スポーツフェスティバル開催★
みなさま、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
フィリピンの公立小学校は今日から新学期がスタート
約2か月のながーい夏休みを終え、いよいよ新学年の始まりです
さて、そんな新学期を迎える約2週間前、
5月23日~25日にタタッグが主催する
スポーツフェスティバルが行われました
昨年はたくさんのNGOが集まって行われた
スポーツフェスティバルに1団体として参加したタタッグですが、
今年はタタッグが主催し、
タタッグが支援する18の地域の子どもたちと
いつもエドゥケーションに参加している
ストリートの子どもたちが集まって行われました
タタッグだけといっても、これだけの地域から子どもが集まると、
その数はなんと選手だけでも100人をゆうに超え、
応援に来た子どもたちやお母さん、スタッフのみんなを合わせると
当日会場に集まった人は500人以上
会場は出入り自由なので、おもしろそうなことやってるな・・・
とふらっと立ち寄り観戦していく人も大勢いました
今回行われた競技は、バスケットボール、バドミントン、
バレーボール、パーティンテーロ、チェス、スクラブル、
リレー、100m走、サックレース、シーピットバオなどなど
屋内スポーツは半屋内のトライアングル公園で、
リレーなどレーンが必要なものは屋外のオーバル競技場で
それぞれ行われました
当日までの準備・企画や当日の運営スタッフは
タタッグのエドゥケーター&ボランティアの学生たち
毎週毎週ミーティングを行い、手分けして準備をしていました
当日の審判も地域の人にも協力してもらいながら
ほぼ自分たちで行っていました
会場にはこんなにたくさんの人が
チェスこれも競技の1つ
バドミントン
そして、競技を行うチームは全部で7チーム
ストリートの子どもたちで1チームのほか、
各地域を人数によって2~4地域ずつ6つのチームに分け、
いくつかの地域合同でチームをつくっていました
そのため、各チームごとに練習日を決めて、
どこかの地域に集まったり、近くの公園に集まったりして
当日までそれぞれ練習を頑張っていました
当日、私は仕事の合間に応援に出かけましたが、
各地域からも子どもたちが集まっているので、
今までにキャンプでホームステイを行った地域の
子どもたちやお母さんたちに久しぶりに再会したりと、
思わぬ嬉しい出来事もありました
オープニングプログラムとしてチアダンスのコンテストも行われました
ほかとは全く違う独創性を持ったオレンジチームが第1位
3月スタツアのホームステイ地域「タバクハン」を含むブルーチームは第3位
さて、肝心の競技ですが、
どの競技も本当に白熱していて
見ているこちらが夢中になってしまいました
とくにバスケットボールやバレーボールは、決勝までいくと大接戦
1点取られては取り返しの連続で、
最後まではらはらどきどきしながらみんなで応援しました
私はどのチームにもだいたい知り合いがいたので、
なかなか一方について応援するというわけにもいかず・・・
落ち着かずにうろうろしながらいろんなチームを応援していました
今回のスポーツフェスティバルでいいなと思ったのは、
タタッグの支援する全地域の子どもたちが集まって開催されたことです
普段は地域ごとでお母さんたちや
子どもたちのミーティングが開催されているため、
地域内では子どもたちはとても仲良しなのですが、
なかなか違う地域の子どもたちや
ストリートの子どもたちとかかわる機会がありません
今回はいくつかの地域で合同チームをつくったので、
地域を超えて団結し、頑張っていました
普段のミーティングとはまた違う雰囲気になるため、
ほかの地域の子どもたちとの交流は
かなり良い刺激になったのではないかと思います
また新たな出会いもたくさん生まれたことでしょう
そして、スポーツを通した交流というのが
またよかったのではないかなと思います
チームの目標が明確なので、
仲間みんなで同じゴールを見ることができますし、
自分のチームへの応援を通して1つのチームとしての
団結力も高まります
どのチームの子どもたちも声が続く限り
精一杯の声援を送っていました
また、自分のチームの試合がないときには
ほかのチームの応援もするなど、
チームを超えた団結も見られました
パーティンテーロで優勝したストリートチームの女の子たち
3月のストチルキャンプのホームステイ地域「ローズベルト」の
子どもたちを含むピンクチームも表彰されていました
今回のスポーツフェスティバルを通して、
改めて、こういったイベントが子どもたちにとって
とても大切なものだということが本当によくわかりました
ですので、これからもタタッグがこのような活動を
続けていくことができるように
さまざまな形でサポートをしていきたいと思います
フィリピン事務局
戸塚 真希