2011夏ストチルキャンプのワーク地決定!
みなさま、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
来月からいよいよACTIONの
夏のキャンププログラムがスタートします
そんな今日は、今夏の
ストリートチルドレンキャンプのワーク地について
ご紹介したいと思います
今回ワークを行う地域は、「ローズベルト」という地域
今春の3月キャンプでホームステイを行った地域なので、
そのときのキャンパーにとってはおなじみの地域です
この地域はとにかく子どもがいっぱい
朝から晩まで、子どもたちの姿を見ないことはありません
地域の子どもたちとキャンパーのみんな
前回ホームステイを受け入れてくれた家族と近所の子どもたち
この地域でどんなワークをするのかというと・・・
ずばり、「ECCDセンターの建設」です
【ECCDセンターとは?】
小学校入学前の子どもたちが通う教室(幼稚園)です
フィリピンは子どもの数が多いため、基本的な読み書き、
数字のカウント等ができないと小学校に入学することができません
生徒数が多く、先生が面倒を見きれないためです。
そのため、小学校に上がる前の子どもたちが勉強できる場所が必要とされています
各地域には自治体が運営する
デイケアセンター(幼稚園)や私立の幼稚園もありますが、
子どもの数が多すぎるため定員オーバーとなってしまっていたり、
月々の授業料を払うことができず、
通うことができない子どもたちもたくさんいます
そこで、TATAGでは現在、
支援している貧困地域のうちの6か所に
授業料がほぼ無料のECCDセンターを設置し、
プログラムを実施しています
そして、今回7か所目となるECCDセンターを
この「ローズベルト」に設置することになりました
キャンプを2週間後に控えた先週の水曜日に
地域のお母さんたちによる定例外ミーティングが開かれ、
スポンサーの方からの寄付によってECCDが設置できるようになったこと、
キャンパーやスポンサーのみなさんが当地域を訪問して
ワークやホームステイをすること、
ECCDが設置された後の運営の仕方などなど、
さまざまなことについての確認・情報の共有が行われました
あれもう建物があるじゃん
と思った方、そうなんです
実は、この地域のバランガイ(バランガイとは、
町内会のようなもので地方自治体の最小単位です)
が土地の提供に全面的に協力をしてくれることになり、
今までバランガイの守衛所があった場所を
明け渡してくれることになりました
そのため、以前守衛所だった建物をそのままECCDの教室として
使わせてもらえることになったため、
今回のワークではこの建物をECCDの教室として使えるように
窓やドアを設置したり、教室内の壁のペンキ塗りをします
また、この建物の横に守衛所を設置するため、
その部分に壁を設置したり、建物の後ろにキッチンとトイレを設置し、
地域の子どもたちに対してFeeding Program(食事提供プログラム)
を実施できるように環境を整えることになりました
建物の横部分新しい守衛所を設置予定です
今回、この地域にECCDセンターが建設できることになったのには、
大きな理由があります
それは、亜細亜大学ボランティアセンターの皆さんが、
「チャリティフットサルのを開催して得た利益を
このECCDセンター建設のために寄付したい」
とサポートを申し出てくださったからです
この地域ではかなり前から
ECCDセンターの建設が地域からの希望として
あがっていましたが、なかなか実現には至りませんでした
しかし、今回アジセンさんのサポートのおかげで
ようやく実現できることになりました
現在、すでにECCDプログラムは始まっていて、
子どもたちは地域のリーダーのお母さんの
家の前のスペースを使って、授業を受けています
屋外のため、天気の良い日はいいですが、
雨が降ると授業はできません
また、なかなか授業に集中できるという環境ではありません
そのため、今回のワークキャンプで
なんとしてもセンターを完成させ、
子どもたちが安心して、集中して授業を受けられる
環境を作っていきたいと思っています
まだ私は授業の様子を見ることができていないのですが、
近いうちに一度見学に行って、また様子をご紹介したいと思います
また、今夏にはキャンパーのほかに
アジセンの有志の皆さんもスタディツアーで
フィリピンを訪れ、このワーク地を訪問して
ワークを手伝ってくださるとのことなんです
なんて心強い
みなさんとお会いできるのを楽しみにしています
また、キャンパーのみなさんに会える日ももう間近
今からわくわくしています
現地で最終調整をしながらみなさんを待っていますので、
気をつけてきてくださいねー
フィリピン事務局
戸塚 真希