ECCDプログラムが始まりました♪
みなさま、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
こちらフィリピンは引き続き大雨・・・
2日前に干した洗濯物もまったく乾きません
さて、そんな天気に負けないよう、
今日はECCDで元気いっぱい学んでいる
子どもたちの様子をお届けしたいと思います
今回ご紹介するのはオールドカバランにあるECCDの様子
ここ、オールドカバランは2010年夏のキャンプで
「階段の改修」ワークを行った地域です
キャンプ中の様子はこちら
の記事をご覧ください
⇒【記事】オールドカバランの階段完成★
この地域で、今年の6月からECCDプログラムが始まりました
子どもの数が多いため、以前から
ECCDプログラムをやってほしいとの要望が
地域のお母さんたちからあがっていました
そして、ついに念願のECCDプログラムがスタート
今年は約25名の生徒が通っています
ECCDに通っている地域の子ども
このECCDで教えているのは
キャンパーにはおなじみ、ビンセント先生です
先生歴も長く、オールドカバランは彼にとって
3か所目となるECCDです
どこのECCDもだいたい2人体制ですが、
今は先生の数も十分に足りていないため、
オールドカバランではビンセントが1人で担当しています。
しかし、子どもたちはどの地域も変わりなく元気いっぱい
兄弟そろって授業中に脱走をはかったり、
授業後のメリエンダ(おやつ)を待ちきれずに駄々をこねたり、
とにかく自由笑
それでも、先生のほうが一枚上手
どんなふうに話せば子どもが気を引くか、
どんなふうに教えれば子どもたちが理解しやすいか、
きちんと考えて工夫しているのがすごく伝わってきます
そのため、ほとんどの子どもたちは
最後まで授業に参加しているのですが、
中にはまったく集中できない子も・・・
そういった子たちは、授業の後に居残りレッスンです
お母さんたちにはうれしい、熱血先生ですね
先生が練習問題を用意してくれている横で、メリエンダと格闘中・・・
こちらは年長組やはり、集中力が全然違いますねー
ちなみに、今日子どもたちが学んでいたのは
1から10までの数字
年長組は簡単な足し算も勉強していました
フィリピンでは、小学校入学に
自分の名前がきちんとかける、
数を数えることができる、
簡単な足し算引き算ができる、
アルファベットを読み書きできるなど
クリアしなければならない項目がいくつかあります
そのため、子どもたちにとって
ECCDで勉強することはとっても大切なことなのです
オールドカバランでは、ECCDのプログラムは始まりましたが、
まだきちんとした教室はありません
子どもたちが勉強している場所は
地域のリーダーをしているお母さんの家の横のスペースを借りて
ビンセントとお母さんたちで準備した、手作りの教室です
囲いとしてつかっているカーテンもそうですが、
机もイスもすべて手作り
廃材や壊れたイスを修復して使っています
そのため、この地域からは子どもたちの机やイスを支援してほしい
という要望が先生やお母さんたちからあがってきています
今すぐに寄付をするというわけにはいきませんが、
TATAGと相談し、ACTIONとしても
なんらかの形でサポートすることができればと思っています
よく見ると木でイスの脚を補修しています
廃材をつなぎ合わせて作った机
机に向かって一生懸命です
まだ教室も机やイスもきれいで整ってはいませんが、
それでもこの地域にの子どもたちにとって
学ぶことのできる場所ができたということは
本当に大きなことだと思います
この手作りのECCDの教室で
ほかの友達と一緒に元気にたくさんのことを
学んでいってもらいたいですね
授業後のメリエンダ何にしようかなー
フィリピン事務局
戸塚 真希
ニニョスの奨学生
みなさまこんにちわ
フィリピンへ戻ってきて早2週間が経ちますが、
やっぱりフィリピンが好きだなと改めて感じたユイです。
友達や、子どもたち、お母さんが本当に温かくて、可愛くて、また頑張ろうと思えました。
今年も半分過ぎてしまいましたが、残りの半分も頑張ります
それでは、今日はニニョスの奨学生のことについてお知らせしたいと思います。
ニニョスには、去年からネリーサという女の子が、
前キャンパーの温かい支援により学校へ通うことができています。
以前のブログ→ニニョスへ通う新しい生徒 ネリーサ
今年からは、
西浦藍さんという元キャンパーの方も支援に協力してくださることになりました
彼女のことを応援してくださる方が増え、ネリーサも私も嬉しいです
そして、今年も無事奨学金支援がスタートし、
ネリーサは毎日楽しそうに登校しています。
メリアン先生とネリーサ
去年は、全然手話もできませんでしたが、
1年も学校に通いたくさん勉強したおかげで、今は楽しそうに手話をしていますし、
ネリーサのお母さんも手話を頑張って覚え、ネリーサと楽しそうに話しています。
今年も、去年のように頑張ってたくさん勉強して、
もっともっとお話し上手な素敵な女の子に成長してほしいです
今年も1年間頑張ってね
そして、文平さん、かよさん、あいさん、
今年も引き続きサポートをしてくださり、本当にどうもありがとうございます
これからも、ネリーサのことを応援していただけたら幸いです
フィリピン事務局
赤石ユイ
子どもたちの夢**
こんにちは
フィリピン事務局のまきです
こちらフィリピンは現在台風が上陸中
毎日毎日雨が続き、いたるところで下水の氾濫や
床上浸水などが起こっています・・・
そして、この間の月曜日にはなんと震度4の地震が
おそらくこちらの建物は耐震ではないため、かなり揺れました
こんなことが続いているので、
ホームステイでお世話になった地域や
家族・友達のおうちの状況がとても心配です・・・
落ち着いたら様子を見に行きたいと思います
さてさて、今回はTATAGが支援している子どもたちの
「将来の夢」についてご紹介したいと思います
チト 9歳 4年生
僕の夢は、学業を最後まで終えることです。
理由は、家族が貧困から抜け出し、
少しでもいい生活ができるようになるためと、
きちんとした仕事を探すためです。
僕は将来、警察官になりたいです。
警察官としての義務をしっかりと果たし、
フィリピンの国民を助けられるような
警察官になりたいと思っています。
自分の周りにいる人たちを助けられる人になりたいです。
ロウェナリン 10歳 4年生
私の夢は、看護婦さんになることです。
なぜなら、病気だけれど治療費を出すことができない
貧しい人たちを助けたいからです。
私は、今の私の家族のように貧しい家族を
助けられるようになりたいと強く思っています。
貧しい人たちの病気を治して、
みんなに元気をあげたいからです。
この2人は、現在ACTIONを通して
奨学金支援団体「Growing People's Will(GPW)」さんから
支援を受けて小学校に通っています
GPWさんのHPはこちら
からご覧ください
奨学生の子どもたちに関する過去の記事はこちら↓
エドゥケーターやお母さんたちに付き添われて
奨学生みんなで通学用の靴を買いに行ったときの様子
生活はとても大変ですが、
「勉強をしたい」という思いは人一倍強く、
学校の勉強やTATAGでのアクティビティに
積極的に取り組んでいる2人です
その頑張りがTATAGのスタッフの目にとまり、
現在、GPWの奨学金を受けることができています
みなさんはこの2人のメッセージを読んで
どんなふうに感じましたか
作文を読んで私が心を動かされたのは、
それぞれ自分の家族が抱える問題ときちんと向き合っていること、
そして、「夢」が自分のためだけでなく
家族のためでもあることです
私自身が小学生だった頃を思い出すと、
ここまで考えていたかというとそうではなかったように思います。
2人のメッセージからは教わることがたくさんありました
それぞれ持っている自分だけの「夢」
2人のような子どもたちがその「夢」に挑戦できるよう、
私ももっともっと頑張っていかなければと改めて思いました
フィリピン事務局
戸塚 真希