと・・・
正しい手の洗い方や
手が汚れていることで病気にかかるリスクなど
手を清潔に保つことの大切さを通して
「衛生」に関することを学んでいました
「おぉー、きれいになってるねー」
こんなふうに、エドゥケーションでは
読み書き計算といった普通の勉強以外にも
子どもたちがさまざまなことを楽しく学べるように
エドゥケーターたちが内容を工夫して実施しています
この日の内容は私も新しい発見が多く、
とっても楽しかったです
雨季の間はなかなか思うように
エドゥケーションを実施できないかもしれないですが、
1日でも多く1人でも多くの子どもたちに
参加してもらいたいなーと改めて思いました
またこちらのブログでもときどき
子どもたちの様子をお伝えしたいと思いますので
どうぞお楽しみにー
フィリピン事務局
戸塚 真希
5月&6月のHappy Birthday♪
みなさん、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
先日、ニニョスっ子へのバースデーメッセージを募集したところ、
過去キャンパーのみなさんが何人も協力してくれました
キャンプに参加してから何年も経っているのに
変わらずニニョスっ子を気にかけてくださるみなさん、
応援してくださるみなさんに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです
どうもありがとうございます
みなさんからのメッセージは、引き続き
私が子どもたちのもとに届けていきます
これからも子どもたちの応援を、どうぞよろしくお願いします
さてさて、そんな今日は久しぶりにニニョスっ子の話題です
5月にジョマリ、6月にMJ・ジェニファー・ぺ二ー、
キャンパーにもおなじみのこの4人がそれぞれお誕生日を迎えました
ジョマリにカードを届けに行ったときは
お昼寝中で手渡すことができなかったのですが、
6月の女の子3人組には手渡しすることができました
3人とも、懐かしいキャンパーからのメッセージにとっても嬉しそうでした
1人1人のキャンパーのことを本当によく覚えているニニョスっ子たち
キャンパーの名前を見ながら、サインネームを思い出し、
みんなで盛り上がっていました
ペニーは目が見えないので、メッセージを読んであげました
すると、「メッセージくれたみんなに、どうもありがとうって伝えてね」
とうれしい一言が
この場を借りて、みなさんにペニーからのメッセージをお伝えします
MJ&ジェニファー2人ともいい笑顔です
Happy Birthday
背が伸びてすっかり大人っぽくなったペニー(真ん中)
この6月から新学年にあがり、
それぞれまた学校に通い始めたニニョスっ子たち
ジェニファーはなんと今年から高校に進学です
ニニョスが運営している盲ろう学校は初等教育課程にあたるため、
盲ろう学校を卒業したニニョスっ子たちは
センターの外にある、オロンガポ市内の高校に通います
以前、ゆいがニニョスっ子の高校について記事を書いているので、
詳しく知りたい方はこちら
から過去の記事をご覧ください
ジェニファーのほかには、ネスリンという女の子も
今年から高校に進学しています
(ちなみに、下の写真の後ろ左端の女の子がネスリンです)
2人の真新しい制服姿も近いうちに写真でお伝えできればと思います
大変なこともたくさんあると思いますが、
みんなにはそれぞれ学校でいろんなことを学んでもらいたいですね
そして、元気にセンターから卒業していってほしいと思います
私もみんなの頑張りに負けていられません
子どもたちがきちんと学び続けることができるよう
サポートをしていきたいと思います
4人とも、素敵な1年を過ごしてねー
フィリピン事務局
戸塚 真希
TATAGのジュースバッグプロジェクト♪
みなさま、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
こちらフィリピンは雨季に入り、突然の雨が多くなってきました
今日は1日天気が悪く、
突如強くなった雨で私は全身おもしろいくらいずぶぬれに・・・
ズボンは2倍以上の重さになっていました
さてそんな今日は、TATAGの「ジュースバッグプロジェクト」
についてお伝えしたいと思います
2008年から始まったこのプロジェクト。
フィリピンではおなじみのアルミ製ジュースパックをリサイクルして
バッグをはじめ、ポーチやペンケース、ランチボックスなど
さまざまな商品をつくり、ACTIONのチャリティショップや
春と夏のキャンプ参加者への販売を中心に行っています
実は、ここフィリピンはポイ捨て大国と言えてしまうくらい、
残念ながらゴミの多い国です
町を歩いているといたるところにゴミが・・・
道には5mおきくらいにゴミ箱が設置されているのにです
日本人の私には頭にマークがつく、なんとも不思議な現象です。
ジュースパックのゴミももちろんたくさん落ちています
そこで、このジュースパックをリサイクルすることで、
ゴミが減り、地域の環境が改善することを目指しています
商品づくりに使えるものを選んで買い取り、種類ごとに分別します
そう、パックを買い取ることで、ゴミを拾い売って生活をしている
スカベンジャーの人たちの収入にもなるのです
また、このジュースパックでつくった商品を販売して得た利益は
TATAGの活動の資金として役立てられます
活動資金が増えれば、その分より多くの
子どもたちをサポートすることができますよね
環境美化につながるだけでなく、子どもたちへの支援の輪も広がるのです
なんと、それだけではありません
このジュースパックで商品をつくっているのは
実はTATAGが支援する地域のメンバーのお母さん。
そう、このプロジェクトは貧困地域のお母さんたちの
職業支援にもなっているのです
商品をつくることで、作り手のお母さんたちは
お給料を受け取ることができます
家計の主収入になるほど大きな収入ではないですが、
この収入が増えることで、今までよりも少し余裕を持って
生活することができるようになったり、
家の子どもたちが働きに出なくても
家族が暮らしていけるようになったりすることを目指しています
バッグを製作中のお母さん
というわけで、一石二鳥どころか
三鳥にも四鳥にもなるこのプロジェクト
なんとしても、もっともっと大きく安定した事業にしていきたいと思い、
昨年の赴任以来活動を行ってきました。
最近では新商品が増えたり、
関わってくれるお母さんの数が増えたりと
以前よりもさらに活動が活発になってきました
今後、こちらのブログでももっともっと
活動の様子をお伝えしていきたいと思います
そんな中、先月なんと事業が始まって以来のおおきな注文が入りました
注文してくれたのは、今年春にキャンプに参加してくれた
過去キャンパーのかすみ・すみか・かなの3人
現在高校生の3人は、帰国後も積極的に活動をしていて、
今年の学校の文化祭でフィリピンのブースを出すことになったそうです
その際にこのジュースバッグも販売してくれることになり、
なんと今回100点以上の商品を注文してくれたのです
これにはTATAGのスタッフもびっくり
はじめての大きな注文への対応に不安もありましたが、
先日、無事に商品を発送することができました
特に、作り手のお母さんは毎日TATAGのオフィスに通い、
一生懸命商品を作ってくれていました
数に間違いがないよう、箱づめの前に何度もチェック
今回の注文に対応する中でたくさんの課題も見つかったので、
TATAGのスタッフと一緒に1つ1つクリアして
より多くの人をHappyにできるような
プロジェクトにしてきたいと思います
また、支援者のみなさんにもさまざまな形で
このプロジェクトに関わっていただけるよう、
工夫していきますので、みなさん応援をよろしくお願いします
フィリピン事務局
戸塚 真希