ニニョスのライブリーフッドプロジェクト
みなさまこんにちわ
今回は、前回のブログでご紹介したとおり、
ニニョスで行われているライブリーフッドプロジェクトについてご紹介したいと思います。
ニニョスは運営を全て寄付でまかなっているため、
運営はとても厳しく、不安定な状態がずっと続いています。
そんな状態を少しでもよくするため、
マンゴージャムやマカロン作りを行い、子ども達の教育費に充てています。
これ以外にアクセサリー作りや裁縫、
音楽やマッサージの指導など子どもの職業訓練も行っています。
手に職をつけるため、そして自立して生きていけるようになるため、
子ども達は全員訓練を受けることになっています
現在、ニニョススタッフのアテコニー、アテエデン、メリアン先生も
これらのライブリーフッドプログラムや手話を教えるために、
ミンドロという地域へ赴任しています。
そして、普段はセンターで販売&訓練をしているのですが、
今回は8月8日~12日まで出張販売があったので見学してきました。
オロンガポの市役所で販売しました
イケメンリチャードが販売すれば、売り上げもアップ?!
これらの食べ物の他に、マッサージのデモンストレーションも行っていました。
そして、その頃ニニョスは・・・
マカロンの生地です
この中に生地を入れます
アクセサリーつくりをするネリーサ
ジャンジャンも上手です
みんなで協力して作っていました。
みんなが心を込めて作ったものが、少しでも多くの人に気にいってもらえるといいです
そして、先ほど述べたマッサージの職業訓練ですが、
なんとニニョスに行けばやってもらるんです
って、キャンプ参加者の方はご存知ですよね
でも、私達日本人は、日本人プライスでいつもマッサージをしてくれています。
日本人の方には普通のお客さまよりも安くやってくれているので、
是非ニニョスへ来ることがありましたら、たくさんの子どもで心がいっぱい、
気持ちの良いマッサージで体も満足して帰ってください
ちなみに、このマッサージ代は、マッサージをしてくれた方の収入になります。
このように寄付だけに頼るのではなく、
スタッフが子どもと協力してセンターを支えたり、
センターの子ども自身自立できるようにさまざまな指導をしています。
もしニニョスを訪れることがあったら、
みなさんも是非これらのライブリーフッドプロジェクトに協力してみてください
フィリピン事務局
赤石ユイ
ニニョスに子どもが来るまで
みなさまこんにちわ
フィリピンへ来て約1年半経ったユイです。
詳細はエコミスモブログで今度紹介しますが、
8月よりエコミスモのお母さん達のエンパワーメント及び、
チームビルディングプロジェクトに関わることになり、日々奮闘しています。
大学でもこのようなことを専門に勉強してきましたが、
本と実践は全然違うということをまず体感しました。
そして、お母さん達に対して頭ではなく心で理解してもらうことの難しさや、
さまざまなことに気づかせる難しさを感じています。
でも、その代わり、自分はまだまだこんなに悩んだり、考えたり、吸収したり、
たくさんの感情を感じることができるんだと思うことができました。
たった1年半?1年半も?
この1年半という長さは、人によって全然重みや充実さも違いますが、
私にとってこの1年半はとても重くそしてすごく充実しています。
実は、今年で任期を終えるのですが、
それまで気を緩めず、もっと頑張っていきたいと思います
さて今回は、ニニョスへ来る子どもの背景について少しお話ししたいと思います。
ほとんどの子どもが、DSDW(社会福祉開発省)や、
地域のソーシャルワーカーによってニニョスへ連れてこられます。
それから、ニニョスで預かることができるかなど話し合い、決まります。
しかしそれ以外にも例はあります。
それは先日、私がニニョスへ行ったときの話しです。
私がニニョスへ着くと、警察官2名がニニョスのスタッフと話していました。
私が何かあったのか尋ねると、
「警察にしゃべれない子どもと大人がいて、通訳をしてほしい」とのことだそうです。
私もスタッフと同行させてもらい、一緒に警察署まで行きました。
警察署には、10歳くらいの女の子と、30歳くらいの女性がいました。
話しを聞いていると、どうやらこの女の子とその女性が、
人の携帯を盗み、ここに来ることになったようです。
女の子も女性も、町で物乞いをしている方々で、それで生計を立てています。
しかし、女の子は「人様のものは取ってない、神様に誓います。
その携帯も、私達が物乞いをしているから、ある男性くれただけ」と話していました。
女の子は間違えだらけの手話で、
手話講師のラリー先生ですら困惑しているときがありましたし、
アルファベットも読めないですし、自分の情報もほとんどわかりませんでした。
「親はいるけれどオロンガポから遠い、どうやって帰るのかもうわからない」
とも言っていました。
嘘なのか本当なのかまだわかっていませんが、事実関係を確認できたら、
「ニニョスで引き取ると思う」と、アテエミーは言っていました。
私も少しこの女の子と話をさせてもらいましたが、
嘘をついていてほしくないという気持ちと、これが事実であってほしくない、
つまり嘘をついていてほしいという気持ちがありました。
このように、ニニョスではさまざまな理由により、
子どものことを預かったり、ケアをしています
今回初めてこのような場に立ち合わせてもらいましたが、
現在ニニョスで生活している子ども達も、さまざまな過去を持っています。
しかし、まるで今まで何も問題がなかったかのように、毎日笑顔で生活しています。
もちろん、今も家や家族が整っていない子どもがほとんだと思いますが、
ニニョスの子ども達の笑顔がこれからもあり続けるように、
これからもACTIONはしっかりニニョスの子ども達をサポートしていきたいと思いました。
それでは、ニニョスについてまだまだお知らせしたいことがありますので、
次回は、ニニョスで行われているライブリーフッドプロジェクトについてご報告しますね
フィリピン事務局
赤石ユイ
ニニョスに遊びに来てくれてどうもありがとう
みなさまこんにちわ
こちらオロンガポは、いっこうに雨のやむ気配がありません。。。
週1でマニラ行っているのですが、天気が違いすぎて、
戻ってくるとげんなりしてしまいます
そして、今までアニメなどで見たことがあっても、
一度も体験したことのないことが起こりました。
通りすがりの車に、思いっきり水をかけられました
雨というか、滝が毎日降っていて、低い土地は道路がなくなり川状態になります。
そして、そんな道を歩いて帰っていたら、見事に水を全身にかけられました。
この間は、水で道があるのかないのかわからず溝にはまり、
車にひかれそうにもなりました。
雨はいいのですが、
せめて道が見えるくらいまでおさまってくれたらいいなーと切に願うユイでした
さて、今回は、最近ニニョスに訪れた方についてお伝えしたいと思います。
7月の終わりには、馬場さんと丹治さんという素敵な社会人の方が、
8月の頭には、前キャンパーのとみろーがニニョスへ訪問してくれました。
馬場さんと丹治さんは、子どもたちにと、
たくさんのお菓子をプレゼントしてくださりました。
今回、そのお菓子はニニョスっ子たちにあげることになったので、
私が届けに行くと、、、一瞬でなくなりました
そして、とみろーは、ゼリーとうどんを子ども達のために作ってくれました。
大雨の中本当に重かったと思いますが、
子ども達にお菓子や遊び道具も持ってきてくれました。
子ども達はいつも日本人のみなさんが来ることを楽しみにしています。
なので、そんな大好きな日本人のお姉さんやお兄さんが遊びにきたり、
戻ってきてくれると本当に嬉しそうです
今はキャンプとツアーの時期ですので、
子ども達は参加者のみなさんの到着を、本当に楽しみに待っています。
今回子ども達に会いに来てくださったみなさん、どうもありがとうございました
また戻ってきてくださいね
フィリピン事務局
赤石ユイ