ペドリンとキエール。
みなさん、こんばんは
フィリピン事務局のまきです
こちらフィリピンはもうそろそろ雨季が終わろうとしています。
8月・9月のように雨が降り続くという困った天気はなくなり、
夜中に降ってもいても日中は晴れるというパターンが増えてきました
日中晴れてくれると洗濯物がきちんと乾くので、とっても助かります
今日は私(雨女)が洗濯したせいか、1日雨でしたが…
さて、今はちょっと落ち着いた天気が続いていますが、
先月末から今月頭にかけてはなんと大きな台風が2つも
アクションの活動地があるルソン島を通過し、
各地に大きな被害をもたらしました
この台風17号(フィリピン名:ペドリン)と台風19号(キエール)は
事務所やニニョスのあるオロンガポや
ジャイラのあるサンバレス州の近くを通過したため、
最接近したときの強風と大雨は
フィリピンに来てから今まで体感したものの中で1番すごかったです…
特に風は体重の軽い人は
飛んで行ってしまうんじゃないか…っていうほど。
(もちろん私は飛びませんでしたが。)
幸い、アクションのスタッフやジャイラやニニョスの子どもたち、
タタッグの地域等に命の危険につながる大きな被害はありませんでしたが、
台風が過ぎた後も5日以上電気が届かない地域や
水位がなかなか下がらない地域なども多く、
その勢力の大きさがどれほどだったかを再確認しました…
この台風で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りします。
そして、つい先日、台風が過ぎ去って
1週間以上たった街を歩いていると
あちこちで折れた木が解体され山積みになっていたり、
まだまだあちこちに台風の跡が残っていました
台風のときの強風であおられたままの形に変形した看板
こちらもかなり根元から折れています・・・
かの巨大ファーストフード店の看板にも大きな穴・・・向こう側が丸見えです。
事務所の近くの道にて。
この道は少し強い雨が数時間降り続くだけでも水があふれます
それでも、街はすでに
台風が過ぎ去った直後からいつもの活気を取り戻し、
たくさんの人が行き交い、マーケットには野菜や魚が並んでいます
台風前よりは値段も高騰し、
種類も減るなど市場にも大きな影響が出ていますが、
それでも街は台風前と変わらずに動いているように見えます
私はこの復旧の陰にたくさんの人たちのパワーを感じました
このパワーはこの地に住む1人1人の
生きるパワーなんだろうなと思うと、
なんだかすごく元気をもらいました
現実的には台風の影響を強く受けた地域の中には
復旧にかなり時間がかかっている地域もあり、
「もうすっかり元通り」などと軽はずみなことは言えませんが、
1人1人の持つパワーってすごい!と改めて思いました
私も微力でも社会にプラスのパワーを発揮できるよう、
頑張っていかなきゃ!とも思います
そして、1日も早く本当の意味で、
被害にあった地域の人たちの生活が元に戻るといいなと思います
すっかり平穏を取り戻したオロンガポの街中
フィリピン事務局
戸塚 真希
たくさんの寄付物品、ありがとうございました★
みなさん、お久しぶりです
フィリピン事務局のまきです
長らくブログの更新ができず、すみませんでした
あっという間にキャンプシーズンが終わり、
気づけば10月も3分の1が終わろうとしています…
今年も残り3ヶ月をきってしまったと思うとなんだか焦ります
さて、今回は日本の支援者の皆さんからの洋服やバッグ、
小物類などの寄付の配布が行われたのでその様子をご紹介します
これら日本からの寄付物品は
毎年春と夏のキャンプ参加者に協力してもらい
フィリピンまで運んでいます
今夏のキャンプでも大きな段ボールに入ったさまざまな寄付物品が
フィリピン事務所に何箱も届けられました
それに加えて、各キャンプやスタツアの参加者の皆さんが
帰国前にたくさんの洋服や文具、
生活用品等を寄付してくださいました
みなさん、本当にありがとうございました
さて、今回のこの寄付物品の行先はというと…
TATAGが支援する貧困地域の家庭に配ることになりました
その中でも特にいつも積極的に活動してくれている方たちや
日本人のホームステイを受け入れてくれている方たちに
お礼をかねて、渡すことになりました
ACTIONでもキャンプやツアーでとてもお世話になったので
このような形で恩返しができることになり、
私もとても嬉しかったです
そうと決まれば
と、各コミュニティーを束ねている
3人のコミュニティーオーガナイザーが
ACTIONのオフィスまで来て、
全家庭にきちんと渡せるよう配分し、
袋に詰める作業を黙々と…ではなく、
それはもうおしゃべりに花を咲かせながら頑張ってくれました
洋服・小物類など種類ごとに仕分け中…
地域名と家族の名前も入り、準備は完璧
この足の踏み場のなさに焦りましたが、最後は元通りになりました
おかげで半日でほぼ寄付物品は整理され、
次の日、さっそくお母さんたちを集め配ることができました
「こんなつもりでホームステイを受け入れたわけではないのに
こんなに素敵なものまでもらってしまって、なんだか申し訳ないくらい」
といいつつ、どのお母さんたちも本当に嬉しそうで、
今回このような形でお礼をすることができて、
本当によかったなと思いました
お母さんたちと記念撮影お世話になりました
靴の試着をするお母さんと子ども
今年、計3回のホームステイプログラムを
受け入れてくれた地域のみなさんありがとうございました
いつも思うことですが、
こんな風に私が現地の人たちの声に触れ、
笑顔に触れることができるのは、
日本からこうして支えてくださる方々がたくさんいるからです
みなさん、いつも温かいご支援を本当にありがとうございます
本当はこの現地の声や笑顔を生で
みなさんのもとまで届けたいのですが、
それは残念ながらちょっと難しいので、
このように随時ブログやACTIONの会報等で
ご報告させていただきたいと思っています
これからも引き続き、
温かいサポートをどうぞよろしくお願いします
フィリピン事務局
戸塚 真希
9月スタツア番外編
みなさまこんにちは
空港に到着して参加者さんとお別れだと思ったそのとき、
私たちに何が起こったのでしょうか?
なんと、国際便の入り口に向かおうとしたら、警備員に
「今日のフライトはオールキャンセルだよ!早く次のチケット取り直しな!」
と言い放たれてしまいました。
2、3秒頭が真っ白になり、そのあと
「えーーーーーーーー!!!!!!!」と叫んだのを覚えています。
この日は、私たちが利用していたフィリピンエアラインでストライキが起こってしまい、国内線・国際線全てキャンセルになってしまいました。
他の航空会社も台風の影響で動いていない会社もいくつかあったようですが、
ストライキでオールキャンセルってどういうこと??と一人で突っ込んでいました。
その後は私は、チケットブースで参加者みなさんのチケットを取りに出かけました。
ものすごい人で、チケットを取るための整理券を取るまで並び、
チケットを取るまでも果てしない順番待ちをしなければなりませんでした
私がチケットを取るまで約6時間待ってくださった参加者さん
全便キャンセルということで、チケットオフィスは人でごった返していて、
6時間でチケットが全部取れたのも早いほうでした。
もちろん、私一人ではそんなことできませんでした。
周りにいた日本人の方に本当に助けてもらいました。
助けてくださった方の一人が、
ACTION代表の奥さんの、大親友の方のお父様で、
何かの縁を感じてしまいましたし、とてもたくさんの方と知り合いになれたので、
またいつか違う場所で恩返しできたらいいなと思いました
そして夜になり、みんなでどこで宿泊するか決めたところ、
空港ということになったので、1泊空港で過ごすことになりました。
ここのゾーンが我が家でした
次の日の離陸まで、食事は空港内にあるカフェやジョリビーで済ませました。
ここまでジョリビーを食べれるとは思ってもいなかったので、
帰国する頃には完全に飽きていました
台風の影響もあり夜はとてつもなく寒く、時には雨風に打たれ夜をしのぎました
次の日、この場所を去る頃には、なんとなく寂しいねと、
ここの空港の椅子に愛着が湧いていた私たちでした
そして、この日はフライトは、参加者さんによって多少ばらついたのですが、
ちゃんと飛行機が飛ぶと言われたので、安心して参加者さんを見送ったところ、
なんと前日にストライキを起こした航空会社がまたストライキを起こし、
定刻よりもだいぶ後の離陸になってしまったそうです。
そのせいで、日本人のみなさんは夜の11時や12時に日本へ着きました。
つまり、そこから近くのホテルで延泊する方もでてしまいました。
ちなみに、10月2日現在でも、ストライキの影響で、そこの航空会社はまだ通常通り運行できていないようです
ツアー中毎日雨が続いたり、台風が直撃したり、
ストライキの影響で延泊してしまっても、一切文句も言わず、
むしろ明るく振舞ってくれた参加者のみなさんに、本当に本当に感謝しています
夜になり、疲れがでてしまっても、全員が全員を気遣って、
楽しい話しをしたり、雰囲気を盛り上げてくださったことにもとても感謝しています。
そして、「こんな経験二度とできないよね」とか、
「家で生活できない人の気持ちを初めて知ることができた」とか、
「ストライキの現場を初めて見れた」など、この状況下を悪く捉えないで、
みんな良く捉えるようにしてくれたことにも感謝しています。
全員がそのように振舞ってくれたおかげで、
最後まで本当に楽しいムードで過ごすことができました
仕事のあった方や、地方から来ていて日本から飛行機を
経由しなければならなかった方、学校や用事があった方がほとんどだったのに、
最後まで笑顔でいてくださり本当にどうもありがとうございました
そして、ツアー中は、たくさんの子ども達を笑顔にしてくださり、
本当に本当にどうもありがとうございました
みなさんのおかげ、本当にたくさんの子どもがハッピーになりました
しばらくは、ゆっくり休んでくださいね
フィリピン事務局
赤石ユイ