映画時々サッカー観戦ブログ -6ページ目

映画日記2024.66.バッドボーイズRIDE OR DIE



を観た。



日本だと「あぶない刑事」に近い、というかソックリな内容。バディかつ刑事もの。しかも刑事のキャラクターまでよく似てる。流石にどちらもパクりではないと思うけど。

最初はウィル・スミスではなくマーティン・ローレンスが主役だったことを今更ながら知った。

多分「家族の絆」をテーマに描いた作品。ラストは親としても刑事としてもどうかと思うけど、続編でそれを取り戻してくれることに期待。

2024明治安田J1リーグ第20節名古屋グランパスvs浦和レッズ

を観戦。

本来なら週末開催で5万人近くが観戦に訪れるべき試合。それが平日開催というのは、やはり去年の天皇杯が影響しているんだと思う。

今月いっぱいで豊田市駅前のメグリアが閉店。というわけでおにぎり



とフランクフルト



を購入。長年お世話になりました。本当にありがとう。



試合は、今回は浦和の方が一枚上手だった。浦和の左ウィングソルバッケンが名古屋の吉田をいいように翻弄。序盤に吉田がイエローカードをもらい、更に彼のミスから失点。その後もソルバッケンはやりたい放題だった。だから吉田は前半限りで交代。更に後半は内田退場で勝負あり。

名古屋の両サイドが穴だと読んで、サイドアタックを執拗に仕掛けた。名古屋攻略の教科書みたいな試合。浦和は4-3-3で名古屋は3-5-2。サイドはどうしても浦和が数的有利になる。だから名古屋は守備が後手に回り、内田と吉田は前半でイエローカードを貰った。

浦和もショルツと酒井が退団するなど、チームとしての状態は決して良くない。だから今回は浦和が良かったというより、名古屋が悪かったイメージが強い。今の名古屋はアンカー不在も問題な気がするけど、米本が退団して本当に大丈夫なんだろうか。多分、復帰する重廣、稲垣、椎橋、さらに森島。今年は彼等で凌いでシーズン終了後に稲垣退団。そして中盤の世代交代完了という腹づもりなのかもしれないけど、まだJ1残留を確信するには気が早いのではと思う。システムも4-4-2か4-3-3にして、相馬も復帰させるくらいする必要があるのではと思う。


あと浦和のブライアン・リンセンはこれまで何故か燻ってたのか分からないくらいいい選手だった。得点はなかったけど、ポストプレーでしっかりと貢献。ヴェルディも名古屋も、夏の補強で狙うべき選手。チアゴ・サンタナとポジション争いは勿体無い。

横浜フリューゲルスはなぜ消滅しなければならなかったのか



を読んだ。



あれからもう四半世紀以上経過。時の流れを感じつつ、やはり風化させてはいけないと改めて思う。

横浜フリューゲルスの前身となるクラブがどうやって生まれ、そこからどうやって横浜フリューゲルスになるのか。そしてどういう経緯を経て横浜マリノスと「合併」するのかが詳しく書いてある。

ヴェルディサポーターの立場からしても、李国秀、唐井直、更にはカズとヤスの父親といった馴染みの人物が多く登場するから、非常に読み応えがあった。多分、半分くらいの内容は登場人物の経歴紹介。それくらい多くの人が横浜フリューゲルスに関わっていた。

で、何故フリューゲルスがああなったかというと、やっぱり関係者の殆どが「Jリーグの理念」を理解していなかったからだと思う。その象徴が放漫経営。赤字をいくら生み出しても誰も気にしない。親会社から独立して運営しようという意志がまるでなかった。これは今のJリーグでも多くのクラブに当てはまるけど。そして運営が立ち行かなくなったら潰す。これも企業スポーツの発想。レベルを落としてでも存続させる意志がない。ヴェルディやベルマーレにはそれがあった。あの時、サンパイオや山口、楢崎ら有力選手を売り払って「J2に落ちます」と言えば、今でもフリューゲルスは存続出来たと思う。そもそも横浜フリューゲルスは全日空が「作った」クラブではないんだから、全日空はフリューゲルスの歴史自体を理解していなかったとも思う。

横浜フリューゲルスが無くなったのは勿論残念。だけどこの事件があったから、ヴェルディも2010年に起きた存続の危機を乗り切れたのかもしれない。フリューゲルスみたいなクラブを二度と出してはいけない、ヴェルディやJリーグ関係者の多くがそう考えていたのは間違いない。だからJリーグが直接運営に乗り出した。また自分も、ヴェルディがどんなに落ちぶれてもサポーターを続けてこられたのかなと思う。フリューゲルスサポーターはもう、応援するクラブがない。それに比べたら、応援するクラブがあるというのはそれだけで幸せなことなんだと実感させられる。フリューゲルス消滅は「反面教師」として今でもJリーグの「役に立って」いる。だから消えて良かったとは思わないのでそのあたりは誤解なきよう。

今年、ヴェルディがJ1に復帰して話題になった。ならば、横浜FCかYSCC横浜が横浜フリューゲルスを名乗ればJリーグ人気は劇的に復活するのでは思う。全日空はフリューゲルスの名前を横浜市やフリューゲルスサポーターに返すべき。そして横浜F・マリノスを横浜マリノスに戻すべきだと思う。もしそれが実現したら、90年代を超えるJリーグフィーバーが巻き起こる。そんな気がしてならないし、フリューゲルスにはその力があると思う。