ALPHAさんスタディツアー①
日本事務局非常勤スタッフのうねおです

今回は、3月2日~3日で行なわれた学生NGO ALPHAさんの
スタディツアーの様子をお伝えすべく、こちらのブログに参上しました


*アクションでは、アクション主催のワークキャンプ・スタディツアーとは別に
日本の学生団体やサークル、その他有志のグループ向けのスタディツアーの受け入れ・企画等も行なっているんですよ~

ALPHAさんは、フィリピンで学校建設や教育支援をされている団体で、
活動拠点は東京の吉祥寺と、アクションの日本事務局ともとっても近いのです

(ALPHAさんのHPはコチラ)
今回は新たなワーク先決定のための視察・調査という事で、
ALPHAさんメンバー15名で2日間の弾丸スタディツアーを実施

『TATAG』の支援地域訪問や、ストリートエデュケーションに参加していただきました

そんな怒涛のスタディツアーの様子を、まずは1日目からご紹介します!



スタディツアー最初の活動は、TATAG代表クヤビルによるオリエンテーションです

支援地域を訪問する前に、オロンガポのストリートチルドレンの現状や
TATAGの活動についての話を聞きました。

TATAG代表クヤビルによるオリエンテーション

前日にフィリピン入り→翌朝、マニラからオロンガポまで3時間半かけて移動という、
なかなかハードなスケジュールにも関わらず、ALPHAメンバーの皆さんはとても元気

クヤビルや同席していたエデュケーター達に、積極的に質問を投げかけていました!
オリエンテーションの後は、ランチをはさみ
TATAGの支援地域の1つである“カラックラン”へ向かいます

今回のスタディツアーは、カラックランで、
地域のこどもたちとアクティビティ→そのままホームステイ
というプログラムになっていました

アクティビティは、ALPHAさんが日本から準備してきてくださったもの。
地域のこどもたちも、幼稚園のちびっ子からハイスクールのお姉さんまで、
幅広い年齢のこどもたちが集まりました!
今回ALPHAさんはおもちゃ作りを企画してくださったのですが、
さて問題!みんなは一体何を作っているのでしょう~



まずは折り紙で風船をおりおり


小さい子も折り方を教わりながら一生懸命折っていました


続いて紙コップ登場!「ははーん、そうやるのね」お母さん感心

じゃじゃーん



さて、こちらの班では別のおもちゃを製作中。この足・・・何か分かりますか?


正解はタコ釣り


完成したおもちゃでずーっと遊んでいたこどもたち。
メリエンダタイムも食べ終わった子から遊びを再開していました


(練習のかいあって、アクティビティが終わる頃にはけん玉名人が数名誕生

最後はみんなで将来の夢を絵に描くアクティビティ



とても絵が上手だった男の子


日本のおもちゃを作って遊んだり、絵を描いたり、
こども達は終始楽しそうで、みんなとても良い表情をしていたのが印象的でした!
ALPHAのみなさん、楽しい時間を本当にありがとうございました

さてさて!アクティビティの後は、ホームステイ先の発表です

ステイ先はドキドキワクワクのくじ引きで決定


ステイ先のお母さんと対面。お世話になりまーす

ステイ先が決まった後は各家庭へ移動し、翌朝までは家族の時間


長く濃かったスタツア1日目のプログラムも、ここで無事終了です

2日目も盛り沢山なプログラム内容

2日目の様子も写真盛り沢山でお伝えしたいと思います

2日目へつづく

はっぴーばーすでぃ★アテまる!!!
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
あっという間に2月も後半に入ってしまいましたねー
いつもながら時間の速さに大慌ての私です
さて、なぜかこの2月は3日に1回くらいのペースで
いろんな人のお誕生日のお祝いをしています
私の周りには2月生まれが多いようです。
かくいう私も実は2月生まれ
お誕生日前後はたくさんの人にお祝いしていただき、感謝感激でした
お祝いのメッセージをくださったみなさん、本当にありがとうございました
ご存じの方もいるかと思いますが、
フィリピンでは、お誕生日の本人が
自分がお世話になっている周囲の人や友達のために料理等を準備して
みんなをお家に招き、準備した食事をふるまいます
日本だと周囲に祝ってもらうのが普通なのですが、こっちは逆
おかげ様で、誕生日前後はこの風習をどうやって乗り切るかで頭がいっぱいでした
そしてそして、今日の本題
実は、2月1日の自分のお誕生日に
ニニョスっこのためにパーティーを開いてくださった方がいました
2011年春のストリートチルドレンキャンプに参加してくれた“まる”です
まるは今、自分の夢を実現して、
日本でたくさんのこども達と日々向き合うお仕事をしているそうです
フィリピンに来たときはちょうど就活の真っ最中だったまる。
フィリピンでいろんなことを吸収して日本に帰ったまるが、
いま、日本のこども達のために頑張っている・・・
現地で2週間一緒に過ごした私にとってはとっても嬉しいニュースでした
そして、日本での忙しさに毎日追われながらも、
フィリピンで出会ったこども達のことを忘れずにいてくれ、
自分のお誕生日の日に1万円サポーターとして、
こども達にパーティーをプレゼントしたいと連絡してきてくれました
【1万円サポーターとは?
】
自分のお誕生日や記念日に1万円を寄付し、
現地のこども達のためにパーティーを開いたり、
こども達のニーズに合ったサポート(学用品の支援や医療費支援などなど)
などを、現地のこども達のために実施する制度で、
これまでたくさんの人たちがこども達のためにこの制度を使って寄付をしてくださっています
詳細はこちら⇒アクションHP~1万円サポーター募集~
現在では、お誕生日や記念日以外でも、
チャリティイベントで集まったお金を寄付してくれる方がいるなど、
様々な形でサポートが実施されています
これまでにご協力いただいているみなさま、本当にありがとうございます
また、1万円サポーターに興味のあるみなさま、
ぜひ、アクションにお問い合わせくださいね
さてさて、本題に戻ります
ニニョスのこども達の反応はというと・・・
自分たちのことを覚えてくれている人がいる、
遠い日本からも自分たちを応援してくれている人がいる・・・
こども達にとってもすごーく嬉しいことでした
2011年のキャンプ当時ニニョスにいたこども達はみんな、
まるのことを覚えていて、とーっても嬉しそうに、そして懐かしそうにしていました
夕飯のBBQを準備中
パーティーを前に、すでにテンションMAXのこども達
こども達の中にはパーティーの当日にはアテまるが来る!と思っていた子もいたようで・・・
アテまるは日本にいるので来られないとわかると、
みんなちょっとしょんぼりしていました
とはいっても、パーティーなので楽しくお祝いしなきゃね
ということで、ニニョスのスタッフも頑張ってくれました
予算の都合上、ケーキを用意できなかったので、
かわりにこーんなにキュートなデザートを作ってくれていましたよー
こーんなにたくさんのごちそうがっっ
今回もニニョススタッフのアテエミー(右)が頑張ってくれました
メリアン先生&ニニョスっこもお手伝い
フィリピンタイムも健在
ということで、予定よりも小一時間おくれてパーティースタートです
まず最初はみんなで歌をうたってお祝い
デザートにろうそくを立て、火を吹き消すセレモニーもやりました
プレゼンターは同じく2月にお誕生日を迎えたララ&ハートウェル
1月にお誕生日を迎えた子も一緒にお祝いしちゃえーということで、
アラン&アテエデン(ニニョススタッフ)も加わって、火を吹き消しました
アテまる、お誕生日おめでとう
ララ・ハートウェル・アラン・アテエデンもお誕生日おめでとう
アテまるのプレゼントのおかげで、
2月1日はニニョスっこの笑顔と笑いのあふれるディナーとなりました
“今回のプレゼントは私がお世話になったニニョスにできる唯一のことでした”
と、私にメッセージをくれたまる。
でも、私は、
“2月1日にニニョスっこみーんなを笑顔にできたのは、まるにしかできなかったこと”
だとも思っています。
ニニョスっこたちのことを今でも応援してくれているまるだからこそ、できたこと
こども達に素敵なディナーをプレゼントしてくれて、本当にありがとうございました
これからも日本のこども達のために、
そして、フィリピンのこども達のために頑張る“まる”を応援しています
またいつか、フィリピンにも遊びに来てね
これからもニニョスっこ達の応援をどうぞよろしくお願いします
フィリピン事務局
戸塚 真希
デニースの治療経過ご報告^^
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
1月後半に入り、フィリピンでも朝晩は冷え込むようになりましたー
・・・とはいっても日本の寒さとはくらべものになりませんが・・・
さて、今回は久々に、
ニニョスのアイドルデニースの足の治療経過をご報告したいと思います
デニースは生まれてすぐのときからニニョスで過ごしている女の子
デニースのお母さんがニニョスで長い間生活をしているため、
デニースもニニョスでお母さんと一緒に生活しているのです。
ちょっとくらいのわがままは許してあげたくなっちゃうくらい、可愛いデニース
お利口さんにしているとまるで天使です
が、しゃべり、動き出すとチビデビルになります笑
ニニョスにいらしたことのある方はご存じだと思いますが、
超超超わんぱくな女の子なんですね・・・
今年度からはニニョスの敷地内にある幼稚園にも通い始め、
いままでよりもさらにおしゃべりな女の子になりましたよ
そんなデニースですが、
実は足に先天性内反足という病気を抱えています。
幸い、アクションの過去キャンパーのさわさんがデニースのために寄付を集めてくださり、
2010年の10月から治療を行っています
2010年当時のデニース。
治療を始める前はこんな歩き方でした
長い間足の側面を地につけて歩いてきたため、大きくはれ上がってしまっていました
デニースの紹介&ご支援いただくことになった経緯については、
前任のスタッフ・赤石ゆいのブログをご覧ください⇒「デニース病院日記」
治療を始める前は歩く姿が本当に痛々しかったデニースですが、
治療を始めてから2年がたち、
今では足の裏をきちんと地面につけて歩くことができるようになりました
この2年間、デニースの治療は本当に順調で、
この回復ぶりには病院の先生も驚き、そしてとても喜んでくださっています
(2012年1月)
このときもかなり良くなってきていました
(2012年6月)
新しい矯正靴をつくるための型どり。痛い治療ではないのですが、大泣きです
(2012年7月)
新しい矯正靴を先生につけていただいているところ
(2012年8月)
この内反足という病気は、
こどものうちはなんとか歩くことができますが、
大きくなるにつれて体全体を足が支えきれなくなり、
歩くことができなくなってしまいます。。
私が前任のスタッフから引き継いた後、
何度かデニースと一緒に病院に行っているのですが、
その際、デニースと同じ病気を抱えているたくさんのこども達に出会いました。
年齢が10歳くらいで、もうすでに自分では歩くことのできない女の子、
小さいときに治療をしていたけれど、
経済的理由から継続して治療を受けることができなかったために、
一から再度治療し直さなければいけない男の子、
生まれて1ヶ月くらいの赤ちゃん・・・
そんなこども達と出会う中で感じたのは、
小さいときから継続していて治療を受けることができているのは
とても幸運なことなんだな・・・ということです
もちろん、幼いデニースにしてみれば
この治療はとっっっっっても大きなチャレンジです
それでも、病院で出会ったこども達のことを思い出すたび、
デニースのことを継続して支援してくださる方がいてよかった・・・
と思わずにはいられません
デニース本人がこのことをきちんと理解し、
感謝できるようになるのはきっともう少し先のお話・・・
でも、彼女にはしっかりと伝えていきたいと思います
なお、最新のデニースの様子ですが・・・
なんと、今までお風呂の時以外はずーっと付けていなければならなかった矯正靴を
学校に通う間などはつけなくてもよくなりました
また、これまで毎月のように通っていた病院での定期検診も、
今後は半年に1回でよいことになりました
これまでデニースが泣きながらも一生懸命治療を頑張ってきたこと、
そして、デニースを温かく支援してくださっているさわさんのおかげです
さわさん、本当に本当にありがとうございます
一番最近の検診時の足の状態
治療前にあった左足のはれもほとんどなくなりました
まだ少し内側を向いていますが、足の裏はきちんと地面についています
(2012年11月)
治療をはじめて2年間で大きく前進したデニースの足ですが、
まだまだ治療の日々は続きます。
矯正靴が完全にとれるのはまだ5年ほど先と言われているのです
それでも、この変化を一番喜んでいるのはデニース本人です
もっともっと自由に歩けるようになるように、
これからも一緒に頑張っていこうね
さわさん、これからもデニースの応援をどうぞよろしくお願いいたします
みなさんもデニースの成長を温かく見守っていてくださいね
最後にとっておきの2枚をどうぞ
昨年6月に生まれた弟とのツーショットデニースもアテ(お姉ちゃん)になりました
ニニョスに通っているエイドリアンと
これからも応援をよろしくお願いします
フィリピン事務局
戸塚 真希