デニースの新しい矯正器具と新しいボランティアの子
みなさんこんにちわ
今日から9月突入ですね。恐ろしく毎日が早いです。
歳を重ねるごとに1年の速さが早くなると言いますがその通りだと思います。
今年もあと4ヶ月宜しくお願いします
それでは、今回はデニースの新しい矯正器具と、
新しいボランティアスタッフについてご紹介したいと思います。
まずは、新しいスタッフです!
現在フィリピンに在住のルーシー(右)22歳
彼女は、8月19日から約2年間ニニョスでボランティアをする予定です。
そしてニニョスでは、子ども達の世話や、手話を教えるそうです。
予定の19日よりも早くニニョスに来て子ども達と遊んでいる様子を見ると、
子ども達が大好きということがすごい伝わります。
これから2年間、どうぞ宜しくお願いします
次に、新しい矯正器具です。
左が古いので、右が新しいのです
デニースの成長に合わせて長さを少し長くし、素材も軽いものになりました。
デニースについては、こちら の記事(ページの一番下の記事)をご覧になってください。
最近は全く嫌がらずにはいてくれます
センター長のアテセリー(左)とお母さんと(右)
早く矯正器具なしで歩けるように、今は頑張ろうね
フィリピン事務局
赤石ユイ
ECCD建設プロジェクト近況★
みなさん、お久しぶりです
フィリピン事務局のまきです
8月4日~8月17日まで、
ストリートチルドレンワークキャンプの引率をしてきました
今回は参加者がとっても少なかったのですが、
女の子同士、毎日毎日おしゃべりに花が咲き
とってもにぎやかな2週間となりました
そして、このキャンプからECCDの建設もスタートしましたー
今回はワークの成果をご紹介しますね
建設地の詳細については以前のブログをご覧ください♪
【Before外】今回はこの空き家をECCDに大変身させるワークです
【Before中】ECCDは同時にお母さんたちの
ミーティングスペースにも変身します
地域の人たちに協力してもらいながらのペンキ塗り
窓枠と窓も隅々まで塗りましたっ
【After外】そして、ペンキ塗りは無事完了~地域の人たちと記念写真
内側もクリーム色できれいに塗られました
こんな感じで、今回のキャンプで目標としていた
建物の塗装は無事完了しました
次は、建物の横へのバランガイ(町内会のようなものです)用の
守衛所の設置、建物の後ろへのキッチンとトイレの設置と
作業を進めていく予定です。
(もともと守衛所として使用していた建物を
ECCD用に使わせてもらうため、
新しい守衛所をECCDの横につくることになっています)
以前、こちらのブログでもお伝えしましたが、
このECCDに通う予定の子どもたちは現在、
地域のリーダーを務めているお母さんのお家に通って勉強しています
しかし、机やイスがきちんとそろっているわけではなく、
黒板等もないため、環境が整っているとはいえません
イスを机の代わりにして勉強しています
今回のキャンプに参加したキャンパーも、
「早く整った環境でみんなが勉強できるように、ワーク頑張らなきゃ」
と言って、ペンキ塗りをひたすら頑張ってくれていました
また、子どもたちが頑張って勉強する姿を自分の目でみたことで、
キャンパーのみんなもECCDの必要性やプロジェクトの意義を
改めて実感することができたようでした
さて、来月にはECCDの建設費用を寄付してくださった
亜細亜大学ボランティアセンターのみなさんや
ACTIONの2回目のワークキャンプ参加者が
この地域を訪れ、ワークの続きを行ってくれます
みんなで力を合わせて、来月も頑張っていきたいと思います
フィリピン事務局
戸塚 真希
デニースその後
みなさまこんにちわ
今回は、デニースのその後についてお知らせしたいと思います
が、その前に、ACTIONの医療支援でよくお願いしている病院のご紹介をします。
マニラにある病院です
この病院では昔から、
口唇口蓋裂や内反足といった病気を患ってしまった子ども達に対して、
良心的な値段、対応で手術や診断をしてきていました。
しかし、そのような子どもの数が多いということ、
そしてもっとたくさんの人が来れるよう、きちんとした病院を建て直すことにしました。
それが上の写真の病院です。
ここへ通院しているデニースの患っている内反足という病気は、
マニラでは手術という判断を下す前に、
足首を柔らかくするためにセメントでがちがちに固めるのですが、普通の病院でしたら
1回1000円~2000円(年齢や足のサイズによって使うセメントの料が違う)かかります。
しかしこの病院でしたら無料です。
また、セメントで柔らかくなったら強制器具の装着をすすめられているのですが、
それも普通の病院でしたら4万5千円ほどかかるものが、
ここでしたら1万5千円ほどです。
以前のブログ
を見ていただければわかると思いますが、
フィリピンは病院に先生がいるというよりも
病院の中に各先生のクリニックがあるような感じで独立しています。
なので、デニースを診てくださっている先生も、
週1でこの病院へ通って内反足の子どもの治療や診断をしてくれています。
同じように、矯正器具を作ってくださる先生も、
週1で通い、必要な子に矯正器具を作ってくれています。
もう顔見知りの先生やスタッフも多いので、
ACTIONとしても安心してこちらの病院に子どもの手術をお願いすることができます
バスにもこのような写真が
それではデニースのその後についてお知らせしたいと思います。
今回も先生に足を診てもらいに病院へ行ってきました
この日は、病院に約10名の内反足の子ども達がいました。
ほとんどの子どもが初めてでしたが、
中にはここへ来る交通費が出せず来れなかった子や、
せっかく足が柔らかくなったのに
矯正器具を買えず足が戻ってしまった子などもいました。
年齢が上がると、足首を元に戻すのもとても時間が必要です
上の写真の子は、ここの病院を知る前、
他の病院で2度セメントの治療をしたことがあったそうですが、
ここの病院のように無料ではないのでお金がなく通院することができませんでした。
そうこうしている間にこの子も大きくなってしまい、一人で歩くことができず、
こんなに大きくてもお母さんに抱っこしてもらっています。
学校も恥ずかしくて今は通えなくなってしまったようです。
完治に時間はかかってしまうかもしれませんが、頑張って通院し、
早く学校に通うことができるようになるといいです
デニースはというと・・・
今までは、先生の顔を見ただけで大泣きしていたのにも関わらず、
今日は1度も泣きませんでした
不安そうな顔は何回かしていましたが、成長しました
今回も足には問題がないようですが、
矯正器具のサイズが合わなくなってきているようで
足の成長に影響がでないように、新しいもの作るよう言われました。
新しい矯正器具を作るために型をとります
昨日先生から、「器具できたよー」と電話がきたので、
明日さっそく取りに行き、デニースに届けたいと思います
フィリピン事務局
赤石ユイ