PED週間 運動会
障害者週間、最終日には運動会が行われました
競技はバドミントン、卓球、バスケットボール、絵画(運動会なのに…)、創作劇です
ニニョスのセンターに住むこども達は普段外出ができないので思う存分に動き回っていました
ニニョスパグアサセンターのみなさん
バドミントンのシングルの試合、がんばれー!
みんなが元気に動き回る中、そのなかでも印象的だったのが施設のお笑い芸人のアリエル。
一人でバスケに卓球にバドミントンに…ととにかく一人でちょこまかずっと遊んでいました。
お笑い担当アリエル。彼のコントをいつかお届けしたいです・・・
創作劇・・・事前に決められた歌にそって劇を発表しあいました
また、絵画部門では今回の障害者週間のテーマ
‘Kapag may Access may success“(もしアクセスすれば成功する)
このテーマにそって絵を描きましたニニョスからも二人参加しました。
絵を描いている参加者のみなさん
ニニョスの手話の先生はどんな絵を描くのでしょう?
完成
この運動会にはオロンガポ市の報道関係の方も来ていました
お昼休みや閉会式にニニョスのアイドルジャンビーが歌を披露したところ、
目に留まったようでなんと翌日ジャンビーの歌声がオロンガポ市のラジオで流れていました
ニニョスのアイドル、ジャンビー
また、印象的だったのがその報道関係の方。
実はフィリピンでは結構有名なラジオキャスターだそうなのですが、18才の時に交通事故で両足を失ってしまい、車椅子で生活しているのです。
話を聞いてみると「事故にあった当初は本当に絶望的で2ヶ月間引きこもりだった。けど、たったの2ヶ月間だけ。2ヶ月で自分はこの障害を受け止め、今まで通りに生きる事にした。生涯を持つ中で大切なのはみんなの理解や認識を得ることではない。もちろんあるに越したことはないけど。一番大切なのは自分がその障害を受け止めること。本当にこころから自分の障害を受け止められた時、僕にはもう怖いものはなくなったよ。」
と言っていました。
オロンガポ市のラジオキャスター ネルソンさん
ニニョスの子どもを含め、障害を持っている方と話していると「自分が障害をもったらどうするだろう?」と考える事があると思います。私もニニョスのセンターに行くたびに考えます。
でも実際に障害を持って強く生きている方たちと話したり、一緒に過ごしていると、自分のこの環境や境遇に感謝して今以上に、強く生きなければ…と改めて思います
この障害者週間を通して様々なアクティビティが行われました。
市の協力をバックに、これからもっと障害者への認識と発展のある社会であって欲しいなと思います。
表彰式にて・・・バスケット3位入賞
フィリピン事務局高橋でした
PWD週間-職業訓練(バナナチップ・ポテトチップ作り)
午後に行われた「バナナチップ、ポテトチップ作り」講座でも、実際に手作りの「バナナチップ、ポテトチップ」をマーケットで売っている方に来ていただき、作り方はもちろん、必要な資材や採算まで細かく教えてもらいました
作り方の説明をする講師の先生
参加している生徒さんたちはメモをとったり、つまみ食いしたり…と、とても真剣でした
バナナは熟れていないものを使うので包丁で皮をむきます
一枚一枚3㎜ほどの大きさに切っていきます
訓練に参加する生徒さん
私事ですが実際にバナナチップとポテトチップを一緒に作っていて、その油の多さに驚愕でした
一度たっぷりの油で揚げたチップスは冷ましてから水あめにつけ、またたっぷりの油であげるのです
これ以上にカロリーの高いお菓子はないのではないかと思うくらい油をいっぱい使っていて、むやみに食べる事が怖くなりました
みなさんもおいしいからと言ってバナナチップスやポテトチップスを食べ過ぎないようにしましょうね
とは言うものの、実際に出来上がったバナナチップとポテトチップはとてもおいしかったです
最後にみんなで試食しましょうとのことだったのですが、
できあがったあつあつのバナナチップとポテトチップにみんな我慢できず、あがった後即効食べていました
ニニョスパグアサセンターの職業訓練ではこれまでにマンゴージャムの作成、販売が行われてきましたマンゴージャムはとてもおいしく保存もきくので大好評です
そのマンゴージャムに加え、これからは今回教わったバナナチップとポテトチップも売れるようになればいいなと思います
フィリピン事務局高橋でした
PWD週間-職業訓練(ビーズ細工)
20日には障害者のための職業訓練として「ビーズ細工」「バナナチップ、ポテトチップ作り」講座が行われました
ビーズ細工はまずは趣味として始めて、それからビジネスとして成り立つようにたくさん経験を積んで訓練していきますビーズ細工を始めるにあたって必要なものや採算まで実際にビーズ細工を仕事にしている方が来て教えてくださりました
たとえば60ペソでマーケットで売っているサンダル。ビーズをつけることによって150ペソで売ることができるそうです
ビーズのついたサンダル
そのほかに自分のアイディア次第でバックやプレゼント用BOX、ビンなどビーズを使って様々なユニークな作品を作ることができるということでした
作品例)
ビーズの着いたバック1
バック2
プレゼント用BOX
ビン 何をいれるかワクワクしちゃいますね
髪飾りのシュシュ 完璧おしゃれ度アップです
今回はそのビーズ細工の中でも最も基礎的なアクセサリー作りをしました
ニニョスパグアサセンターの生徒さんたちの中にはこれまでに既にそのようなビーズ細工講座に出席し、実際にアクセサリーを作り、その作品をセンターで売っているという生徒さんもいます今回はベテランの生徒さんもいれば始めてビーズ細工を体験するという生徒さんもいました。
みな、ビーズが飛ばないよう扇風機の消された蒸し暑い部屋の中で汗をかきながらも一生懸命にアクセサリーを作っていました
ビーズ細工をする顔は超まじめ
プリントを参考にしながら作ります
出来上がったアクセサリーを嬉しそうに身につけていました
ブレスレットにピアス2つ作りました
生徒さんたちの作ったアクセサリーは現在各センターで購入することが出来ます
いろんな色や形のビーズを使ってとても可愛いです
オロンガポ市ではこの出来上がったアクセサリーをまずは市役所であるオロンガポ市のCITY HALLで売り、いずれかはマーケットに出展していきたいとのことでした
障害者のための職業訓練に市が全面的に協力してくれることはとてもいいことですよね