デニースその後
みなさまこんにちわ
今回は、デニースのその後についてお知らせしたいと思います
が、その前に、ACTIONの医療支援でよくお願いしている病院のご紹介をします。
マニラにある病院です
この病院では昔から、
口唇口蓋裂や内反足といった病気を患ってしまった子ども達に対して、
良心的な値段、対応で手術や診断をしてきていました。
しかし、そのような子どもの数が多いということ、
そしてもっとたくさんの人が来れるよう、きちんとした病院を建て直すことにしました。
それが上の写真の病院です。
ここへ通院しているデニースの患っている内反足という病気は、
マニラでは手術という判断を下す前に、
足首を柔らかくするためにセメントでがちがちに固めるのですが、普通の病院でしたら
1回1000円~2000円(年齢や足のサイズによって使うセメントの料が違う)かかります。
しかしこの病院でしたら無料です。
また、セメントで柔らかくなったら強制器具の装着をすすめられているのですが、
それも普通の病院でしたら4万5千円ほどかかるものが、
ここでしたら1万5千円ほどです。
以前のブログ
を見ていただければわかると思いますが、
フィリピンは病院に先生がいるというよりも
病院の中に各先生のクリニックがあるような感じで独立しています。
なので、デニースを診てくださっている先生も、
週1でこの病院へ通って内反足の子どもの治療や診断をしてくれています。
同じように、矯正器具を作ってくださる先生も、
週1で通い、必要な子に矯正器具を作ってくれています。
もう顔見知りの先生やスタッフも多いので、
ACTIONとしても安心してこちらの病院に子どもの手術をお願いすることができます
バスにもこのような写真が
それではデニースのその後についてお知らせしたいと思います。
今回も先生に足を診てもらいに病院へ行ってきました
この日は、病院に約10名の内反足の子ども達がいました。
ほとんどの子どもが初めてでしたが、
中にはここへ来る交通費が出せず来れなかった子や、
せっかく足が柔らかくなったのに
矯正器具を買えず足が戻ってしまった子などもいました。
年齢が上がると、足首を元に戻すのもとても時間が必要です
上の写真の子は、ここの病院を知る前、
他の病院で2度セメントの治療をしたことがあったそうですが、
ここの病院のように無料ではないのでお金がなく通院することができませんでした。
そうこうしている間にこの子も大きくなってしまい、一人で歩くことができず、
こんなに大きくてもお母さんに抱っこしてもらっています。
学校も恥ずかしくて今は通えなくなってしまったようです。
完治に時間はかかってしまうかもしれませんが、頑張って通院し、
早く学校に通うことができるようになるといいです
デニースはというと・・・
今までは、先生の顔を見ただけで大泣きしていたのにも関わらず、
今日は1度も泣きませんでした
不安そうな顔は何回かしていましたが、成長しました
今回も足には問題がないようですが、
矯正器具のサイズが合わなくなってきているようで
足の成長に影響がでないように、新しいもの作るよう言われました。
新しい矯正器具を作るために型をとります
昨日先生から、「器具できたよー」と電話がきたので、
明日さっそく取りに行き、デニースに届けたいと思います
フィリピン事務局
赤石ユイ